■AudioMASTER

高音質化が期待できるAudioMASTERですが、せっかくなので焼き方に拘ってみます。
元のCDとデータの位置ずれがないバックアップを行うには、ExactaudioCopy を使うことによって可能ですが、CRW-F1は残念なことにExactAudioCopyで正常にライティングできません。(前モデルのCRW3200Eも同様)

 ※確認環境 1.0.b + ExactAudioCopy V0.9 bata4


 →と思ったら、ファーム1.0fのCRW-F1Sで確認したところできました!

しかし、ExactAudioCopyではAudioMASTER焼きを搭載していないため、ExactAudioCopyでライティングできなくてもそれはそれでいい・・・・・でもデータの位置ズレはできることなら修正したい!(気分的問題)という考えの元、焼き方を考察します。

やり方としては、読み書きのそれぞれの段階で位置ズレが発生するわけですが、それを読みの段階で(書きの分も含めて)補正してやります。

ただし、ほんとに厳密なことを言うとこのやり方ではデータを取りこぼしますが、これは完璧なまでに気分的問題なので、気にしないことにします。


【さっそく問題発生!】
音楽CDの読み書きで、データの位置がどれくらいずれるか?を知るには、ExacyaudioCopyの「Create Offset Test CD」が役に立ちますが、CRW-F1はこのコマンドを実行できません!(前モデルのCRW3200Eも同様) しかし、読み書きのトータルのズレはNero CD Speedでも知ることが可能ため、ここではNero CD Speedを使います。

手順は、ブランクCD-RメディアをCRW-F1にセットして「NeroCDSpeedを起動」 → 「Extra」 → 「Advanced DAE Quality Test」 → 「Create Test CD」 で「Simulate」「RAW mode」のチェックをはずしてCDを作成

テストCDが完成したらリッピングを行うドライブにテストCDをセットして、 「Extra」 → 「Advanced DAE Quality Test」 → 「Run」と実行します。


すると↑のように「Offset:」の右に数値が出てくるので、赤で囲んだ数値をメモしておきます。(ここでは、読みにもCRW-F1を使用してます)数値をメモしたら、キャンセルしてもOKです。


次に、ExactAudioCopyを起動して


のようにメモした数値を入力します。「Overread into Lead-In and Lead-Out」にチェックをしておくと、データの取りこぼしがなくなりますが(ただし、マルチセッションディスク除く)これが有効なドライブは限定されているので注意してください。詳しいことは、Exact Audio Copyを使った音楽CD完全バックアップ を参照。

→と思ったら、Overread可能なのは1フレームでした。つまり、733-588=145 ということで、145サンプル分は取り逃がします

数値を入力した後は、一旦ExactAudioCopyを終了させて、再度起動した方がいいかもしれません。
「Speed selection」のところは、CDを挿入しないと設定できません。
その他詳しいことは、Exact Audio Copyを使った音楽CD完全バックアップ を参照してみて下さい。



設定が完了したら、以下のコマンドで吸います。




リッピングが完了したら、nero5.5を起動して、



で、ExactAudioCopyで作成した *.cue を指定して、焼けばOKです。
これで、マスターCDと比べて、位置ずれのない音楽CD焼きが可能になります。(AudioMASTER使用時でも)



■メディアについて

CRW3200EではAudioMASTER時は焼き速度が4倍速固定でしたが、F1ではこれに加えて1倍速と8倍速が選べるようになっています。ただ、実際に使ってみたところ1倍速焼きとなるとメディア選びに苦労する印象です。(太陽誘電でさえ等速を切り捨てるくらいなので)

CRW-F1発売時のメディア状況では、1倍速焼きに向いていそうなメディアがあまり見あたりませんが、どうしても、というときはwebcomsさんで提案されている音楽用メディア(誘電がよさげ)を使ってみるといいかもしれません。

※この辺は人によって感じ方が違ってくると思うので、基本的には各自の環境でいろいろ試してみましょう!

この世界はマニアな人が多いですが、旧メディアを買いだめしている人なんかは、8倍速誘電や8倍速TDKなんかはいいかもしれません。(特に8倍速TDKは、1倍速で焼くと焼き面が非常に綺麗で精神衛生上も非常にいいです。Nero CD SpeedでのScanDiscの結果も良好)



また、AudioMASTERライティング時に、焼き速度で「Best writespeed」なるものがありますが、これを指定したときの焼き速度がメディアによって変わってきます。試したところでは以下のようになりました。

※ただし、neroのバージョン、F1のファームによって違ってくる可能性もあるかもしれません

メディア 選ばれた焼き速度
音楽用誘電 4倍速
8倍速誘電(16倍速シール付) 4倍速
8倍速TDK 1倍速
8倍速三菱 1倍速
16倍速三菱 1倍速
40倍速誘電 8倍速
48倍速Victor(Ritek) 4倍速
32倍速RICOH 1倍速
32倍速Spark(Ritek) 4倍速
40倍速acer 4倍速



■AudioMASTERで長時間焼き

CRW3200EではAudioMASTER使用時には長時間メディアはサポートしていませんでしたが、CRW-F1では(品質的なことはともかく)99分メディアにもAudioMASTERで焼くことが可能になっています。そこで「実際のところ、何分までいけるか?」というこどで試してみました。

メディアは2000年度の冬にあきばんぐで購入したもの、ソフトはnero5.5.9.0、いずれもCD-DAの4倍速焼きです。

時間 結果
80分20秒 OK
82分30秒 OK
83分30秒 OK
84分30秒 NG
86分30秒 NG


83分30秒くらいならいけそうです。(ただし、メディアによる)



■他のソフトでAudioMASTERは使えるか?

