1年ぶりに復学した3年D組の平井郁子役の松岡きっこさん
  第3話「長く遠い道」に3年D組の生徒で、病気のため1年ぶりに復学した平井郁子役です。休学の本当の理由は、妊娠したためでしたが、、無関心を装う恋人の樋口友雄(高田直久)、金で解決しようとするその母親(風見章子)、寡黙に耐える父親(加藤武)に絶望を感じて、リルケの刹那的な詩を愛し、自分の殻の中に閉じこもります。
  松岡きっこさんは、1947年(昭和22年)2月11日に東京都で生まれました。7歳で劇団若草や東映児童劇団に所属して、映画なぢで子役として活躍します。1965年に映画『やくざの掟』がきっかけとなり松竹に入社します。その後も『顔を貸せ』(1966年)などのアクション映画に出演し、テレビでは『11PM』の司会を大橋巨泉とともに務めます。私はテレビドラマ『キーハンター』や『たんとんとん』が印象に残ります。
3年D組の自殺する大内文彦役の小林文彦さん
  第4話「空白の遺書」に3年D組の生徒で、空白の遺書を残して湖に投身自殺をする大内文彦役です。本を読みのが好きで、テニスをする目立たないが、人当りの良い生徒でした。家庭環境も良く、自殺した理由が判らず、生徒たちの中に生きる意義を問いかける波紋を呼び起します。
  小林文彦さんは、1956年(昭和31年)10月22日に東京都昭島市で生まれました。テレビドラマ『ハレンチ学園』や『青春を突っ走れ!』などに出演しています。特に石立鉄男さんの主演した『パパと呼ばないで!』では、安武右京(石立鉄男)の下宿する精米店の高校生の長男の昇役は印象に残ります。
3年A組の秀才・谷川徹役の千葉裕さん
  第5話「重いカバン」で3年A君の秀才・谷口徹役です。亡き父親の意思を継ぐ為に医科大学を目指して勉強しますが、受験勉強の過労が祟り、1ヶ月間病床に臥します。
  千葉裕さんは、1956年(昭和31年)9月19日に東京都世田谷区に生まれました。小学生の時に劇団に入ったのが縁となり、1970年に映画『ハレンチ学園 タックルキスの巻』で山岸八十八役やテレビドラマ『飛び出せ!青春』『白い秘密』などに出演しています。私はテレビドラマ『われら青春』の神野吾郎役と『Gメン75』の田口刑事役が印象に残ります。現在は沖縄でダイビングなど幅広い事業を行なっています。
3年A組の秀才・来宮陽子役の児島美ゆきさん
  第7話「迷える羊」で九州からの転校生で秀才ですが、家庭の事情で大学進学を諦め、どこか影のある来宮陽子役です。父親(小瀬格)がやくざだったことをネタにかつての手下の吉沢(畠山麦)から脅迫され、売春を強要されます。
  児島美ゆきさんは、1952年(昭和27年)3月23日に東京都文京区で生まれました。1963年に小学校六年生で東映児童研修所に入り、テレビや映画に出演します。1970年に映画『ハレンチ学園』のオーディションに合格し、柳生みつ子役で出演して人気を博します。その後も映画『霧の旗』(1977年)やテレビドラマ『出発進行』『あしたに駈けろ』『飛び出せ!青春』などに出演します。また、『テレビジョッキー』などで司会者としても活躍しています。
校内で高利貸をする孤独な並木正人役の藤間文彦さん
  第8話「若い命の詩」で3年D組の並木正人役です。2年前に母親を交通事故で亡くし、お金だけを頼りにする孤独な青年です。校内では高利貸しをして、その冷酷さに先生や生徒から反発を買います。しかし、貝塚かおる(京春上)との葛藤が孤独から脱出の契機となります。
  藤間文彦さんは、1951年(昭和26年)6月10日に女優の藤間勘十郎さんと紫さんの長男として生まれました。テレビドラマ『ガッツジュン』で主役の沢村純役を演じて注目されます。また、映画では中川信夫監督の遺作となった『怪異談 生きてゐる小平次』(1982年)で主役の小幡小平次役を演じています。その他にも母親の藤間紫さんと共演した『出発進行!』や『高校教師』などに出演しています。
孤独な過去を持つ模範生の貝塚かおる役の京春上さん
