こーしょん!……ええと笑って許してください。アリスが酷い目に遭ってます。よるのはさどれす。好きな人はいじめたいの。火村さんもそうとう酷い扱いです。

――ちなみに暴力Hなので……甘さのかけらもないです。

  真夜中の悪戯     

 

 

 私の足がふらつくのを火村がしっかりと支えてくれている。

「大丈夫かよ、アリス、お前のみすぎだぜ」

私はなかば火村に頭を預けて歩いていた。久しぶりに二人で外に出て飲んだ酒は楽しかった。大阪の裏通り――本当は私はさほどべろべろに酔っているわけではないのだが、――酔いつぶれた様子でもしていなければ、男同士で支えあって歩くことなどできないではないか。

火村の肩に頭を凭れかけているので、彼の心地よい声が耳をくすぐる。

私は酔っぱらいの仕草で火村の胸に頬をこすりつけ、身体を預けるように縋り歩く――こんなことをするなんて、私は確かに酔ってもいるらしい。

上機嫌で私の背にさりげなく手を這わせていた火村が、不意に止まった。彼が足を止めたのがなぜかなどということはまるきり私の頭にかすめもしなかった。

火村は一瞬足を止め、私を抱く手にぐっと力がこもり、早歩きになる。

ややもつれている私の足には困難な速度だった。

いぶかしんだ私を火村が引き寄せて囁いた。

「アリス――」

火村の声に不穏なものを感じて、私は彼の顔を見た。

「どうしたん」

「――いや、気のせいかもしれないが――おまえ、走れるか?」

「え……うん、どうかしたんか、火村?」

火村がチラッと後方に走らせた視線を追う。4、5人の若者――どこにでもいるような流行の髪型と格好をした、まだごく若い年代の男たちだが。やや、派手な不良っぽい雰囲気でもあるが、そんな少年たちが連れだった歩いているだけだった。さっきから時折響いていた大きな笑い声は、彼らのものだったらしい。

「何や――どうかしたんか」

「まずい道に入っちまったな。この先――人通りねえだろ」

私の肩をつかむ火村の手にぎゅっと力がこもるのがわかった。私の酔った頭はそれでも事態を理解していなかった。

「アリス、――走れ」

火村が言い、私の腕をつかんで走り出したのにも身体がついていかない。後方をつい振り返ってしまい、私は息をのんだ。

殺到する少年たちの姿に、血の気が引いた。先頭の背の高い黒髪の少年は、角材のようなものを振りかぶっている。

数メートルだった距離が一瞬で縮まり、角材を持った少年が間近に迫る。

私は、立ちすくんで、その凶器が振り被られ、振り下ろされるのを、呆然と見守っていた。

「バカ――走れ!アリス、警察を」

火村が私をひぱって押し退け、少年から私を庇った。

「つっ――……!

「ひむらっ」

火村の肩に角材が振り下ろされる。

鈍い音がした。

少年は剣道のかまえのように、両手で棒を振り被ってかまえ、さらに火村を追い詰めた。

遅れて来たもう一人の少年が、私へ手を伸ばしてくる。薄暗いなかなので顔ははっきりしないが、茶髪で、やや小柄な少年だ。彼が私の腕をつかまえようとしてくる。彼は笑っているようだった。

その笑い声に私は本当に血の気が引き、身の毛のよだつ思いがした。私は彼ともみあい彼の手を振り解いて駆け出した。

角材やらで武装した少年たちに、手向かいしても勝てるわけはない。火村を助けるにも、警察へなんとか通報するしかなかった。

 

走り出した私の頭が白熱した。激痛に意識が遠ざかる。

かすれていく意識のなかで――火村の倒れこんだ姿に私は絶望していた。

 

         ****

 

どうなったんだろう――、開いた目にはなにも映らない。いや――薄暗いのだ。暗くがらんとした倉庫の高い天井が目に入った。

(ひむら)

呼ぼうとして、口が開かないことに初めて気がついた。ガムテープがべったりと私の口を覆っている。

手も足も動かなかった。――ビニールロープでがんじがらめにされているのだ。

物音がした。いやな、物音。

私は身をよじって、そちらを見た。

(火村っ!!)

髪をメッシュにした少年が、火村の腹に蹴りを叩きこんだところだった。

「うっぐっ……」

「ずいぶん抵抗してくれるやないか、黙って金ださんかい!連れてんのは女やないし、くそっ!」

そのメッシュの少年はそういいながら、二度三度と火村に蹴りをいれる。火村の拘束された体が跳ねた。

見ていられない――。

「ええ、いいじゃんアレ。――あっちはおれがいたぶってやろうっと」

多分、私を笑いながら捕まえた――あの茶色の髪の少年が私の方をみてそう言った。

「お、アリスのお目覚めだ。心配してたよ――死んでたら遊べないからさあ。強くいきすぎちゃったんだよ。ごめんね」

声にはやっぱり笑いが含まれている。

「げえ、やめろや、もおいいやんか――アサトさんさあ、シュミわりいよ。あのまんま財布とって転がしときゃええのに」

「どうせこんなとこまでつれこむなら女にしてよ、だよなー」

少年は4人だ。私は必死に彼らの特徴を覚えようとした。

アサトと呼ばれた、茶色い髪を男にしては長い――だが最近よく見かける長さにした少年。黙りこんだままの最初に火村を棒で殴った黒髪長身のやや年上らしい少年。

メッシュの、火村を蹴り上げていた関西弁の少年とその横でつるんでいる短髪をオレンジに染めた奴。

「だってえ〜、好みなんだもんな―、いいじゃん、おまえら見てれば」

 

――その少年が、近づいてくるのが私は恐ろしくてならなかった。

火村の悲痛な目が、私をじっと見ている。

 

 

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ええと続き読みたい方おりますでしょうか――(コワイ)

ええい、いなくてもかいちゃいますけど(笑)夜のさんのリクエストだから!

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われながら悪趣味・・な、若気の至りであー見なかったふりをしてください(土下座)な続きです。林間でヘンタイぷれい。スキモノのみ閲覧可。

18歳以上で、ヘンタイ小説くらい珍しくないわね? 

                     YES!  NO!