DiscJuggler 4.01.1002が、YAMAHA CRW3200EのAudioMASTERに対応済みです。そこで、CRW-F1でもできるか?ということで確認したところ、


のようになってどうもうまくいきませんでした。(焼き速度は1x 4x 8x いずれもだめ)
CRW3200Eではうまくいくので、やり方はあっていると思いますが、今後のDiscJugglerのアップデート(CRW-F1のファームアップ?)に期待したいところです。

※B'sRecorderGOLD 5.08以降でも対応しているそうです。(掲示板での情報より)

■データディスクにも有効

PLEXTORの「VariRec」が音楽CDのみに有効なのに対し、「AudioMASTER」はデータCDにも有効となってます。(データが消えにくくなるとのこと)どのくらい効果があるかは不明ですが、耐久実験好きな人は要注目?ですね。

スキヤキ なんていうのもありますが・・・ しかしなんというネーミング(^^;



■パッケージの説明図






■CDS-200.0.4(コピーコントロール銀色円盤)

CRW3200Eでは異常な認識のされ方をしましたが、CRW-F1では正常に認識されます。


【確認したこと】

ExactAudioCopy V0.9 bata4 + Do As Infinity / under the sunで、音声セッション部を5回連続してリッピング
→すべてバイナリ一致 & ノイズ、音飛びなし

ExactAudioCopy V0.9 bata4 + THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2002(東芝EMI)で、音声セッション部を5回連続してリッピング
→すべてバイナリ一致 & ノイズ、音飛びなし



THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2002(東芝EMI)を
 ExactAudioCopy V0.9 bata4
 nero 5.5.9.0
 DiscJuggler 4.01.1002
 PrimoCD 1.3.382(PxEngine 1.1.336)

のソフトでトラック単位でリッピング。
→ExactAudioCopy V0.9 bata4で吸ったものを基準にしてバイナリ比較(下表参照)


EAC V0.9 bata4
で吸った *.wav との
バイナリ比較
nero5.5.9.0 DiscJuggler
4.01.1002
PrimoCD
PxEnjine1.3.336
トラック01 一致 一致 一致
トラック02 一致 一致 一致
トラック03 一致 一致 一致
トラック04 不一致 不一致 不一致
トラック05 一致 一致 一致
トラック06 一致 一致 一致
トラック07 一致 一致 一致
トラック08 一致 一致 一致
トラック09 一致 一致 一致
トラック10 一致 一致 一致
トラック11 一致 一致 一致


理由はよくわかりませんが、トラック4のみ不一致になってしまいました。
トラック4のバイナリ相違数は以下のようになってます。(いずれのソフトで吸ったものでも、ノイズ音飛びはなし)

  EAC nero DiscJuggler PrimoCD
EAC   20 20 30
nero     0 10
DiscJuggler       10
PrimoCD        


※EACではいずれの条件もSecure mode、コマンドは「D8」で吸ってます







【2002年10月追記】
BoAの「奇蹟」のトラック1を吸うと、1分40秒くらいのところでプチノイズが混入してしまうことが判明してしまいました
(掲示板での報告により判明)

○Exact Audio Copy V0.9 beta4 設定1 設定3
○WinCDR7.25 44倍速読み(その他の読み速度は選べず)
○CD Manipulator 2.39(8倍速指定読み)
○DiscJuggler 4.01.1002(8倍速指定読み)

いずれもプチノイズが混入してしまいます。
ということで、F1はCDS200.0.4仕様ディスクからのリッピングには、どうも不向きみたいです。







■Key2Audio

CRW3200Eではマウントできませんでしたが、F1ではマウント可能となっています。


【確認したこと】

ExactAudioCopy V0.9 bata4 + Aerosmith / Ultimate Aerosmith Hits (EU盤) (Disc1)の組合わせでリッピングして、nero 5.5.9.0 + CRW-F1でライティング → ノイズ、音飛び等はなし。


ただし、このディスクにはCD-TEXTが含まれてます。
そこで、TEXTを再現するために、DiscJuggler 4.01.1002 + CRW-F1でイメージ作成しようとしましたが、なぜかセッションの切り替わりのところでDiscJugglerが止まってしまいました。(設定もRAWにしたりエラー無視にしたりいろいろやってもどうもうまくいかず)

※PX-W4012TUではすんなりうまくいきます



そこでnero5.5.9.0で↓の設定で読ませましたが、今度は(読みは)正常に終了しましたが・・・


焼きの段階で(おそらくセッションの切り替わりのところで)エラー発生。焼きあがったディスクは、はじめのセッションのみ書き込まれた状態です。 よけいなのが入ってなくてちょうどいい?





↑のような中途半端なセッション状態のディスクになってしまいました。ただし、CD-TEXTはバッチリ記録されてます。










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