■LITE-ON LTR-52327S

LITE-ONより、新しいCD-RWドライブが発売されました。(LTR-****7Sタイプ)
時期的には記録型DVDドライブ全盛期にさしかかろうというころなので、買うのは止めようかとも思いましたが、結局買ってしまったので、いろいろ検証してみることにします。


登場直後にもかかわらず、7,000円を切る実売価格。
利益はどのくらいあるのか?とか余計な心配してしまいますが・・・





.■LTR-52327Sの特徴

参考比較用に、LTR-48246Sの結果(データ)も載せています。

項目 LTR-52327S LTR-48246S
メインLSI MediaTek
MT-1588AE
MediaTek
MT-1518E
CD-RWメディアへの最大書き込み速度 32倍速 24倍速
データバッファ 2MB 2MB
寸法(幅×高さ×奥行) 170.0 ( D ) x 145.8 ( W ) x 41.3 ( H ) mm
奥行きがLTR-48246Sより2cm短い
190.0 ( D ) x 145.8 ( W ) x 41.3 ( H ) mm
付属メディア製造元 CD-R : Ritek
CD-RW : 三菱
型番失念
K's CD/DVD Probe で動作するか? 動作可能
(バージョン 1.1.16 で確認)
動作可能
(バージョン 1.1.16 で確認)
CD doctor で動作するか? 動作可能
(バージョン 1.0.4 で確認)
動作可能
(バージョン 1.0.4 で確認)
CD Manipulator で書き込み可能か? 可能 可能
状態の悪い音楽CDからのリッピング性能 LTR-48246Sより悪い
LTR-48246Sのページと同じ検証方法で確認
-
SafeDisc2.8のバックアップ 可能 可能
SafeDisc2.9のバックアップ 不可能(SD-M1502で起動しない) 不可能(SD-M1502で起動しない)
CDS200.0.4仕様ディスクのマウント & 読み 良好
ソフトはEAC推奨
ただ、EACでは速度変更不可
良好
ソフトはEAC推奨
Key2Audio仕様ディスクのマウント & 読み マウントできない 良好
Read sample offset correction +6 +6
Write samples offset -6 -6
Combined read/write sample offset correction ±0 ±0
製造国表示 CHINA CHINA

今回もMediaTekでした。
全体的にそんなに大幅な違いはありませんが、Key2Audio仕様ディスクがマウントできなくなっていたり、状態の悪い音楽CDからのリッピング性能が落ちていたりと、細かな点で性能ダウンしている印象です。
ただ、奥行きが短いので、なるべくケース内をすっきりさせたい、といったときには購入候補になってきそう。

※状態の悪い音楽CD(CDS200ではない)からのリッピングでは、LTR-48246Sでは「すっ」と吸い上げるものの、LTR-52327Sは途中でつまずいてしまいました。(少し残念)





■ばらしてみる(^^;


※注:自信がないときや、少しでも不安なときは、ここに書いてあることはやらないで下さい!



底面カバーをはずしたところ。
いままでならここでメインチップが見えますが、
今回は部品実装形体(設計)が違うみたいです。



さらに上面カバーをはずしたところ。
ようやくメインチップが見えるようになりました。



搭載されていたのは、MediaTekのMT1588AE






■エラーチェックソフトでの測定について

某巨大掲示板該当スレッドにて「LTR-****6S系の測定結果はおかしい」というかなり詳細な報告があったことから、LTR-52327S(LTR-****7S系)でのC1エラーのカウントのされ方が気になる人も多いかと思います。

ここでは、その件に関して、「他のドライブとの比較」という形で調べてみました。



使用したディスク
メディアはTDK 40倍速700MBのCD-Rメディア(Ritek)を使用。
これに、PREMIUMでMODE1 32倍速記録したものを、
悪条件ディスクからのリッピング Part2
と同じ要領で2本の線を引いてます。




※測定時の読み速度は、いずれの場合も8倍速です

SANYO CRD-BP1700P(Firm 1.05) にて測定
CD doctor 1.0.4 での結果
K's CD/DVD Probe 1.1.16 での結果





LITE-ON LTR-48125W(Firm VS0D) にて測定
CD doctor 1.0.4 での結果
K's CD/DVD Probe 1.1.16 での結果





LITE-ON LTR-48246S(Firm SS0C) にて測定
CD doctor 1.0.4 での結果
K's CD/DVD Probe 1.1.16 での結果





LITE-ON LTR-52327S(Firm QS04) にて測定
CD doctor 1.0.4 での結果
K's CD/DVD Probe 1.1.16 での結果





PLEXTOR PLEMIUM(Firm 1.03) にて測定
PlexTools Professional 2.05 での結果



C2エラーについては、PlexTools Professionai でのC2の解釈(?)が他のソフト(CD doctor, K's CD/DVD Probe)と違うようなので、ここでは触れないようにします。
参考リンク

C1の結果をまとめると、以下のようになりました。

ドライブ C1 Total C1 Average C1 Total C1 Average
CD doctor KProbe CD doctor KProbe Plex Tools Pro
SANYO
CRD-BP1700P
- 415753 102.036 104.251 - -
LITE-ON
LTR-48125W
- 469867 112.851 112.840 - -
LITE-ON
LTR-48246S
- 124163 29.393 29.311 - -
LITE-ON
LTR-52327S
- 170631 34.603 33.197 - -
PLEXTOR
PREMIUM
- - - - 463216 97.0

多少の誤差的なものはあるものの、


C1を多くカウントするドライブ C1を少なくカウントするドライブ
SANYO CRD-BP1700P
LITE-ON LTR-48125W
PLEXTOR PREMIUM
LITE-ON LTR-48246S
LITE-ON LTR-52327S


というように分類されるみたいです。
(LTR-48246Sで測定してあまりにエラーが少なく、疑問に感じた場合は、C1を多くカウントするドライブでも調べたほうがいいかも)
→わざわざC1を多くカウントするドライブを買い足す必要はないですが、LTR-****6Sや、LTR-****7Sでは、C1が少なくカウントされる、ということは知っておいたほうがいいかと思います。





■結論(このドライブは買いか?)

LTR-****6S系のドライブのほうがいいです。理由としては、


C1エラーのカウントのされ方は、LTR-****6SとLTR-****7Sで差がでない(っぽい)ので、LTR-****6SのC1計測に不満をもっていたとしても、LTR-****7SをC1計測用として買い足すのは無意味
SD2.*の焼きは、LTR-****6SとLTR-****7Sで差がない(いずれもSafeDisc2.9バックアップ不可)
LTR-****6SはKey2Audio仕様ディスクをマウント & 吸い可能だが、LTR-****7Sはマウントすら不可
状態の悪い音楽CDのリッピング性能は、LTR-****6Sの方が、LTR-****7Sよりいい
※LTR-****6S は LTR-48246Sで、LTR-****7SはLTR-52327Sで確認しています


結局のところ、ライトンドライブは エラーチェッカーソフトで動作 する、というのがユーザーサイドから見ると最大の利点になっていると思うので、エラーチェック関係に興味がある & 価格重視 の場合はライトンドライブを選択するのがいいかと思います。
(ただ、C1が少なくカウントされるので、もしエラーチェッカー用として買う場合は、その点も考慮しておきましょう)



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