■プレクスター “最終完成形” CD-RWドライブ PLEXWRITER PREMIUM


ここのページでのPREMIUMのファームウェア
【1.00】
PlexTools Professional のバージョン
【2.0】
です。


PLEXTORより、“最終完成形” ともいえるCD-RWドライブが発売されました。

前作(PX-W4824A)はそれほど売りとなるところはありませんでしたが、PREMIUM は魅力的な機能が多く、PLEXTORファンならずとも気になる製品になっていると思います。

主な特徴等は、

非常に多彩な機能を搭載した、PLEXTORドライブ所有者ならぜひ使いこなしたいソフト、PlexToolsの最新版
PlexTools Professional 2.0 が付属
PlexTools Professional 2.0の特徴は、

○音楽CDリッピング時、リードオフセットの自動補正機能搭載
○音楽CDリッピング時、リードイン、リードアウトへのオーバーリードが可能(これも自動補正)
○音楽CD作成時、ライトオフセット自動補正機能搭載(これができるソフトは、他にEACくらいしかない)
○音楽CD作成時、音声データをあますところなく書き込み可能(終端の30サンプル部)
○ディスクコピーで、(ギャップ情報を保持したまま)1stセッションのみの読み書きが可能
○「Hide CD-R Media」を搭載
○なにかと便利な「Enable Single Session」を搭載 → あとで書きますが、この機能いろいろ使えます
○線速度を遅く変化させることで、記憶容量を増やすことが可能な掟破りの焼きモード、GigaRec を搭載
  →74分メディアに90分以上の音楽CDを焼く、といったことも可能
  その他、700MBをちょっとだけオーバーしたサイズのファイルを別PCに移動したいが、CD-Rでは収まらない!
  DVD-Rドライブを使うには容量的に中途半端だし、、、移動先のPCにDVD-Rメディアが読めるドライブがない!
  といったときに使えそう(ただし、読み出しは条件厳しいかもしれませんが)
○書込み品位を視覚的に確認できる、Q-Check を搭載
  メディアのトラッキングのブレ、平面度のブレ、書込んだメディアのC1/C2エラーレート等々をグラフィカルに表示
  といった、魅力的な機能を付属ソフトで実現。
  (業務用のと同じとまではいかなくても、個人使用なら結構使えそう)
Read sample offset correction = 「+30」
Write samples offset = 「-30」
Combined read/write sample offset correction = 「±0」
を実現(音楽CD読み書き時のずれが起きない)
CDS200.0.4仕様ディスク(コピーコントロールCD)を、普通のマルチセッション音楽CD同様に認識
& リッピングも良好
Key2Audio仕様ディスクを、普通のマルチセッション音楽CD同様に認識 & リッピングも良好
SafeDisc2.8のバックアップが可能(ただし、SafeDisc2.9は不可)
PCエンジンのような、特殊なCDもバックアップ可能
nero Express だけではなく、nero5.5も付属



画面クリックで中身をこっそり表示(笑)
プレクスター入魂の1作 PREMIUM
価格が許せるなら、強力にお勧めです

ちなみに、C1, C2計測ソフトのUM Doctor Pro. は 5万円 します






■ PlexTools Professional が付属!

少し前のPLEXTORドライブには PlextorManager96 PlextorManager2000 といったユーティリティーソフトが付属していましたが、

付属のB's Recorder GOLD しか使ったことないんですけどPlextorManagerてなんのためにあるんですか?

といった声もあり、実際使わなかった人もいるかと思います。
ところが今回付属している(名前がちょっぴり似ている) PlexTools Professional はそれとは全く別物です。メーカーでは、


PLEXWRITER Premiumの性能を十分に引き出すことができる、オリジナルユーティリティソフト


と発表していますが、実際には「高性能ライティングソフト + ユーティリティー」といった感じで、実に使えるソフトです。(正直、このソフトのためにPREMIUM 買ってもいいと思うほど)

ぜひとも使いこなしたいところですが、英語な上に操作も独特なところがあるため、少々とっつきにくい印象もあります。そんなわけで、ここでは使い方や、メーカーでは書けない!?ことに関しても触れていこうと思います。
※基本的には、マニュアルが配布 されている ので、そちらを参照しましょう。


