炭疽菌:炭疽の原因菌はBacillus anthracisバチラス・アントラシスである.炭疽が正式な病名である.この病原菌は土壌に一般に生存している.休憩状態で潜んでいるのだ.「土壌病」ともよばれる.
芽胞:この細菌は芽胞の状態で半永久的に生きる.芽胞とは植物の
種子と同じである.胞子とも言う.カビの胞子という「胞子」である.病気を起こすにはこの芽胞が発芽して増殖しなければならない.
細菌の芽胞(胞子)は加熱に強いので普通に熱しても死滅しない.アルコール消毒でも死なない.しょうこう水、クレゾール硫酸液、ホルマリン水、塩酸食塩水、塩酸加石炭酸水などで消毒する..
侵入経路:接触によって皮膚に、食べものを介して口から腸に、空気浮遊菌を気道に吸い込んで肺に、感染する.致死率がもっとも高いのは汚染空気を吸って肺に感染した場合である.体内で増殖を介するとやがて血流に乗って全身において増殖する敗血症になる恐れある.早期にペニシリン系の抗生物質でたたく必要があるのだ.
アメリカの対策:郵便物が炭疽菌の芽胞(胞子)を多量に含んでいるのだ.危険な病原体の対策にしては、ほとんど何もしていないといっていい状態である.病原菌の汚染を受けた公共建物である.関係郵便集配所の手紙の類はすべて焼却処分し、施設内も所毒するくらいの措置をとるべきではないか.その上で、きめ細かい集配管理が必要であるように思う. |