Sleep,lock up into my arm





 
 ・・まだ、ねむい。
眠気が残っているうちに目が覚めるのはゾロには珍しいことだ。たいがい、寝倒して日も高くなってからでないと、自発的に起きることなどない。
まだ朝にもなっていない。
海の端がかすかに白んでいるだけだ。
一瞬寝たりないその気分に不機嫌に眉をひそめかけ、すぐにそんな気分は消えた。
珍しく、となりにはまだ寝ているヤツがいる。頭から毛布をかぶって包まったままゾロの脇に身体を寄せている。
毛布の端からやわらかな金髪が零れている。
ゾロの身体にはなにもかかっていない。半ば脱げかけたシャツが残っているだけだ。
明け方の気温はかなり低いが、それが気になって目が覚めたわけでもない。
だが、ゾロでも一応寒いことは寒い。なにも毛布を一人占めさせておくこともないだろう。
毛布の間に手を指し入れて一人でぬくぬくと丸まっているサンジの身体を引き寄せた。
サンジごと毛布をかぶり目を閉じる。暖かさで心地よい眠気がもう一度押し寄せ、とても心地よく、ぐっすり眠ってしまうのが惜しいような気持ちでトロトロとまどろんだ。

その温かく心地よいかたまりがごそごそと動き出したのはそれからすぐだった。だいぶ空が明るい。
ゾロの腕を掴んで毛布を身体から退けようとしているようだった。
反射的に背中に回したままだった腕に力がこもる。
蹴り上げられればもちろんそう簡単にゾロにもサンジを押さえ込んでおくことはできないが、サンジはゾロが寝ぼけているとでも思っているらしい。
いったんごそごそしていた体が腕の中で静かになり、ゾロの腕から力が抜けたのを見計らってまたそこから抜け出そうとしはじめる。
どうやらゾロを起こさないように気をつかってもいるようだ。
目は半ば覚めていたが、ゾロは目を開かなかった。寝返りを打つような動きで起き出そうとしていた男の身体を引き寄せて上下をいれかえる。
「おい・・、放せよ」
「・・まだ寝てろ」
「バーカ。てめーとちがっておれはいつまでも寝こけてらんねぇの」
「まだ早ぇだろ」
「独りで好きなだけ寝てりゃいいだろ」
 じたじたと動く体を構わず押さえつけてゾロはサンジの肩口に顔を埋めた。
「・・おい。放せっての」
「うるせえ。ちっとじっとしてろ」
「・・なんなんだよ、テメェは」
毛布の下のサンジは昨夜のまま、何も身につけていない。背中を手のひらで辿ると不機嫌な唸りを発してゾロの脛を小さく蹴り上げてきた。
ゆうべ、途中で眠り込んでしまったサンジにとりあえず最後までは勝手に致したゾロだったが、いつもに比べて欲求不満が残ったのは確かだ。
いまさら思い出して余計に手を放しがたくなった。
だいたい、早朝にらしくもなく目が覚めたのもそのせいかもしれない。
サンジにも責任はあるだろ、と勝手なコトを思い、ゾロの手はますます意図もあらわに動き出した。
それに、いつもならコトを終えるときれい好きなサンジは身じまいして自分のハンモックへ引き上げるか、ゾロの隣で寝る場合も服は着ている。
「・・っ、なんだよ、朝っぱらから」
「テメェが悪い」
ゾロを押しのけようとする手を容赦なく押さえ込んで本格的に圧し掛かる。肩に歯を立てながらうしろを探った。先に寝込んだサンジの後始末をしておくほど、ゾロは気のきく男ではない。
昨夜のもので丁度よくそこは潤んでゾロの太い指をすんなりと浸入させた。
「・・っ、う、このっやめろってんだろがっ」
「うるせぇ」
 喚く唇を塞いで、そのよく動く舌を絡め取った。
 それでもサンジはゾロを罵ろうとふがもがと口を動かした。これはさっさと進めるに限る、と遠慮もためらいもなく、起きたときからそもそも最大限のカタチでうずうずしていたものを強引に押し込んだ。
 ぎゃ、という潰れたような叫びを上げてサンジはゾロの肩を掻き毟った。
「てんめぇ!クソヤロウッ、いきなり・・っ」
 ギャーギャーと喚きながらぶっそうな目つきでにらむがその目は涙ぐんでいてたいして迫力はない。
それどころか苦しげに息をついて急な浸入の痛みを堪えるカオはとてもそそった。
「アッ、ヤ、ヤメロ、」
邪魔な毛布を完全に押しのけて、明るい朝の日差しの中、いいようにサンジの脚を広げてその中心を揺さぶった。
ひとたび振り上げられれば破壊力抜群の凶器のようなその脚だが、さすがにその狭間にこれだけ大きなモノを奥深くまで差し込まれていては力も入らないらしい。弱弱しく甲板を擦るだけだった。
白い腿がゾロの動きにひくついているさまが朝の光にまぶしい。
ゾロは身体を起こすと繋がったままで、サンジの脚を持ち上げて引き寄せた。
「あっ、うぁっ!ア・・ッ」
無理な体勢にサンジは言葉にならない声を張り上げた。
膝裏に口付け、舌を滑らせる。真っ白くて、きれいに筋肉の張り詰めた脚がやたらと美味そうに見えたのだ。
「だぁっ、よ、よせってっ・・」
ゾロの目の前に立ちあがっているサンジ自身も張り詰めて今にも弾けそうだ。
コレはマズイ。
昨日のことを思い出して、ゾロはサンジの脚から手を放すと先にいかれないようにと、その根元を押さえ込んだ。
「ひっ、ぁ」
そのまま、キツク締めつけてくるサンジのなかを、つき上げ揺さぶる。
理性を手放したサンジの狂態に誘われるまま、一度では足りずにそのまま続け、ゾロが満足するころにはサンジは息も絶え絶えのありさまだった。