元々PlexToolsは欧州PLEXTORが開発したソフトウェアで、欧州発売のPLEXTORドライブに標準添付されているものです。以前PLEXTORさんに「国内でも付属を!」の要望メールを出したところ、「諸事情により無理」とのことでしたが、WEB上でなんどか訴えかけたところ?(笑)最後の最後にようやく国内でも添付となりました。





■ PlexTools Professional 解説 - まずは起動してみる -

インストールするとスタートアップ登録されるので、再起動時タスクに常駐します。

右下の青の Р のがそれです

起動方法はいろいろありますが、これをダブルクリックすると起動できます。


あまりにもあっさりしている初回起動時の画面(左上のところは、PC構成によって異なってきます)


初めて起動したときはこんな感じで、実にあっさりしたユーザーインターフェースです。
あまりにもシンプルすぎて、どう操作すればいいのか? とか たいしたことなさそう とか なにこれ? といった印象を受けるかもしれませんが、ここから驚くほどいろいろなことができます。

まずは、左上の窓から「PREMIUM」を選んでみましょう。


Serial Number は一応伏せておきます。左下の黄色いところが「Professional」ならではの機能です。

これでようやくいろいろとできる状態になってきました。
以下、要点を絞って説明していきます。






■ PlexTools Professional の設定について

PREMIUM のデフォルトの設定

基本的にはマニュアルに従うのがよいかと思いますが、ここではマニュアルにあまり詳しくは書かれていないが重要、と思われることについて触れておきます。

設定するところは↑の画面のところです。


- Hide CD-R media -
マニュアルの記述を見ると、チェックした方がいいような印象も受けますが、特に理由がない限りはチェックしない方がいいかと思われます。チェックが必要な場面はあまりないかもしれませんが、バックアップディスクでゲームをプレイするときは、チェックした方が便利な場合もあります。(SD2.* 等)
 
- Enable Single Session -
マルチセッションディスクの2ndセッション以降を無効にしたいときに使います。
マジック作戦 と同等の効果あり → Windowsのエクスプローラからも、2ndセッションが無視されます。
※CDS200.0.4仕様ディスク(コピーコントロールCD)の不要なプレイヤーを完全に隠すことが可能!

また、Key2Audio仕様ディスク等、Windowsでのマウントすら保証していないディスクも、
より安心してマウント可能です。(予想)
→Key2Audio仕様ディスクのCD-DAトラックに、Winwowsのエクスプローラからアクセス可能になります。
さらにいうと、将来登場するかもしれない、未知の音楽CDプロテクトに、根本的なレベルで対応できているともいえます(未保証)


その他、

CD-Rにトラックアットワンスで何度か焼いて、どんどん追記していったら
前に焼いたファイルが見えなくなってしまった!

というときにも有効です。2ndセッション以降を隠すことにより、一番初めに焼いたファイルが取り出せる可能性があります。
→nero5.5 + PX-W4012Aでトラックアットワンスの追記書き込みを行い、普通だとエクスプローラから見えないファイルを取り出せることを確認してます

ただし、PLEXTORドライブでもこのオプションが使えないドライブはあります。
確認したところでは、

Enable Single Session が使用できるドライブ
○PREMIUM
○PX-W4012S
○PX-W4012TU
○PX-W4824A
Enable Single Session が使用できないドライブ
○PX-40TS
○PX-W124TS

どうも、古いドライブだとだめみたいです。


以上の点も含めた、Enable Single Session の具体的な使用状況としては、


1. CD-ExtraのCDを(ギャップ部も含めて)ディスク単位でバックアップしたいが、74minメディアに収まらない!2ndセッションはPC用のデータだからCDプレイヤーで聞くときには関係ないし、1stセッションのみを(ギャップ部も含めて)焼きたい!そうすれば74minメディアに収まる。
※これについては、焼くときに1stセッションのみ有効の設定でも可能
2. CDS200.0.4仕様ディスク(コピーコントロールCD)をディスク単位でバックアップをとると、かってに専用プレイヤーをインストールするという、余計なプレーヤーソフトも同時に焼かれてしまう!そんなものは焼きたくないが、トラック単位でリッピングして、それらを並べて焼くのは面倒。というか、トラック単位でリッピングしてしまうと、プリギャップ部をマスターどおりに再現するのはかなり面倒。
※これについては、焼くときに1stセッションのみ有効の設定でも可能
3. コピーコントロールCDがうまく認識されないときは マジックでちょこっと塗ってやるといい とか テープを貼るのが効果的 と聞いたが、それをやるのはちょっと抵抗があるなぁ。
4. なんか知らないが、トラックアットワンスで追記書き込みをしたら、前に焼いたファイルが取り出せなくなってしまった・・・仕事で使う重要なファイルなのだが(汗)
5. 昔から音楽CDの読み書きにはCDRWINを使っているが、CD-Extraとかのマルチセッションディスクには対応していない!(PlexTools Professional でEnable Single Session を有効にしておいて、PlexTools Professional を常駐させた状態で、CDRWINを使えばOK)