  第8話「若い命の詩」で3年A組の貝塚かおる役です。孤児であることを隠して育ててくれた両親への恩返しにと模範的な生活をしようと努力しますが、妹の春美(井岡文世)の反感などで暗い影を背負ってい、同じ孤独感を感じる高利貸しをする並木正人(藤間文彦)に近づこうと借金を申し込みます。
  京春上さんは、1950年(昭和25年)12月28日に東京都墨田区で生まれました。1970年にテレビドラマ『剣豪 武蔵に勝った強い奴』でデビューをします。その後もテレビドラマ『「特捜最前線』『冠婚葬祭入門』や舞台で活躍しています。
模範生の姉に嫉妬をやく貝塚春美役の井岡文世さん
  第8話「若い命の詩」で模範生の姉・かおる(京春上)の妹の貝塚春美役です。姉のかおると同じ有村学園に通う春美は、模範生の姉と比較され、両親もかおるを大事に扱うことから姉に嫉妬を感じ、不良の真似事をするなど反抗的な態度をとります。しかし、姉が孤児で実の姉でないことを知り、姉の苦悩を察して姉の懐に飛び込んでいきます。  
人生に虚無感を感じ家出をした西川務役の二瓶康一さん
  第9話「割れた鏡」で広島の高校で一番の成績を残しながら教科書と参考書の勉強の努力が0から9の数字の羅列でしかないと痛感し、家出をする西川務役です。スナックで働きますが、新谷邦子(四方正美)との出会が、人生にあくびする虚脱感から抜け出す契機となります。
  二瓶康一(現:火野正平)さんは、1949年(昭和24年)5月30日東京都目黒区で生まれました。テレビドラマ『少年探偵団』などに子役として活躍した後、1961年に劇団こまどりに入団し、1973年に『国盗り物語』の秀吉役で注目されます。1974年には『俺を血は他人の血』で映画でデビューします。テレビドラマでは『おれは男だ!』で小林弘二(森田健作)の幼馴染役、『飛び出せ!青春』で元高校名サッカー選手と謳われながら足の怪我で挫折した捻くれた高校生兵頭役を好演しています。
就職して卑屈な父親の態度に反発する小山一郎役の亀谷雅彦さん
  第11話「父と子の接点」で父親(織本順吉)が事務長として就職した高木明子(関根恵子)の病院で、卑屈に病院長(平田昭彦)や明子に頭を下げる父親の姿に絶望し、明子を平手打ちを加えて、同級生たちの反発を買います。
  亀谷雅彦さんは、1950年(昭和25年)5月6日に生まれました。黒澤明監督の映画『どですかでん』(1970年)や岡本喜八監督の映画『激動の昭和史 沖縄決戦』(1971年)に出演しています。また、テレビドラマには『でっかい青春』『氷点』などに出演しています。特に『飛び出せ!青春』の第15話「栄光とはなんだ!!」 で竜雷太さんとともに西高校のサッカー部員で、兵頭幸夫(二瓶康一)のライバルとして出演していたのが印象に残ります。
「A4(アホ)通信」を作る丸山昭夫役の鷹市太郎さん
  第13話「あの冬の砦を」で「A4(アホ)通信」というアングラ新聞を作り、学校に波紋を呼び起こす2年D組の丸山昭夫役です。「A4(アホ)通信」では、高校に来る無意味さを嘯(うそぶ)きますが、大和田英一(中山仁)に「社会で闘う為の武器を磨く場が高校生活だ」と諭されます。
  鷹市太郎(現:沢田勝美)さんは、テレビドラマ『剣道一本』『クラスメートー高校生ブルースー』や『若い先生』などに出演しています。また、テレビドラマ『柔道一本』では挿入歌「剣道仲間」の作詞補を担当し、音楽活動もしています。また、テレビドラマ『Gメン75』では悲壮感溢れる犯人役などで活躍します。私はテレビドラマ『おれは男だ!』の剣道部の大木信一役が印象に残ります。
守谷親造に批判され聞部を退部する小森亜子役の田坂雅子さん
  第13話「あの冬の砦を」で有村学園の2年生の新聞部の部員小森亜子役です。3年D組に新聞を配布しに行った時に守谷親造(水谷豊)から学校の御用新聞と批判され、受取りを拒否をされ、その衝撃から新聞部を退部します。新聞部の活動に生きがいを感じていた亜子は、新聞部に退部届けを出すとともに学校をも欠席します。母親(東郷晴子)が学校に来て工藤教頭(渥美国泰)に抗議に来ます。しかし、大和田英一(中山仁)からひ弱だと批判されます。
