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2009年11月25日

 ポメラの逆襲

うやく待望の「キングジム ポメラ」新機種が登場。「pomera DM20」
 これをもって旅に出たい。

 そういえば、かつて「まとめて本を読むために旅行に出る」というエッセイを読んだことがある。家では何かと気が散ったり、雑事に追われたり、家族に邪魔されたりする。列車の中だと読書がはかどるというのだ。

 そういうことなら、たとえば飛行機を3回くらい乗り継がないといけない遠い異国へ行こうとしたものの、その途中の乗り継ぎの飛行機がなかなか出発せず、空港に長いこと足止めをくらって、ほかにすることない、なんてケースがいちばん本が読めるのではないか。
 そんなとき『大菩薩峠』全20巻があればいいのだが。いまならキンドルか。

 中華映画の栄枯盛衰

のまえの日曜、NHKスペシャル「チャイナパワー 第1回“電影革命”の衝撃」 を見た。(番組について、このブログで内容を分かりやすく紹介している)

 なるほど、一時期、香港映画の監督や俳優が軒並みハリウッドへ行っちゃったけれども、いまはこぞって中国を拠点にし出したのだ。

 その一方で、イー・トンシン(爾冬陞)監督のように、中国ではいろんな制約(政治的な問題やタブー)があって思うように撮れないため香港に残る人もいる、と。

 ともあれ、スケールの大きな娯楽作は楽しみとはいえ、歴史ものや生真面目な作品ばかりではつまらない。かつての何でもありの面白さの香港映画はもう滅びてしまうのか。チンミー・ヤウが出るおバカな映画をもいちど見たい。

ここでクリアー

 大作アクション映画を見たくなったのだ

んなわけで、『チャイナ・レイク』は200頁をこえたあたりで事件が起きてから一気に読める。それにしても、この本の帯に「S・キング ガチ惚れ!」とあるけれども、もしかすると、ヒロインの兄の元妻の名が(キングの奥さんと同じ)「タビサ」だったからなのでは? そりゃ、タビサが狂信的集団に入って、問題を起こして……となってしまう物語なのだから、人ごとではなく読めるだろう。

 月曜日は勤労感謝の日なので、昨年「黒澤明監督没後十年特集」でやってたのを録画していた「七人の侍」をいまになって見た。
 きのうは、サム・ペキンパー監督「ワイルド・バンチ」。初夏に放送してた分をいまになって見た。
 きょうは某イベントが中止になったので、六本木のミッドタウンのサントリー美術館で「清方ノスタルジア」を見る。鏑木清方は 泉鏡花と樋口一葉の熱烈な愛読者だったという。その関連の絵が興味深かった。

 余裕があれば何か映画を見ようと思っていたけれども、時間があわず断念。ただいま今年出た時代小説をあれこれ読んでいるのだった。

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2009年11月21日

 落語は生で聴け

月号の「本の雑誌」の古屋美登里さんのコラム●こんな授業をしています「ゲストを招いて」で、早川書房の編集者の某氏とともに、広瀬和生さんという方を紹介している。広瀬氏は『この落語家を聴け!』(アスペクト)の著者。一年に千五百席以上落語を聴いているという。

 で、以前、古屋さんが印象に残った広瀬氏の言葉として、「落語は生で聞かなければ面白くない」「落語は健全な表現である」「死んだ奴は相手にするな」「歴史から入ろうとするな」「落語とは人間の業の行程である(談志の言)」などを挙げている。

 たしかに。
 とくにわたしが反応したのは「死んだ奴は相手にするな」「歴史から入ろうとするな」のふたつ。
 というのも、現在、もっぱら海外の「死んだ作家」を「歴史的」に読んでいるからだ。まぁ、そういうのは評論家や研究者がやればいいもの。まずは「いま書いてる作家の作品をどんどん読むべし」という意見は正論だと思う。

 もちろん、過去の名作やら歴史を追うのも大切というか、そのまま面白い読書になると思うけれど。要するに、なにか他人もしくは専門家の意見に乗っかって「お勉強」になってしまったり、半可通ぶるためだったりするのでは意味がない、ということだ。「いまここ」に通じない。