といったケースに有効かと思います。 キワドイのもありますが
基本的に、音楽CDメインの人は、常にチェックしておいてもいいかと思います。


【補足】
Enable Single Session の設定を変えたときは、ディスクをマウントさせ直す必要がありそうです。
マウントさせ直したときは、左上の窓の、「ディスクを挿入したドライブ名」のところにマウスポインタを持っていき、ダブルクリックすれば再マウントできます。(結構重要)

Enable Single Session はなにかと難しいCDの仕組みを理解するのにも役立ちます。
ぜひ有効活用しましょう!










おまけ
画面クリックで、その他のPLEXTORドライブの情報を表示
(NEW ウィンドウ)

これは設定とは関係ないですが、↑の画面で音楽CDリード、ライト時のズレ具合が確認できます。
この画面で、赤で囲んだところに数値が出るドライブは、PlexTools Professional が読み書き時に自動的に位置ズレを補正してくれます。(全ドライブでは確認してませんが)


Exact Audio Copyを使った音楽CD完全バックアップ の表の数値と違うのでは?と思われる人もいるかもしれませんが、単位等が違うので、その点を修正してやると一致するようになります。


PlexTools       Exact Audio Copy
Audio Read -120 bytes Read sample offset correction +30 samples
Audio Write -120 bytes Write samples offset -30 samples
EACで「Read」の記号が「-」じゃなくて「+」になっているのは、
Read sample offset ではなく Read sample offset correction であるためです。
また、120bytes ÷ 4 = 30samples となります。






もうひとつおまけ
PX-W4012Sでの、「Enable Single Session OFF」 + CDS200.0.4


PX-W4012Sでの、「Enable Single Session ON」 + CDS200.0.4






■ GigaRec は使い物になるのか?実験

規定より多くの容量を記録できるという GigaRec ですが、仕組みが仕組みなだけに、


はたして実際に使えるものなのか?


といった疑問があります(^^;

こういうときはメーカーのホームページをじろじろ見るより、実際に試したほうがいいかと思うので、いくつかの状況を想定して試してみました。


掟破りの焼きモード GigaRec の設定画面。
↑は99分ブランクメディアをマウントさせている状態ですが、こんな感じに認識されています。
(99分メディアは、700MBメディアと同じように認識される点に注意)


【状況1】
SafeDisc2.9実験中に、焼きマシンのドライブで読み → メインマシンのドライブで焼き、 といったことをやりたいが、イメージファイルをMODE1記録すると700MBメディアに収まらない!90分メディアとか99分メディアを使えばいいかもしれないが、そんな特殊なメディアはストックしていない!かといって、DVD-Rに焼くには容量的になんとも中途半端!


こんなときは GigaRec が有効、ということで早速試してみます。
ファイルはSD2.9採用の斬魔大聖デモンベイン(GameDisc) を、DiscJuggler4でRAWイメージ化したものです。

ファイルサイズは、789,244,596 バイトで、GigaRecの倍率は 1.2x
メディアは太陽誘電48倍速700MB品です。
(DJ4のイメージファイルサイズは、保存先パスや、保存ファイル名によても違ってきます。参考まで)


設定画面


終了画面。とくになにごともなく終了しました。


さて、問題となるのは この焼いたファイルが取り出せるか? ですが、いくつかのドライブで試したところ以下のような結果になりました。PREMIUM 自身の結果がいいのは当然として、TOSHIBA DVD-ROMドライブがいい結果を出しています。



