粗筋の紹介(笑) いや、御手洗石岡の天国より野蛮をななめよんでくださればいいのですが。

いちお……作家のもとへ届いた1通の手紙。それは、ある事件の発端だった。作家の代りに断罪されていると訴える少年の手紙。少年に性的暴行をくわえるというある人物に作家は心当たりが合った。……

……目のまえで、少年を惨殺された作家は、(彼)によって助けられたが…


天国より野蛮――

      京極堂ばーじょん              よるの かいが


 

 

 

 

なにか囁かれている……なんだろう、ひどく、かすれた声で、……。

そんな場所で繋がるのは初めてだったか。だが、欲しくて欲しくてどうしようもなかったのだ。

関口は歯を食いしばった。

つらい。自分がおかしいことはわかる。でも、……されたい。もう二度と、目を開けることが出来なくなる。これを、肯定するにはいまこれに溺れるしかない。

「たすけて、……っ」

やみくもにもがく関口の体を京極堂が押さえつけてくれる。抱きしめられるくらいでは足りず、関口は泣きながら脚を開いた。

望んでいたところではなく、関口のうなだれたものに京極堂の長い指がかかる。繊細な動きで弄られて関口は悲鳴を上げた。

関口の腰がとたんに逃げる。京極堂はあえて追わなかった。薄笑って、関口を見る。京極堂の物は隆起してはいたが……こんなかれに欲情を覚える自分がひどく厭わしかった。

「いやなら、やめるかい?」

「……うっ」

目を瞑り、関口が死にそうな顔をした。

首を必死に振って、京極堂に手を伸ばした。

「……、京極堂」

黙って、首だけを振る。

ぼんやりとした目を京極堂にむけ畳の上に静かに横たわっている。微かに息づく白い胸と、そこから下の部分をさらして、誘ってくる。

なかなか重なって来ない京極堂に手がさし伸ばされる。どこに向かってのばされたのか、途中でそれはパタンと降ろされてしまった。目で、京極堂をのぞいてくる。弱々しいながらも熱っぽい目付きだ。

ぐっと肩を押さえつける。

首に噛みつき、走る震えを楽しんで、わき腹まで歯を立てつつ舐めとっていく。

京極堂は不機嫌な顔をもっと歪めた。
いいか、君が求めているんだから。どこへだっていってしまおうか……。

「気持ちいいかい?関口君……」

「アッ」

「気が済むまで付き合うよ。…こんな君もいいね」

「ひあ…っ」

乾いた指が痛かったのだろうか。ちらちら揺れる双丘が憎たらしいくらいで、片手でぐいとつかむと手のひらでもみこむようにしながら親指を突き入れたのだ。

両方から挿れて開いて、中を見てやる。そんな意図をもってさしこまれた手に親指の太さだって耐えられずに関口が許しをこう。

「痛い、よ…あ、はあっ」

「我慢したまえ。すぐ良くなるくせにだね…」

京極堂の声がくぐもった。関口の声は跳ねあがる。かぶりつくようにその部分に京極堂は口を寄せたのだ。自分の指に舌を添わせるようにして、唾液をなすりつける。

「っいやっ、ぃや……だよう、京っ…」

弱々しくもがく関口の体を押さえつけ、もっと奥まで舌をいれた。ぬるりとして、ほぐれてきた狭間に目論見どおり両手の親指を差し入れて、開かせてしまう。ぱっくりとくちをあけたそこに舌をねじ込んで、関口の震えを啜りとる。

「ひあ……」

関口の腰が痙攣した。達して、肩を振るわせる関口の中に今度はもっと奥まで探ろうと長い指を三本ともまとめてこじ入れた。

痙攣する。関口は京極堂と何度も呼びかけては失敗し舌をもつれさせる。汗が首筋から肩に掛けて吹き出して、肌をなまめかしく光らせていた。中も熱く潤んでいるように熔けてきて京極堂の指を締めつける。

