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4.営業のノルマの穴埋めのために... |
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竹下さん(仮名)は、着物販売を業とする会社に営業として勤務しておりました。 そこでは、基本給と言えるようなものはなく、完全な歩合による給与体系を採用しておりました。 営業により契約にこぎつけることができれば、その売上げの中から何割かの収入を得ることができるのですが、売上げがなかった場合には、交通費などの経費も自分で負担しなければならなかったのです。 |
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竹下さんの御主人は、自営で上下水道の孫請け工事をやっていたのですが、昨今の不況により、その売上げは年々減っていたこともあり、なんとか家計を助けようと仕事に出ることにしたというのが、そもそものいきさつでした。 また、すでに夫に内緒で生活費をサラ金業者から借り入れているという事情もあり、早めに返済をしてしまいたかったという理由もありました。 |
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ところが、そもそもそうした営業の仕事に向いているわけでもないことから、友人や親戚などをひととおり回ってしまうと営業成績もまったくあがっていきませんでした。 次第に上司や回りの営業レディの冷ややかな視線に耐えられないようになり、みずからクレジットを組んで着物を購入することを覚えてしまいます。 一時凌ぎのことだと割り切り、翌月の売上げで挽回しようと考えた竹下さんでしたが、実際にはそんな都合良く事は運びませんでした。 |
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結局、竹下さんは、生活費の不足を補うどころか、いつしか自分のローンの返済に追われるようになり、家計は火の車となってしまいました。 さすがに竹下さんの様子がおかしいと思った夫は、竹下さんを問い詰め、クレジット・サラ金110番に相談をすることに決めました。 総額350万円に膨れ上がった竹下さんの借金は、もはや自己破産手続を選択せざるを得ず、夫の協力のもと、破産の申立をすることになりました。 現在、竹下さんは、免責の決定を受け、債権者からの追求からも逃れ、元気に夫の仕事を手伝っています。 |