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オステオパシーってなに? 身体の痛みをとるためには ブログ(整体師のひとりごと) ブログバックナンバー
夕刊フジに掲載 夕刊フジ本文 リンクのページ 主な症状

(夕刊フジ本文)

腰痛・肩こり…。現代人の多くが悩まされる症状である。原因や症状は、人それぞれ違い、実はまだ不明なことも多いという、これらの痛み。
『お医者様でも草津の湯でも』取れぬ痛みに耐えかねて、鍛・灸や電気療法などの、各種療法に我々はすがりつくそんな中でも、器具をいっさい使わず、薬も用いないオステオパシー療法。手技だけで、人間の自然治癒力を引き出し、痛みを取り去るこの療法で、人気を集めているのが、その名もずばり、腰痛館(大阪市平野区)。館長の辻田浩志さんにお話を伺い、彼の明るいキャラクターにも“自然治癒力”を高めるプラスアルファが秘められていると見た。
(長谷川真理子)
 「サラリーマンから、この世界に入った、というと皆さん驚かれるんですよ()。でも僕自身が腰痛持ちだったもんですから、それがこの道に入る、そもそものきっかけだったんです」
 人あたりの良い、温和な語り口。終始、やさしい笑みを絶やさない辻田館長。
“腰痛館”という勇壮なネーミングから、館長って怖そうな人なのでは?と、おそるおそる足を踏み入れてみたら、「やあ、いらっしゃい」と、にこやかに招いてくれた。
 室内には、治療用の低いベッドが2台あるだけ、治療院にはつきものの電気治療機器もなく、とてもシンプルな診療室だ。でも不思議と、落ち着ける空気が漂っている。
東洋医学でよく言われる“気”というものが、ここには有るのだろうか?と思えたりもする。
 「僕は、中学時代にバスケットボールをやってたんですが、脱臼(だっきゅう=骨の関節がはずれる症状)をしまして、接骨院通いをしたんです。これが一番最初の引きがね、というか…この時から、各種療法に興味をもち始めましたね」
 後に始めた野球や、社会人になってからは、ゴルフ、そして仕事の疲労…とさまざまな原因が重なって、腰痛が持病になってしまった辻田さん。
 「鍼灸院、カイロプラクティツク、整骨院…といろいろなところに通いました。そうこうしている時に、東洋オステオパシー協会の理事長も務めておられる、早瀬久義先生の研究所に行ったんです。痛みを伴わないソフトな療法、オステオパシーに出会い、目からウロコが落ちる思いでしたね」

 さっそく、早瀬先生のもとに弟子入りした辻田さんだった。
 「オステオパシーというのは、アメリカの外科医によって開発された『手技療法』で、手だけを使って、やさしくソフトに治療するので、心身の緊張やストレスも取り除き、そのことによって自然治癒力も高めるんです。欧米では、れっきとした医学として認められていて、施術士は医師そのもので、実際アメリカには、オステオパシー医科大学が、15校ほど存在します」
 日本語に訳すと『整骨医学』。単純に、痛みのあるところだけにアプローチするのでなく、潜在的な患部を探り“痛みの根本原因”と向かい合ことを主眼にしている。
 「ひとくちに『腰痛』と言いますが、原因は千差万別です。ぎっくり腰・坐骨神経痛・腰稚分離・椎間板ヘルニア…と、多様ですから、まず症状と、その原因をつきとめなければなりません。あくまで十人十色ですけども、男性だと、疲性腰痛、女性の場合は、産後の骨盤のズレなど、何らかの原因で体にアンバンスが生じている、といケースが多いですね」
 膝や足に痛みを訴えて来る患者も、実は、原因は脊椎の下(=腰)ということもよくあるという。
 「膝が痛いからと、膝ばかり治療してもだめで、本当の患部はどこなのか、痛みのもとは何によるのか、見極める必要がありますね。オステオパシーの手法の中で、アメリカの外科医、ローレンス博士が考案した『カウンター・ストレイン』という方法があるんですが、これは、気持ちの良い姿勢を、90秒間じっと保持するだけで、筋肉の痛みを取り除き、背骨のズレを正常な状態に戻す、というシンプルにして、画期的なやり方なんです」
 思いがけないソフトな療術法で、意外であるが、実際に試してみると、本当に快い。これまでは、ひねりを加えたり、ストレッチ運動をしてみたり、「痛ててっ!」という感覚を伴う事で、効いているような錯覚をおぼえていたものだが。
 「他にも、人間の持っている筋肉のエネルギーを利用して、筋肉を弛緩し、椎骨の矯正を行う療法や、『頭蓋仙骨療法』という、脳脊髄液の循環不全によって起こる、いろいろな障害を改善する方法などがあります。いずれの療法も、当院の治療は、すべてソフトで、痛くないやり方なんです」
 患者にとっても、安心であろう。「痛いんじゃないか?」と、不安をもって治療院の門をくぐるのは、最初からマイナスだ。
 「世間には、多様な治療院があって、それぞれ長所があると思います。でも、どんなに良い治療であれ、リラックスした状態で受けてもらうことが、患者さんにとって一番だと思いますね」と断言するする辻田さん。
 「僕自身は、何より、もともと人と接したり、お喋りをしたりするのが好きなんですよ。その意味で、この仕事は僕に合ってるといえますね。治療のあいだも、患者さんとの語らいは欠かしません。患者さんも、それで精神的にも落ち着いたり、リラックスしてくださるんです。僕の、こんなキャラクターを活かして、患者さんとの信頼関係を大切にしていきたいですね」と、きっぱり。
 人間味あふれる彼を慕って、口コミで遠方からやってくる人も多い同院。今も年中無休だが、ますますの人気を集めてゆくのは間違いない。