A.
紹介屋とは、名前のとおり、自分の店では貸さずに他の業者を紹介し、融資額の2割から3割にもなる高額の手数料をとる業者のことを言います。
来店した多重債務者に対して、簡単な審査をし、「残念ながらうちでは貸すことはできないが、他の店に話しをつけてやってもいい。」などと芝居をうち、単に審査の甘い業者を紹介するのが典型的な手口と言われています。
紹介した業者と共謀している場合もあるようですが、多くの場合には、「内々にやっていることなので、うちからの紹介だとは絶対に言わないこと。」などと条件を出しているようです。
換金屋とは、買取屋とも呼ばれ、多重債務者にクレジットカードでパソコンなどの換金性の高い家電や宝飾品などの高額品、金券などを購入させ、それらを半額かそれ以下の金額で買い取る業者のことです。
目先の返済に追われている多重債務者は、自分の借金が増えているだけだという現実を省みることができないのでしょう、期日の迫った返済に充てられる現金を受領することができるだけの理由で、換金屋の罠にはまってしまっているのです。
換金屋は、どの店でどの機種のパソコンを購入するのかという細かい指示を与えて、できるだけ換金性の高い物を買わせているようです。
そして、多重債務者から買い取った商品を、ディスカウントショップや金券屋に横流しして多額の利益をあげているのです。
そして、現在、もっとも問題となっているのが、整理屋と呼ばれる悪質業者であります。
整理屋は、前述したような広告のほか、「紹介屋」「換金屋」などから多重債務者を紹介してもらっているようです。
整理屋とは、来店した多重債務者の債務整理を、高額な手数料を受け取って行なっている業者なのですが、多くの場合、特定弁護士と呼ばれる一部の悪質な弁護士と提携しているのが実態のようです。
その特徴としましては、前述したような新聞折り込み広告や電話ボックスのチラシなどで宣伝をしているという以外に、弁護士本人は依頼人である多重債務者とはほとんど面談せず、事務長とか事務局長などという肩書を持った事務員が対応している点があげられます。
また、自己破産の申立てはせず、任意整理の方法を取ることがほとんどのようですが、後述するような本来の任意整理手続はせず、業者に受任通知を出したまま放置しているといったようなひどい例もあるようです。
弁護士が債務整理に介入することによって、業者は本人に対して個別に請求することが出来なくなることを利用した悪質な手口と言えるでしょう。
|