■ SecuRec はほんとにデータが盗まれないか?


ここのページでのPREMIUMのファームウェア
【1.00】
PlexTools Professional のバージョン
【2.0】
です。


焼くときにパスワードを入力することにより、データを保護することが可能な SecuRec ですが、「実際のところ使える機能なのか?」ということで試してみました。


SecuRecのPassword 設定画面。
任意の文字数を設定できるようです。(さらに、大文字、小文字を使い分けることも可能!→プロテクト効果が高い)
ここでは abcdefg と入力しました。
入力したら「Activate Protection」をクリック。



これで事前準備は完了です。



通常のファイル焼きの画面。
ここでは、「怪しい画像.bmp」「機密文書.txt」 という、いかにもそれっぽいファイルを登録(笑)



書き込み直前の画面。
SecuRec のところが有効になっています。



さて、焼きあがったCD-Rメディアですが、確かにプロテクト効果あります。
マイコンピュータからアクセスしようとしても、こんな感じで中身が見れません。
(PREMIUMでも、他のドライブでも)



ただし、ライティングソフトからは、正常っぽく認識されています。



そこで、↑の設定でイメージを作成し → PX-W4012Sで焼き、とやってみましたが・・・



コピーディスクでも、同じような状況でした。


※その後、CDRWINで作成したイメージをバイナリエディッタで開いて、あれこれ調べてみましたが、結局パスワードに関する情報は得られませんでした。

ところで、問題となるのは ほんとにファイルを取り出せるのか? ですが、はじめに作成したディスク、そのディスクからCDRWINでコピーした孫ディスクとも、PlexTools Professional 2.0にパスワードを入力することで、PREMIUMにて無事取り出せました。(パスワードを忘れると、完全にアウトっぽいので要注意)

あと気になるのは「PREMIUM以外のドライブで、ファイルをとりだせるか?」ということですが、PLEXTORより専用リーダーソフトが配布されるそうなので、それを使えば大丈夫そうです。(検証時未配布)


ということで、


企業秘密の重要なファイルの保存。
会社でCD-RWドライブを買うことになり、せっかくなのでPREMIUMにしたいところだが、値段が高いので却下となってしまった、、といったときの、上司を説得するための説得材料。
出張で1週間ほど家をあけることになったが、家族に見られたら恥ずかしいファイルがある場合。


なんかのときには、かなり使えそうです。

もともと「プロテクトをかけたい!」という要望は結構あったと思いますが、今まではエラーセクタを仕込むくらいで根本的にプロテクトをかけることはできませんでした。(エラーセクタを仕込むやり方では、結局エクスプローラでファイルコピーができてしまう)
そんなときに登場したSecuRecは非常に強力。パスワードが分からなければ、手も足もでない、といった印象です。
(ただし、パスワードを忘れてしまうと非常にまずい状況になりますが)







■Combined read/write sample offset correction = 「±0」 を実現


Lite-On LTR-48246S もそうでしたが、

 Read sample offset correction = +30
 Write samples offset = -30
 Combined read/write sample offset correction ±0


ということで、音楽CD読み書き時のズレがおきません。(PREMIUMで読み書きしたとき)


↓は、PREMIUMで「RAW OFF」でテストCDを作成し、PREMIUMで測定したの図。
赤で囲んだ「0 bytes(0 samples)」の数値をはじき出せるドライブは、現状ほとんどないです。
その他の結果も完璧で、文句なしの結果。
画面クリックでログを表示



ただし、「RAW ON」でテストCDを作成すると、結果は異なってきます。
(この辺は、過去のPLEXTORドライブ同様)
画面クリックでログを表示






■PlexTools Professional の脅威のリッピング能力

Exact Audio Copyを使った音楽CD完全バックアップ を見ると、EACを使えば完璧!というふうに見えるかもしれませんが、特定の条件では、EACよりPlexTools Professional の方がリッピングの完璧度が高くなります。
(リッピングの完璧度というと意味不明に聞こえるかも知れませんが、最後まで読めば多分意味わかると思います)

ここでの特定の条件とは


○マルチセッション形式(CD-Extra等)
○1stセッションの最終トラックの最後に、きつきつにデータが詰まっている
  →最終トラックの末尾にゼロサンプルがない



以上の2つの条件を満たしたディスクから、1stセッション目の最終トラックを吸い出そうとすると、ほとんどの場合きっちり吸えません。(若干ながら、とりこぼしが出てしまう)


理由としては、

○リードオフセットを考慮していないリッパーでは、そもそも最終トラックの最外周部を吸いにいかない
  (ただし、例外的なことはあるかも →PREMIUMの場合は、30サンプル分吸えません)
○EACではリードオフセット & オーバーリードが可能なので吸えそうだが、マルチセッション形式の場合は吸えない
  (確認したEACのバージョンは0.9beta4と、0.95prebata2 これも、もしかしたら例外的なことはあるかもしれませんが)