  田坂雅子さんは、テレビドラマ『日曜劇場「みずぐるま」 』に出演しています。
学校新聞部員役の加藤善巳さん
  第13話「あの冬の砦を」で有村学園の学校新聞の部員役です。アングラ新聞「A4(アホ)」通信」の出現で、守谷親造(水谷豊)を中心とした3年D組の生徒たちから学校御用達の新聞として批判が高まる中、学校新聞に生徒の関心が向いていない現実を鋭く批判します。先輩の宮崎(三ッ木清隆)も学校の事前検閲に問題があるとその廃止を学校に具申します。
  加藤善巳さんは、テレビドラマ『おれは男だ!』では剣道部の南明夫役で出演しています。 
田島電工の社長令嬢の田島ユキ子役の青木英美さん
  第16話「断絶のブルース」で田島電工の社長令嬢で、女子高に通うスケ番の田島ユキ子役です。市営住宅の汚職の贈賄側として逮捕された父親を助け、店を切盛りします。
  青木英美さんは、1953年(昭和28年)1月31日に東京都新宿区で生まれました。1969年に16歳の時にミス・ヤング・インターナショナル世界大会に出場した事が契機となり、東宝に入社します。テレビドラマ『金メダルへのターン』『われら青春』『高校教師』などの青春ドラマや『太陽にほえろ!』などに出演し人気を博します。また。「胸騒ぎ」で歌手としてもデビューしています。私は『飛び出せ!青春』のいつも元気で明るい高校生の森下真樹役が印象に残ります。
有村学園の自治会副会長の飯田陽子役の黒沢のり子さん
  第17話「さらば番長」で自治会の副会長で、PTA会長(永井秀明)の娘の飯田陽子役です。番長グループ高揚会に暴行され、失意のどん底のところを守谷親造(水谷豊)に救われます。
  黒沢のり子さんは、1947年(昭和22年)11月28日に宮崎県で生れました。劇団ひまわりでのCM出演を経て、1966年に高校卒業と同時に映画『網走番外地・決闘零下30度』で映画端役デビューします。1970年に東宝テレビ部に移り、テレビドラマ『アテンションプリーズ』や『コートにかける青春』などに出演しますが、退社します。その後、増村保造監督の映画『音楽』(1972年)などで特異的な個性を発揮します。
番長グループ高揚会の番長中野役の沖田駿一さん
 第17話「さらば番長」で高揚会の番長の中野役です。凄みのある顔と鋭い切れ味の頭で高揚会を取り仕切ります。
 沖田駿一さんは、1956年(昭和21年)1月30日に東京都で生まれました。1964年に『帰郷』で映画デビューし、『激動の昭和史 沖縄決戦』(1971年)などに出演します。また、テレビドラマでは『クラスメート』や『あしたに駈けろ!』などに出演しています。私はテレビドラマ『ウルトラマンA』の熱血感の山中一郎隊員役が印象に残ります。
高揚会に恐喝される有村学園の生徒役の剛達人さん
  第17話「さらば番長」で番長グループ高揚会に恐喝される有村学園の3年B組の生徒役です。
  剛たつひとさんは、1948年(昭和23年)2月11日に東京都で生まれました。『これが青春だ』の第22話「後輩に脱帽!」で高校二年生の役で、『おれは男だ!』の第12話「友よすすめ!」では丹下竜子(小川ひろみ)の相沢高校の同級生役で出演しています。そして、『飛び出せ!青春』ではレギューラ出演で片桐役を好演しています。また、社会派の青春を描いた田中邦衛主演の映画『若者たち』(1976年)では大学受験に失敗して母親(南美江)と肩を落とすシーンは印象に残ります。  
高揚会に恐喝される有村学園の生徒役の頭師佳孝さん
  第17話「さらば番長」で番長グループ高揚会に恐喝される有村学園の3年B組の生徒役です。
  頭師佳孝さんは、1955年(昭和30年)3月19日に大阪市で生まれました。兄たちが俳優として活躍していた関係で、1963年に『母』で映画デビューします。黒澤明監督の映画『赤ひげ』(1963年)や『どですかでん』(1970年)、吉永小百合さん主演の『明日は咲こう花咲こう』(1965年)などに出演します。また、テレビドラマでは『Gメン75』や『われら青春』などに出演しています。特にテレビドラマ『飛び出せ!青春』では柴田良吉役を好演しています。