赤坂憲雄『異人論序説』(03年5月28日読了)
 ジンメルから柄谷行人まで、様々なテキストを横断しつつ〈共同体〉の〈境界〉を指し示す「異人」について考察する。「序説」の書名の通り、問題への入り口を指し示しただけで終わった論点も多く、また、国境や民族を超えた事象を「異人」としてとりまとめるその手つきにも違和感が残る。だが、そのような問題点を抱えつつも、一種の蛮勇溢れる名著には違いない。(ちくま学芸文庫)




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