さて、「では、この辺のことをどう確認するのか?」 ですが、1stセッション最終トラック末尾にゼロサンプルがないディスクがなかなか見あたらないので、自分で作ることにします。

ただ、作るといっても、これがなかなかうまくいきません。
ライトオフセット & セッションアットワンス可能なライティングソフトがあればいいのですが、そのような都合がいいソフトは見つからず・・・結局、ライトオフセットが小さめな、LITE-ON LTR-48246Sで作ることにしました。


手順としては、

1.先頭と末尾にゼロサンプルがないWAVEファイルを用意
2.それをもとに、LTR-48246S + RecordNow MAXで、CD-Extraを作成


です。

出来上がったCD-Extraディスクは、1stセッション最終トラック末尾のゼロサンプルは「6」となります。
(そのため、完全なる検証はできませんが・・・)


それでは、実際に(作成したCD-Extraディスクから)最終トラックをリッピングして確認してみましょう!

ここでは、以下のソフトで試しています。
ただし、AudiograbberとCDexは操作になれていないところがあるため、事実と違っていることがあるかもしれません。そのときはすいませんということで(^^;

○PlexTools Professional 2.0
○Exact Audio Copy V0.95 prebata2
○nero 5.5.10.18
○Disc Duggler 4.10.1070
○CD Manipulator 2.69
○Audiograbber 1.82
○CDex 1.50



で、結論ですが、PlexTools Professional 2.0 以外は無理 ということになりました。


上がPlexTools Professional, EAC 以外 で吸ったWAVEファイル(ここではnero5.5.10.18)
下がPlexTools Professionalで吸ったWAVEファイルです。
nero5.5等で吸ったものは、途中までしか吸えていないことが分かります。
(下の窓の反転したところが、カットされてしまっている)



今度は、PlexTools Professional と EAC で吸ったものの比較。
上がEACで吸ったもの、下がPlexTools Professional で吸ったものです。
EACの方は、反転したところがゼロデータに置き換わってしまっています。
(当然EACはオーバーリードする設定にしています)






【注意点】
○1stセッション最終トラックの、末尾6サンプルは検証できていません
○シングルセッションディスクでは、PlexTools Professional, Exact Audio Copy とも、同じ結果になります。
  (PREMIUMを使った場合)






【ここでの結論】
PREMIUMを使って音楽CDからリッピングを行うときは、(元ディスクがマルチセッション形式でも)付属の PlexTools Professional を使うと、データの取りこぼしがなくなる。
(ただし、終端6サンプルは未確認)
→ リッパーはPlexTools Professional を使うと(多分)幸せになれます(笑)
位置ズレも自動補正してくれるので、その点も高ポイント。


ということになりました。

※とはいっても、あまり気にすることはないですが(なんせ、わずか30サンプル)
  と言いつつ、気にはなりますが・・・
特に↑のようなデータを見てしまうと


それともう1つ。
PLEXTORドライブでライトオフセットを設定して音楽CDを作成するときは、どうしても終端の30サンプルが削られてしまいますが、
PlexTools Professional を使用するとその問題を解決できます。
(終端に1フレームのゼロデータを追加することで解決 → PlexTools Professional が勝手にやってくれます)






【2003/5/24 追記】

HL-DT-ST GMA-4020B の Write samples offset が「±0」だったので、これと RecordNow MAX を使って、1stセッションの先頭と末尾にゼロサンプルがないCD-Extraディスクを作成します。

〜ポイント〜
Write samples offset が「±0」のドライブで音楽CDを作ると、用意した音楽用データ(WAVEファイル)をすべて書き込むことが可能です。
→そういう意味では GMA-4020B は非常に貴重!私が試した多くのドライブの中では、CD-DAセッションの先頭と末尾にきつきつにデータが入っている(ゼロサンプルがない)CD-Extraディスクを作成できるのはGMA-4020Bだけです。
(SD2.9OKだし、検証好きな人は要注目)


さて結果ですが、PlexTools Professional 2.0 + PREMIUM の組み合わせでリッピングすると、書き込んだWAVEファイルをすべて元通りに取り出せました。リッパーをEAC V0.95 prebata3 にすると、やはりどうしても末尾30サンプルを吸えません。

結論としては、


各種ディスクから(セクタがアドレス管理されていない)CD-DA部をリッピングするときは、
PlexTools Professional を使うと取りこぼしが生じず、完全吸出しが可能


ということになりました。




まだ続く PREMIUM 検証
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