 いや、たとえば刊行されたばかりのハメット『デイン家の呪い』にせよ、藤原審爾『新宿警察』シリーズにせよ、いま出た本として読めばいいわけだ。それで素直に面白い(もしくはつまらない)と思ったなら、作者は生きているし、歴史にはなってない。

 ストックホルムの街並み

のあいだ、NHKBShiの「世界ふれあい街歩き」は、「ストックホルム」の街を紹介していた。録画したのを翌日になって視聴。なるほど、北の島と南の島、新市街と旧市街の違いなどを実感した。公園で遊んでいる幼い子どもの父親は六ヶ月の育児休暇中だという話もスウェーデンらしい。
 ストックホルムが舞台の作品を読む上で、すこしは助けになったかもしれない。

 もちろん、その街を知らなきゃ正しく分からない、なんてことはないわけだけど。警察官でもない(もしかすると現実とはまったく異なっていたり間違っていたりする記述だらけかもしれない)のに警察小説を読んでいるし、医療の現場などほとんど知らずに医学ミステリを読んでいる。しかも、それを「リアル」だ、と感じることがある。みんなデタラメかもしれない。

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 誤植なのか

ぶん、違っていると思うのだけど、メグ・ガーディナー『チャイナ・レイク』(ハヤカワ文庫)の表紙カバー裏の登場人物表のなかの、「タビサ………エヴァンの元妻、ルークの母親」は、「タビサ………ブライアンの元妻、ルークの母親」ではないのかな。

 冒頭、人物が入り乱れて分かりづらいので、つい人物表を見て確かめる。そこで読むのがとまってしまって、まだ先に進めない。

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 また今年も冬が来る

んなわけで、このあいだのテレビ朝日「アメトーク!」は「人見知り芸人」特集。ほとんど対人恐怖症のわたしは、そのまま共感する話ばかり。

 それにしても口の達者な芸人たちでさえ、初対面や馴れない人たちに対してあんな感じなのだから、極度の人見知りに加えまったくの口べただと、それはもう地獄なのだ。
 年齢を重ね、すこしは克服したり、楽な場に身をおく要領を覚えたりしたけれど。まわりがすべて知らない人ばかりで観光客という一種のお客様の立場で過ごせる海外のほうが気疲れしない、とか。

 なんかまだ話があるけど略。アメリカの Nintendo DSの新作ソフトにクリスティ「ABC殺人事件」があるとか。

 今月末はそこそこ忙しくなるはずが、某仕事の締め切りが延びたので、新刊のほかにこれまで読み逃したミステリを読む余裕が出来てうれしい。それでもロベルト・ボラーニョ『通話』(白水社)だのヤスミナ・カドラ『昼が夜に負うもの』(早川書房)だのといったものまではすぐにたどりつけそうもない。ノンフィクションはさっぱりだ。がんばります。こればっか。

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2009年11月17日

 「小説すばる」

月号の「小説すばる」誌は、第22回「小説すばる新人賞」の特集。

 いつもだったら最終候補作に関する選考委員の選評のみが掲載されている。
 ところが、なんと「新人賞応援企画 編集部からのアドバイス」として、「惜しくも最終選考まで至らなかった作品」について触れられているのだ。「光るものがありながら、何が足りないのか」を「編集部で真剣に議論した内容を一部掲載」したもの。(おそらく2次選考を通過しながら)最終選考には選ばれなかった15作についてのアドバイス。

 〈「謎」の解決があっさりしている。〉〈登場人物それぞれの悪意の描き分けが足りないので、深みが出ない。ちなみに両面印刷は読みづらいのでやめてほしい。〉〈とはいえ、作品に漲る熱さは大変な美点。胸打たれました。〉〈課題は二点。物語の発端である、主人公の過去の仕事への情熱が描かれていない。そのため、中途半端な立ち上がりになっている。……。〉〈現代のゴーゴリーを目指せる、とは言い過ぎか。〉……。

 1次もしくは2次予選を通過しながら、どこがダメだったのか、なにを直せばいいのか。これは応募者の参考になるだろう。
 もっとも、指摘どおりに直して別の賞に応募するのではなく、次の小説を書いて欲しい。そのあたりが難しいところか。

 女性の感性

うひとつ、第22回「小説すばる新人賞」で気になったのは、選考委員の選評だ。
 宮部みゆきさんは、「選考委員が六名で、女性の選考委員がもう一人いてくれたら、今年のダブル受賞の組み合わせは変わっていたかもしれない――と、繰り言も書いておきます」と述べている。

