本の記録:呼吸器(肺)・外科
Books Log:ブ[ック]ログ
呼吸器(肺)・外科の部の書籍についてご紹介と感想をまとめます。また番外ですが、病院評価の部をおきます。
5月28日
更新:◆
2006年2月4日
幕末・維新史の部を独立させました。
呼吸器(肺)・外科の部
| タイトル | 著者 | 初版日 | 出版社 | 感想 |
|---|---|---|---|---|
| ◆機長が語るヒューマン・エラーの真実 | 杉江弘 | 2006年3月25日 | ソフトバンク新書 | 帯に「鉄道事故、医療ミス、株の誤発注・・・人は失敗を避けられないのか?」。1977年の航空史上最悪のカナリア諸島の事故で管制官の「オーケー」が問題、肯定も否定もあり事後禁止用語に。医療にも当てはまる。 |
| 大学病院でなぜ心臓は止まったのか | 読売新聞社 | 2006年1月10日 | 中公新書ラクレ(紀伊国屋) | 帯に「白い巨頭の蹉跌」。2004年まで東京医大 心臓外科で術後死亡4人あり、読売が特別チームで取材。医療者は必読。 |
| EBMの手法による 肺癌 診療ガイドライン 2005年版 | 日本肺癌学会/編 後援 日本呼吸器学会/日本呼吸器外科学会/日本外科学会/日本胸部外科学会/日本癌治療学会/日本医学放射線学会/日本呼吸器内視鏡学会 | 2005年11月 | 金原出版 | EBMとは根拠に基づいた医療、保険行政も推奨。抗癌剤が少し変更となった。 |
| 改訂 ドレッシング 新しい創傷管理 | 穴澤貞夫 監修 | 2005年8月25日 第2版 | へるす出版 | 1995年の初版後、日本創傷治癒学会・日本褥瘡学会ができた。看護師などの勉学意欲に眼を見張るという。第3章は「今や閉塞性ドレッシングが標準ドレッシング」と題されている。カラー図版が多くて9800円は貴重。 |
| 肺癌治療二頁の秘訣 | 藤村重文 編集 | 2004年10月25日 | 金原出版 | 「はじめに」で肺癌診療ガイドラインが出たが、根拠が明確でない部分も残され、これらを補足する意味で編纂とされる。見開きで各界の重鎮が意見やコツを述べており、役に立つ。ただし手術関係で切離(division)を切断(amputation)と混同している記述が散見される。 |
| 多職種チームのための周術期マニュアル1 肺癌 | 近藤晴彦 編集 | 2004年 | メヂカルフレンド社 | 編集者は静岡県立静岡がんセンター呼吸器外科チーフで運営者も築地のがんセンターで師事した。医師・看護師・技師など横断的に使える本。お勧めの1冊。 |
| 外科病棟・手術室のリスクマネジメント | 松野正紀、押田茂實、根岸七雄、編著 | 2004年2月5日 | 中外医学社 | 第1章.総論、5.手術と病院のリスクマネジメント、d.総合病院、D.院内感染、そして第2章 各領域のおけるリスクマネジメント、12.術後感染とリスクマネジメント、において外科感染対策がリスクマネジメントとして扱われており、珍しい。運営者が「手術部位感染の医療経済とリスクマネジメント」の依頼原稿で参考となる。 |
| 医療再生―ドキュメント「危機」の現場― | 日本経済新聞社 編 | 2003年1月23日 | 日本経済新聞社(BookDirect) | 2001-02年の日経新聞連載の単行本。74-75ページで運営者が「手術前日のカミソリでの剃毛」(バリカンの除毛と区別するため取材で答えた)を「大学で習ったやり方にこだわる」として掲載された。光栄にも第3章「良医を育てる」の中。 |
| 医療危機管理 | 安達秀雄 | 2001年5月30日 | メディカル・サイエンス・インターナショナル | 著者は自治医大の心臓血管外科助教授。医療危機管理学の必要性で医療危機の管理と、医学・医療の危機管理の統合を訴える。一読に価。 |