エクスプローラで、ドライブからハードディスクへコピーできるか?の結果
※ファームによって結果は違ってきます
ドライブ名 ハードディスクへコピー可能か?
PLEXTOR
PREMIUM
 普通にマウント & コピー可能
PLEXTOR
PX-W4824A
 普通にマウント & コピー可能
PLEXTOR
PX-W4012TU
 マウント不可
PLEXTOR
PX-W2410A
 マウント不可
PLEXTOR
PX-40TS
 普通にマウント & 時間はかかるがコピー可能
LITE-ON
LTR-48246S
 マウント不可
AOPEN
CRW5224
 マウントに時間かかるが、コピー可能・・・と思いきや、
 最後のほうでほぼフリーズ(結局コピー不可)
Pioneer
DVR-105
 マウント不可
SONY
DRU-500A
 マウントに時間かかる & 少し嫌な音はするが、コピー可能
TOSHIBA
SD-M1612
 普通にマウント & コピー可能
TOSHIBA
SD-M1712
 普通にマウント & コピー可能





【状況2】
DVD-Video作成用に、約1GBの映像ファイルを別マシンに移動したい!
問題となるのは1GBという容量ですが・・・?


今度のファイルサイズは 1,073,565,696 バイトです。
理論上は無理なサイズなのですが、だめ元でやってみることにします。


設定画面。最大の 1.4x に設定


焼き中。エンドアドレスを見ると無理なはずですが・・・


黄色のラインのところが気になりますが、
緑のラインのところでは「successfully」となってます?

で、結果ですが、やはり容量的に無理があったようで、読み出せませんでした。



エクスプローラで、ドライブからハードディスクへコピーできるか?の結果
※ファームによって結果は違ってきます
ドライブ名 ハードディスクへコピー可能か?
PLEXTOR
PREMIUM
マウントは普通に可能だが、最後のほうがコピーできない(何度もリトライを繰り返している感じです)
TOSHIBA
SD-M1612
マウントは普通に可能だが、最後のほうがコピーできない(ほぼフリーズ)



CD Speedでの結果。ここら辺でほとんんどフリーズ状態です。







【お遊び】 〜99分メディアに掟破りの136分音楽CD焼き!〜

GigaRecはあまり音楽CDには使う気はしませんが、(個人的意見)音楽CDにも使うことが可能です。
今までは700MBメディアでは 80分の壁 というものがあり、80分オーバー焼きをしたいときは、90分メディア、99分メディアを使うしかありませんでしたが、それが気軽に(そこら辺に売っている)700MBメディアでできるようになりました。(互換性の問題等があるかもしれませんが)
まずは限界を見たい、ということで、99分メディアに136分22秒という、どう考えても無茶な音楽CD焼きをやってみます。

設定を 1.4x にして、普通にオーバーバーン音楽CD焼き(約136min22sec)
特におかしな挙動も見せず、普通に焼き完了しました(驚)


見事焼きあがった、136min22sec という、ありえない音楽CD(笑)
PREMIUM からは正常に認識されています。


というわけで、PREMIUM + PlexTools Professional で最終3トラックのリッピングを試みてみます。


ところが早くも問題発生。
全然進みやがりません(笑)
いきなりドライブを潰すのもいやなので、少し待った後強制キャンセルしました。



CD Speed ではなんとか計測できました。 右の方の赤の縦線が規格外ぶりを表しています(笑)
しかし結果が悪すぎです。(通常、DAE qualityは0になることはないです)


その後、PREMIUM + Win2kのCDプレイヤーで再生を試みましたが、再生不可(1曲目から全然再生できない)
通常のCDプレイヤーでも再生できるのが見つからず、やはり無理があったようです(^^;
その後いろいろ試した限りでは、90分くらいならなんとか使えそうな印象です。(ただし、再生環境による)






■かなり長くなってきたので、いったん小休止

その他気になったことは、

○nero Express だけでなく、通常のnero5.5が付属
PLEXTORドライブでしか使えないバージョンのnero5.5ですが、別途シリアルを入力すると、他社製の対応ドライブも使用可能になります。

○AdaptecのASPI が添付されている。
↓は、PlexToolsをインストールしようとすると出るメッセージです(参考まで)


○奥行きが短い
最後なので、以前のように長くなるかも?とも思いましたが、PX-W4824Aと同等サイズでした。





SecuRec検証
(2ページ目へ)