 たしかに、一般に女性と男性の感性は違う。はっきりと二分できるものではないけれども、まぁ、生物学的には当然ちがうし、社会的文化的という性差、いわゆるジェンダーの問題もある。
 で、小説についてもさまざまな違いがあるように思う。書き手も読み手も。

 鏡明氏が、ちょうど今月号の「本の雑誌」の連載コラム「連続的SF話●305 誤解がいっぱい」で、冒頭から「うーむ、女性作家、おそるべしである、生理的にどうも苦手であったのだが、たて続けに女性作家にはまってしまった。あ、時代小説である。SFとミステリは、まだ、苦手のまま」と書いている。

 しかし途中で、次のように断っている。「あ、女性作家が苦手というのは、女性作家だからいけないということではない。読んでいて、何だか波長が合わないな、と感じた作品の書き手が女性であることが、多かったという経験的なものである。男だろうが、女だろうが、面白いものは面白いのだし、駄目なものは駄目。それだけのこと。誤解のないように」と。

 そうえいば、先日の六本木の青山ブックセンターで行われた〈翻訳ミステリー大賞シンジケート〉創設イベント対談で、北上次郎さんが話していた。ジョン・ハート『川は静かに流れ』をとある読書会の課題本としたところ、半数が否定的だったという。
 で、正確なことは分からないが、たしかその読書会はほぼ女性ばかりだったのでは。

 もしくは、先日ある翻訳者に訳した本についての話を聞いたら、どうも評判は半々だった、という。
 で、これもわたしの推測にすぎないけれども、悪く言うのは、みな女性だったのではないか。

 というのは、たぶん『川は静かに流れ』ももう一つの某作品も、女性が理想とする男性主人公ではないからだ。男ならば、ダメ男の主人公に感情移入する人は多いが、女性にはその気持ちが分からない。そういうことではないかな。

 ついでに言えば、〈翻訳ミステリー大賞シンジケート〉のブログで、「書評七福神」というコーナーがあるけど、ひとりも女性がいない。せめてひとり、弁才天を。わたしが抜けてもいい。若い女性の読み手はいないのか。妹の力は重要だと思うのだけど。男と女では読み方がちがうのだ。まぁ、女性のなかでも意見はさまざまだろうけど。
 そういえば、まえに若竹七海さんが「女性のミステリ書評家がいない」ことに不満を申し立てていた(……って話を二年前にここで書いている)。とくに海外ミステリに強いって人は少ない。穂井田直美さんくらいか。もしくは大津波悦子さんとか温水ゆかりさんとか。うーん。あと、だれだっけ。名前を忘れていたら失礼。

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 わたしのベストワン

んだか、集英社の雑誌の話題が続くけれども、今月号の 「青春と読書」を読んで、とても喜んだ。巻頭エッセイが多田富雄氏によるものだ。なんと、多田富雄『ダウンタウンに時は流れて』が今月の26日に刊行されるではないか。

 これは、免疫学者で知られる東大名誉教授の多田富雄さんが、1960年代に留学し、アメリカのデンバーで過ごしていたときの思い出をつづった自伝的エッセイ集。デンバーのダウンタウンのとあるバーの常連となった多田さんが、そこで知り合った人々との交流を描いている。

 で、わたし、一昨年、連載中のこの多田氏の文章を読んで、おおいに感激したのである。じつは2007年の密かな我がベストワンの文章だった。どんな小説よりも、このエッセイに勝るものはなかった。

 なんというか、わたしがアメリカの私立探偵小説(日本でまとめて言うところのハードボイルド小説)を夢中で読むのは、なにもスーパーヒーローの活躍に期待したいのではないのはもちろん、主人公のワイズクラック(チャンドラー作品に代表される名台詞)やらそのマッチョやダンディな生き方(男のロマン)やらでもないのである。それ以外の何か、である。ローレンス・ブロックやスティーヴン・グリーンリーフやトマス・H・クックや(ほかいろいろ)……、を好んで読むのは、そういうことである。
『ダウンタウンに時は流れて』は、ほぼ全編わたしが求める「それ以外の何か」で出来上がっている。