| 上手な情報検索のためのPubMed活用マニュアル | 編著 縣俊彦 | 2000年9月25日 | 南江堂 | PubMedとは米国国立医学図書館が提供する検索サイト。運営者も30年前の検索は電話帳のようなMEDLINEと格闘していたので隔世の感。採用分は発表のページでも活用。2005年でも役立つ。 |
| 肺がんカウセリング | 浅村尚生 | 2000年10月15日 | 南江堂 | 2000年発刊時に読んだが、2005年には胸腔鏡手術でやや情勢が異なる。むしろ患者さんが読んでためになる。 |
| 医者のためのロジスチック・Cox回帰入門 | 高橋善弥太 | 1995年7月9日 | 日本医学館(楽天) | カバー裏に「カイ自乗検定、t-検定、U-検定、カプライン・マイヤー法などの単変量解析を用いているが、これだけでは誤った結論を生む危険性がおおいにある。わが国の医学会の後進性ともいえる。」とあり、運営者も同感。2004年報道関係の調査でもカプラン・マイヤー法を指示するが、同様の危険あると思う。 |

病院評価の部
| タイトル | 著者 | 初版日 | 出版社 | 感想 |
|---|---|---|---|---|
| ◆いい病院2006(週刊朝日、別冊) | 朝日新聞社 | 2006年2月5日号 | いい病院2006(朝日) | 平成18年度から手術例数による診療報酬上の手術料の差別化が撤廃されるが、触れられず。米国では有意な結果だったが、国内ではエビデンス出ず。 |
| 病院機能評価受審領域別ハンドブック | 佐合茂樹ほか共著、産労総合研究所 編 | 2005年11月7日 新訂 | 経営書院 | 日本医療機能評価機構Version 5に対応。感染対策、針刺し(職業感染)対策、抗菌薬ガイドライン等、受審しなくても重要な課題あり。 |
| 最新 全国病院<実力度>ランキング 別冊宝島 | 宝島社 編 | 2005年7月20日発売 | 宝島社 | 2005年10月8日:肺がん部門、中国・四国9県でSCHは9位。山口県では2位。評価項目は治療力、緊急対応力、チーム医療の充実度、ケア力、リハビリ力、説明と同意力、および情報収集&公開力からなる。 |
| リピーター医師 なぜミスを繰り返すのか? | 貞友義典 | 2005年6月20日 | 光文社新書 | 著者はリピーター医師放置国家賠償請求訴訟の弁護士。事故後ムンテラしてごまかすことになる(本書94ページ)一方、251ページでインフォームドコンセント(説明と同意)が弁護と同じく重要という。ムンテラ(口頭治療をさす隠語)は時代錯誤? |
| 手術数でわかる いい病院 全国ランキング2005 | 朝日新聞社 編 | 2005年2月25日発売 | 週刊朝日[臨時増刊](3/10号) | 国に届けられた2003年1-12月の手術数の一覧。山口県の肺癌等ではSCHは執刀医は単一だが、山口大学に匹敵。 |
| 全国優良病院ランキング | 日本BP社 編 | 2004年10月4日 | 日本BP | 帯に「町のお医者さんが信頼する3161病院を一挙掲載!」とある。知らぬ間のアンケートだったが、勤務先も運営者も肺癌の部で掲載、感謝の限りです。 |
| 日経 病院ランキング | 日本経済新聞社 編 | 2004年6月25日 | 日本経済新聞社 | 帯に「医療事故や院内感染が相次ぐ中、安全管理は欠かせません。」とある。日経新聞の調査・記事の単行本。勤務先は安全重視の調査で全国47位だった。 |
| 初公開!データでみる「良い病院」 | サンデー毎日 編、福島安紀 著 | 2002年12月15日 | 毎日新聞社(amazon) | タイトル冒頭にあるように当時、見新しい病院一覧で「おわりに」でもアンケートで医師から反撃にあい、気が滅入ったという。セカンドオピニョンの受け方もあり、その後は耳慣れるようになった。 |

幕末・維新史の部
幕末・維新史の部を独立させました。