インライン楽々スケーティング(更新2007年11月24日)
インラインスケートで長距離を走ろう
(上級者編)
どうしてみんなあんなに速く滑れるの?
どうして、50kmとか滑って疲れないの?って思っているあなた!
筋力以外に、あなたの「滑り方を変える」と解決するかも?
インラインスケートで今より楽に滑る方法
1.
なるべくパタパタ漕がないで「滑走時間を長くする。」
狭い道や坂道はしかたないけど、路面が良くて広ければ、滑走できるのでスケートに乗って楽をする。スピードも上がります。ゆっくり「押し蹴る」ので心臓にも筋肉にもやさしいです。いままで5回蹴っていたところを1回で済みます。
2.
地面を蹴って進むメカニズムを知って効率を上げる。
スケートの推進力は、左右の足に歩くように体重移動をした時に地面を蹴ってます。体重移動の少ない蹴りはちょっとしか地面に力がかかりません。濡れた道路では滑って蹴れないようなら、あなたは、そんな走り方をしています。右足に体重がある状態で左足で蹴っても推進力は生まれません。まず、蹴り脚にしっかり乗って身体を内側に倒しながら地面を「押し蹴り」ます。横に蹴るのではなく身体を斜め前方に必要なだけ倒し体軸方向に押し蹴ります。つまり体重の乗った身体の屈伸運動を使います。また、「瞬間的に蹴る」のではなく「ゆっくり足を伸ばして地面を掴みながら押し蹴る」と力の効率がアップします。表現が難しいです。遠まわりでも以下の練習をしてその感覚を会得するのが実は近回りです。(^^)
練習方法は、
1.
蹴り終わった右足を左足にすぐに引き付けて、左足でちょっと滑走させてから「少し足を曲げて重心を落としてから、身体を少し倒しながら左足を押し蹴って前右方向に身体を送り出します。」それじゃあ倒れてしまう?いいえ、片足でも円を描いているので遠心力でバランスが取れて倒れません。このプッシュを踏み出した右足で受けて滑走させます。踏み出しが大きくなるので初めは大きく蛇行してしまいます。まずこの大きな蛇行ができるようになってください。身体が道幅いっぱいに左右に振れながら進みます。これはプッシュと遠心力の調和を習得する初期訓練にかかせません。慣れてくると右に傾いた身体を早い切り返しで左脚の蹴りで中和させてほとんど身体は揺れないように直線で滑っているように見えます。スキーのウェーデルンのように。但し、スピードは上がりますが息が「はあはあ」して疲れます。路面が悪く滑走できないとか狭い道用です。
2.
パイロンを使ってパラレルターンができるなら、左右の外足一本で行う、片足に体重が乗る感覚がわかります。この時足を蹴ると今まで味わえなかったプッシュ感覚がわかります。
@では地面を瞬間的に蹴るだけで「蹴り押す」感覚がありません。
Aでは体重が乗っているので地面を掴んでいるため「押す感覚」でゆっくりしか蹴れません。自分の体重が路面に伝わる感じがします。でも、結局、片足で滑る最低限の筋力は必要ですが。。。
スケーティングの比較と考察
@ 姿勢が高いままでは、体重を乗せた蹴りになりません。アイスを調べたところ、初期のスケーティングは「ハの字」スケーティングと言うそうです、疲れてきたり意識しないで滑るとこうなりますが、スケート場のように広くないと使えません。ロングランの狭い道では、小刻みに滑走のすくないパタパタした滑りになります。
左右の滑走方向がばらばら(90度)で連続性がないので長く滑走出来ません。
【 肩幅程度の体重移動の八の字スケート 】 【姿勢を落とした強い八の字スケート】

「八の字」の角度は90度が基本です。真っ直ぐ進もうと、上の図のように45度ぐらいだと左右の体重移動に消費して推進力が目減りします。
【蛇行を使ったスケーティング】 への変化

