■EACで完全読み書き



※注意!
ここのページは、見てもあまり意味がありません。(一応消さずに残しておきます)






前ページでは 位置ずれがない ということを強調して書きましたが、使用するドライブによっては位置ずれどころか、元の音楽CDの全データを完全再現することが可能です。
逆に言うと、各種ライティングソフトで普通に読み書きすると、(厳密なことを言えば)ほとんどの場合完全再現できていない、ということです。
さらに言うと、EACでも特定のドライブを使わないと、音楽CDの2352バイト部の完全コピーは不可です。

そこで改めてExact Audio Copy V0.9 beta4にて確認してみました。
ここで言う 完全読み込み は、2352バイト部をすべて抜きとれるか? 完全書き込み とは、元ファイル(*.wav)のすべてを正しい位置に書き込めるか?です。



ドライブ名
(括弧内はファーム
ウエアバージョン)
EACで書き込み
自体が可能か?
完全書き込み
は可能か?
完全読み込み
は可能か?
NEC
NR-9300A
(1.15)
可能 可能 不可
最外周部145サンプル再現できず
LITE-ON
LTR-48246S
(SS0B)
可能 不可
最外周部6サンプル再現できず
可能
YAMAHA
CRW-F1S
(1.0f)
可能 不可
最外周部6サンプル再現できず
不可
最外周部145サンプル再現できず
PLEXTOR
PX-W4824A
(1.03)
可能 不可
最外周部30サンプル再現できず
可能
AOPEN
CRW5224
(1.06)
可能 ※2 可能 可能
BenQ
CRW4816P
(A.YZ)
可能 ※1 - 不可
最外周部12サンプル再現できず
TEAC
CD-W540E
(1.0H)
可能 不可
最外周部30サンプル再現できず
不可
最外周部30サンプル再現できず
TEAC
CD-W552E
(1.05)
可能 不可
最外周部6サンプル再現できず
不可
最外周部6サンプル再現できず
MITSUMI
CR-487ETE
(0019)
可能 ※1 - 不可
最外周部6サンプル再現できず
PHILIPS
321240
(1.0C)
可能 可能 不可
最外周部733サンプル再現できず
Pioneer
DVR-105
(1.21)
不可 - 不可
最外周部48サンプル再現できず
SONY
DRU-500A
(1.0g)
可能 不可
最外周部24サンプル再現できず
不可
最外周部120サンプル再現できず

可能 ※1 : リードアウトを延々と焼こうとしてしまいます。危険かもしれないので注意!
可能 ※2 : なぜかメディアを選びます。
確認したところでは、32倍速太陽誘電、40倍速台湾TDK(Ritek)、16倍速太陽誘電(ひまわり誘電)はNG
8倍速国産TDK(青タフ)、16倍速台湾TDK(Ritek)はOK、となりました。
焼けるメディアではごく普通に焼けますが、焼きにいけないメディアは、「Write CD」を実行しようとすると、


となってしまいます。




※完全読みをするには、設定で「Overread into Lead-In and Lead-Out」にチェックすることが必要です。
 →ただし、ドライブによってはこの項目にチェックすると、かえって結果が悪くなります。(NEC NR-9300A, TEAC CD-W540EW等)

※1ページ目で求めた「Overread into Lead-In and Lead-Out」は、必ずしも参考にはならないみたいです。
 (そもそも求め方も怪しいかもしれませんが)

※メインチップが同じドライブでも、異なる結果になってます
 (例えば、LTR-48246S, CD-W552E, CR-487ETEはいずれもMT1518E, MT1516Eを搭載してます)


メディアを選ぶものの、(試した中では)AOPEN CRW5224(ファーム1.06)では完全読み書き可能、ということになりました。






■完全読み書きの検証法

まず、先頭と末尾にゼロサンプルがない(無音がない)WAVEファイルを用意します。
ノンストップCDからリッピングすれば、たいてい先頭、末尾がゼロサンプルになるケースが多いかと思いますが、そのようなCDがないときは、通常の音楽CDを CD2WAV32 で以下の設定で吸ってみてください。



先頭と末尾にゼロサンプルがないWAVEファイルが用意できたら、WaveCompare音くらべで確認します。

こんな感じで、先頭と末尾のゼロサンプルが 0 になっていればOKです。
(バイナリエディタでも確認すると、より確実)


WAVEファイルが用意できたら、EACで以下のように設定して、前ページの要領で書き込みます。
ここでは、5分ジャストのWAVEファイルを3つ用意しました。
※以下の設定値は、NEC NR-9300Aの場合




補足:CUEシートは、以下のように書きます(参考)
FILE "C:\Data\5min1.wav" WAVE
TRACK 01 AUDIO
INDEX 01 00:00:00
FILE "C:\Data\5min2.wav" WAVE
TRACK 02 AUDIO
INDEX 01 00:00:00
FILE "C:\Data\5min3.wav" WAVE
TRACK 03 AUDIO
INDEX 01 00:00:00



音楽CDができたら、今度はそれからリッピングしてWAVEファイルを作成します。
→CD-Rに移したデータを、ハードディスクに戻す、ということです

EACで設定ポイントは以下のとおり。(LITE-ON LTR-48246Sの場合)
「Overread into Lead-In and Lead-Out」にチェックするのがポイント
(ただし、ドライブの対応が必要)



最後に、最初に用意したWAVEファイルと、一番最後の過程でリッピングしたWAVEファイルを比較します。
赤で囲んだところのチェックを外して比較 → 3トラックすべて一致すればOKです。
実際に試すと分かりますが、全領域完全一致できる条件は非常に限られてきます。



●補足
ここに書いてあることは、シングルセッションのときです。
マルチセッションだと結果が異なってきます。







■ここまで読んで不安になってきてしまいましたが・・・今まで焼いた音楽CDは大丈夫でしょうか?

実際のところ、まず気にする必要はないです。

例えば、YAMAHA CRW-F1を使い、音楽CDから(通常のリッパーで)WAVEファイルを作成すると、733サンプルもずれてしまい、ちょっと嫌な感じがしますが、これは秒数で言えば約0.0166秒のずれです。

また、焼きにLITE-ON LTR-48246Sを使った場合、EACでベストの設定にしても、ディスク最終部の6サンプル分が再現できませんが、これは秒数で言うと約0.000136秒です。
さらに言うと、元ディスク最終部にわずかでも無音領域があれば、結果的に完全再現できていることになります。


ということで、実用上は全然気にする必要はないかと思いますが、普通に音楽CDを読み書きすると(理論上)確実にデータが欠落することと、それを解決する手段があるということで、こだわる人はNR-9300A等のドライブとEACで、完全焼きをしてみるのも面白いと思います。












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