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腹八分に医者いらず

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テレビ番組は今グルメブームである。タレントの食べるシーンがよくみられる.あれは全部食べているわけではないだろうが,それでも心配だね.早死にするのではと.職業柄しようがないかもしれないが,時々断食して修正をしたほうがよいのではないか
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敬老の日にお年寄りが長生きの秘訣として述べている.「くよくよしない」,「何でも食べる」,「腹八分にする」など,日常生活の食べものや精神面に関する内容が多い.若さや長生きの秘訣となると一朝一夕にはいかないが,ここに示した三つの言葉には深い意味がある.昔から「腹八分に医者いらず」というが,このことわざは食べものがなかったために生まれたわけではあるまい.若さや長寿の秘訣は腸の健康にあることを昔の人は経験的に知っていたのだ.腸の健康が飽食によって損なわれるのだ.わたしたちはやっとそのことを悟らなければ成らない時がきたのだ.食糧が豊かになって感染症の脅威が薄らいだためでもある.

腹八分の効用,すなわち
節食の効用に科学のメスが入って,次々に明らかにされている.腹八分は医者いらずというように,長生きになれることが動物実験で証明されている.
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たとえば,ネズミを使って,腹八分ないし腹六分に節食させて一生飼育をすると,著しく長生きになる.また,傷の治りが早くなるし,発がん実験でも結腸癌の発生は少ない.
こうした現象の決め手は,節食するとからだ中のの異常酸化が少なくなることにあると考えられている.それを示すような科学的データがあるのだ.
なぜ,異常酸化が健康や長生きにマイナスになるというと,異常酸化に伴って発生する活性酸素が細胞膜やDNAを傷つけるからだ.長い年月の間には,このような傷害fが繰り返し起き,そのうちに完全には修復できなくて元に戻らないで,傷あとのように残る.これが結局老化として認められると考えれる.もちろん,生物は進化過程で体内の異常参加から逃れる仕組みを身に付けている.
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すなわち,SOD,カタラーゼ,GST-PXなどと呼ばれる抗酸化酵素がある.しかし,食べ過ぎると,これらの酵素の生合成が能力が低下して,老化につながっていく.
このような異常酸化の防止に腸内細菌も一枚噛んでいることがわかってきた.腸内のある種の嫌気性細菌は過酸化脂肪酸を分解する能力をもっている.しかもそうした嫌気性細菌は節食すると増加してくる.これは,節食が腸内環境を抗酸化状態にし,腸内細菌のバランスを改善し,腸内で起きる異常酸化を抑制するわけで,腸の健康にとって有益になる.
なんでも好き嫌いをせずに,しかも控えめに食事をとるすることこそ,健康で長生きするための秘訣であり,若さを保つ秘訣でもあるのだ.

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