
赤ちゃんの健康と母乳とビフィズス菌
赤ちゃんは見るからによわよわしいが,見るからだけでなく,ほんとに弱いのだ.お母さんの助けないと一大事.お父さんにはその代用は勤まらないのだ.お父さんは「チチ」と呼ばれるが「乳」を出さないでしょ. でもいまは,母乳を出すお母さんは少ないので,このような理屈通用しないというかもしれないが,とにかく私の話を聞いてください. 本来は,赤ちゃんにとって母はまさに100人力,1000人力なのだ.母の乳にはゆたかな栄養だけでなく,病原菌の感染を防ぐ抗体や抗菌性物質などのたくさん有益なものが含まれているのだ. それに加えて母乳には赤ちゃんの守り神でもあるビフィズス菌の活力素であるオリゴ糖も含まれている.ビフィズス菌は腸内でオリゴ糖を発酵して酢酸と乳酸という二種類の有機酸をつくる.それによって腸内のペーハー(pH)をうんと下げるのだ.おなかの中が発酵乳のよう酸性になるのだ.これはおなかの健康にとっておおいにいいことであり,賛成なのだ たとえば,母乳栄養では大腸のペーハーは5.0程度,あるいはそれよりも低くなることもある.この程度の酸性になると,病原大腸菌は寄せ付けないのだ.ところが赤ちゃんと粉ミルクの関係はきっても切れない関係であることも否定できない.母乳がでない赤ちゃんもいる.だが粉ミルクは残念なことに人乳にはかなわない.神の恵みに従うのがいいに決まっている. ペーハーの点で比較しても,歴然としている.粉ミルクの場合には,ペーハーは約6.0〜6.5と母乳に比べて1以上も高いのが普通だ.こうなると,病原菌の増殖を防ぐことは容易ではないのだ. 母乳とビフィズス菌と赤ちゃんの健康は密接に結ばれているということ. |
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