
腸内細菌と有機酸
各細菌の種類(菌種)は特徴ある種類の有機酸をつくるが,共通のものもつくる.
腸内環境にはこれらの総体として存在する.同じ酸を有益な
菌種がつくるし,有害な菌種もつくることもある.
| 各種の有機酸をつくる細菌 下段に学名で記した |
腸内細菌が生成する有機酸の種類 |
Bacteroidess (15種類くらいの菌種がある) |
多量:酢酸,コハク酸, 少量ないし中程度:プロピオン酸,ギ酸,乳酸 |
Bifidobacterium (5,6種類程度) |
多量:酢酸,乳酸 少量:ギ酸,コハク酸 |
| Eubacterium (10種類程度) |
中程度ないし多量:酪酸,酢酸,ギ酸,乳酸(菌種によって主たる酸が2,3種類混合として) |
| これには以下のグループ (属名)がある Peptostreptococcus Coprococcus Ruminococcus Peptococcus Veillonella (数種類づつ) |
多量:酢酸,酪酸,プロピオン酸,ギ酸,カプロン酸,乳酸,コハク酸(菌種ごとに主な酸の混合として) |
| Clostridium (25種類程度) |
多量:酪酸,酢酸,ギ酸,乳酸,吉草酸(混合酸として少量もあり) 少量:プロピオン酸,イソ吉草酸,イソ酪酸 |
| Fusobacterium (10種類程度) |
多量:酪酸,酢酸,コハク酸,乳酸(酪酸と他の混合として) 少量:プロピオン酸,ギ酸 |
| Lactobacillus (5,6種類) |
乳酸,酢酸(乳酸単独か混合として) |
Enterococcus (2,3種類) 連鎖球菌 Streptococcus (5種類程度) |
乳酸 |
| Escherichia coli (大腸菌以外に類縁菌種が 数種類) |
乳酸,酢酸,ギ酸,ピルビン酸 |
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