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腸のコンピュータ

腸内細菌叢はコンピュータにたとえるとハードウエアとソフトウエアから構成され楽しい集団だ

 今日は脱線,というわけではないが,腸内細菌叢をコンピュウータにたとえてお話したい.腸内細菌叢の構成あるいは組織はハードウエアである.そして,腸内細菌叢を動かすものるいは腸内細菌叢に変化をもたらすものが,たとえば食べものが,ソフトウエアである.コンピュータ(ハードウエア)だけがあってもそれだけでは動かない.

 ハードウエアであるパソコンはメーカーによって性能は違う.さらに,基本ソフトOSに違いがある.腸内細菌叢も家庭環境や遺伝や両親や食べものによって出来上がる過程で違ってくる.出来上がる腸内細菌コンピュータのOSも当然異なる.つまりだ,腸内では細菌コンピュータとOSは一体である.
 パソコンはメーカー協定で部品を共通化している,あるいは統一したりしている.細菌コンピュータでも部品である細菌はある程度相互置換できるものである.それでもパソコンよりも個性は多種多様である.


ハードウエアの細菌コンピュータはできると同時にあるいは同時進行的OSによって動き出す.これがパソコンと違う点の一つである.成長型あるいは自在式コンピュウータだといってもよい.体の成長や食べものの変化に応じて作り直しがきく.乳児期の基本ソフトウエアOSは離乳期から 5,6才にかけて大編成が起き,おとなのOSに組み変えられる

 乳児のOSは乳児に個性があるように,遺伝的であり,家庭環境依存的であるのだおとなでもどうようである.遺伝,家庭環境,食生活などがおとなのOSは決定すると考えるのだ.当然おとなのOSも個性豊かになる.しかしながら,無制限に個性があるのではなくて,基本的な共通の法則があるので心配は要らない.

 つぎに,アプリケーションソフトである.これがあってこそ腸内細菌コンピュータは機能するのだ.機敏に反応する.細菌コンピュータのアプリケーションソフト(以下は単にソフトとする)の代表的なものは食べものである.摂取した食べものというソフトの種類に応じて細菌コンピュータはディスプレイに表示するようにように腸内において表現するのだ.それは同時にわれわれの健康あるいはからだのコンディションにかかわることになるのだ.

 ソフトは食べものだけではない.くすりや感染症やストレスなどもソフトである.われわれを取り巻くものすべてがソフトとして働くのだ

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