【蛇行を使ったスケーティング】 プッシュのために足を曲げて重心を落とし、伸ばす。脚の屈伸を使った大きな体重移動と大きな蛇行。


@では、スピードを上げるためには、瞬間的に物凄い力を必要とします。地面を蹴っている時間が非常に短く方向がずれているためです。瞬発力を使うので「はあはあ息切れがして、心臓もバクバクです。」太ももがすぐにパンパンになります。Aでは屈伸をゆっくりにも速くにも自由にできます。ゆっくり滑りたいときは力を抜いてゆっくり押し蹴る、スピードをあげたければ少し力強く押し蹴ればよいです。地面を掴んでいるので脚の屈伸はゆっくりでも筋力がすべて推進力になるので思ったよりスピードも出ます。
3.低速と高速では蹴る方向が違います。
低速では、後ろ方向に蹴りますが、高速になると後ろに蹴っていては間に合わないので横方向に蹴りだします。身体を傾斜させて横に蹴って遠心力を使って加速します。後もうひとつ、最後まで踵で蹴ってください。そうするためには重心を落として、プッシュの最後は図のように円を描いて足を前に出すような感覚があります。これが出来てくると踵下のウィ−ルの減りが早くなるのでわかります。時速25kmぐらいになると本当に真横に蹴っている感覚です。また、プッシュは直線ではなく円を描きます。遠心力で傾斜した身体とバランスを保つためです。遠心力は目に見えないので外から見ていると身体が倒れていますが自分では真っ直ぐ立っている感覚です。ここが説明しずらい根本かも?
@低速(単純な直線蹴り) A高速(遠心力を利用した蹴り)
解説 : 動画@は、低速でも重心を落として蹴り脚伸ばしています。小さい蛇行です。わかり難いですが、蹴り終るまで受け足は着地していません。つまり、蹴り足に体重が乗ったままプッシュしてから逆足に体重移動してます。ほとんど手抜きの滑走ですが1度だけ重心を落とした強い左足のプッシュ(遠心力を使った蹴り)をしていますので見逃さないでください。また、赤い丸(重心)位置にも注目!左右に振り子のように規則正しく移動しています。動画Aは、右の蹴りは道が狭く不完全です。草を噛みそうで途中でやめてます。左は体重が乗った蹴りができて蛇行が強くなってます。ここまでくると見えてきましたね。インラインスケートは直線に滑っていては高速では加速できません。円を描いて遠心力で身体を傾斜させて、まず脚を曲げて靴に全体重を掛けてから真上に伸び上がるように蹴って(身体を持ち上げるように)はじめて加速できます。身体の軸をはずれて横に蹴るのは体重が乗っていなくて加速するには無理があります。高速で滑る時は大きな円を描いているので直線に見えますが錯覚です。大なり小なり蛇行しないとプッシュ(本当の蹴り)になりません。疲れるスケーティングはこの重心の移動が少なく直線に滑っているので蹴りのエネルギーが空回り(つま先蹴り)している状態になってます。直線に滑る方が効率が良いように誤解していて重心移動を極力押さえてすぐに乗り脚の真上に乗ってしまうと巧く蹴れません。
4.以上の練習方法では、左右に大きく身体が移動しますので広い路面の良いところで練習してください。最初は、今まで感じなかった地球の重さ(自分の体重)を感じてこんな重い物を蹴るのか?と思うでしょう。全然楽じゃないよ。。。と。だんだん路面を掴むコツがわかれば、手加減ができるようになり最小の力(遠心力を使って身体を傾斜させた蹴り)で最大の効果をもたらすでしょう。
5.次の段階では、実戦的に狭い道でも長く直線に滑る方法です。右足で外エッジで滑ってから内エッジに移って、からプッシュ。左足を接地して同様に外エッジで滑ってから内エッジに移ってからプッシュとゆうものです。→がプッシュです。プッシュ時にエッジが切り替わります。点線が頭の位置。外エッジに乗って長く直線に滑走します。右足だけ説明していますので左足は想像してください。強いプッシュで蛇行するところを外エッジに乗って遠心力で相殺して方向を変えて直線的に滑っています。(この説明でいいのか??物理の授業じゃないから ま!いいか。)道路の白線を使って練習してください。左右に身体が振れているか?足の運びはスケートが白線の右から左に移って、また右に返ってきているかなどチェックしながら滑ります。

動画拡大(浜ちゃん)
いろいろ言いましたが、結局アイススケートの長距離選手の滑りがもっとも効率が良いと言うことです。低い姿勢で、風の抵抗を減らしてゆっくり長いストロークで蹴りはパタパタせずにじっくり体重を掛けて押し蹴ってゆく。しかし、競技選手ではないので記録を出すわけではないのであんなに太い太腿を作るのは無理ですし、屋内の転倒しても大丈夫な氷上でもないので、無理な前傾姿勢も必要ありません。道路で余り前傾すると頭と地面が近すぎて、石を噛んだりした咄嗟の時に顔面を激突させる危険性もありますので適度にしたほうが良いと思います。また、向かい風では景色でスピードを計ると、遅いと感じて「余計な力」が入ってオーバーペースになってよけいに疲れるので、風を感じてください。いつも感じる風と同じならいつもの滑りをしているのでスピードが遅いのは向かい風の所為で自分の滑り方じゃないから「そんなの関係ない!」ぐらいで、いつもより力を抜いて2倍の時間を掛けて行けば良いと割り切ってください。私は向かい風の時は、別の事を考えていて気付いたら到着していた。てな具合でほんと関係ありません。
(後述)
実は私も100mmのスケートを履くまでは、この事に気ついていませんでした。ロングランで狭い自転車道を滑っているとパタパタしたほうが滑りやすいからです。しかし、長距離をこれでやるには強力な足の筋肉と心肺機能が必要です。また、100mmはパタパタするのには向いていませんでした。そこで、マスダさんマサさんの助言を得てフォームの改良に取り掛かりました。上記の滑走時間を長くする長いストロークの滑りです。結果、プッシュ(遠心力を使った蹴り)ができるようになってからパタパタしても今までより楽に滑れるようになりました。
おためしあれ。注意:慣れるまで時間が掛かりますがきっと後悔させません。楽しく楽々スケートへ。
解説には、表現や物理の法則上に間違いもあるかも知れませんがご容赦ください。独学で楽しむスケートをするための本や解説書が少ないので作ってみました。単に走るだけのロングランですが単純だから奥が深いから未だに続いているように思います。