「ふ、うっ、ああ、いいようっ、京極堂、京極堂っ」

「ほんとうかい、関口君。……こうされても?」

関口の喉がつまった音を立てた。指が引きぬかれ、京極堂の張り詰めたものがぐっと押し当てられる。関口の開いた後ろが震える。

緊張で息を詰めている関口を京極堂はじっと抱きしめていた。

どうなんだい、と意地悪く耳元で囁いて、腰をすりつけては引く。

ガクガクと首を頷かせ、すがるように京極堂を見てひらかれた関口の目が潤み、熱いものが滴っる。

熱いものがやっと侵入をはじめた。

関口は安堵感と開かれる苦しみに複雑な吐息を漏らした。

「ああ……いい、よ……くるしい…」

ぴったりと重なって腰をゆすりたてる。関口は、いつもとちがって酷く饒舌だった。始めてしまうとまともな言葉は一切口にできずうめくばかりの彼が、しきりに甘い声であえぎ続けている。

こわいよ……たすけて……。ああ、あの子がね…、首を締めてみてよ、京極堂……もっと、つよく、あっ、……………………………………もっと、中にいてくれよ、息をさせないでくれ、なにも考えたくないんだ・……………………………………。

 

「ひああっ」

あふれてきそうなくらい大量の欲望の証を防ぎとめたまま、京極堂は関口の中にいる。

「なんて甘い地獄だろうね、いや苦しすぎる天国かな……」

そうささやいても、もう関口の口からはまともな返答は帰ってこない。

一度も抜かずに何度彼の中に注ぎこんだだろう。京極堂が出て行こうとすると、関口が泣くのでどうしようもなく続けているのだ。

いいかげん欲望を吐き出し尽くした頭はもう冷静で、まだ熱の中にとどまったままの関口が切なくなる。

関口は京極堂よりももっと多く達している。すでに肉体的限界は越えていて、彼のものは快楽にもかすかに勃ちあがるだけで、吐き出す物はのこっていやしない。

それでも、達するらしい。

ひくんと関口のなかが京極堂を締めつけた。

「っつ」

京極堂の方が苦しげな声を噛んだ。もう締め付けに京極堂の雄のほうが苦しい。が、それでも関口の泣きながら求める声にかすかに力がもどってくる。自分の中でじわじわと大きさと熱さをます塊を感じて、関口が咽んで、背をくねらせた。

「だめだよ、巽…」

……それにしても、吐精したらこれが最後だろう。あまりに良すぎる関口の中の動きにたちまち熱を増してくる自分をいさめる。

「……関口君、色狂いに陥る要因を知っているかい?強姦の後遺症にはまま見られるものなんだよ」

 後ろへの刺激を求めて尻を擦りたてる関口の動きを封じるかわりにその胸を弄ってやる。

「強姦が快楽として受けいれねばならないのは、仕方ないことだ。征服されたって生きねばならない。ならば、それは快感になるしかない。そのとき快感は嫌悪感を麻痺させるためにある。そして……その快楽を繰り返すことでその経験の嫌悪を薄めるのさ」

 丁寧に全体を撫でまわし、肩へは噛みついてやる。あっ、と声をあげて関口が京極堂の頭を手で捕らえて自分の肌に押しつけてくる。

「君は今までだって、なんども繰り返している」

尖ってきたものを指で押しつぶし、つよくつねりあげた。

「ア、アアッ…ヒアッ」

「そう、忘れるためさ。これを君はわすれられるのだろう?

いいんだよ、関口君。酷いことをしたのはぼくだよ。起こったことなど忘れるがいい。ほら、こうしたんだ」

ぐっと首をしめる。充分に加減しながら。関口が目を開けて、誰が自分の首を締めたかその目に刻まねばならない。そう、関口は京極堂がそれをしたのであれば、なんの心配もなく、忘れられるのだから。

「僕には悦がっていいのだから」

「ああ……京極堂、……あ、ああ……いや…」

 

 

 


 

  

 

  いやあ、関口君でもいいよなあ……と思いまして……ちょっと反則です(笑)あくまでハナシはあのカップルで、のものですが……。でも、これでアリスもやりたい…やるかも……

   みんな読む!というカワリモノは、どこをどーかえてるか、ついきゅーしてみてください(笑)

    しかし今気がついたですが、関口、アリス、石岡…小説家だねみんな…そしてみんな受け…

よるのの趣味もろばれっす!