クロロホルム耐性細菌が腸内ミクロビオータ(IMB)を制御する

大腸内には嫌気細菌が住み着いている。そのなかには耐熱性の細菌がいる。これは芽胞と
いう耐熱性細胞(仮死状態の細胞)である。これはクロロホルムにも耐性であること
が明らかにされている。
このクロロホルム耐性細菌(CRB)が大腸の大腸菌(E. coli)と腸球菌(E. faecalis)を協力に制御している
ことを森下らが1976年に明らかにした。
下図は1980年にマウスでそれを証明した実験結果なのである。CRBはさらに盲腸のサイズを
正常にすることもわかったのである。CRBは腸のホメオスターシス(からだの正常平衡状態)を
保つためにも重要であるのだ。
図の解説をしておく;無菌のマウスに大腸菌と
腸球菌を投与して定着させただけのもの、さらにCRBを
追加して投与したものと普通に飼育しているものマウスの菌数と盲腸の重量を示したものである。