 ということは、この本がまぎれもなくわたしの今年度のベストワンだ。

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 いつものこと

んなわけで、なんとか仕事が片づくと、そのあいだに出来なかった私用雑用が待っている。がんばります。

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2009年11月11日

 きょうは第一次世界大戦終結の記念日

うも最近のアメリカではティーン向けを中心としたヴァンパイアものが人気のようなのだが、日本でも受けているのだろうか。よくわからない。
 たとえば邦訳のある「トワイライト」のシリーズとか。

 Sookie Stackhouse シリーズとか Anita Blakeシリーズとか、ほかにも同じようなヴァンパイアもの(なのか?)はいろいろとあるみたい。ハリー・ポッターの次は、ヴァンパイア・ロマンスというような感じで読まれているのだろうか……。わからない。

 音楽の話題

のあいだ、ヤマハから「テノリオン」という楽器の低価格モデルTNR-O というのが出て話題になっていた。最初に出たモデルが約12万で、今度のが7万円なのかな? (「テノリオン」実際の演奏は、「テノリオンとは」のページの下のほうにあるデモパフォーマンスの動画をご覧あれ)

 と、こんなブログ「TENORI-ON開発日誌」もあるのだった。

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 音楽の話題 その2

たしが最近もっとも受けたのは、この「100人のジャンゴ」の映像だ。

 久しぶりにテンションがマックスまで上がってしまった。
 来年は、ジャンゴ・ラインハルト生誕百年にあたるという。めでたい。
 そういや今年、パリの音楽博物館でジャンゴが使ってたアコギが飾ってあったのを見て感激したのだった。

 これでまた久々にジャンゴ熱が高まってしまった。「マイナー・スウィング」を弾きまくろう。

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 いつまで宅配制度はつづくんだろか

年になって近所の毎日新聞の販売所(配達所)が閉店して、離れた産経新聞の販売所と一緒になった。わざわざ新聞を取らなくても携帯電話やパソコンでニュースは十分、という人はますます増えていくだろう。電子書籍端末もこれからもっと出てくるだろうし。

 わたしが新聞を取っている理由のひとつは、かならず本や雑誌の広告が載っているから。あと、自分が求めていない情報もたくさん目に入る。

 しかし、みんなが新聞を読まなくなると(もしくはネットなどで求めている情報のサイトしか見なくなると)、これまでのような本の広告宣伝ではダメなのだ。いや、すでにあんまり大きな影響力はないのかな。そのあたりもよく分からない。

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 きょうは小森のおばちゃま生誕百年だ

んなわけで、歳をとると、気圧の変化に体調が左右されてしまうのと、傷の治りがおそくなる。やれやれ。

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2009年11月6日

 やっと余裕ができた

りあえずの月替わり更新。いろいろと重なっていた大仕事も片づく。

 毎日がひとり大喜利になってしまうため

いもかわらず、くだらないことばかり次から次へと頭に浮かんでくる。Twitterとかけて「調理場のサザエ」ととく、そのこころは、「ただいま壺焼き(つぶやき)中」。おあとがよろしいようで。(わたしはツイートやってません)

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 海外古典の青空文庫

のキンドルはテキスト読み上げ機能を試すなど少しずついじっている。あと簡単な仏英辞書をディフォルト辞書に入れ替えることができるとかを、このサイト「キンドル(Kindle)とフランス語」で知る。

 そのほか、英米の古典文学なら作家の全作品を約3ドルで買えたりするので、研究者や愛好者には便利かも、と思う。たとえばシェイクスピアだのチェスタトンだのディケンズだの……。わたしはとりあえずコンラッドを入手。
 ミステリ系ならば、エドガー・アラン・ポー小説全作(3ドル)とかドイルのシャーロック・ホームズもの全作(約3ドル)とかヴァン・ダインのファイロ・ヴァンスもの全12作(約9ドル)とか、それぞれたった千円もせずに入手できるのだ。

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 ありがたや

んなわけで、今年も残り2ヶ月を切りました。なんとか今年の目標のひとつ、体力増強も少しは果たせたような。健康が一番。

 それよりなにより、今年は仕事に恵まれていた。やりがいのある依頼が多かった。いろんな意味で楽をさせてもらった。
 来年も恵まれますように。いや、まだ2ヶ月弱あるけど。

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