■100分メディア焼き実験 - 2004年10月29日更新 -

CD-R実験室開設当初、ちょうど99分メディアが出回っていた時期で、当時はかなりはまっていた記憶がありますが、その後99分を超えるメディアは(国内では)見かけることはありませんでした。

・・・・と油断していたところ、突如 100分 を名乗るCD-Rメディアが登場。
各種DVDメディアが広く普及してきたので、容量的な魅力は以前ほどありませんが、気になることを調べてみましょう。
最近はCD-Rメディアはほとんどチェックしていないので、完全にノーチェック状態でした。ネッシーさん、掲示板での情報提供ありがとうございます。


さりげなく登場した感がある100分メディア
販売元は e-blue
DVDINFOPro 3.29 + PX-712U
意外にもFornex製でした。





参考比較用の99分メディア
販売元は Melody
DVDINFOPro 3.29 + PX-712U





参考比較用2
通常の太陽誘電700MB CD-Rメディア
DVDINFOPro 3.29 + PX-712U




〜 参考資料 〜
以前使っていたインスタントCD+DVDの設定画面。
120分とか言うありえない容量が・・・




■結果

※この枠内では、書き込み速度はすべて8倍速です。

まず手始めに、Nero CD-DVD speed 3.42 + PX-712U (Firm 1.05) にてデータディスク作成を行ってみましたが、PX-712U がフリーズ状態になってしまいました。
次に、nero 6.3.1.25 + PX-712U で99分近くの音楽CD作成を試みるも、これもフリーズ。(どうもリードインで失敗してしまいます)
→数日後、USB2.0変換したPX-712A + nero 6.3.1.25で試したところでは、リードインでフリーズすることはありませんでしたが。(ラトックのUSB2.0変換ケース使用)


さてどうしようかと思いましたが、「CD-RならPREMIUM」 ということで、


PREMIUM + 100minメディアで、CD Speedでデータディスク作成 → 最後の方でエラー
PREMIUM + 99minメディアで、CD Speedでデータディスク作成 → 最後の方でエラー


ということで、なかなか手強い印象です。

その後、nero 6.3.1.25 + PREMIUM (Firm 1.05) で音楽CDを作成したところ、ようやくうまくいきました。
※注:オーバーバーンの設定をしています。


nero 6.3.1.25 + PREMIUM (Firm 1.05) での音楽CD作成結果
用意したWAVEファイル
総容量
100分メディアでの結果 99分メディアでの結果
99分50秒 書き込み成功! 未確認
100分10秒 書き込み成功! 最後に焼きミス
100分30秒 最後に焼きミス 未確認


実際に書き込みしてみると、99分メディアと100分メディアで見事に差がでています。
また、↑の100分10秒焼き成功したディスクですが、しっかり 「100分10秒」 として認識されました。


100分10秒焼きのディスク情報
GigaRec等を使用せずに、普通に焼いただけで100分10秒の音楽CDが完成。


ともかく100分オーバー焼きには成功しましたが、これが使えるか?となるとかなり厳しそうです。

↑で焼いた100min10secディスクを、


PX-712U + PlexTools Professional 2.17a でC1C2測定 → スキャン中にフリーズ状態
PREMIUM + PlexTools Professional 2.17a でC1C2測定 → スキャン中にフリーズ状態


共に10分近く待ちましたが、延々と最外周トラックをスキャンしている感じで、全く終わる気配がないので、途中でキャンセルしました。

で、ほんとに100分10秒焼けているのか?ですが、Nero CD-DVD Speed 3.42 で転送レートテストを行ったところでは、確かに記録できているみたいです。


Nero CD-DVD Speed 3.42 + PREMIUM での転送レートテスト
MAX指定読みですが、途中からCLV読みに切り替わって最後は 0.26x という超低速読みになってしまいました。
かなりきつそうですが、なんとか読みきってます。




Nero CD-DVD Speed 3.42 + PX-712U での転送レートテスト
一気に最後までCAV読みするか!?と思ったら最後で極端に減速。
0.41x まで落ちてしまってます。



Nero CD-DVD Speed 3.42 + BenQ DW1620 での転送レートテスト
DW1620でも最後に減速してしまってます。
ただ、最外周部でも速度は 6.3x 出ているのでそこそこ優秀?
→DW1620 + EACで最終トラックをリッピングしてみると、Burst modeでは吸いきるもののバイナリ不一致箇所多数あり。Secure modeでは外周部でほぼフリーズ状態、ということで、どうも使い物になるレベルではなさそうです。




Nero CD-DVD Speed 3.42 + BenQ CRW4816P での転送レートテスト
以前 「悪条件ディスクからのリッピング」 というのをやったとき、BenQ CRW4816Pで結果がよかったことを思い出し、試してみましたが、どうも容量を誤認識してしまいます。(当然ながら途中でエラー)




実際に聞いてみる
トータルタイムが1秒少ない気もしますが、PREMIUMでは普通に再生可能、・・・
と思いきや、この後数秒で止まってしまいました。やはり外周部がかなりきつそうです。




■その他のドライブでの100分10秒焼き結果

その他のドライブで100分10秒焼けるか?ということで、最近のドライブと昔よく使ったCD-RWドライブで試してみました。
※PREMIUMでは、念のためもう1枚焼いてます。


ドライブ名 ファームウェア 書き込み速度 結果
LITE-ON
LTR-48246S
SS0E 8倍速 最後で焼きミス
BenQ
CRW4816P
A.YZ 8倍速 最後で焼きミス
RICOH
MP7200A
1.30 8倍速 最後で焼きミス
PHILIPS
321240
1.0C 8倍速 最後で焼きミス
YAMAHA
CRW-F1
1.0g 8倍速 いきなり焼きミス
PLEXTOR
PREMIUM
1.05 8倍速 正常に書き込み完了
Pioneer
DVR-A08-J
1.14 10倍速
(8倍速は選択できない)
最後で焼きミス
PLEXTOR
PX-712A
1.05 8倍速 最後で焼きミス
TEAC
DV-W58E
2.0B 8倍速 途中で焼きミス
NEC
ND-3500A
2.27 8倍速 いきなり焼きミス
日立LG
GSA-4081B
A104 8倍速 いきなり焼きミス
東芝サムスン
TS-H552A
BF30 8倍速 途中で焼きミス
BenQ
DW1620
B7L9 8倍速 最後で焼きミス


「最後で焼きミス」というのは、ほぼ99分近くまではいっていますが、ぎりぎり最後のエリアで失敗してしまってます。結局100分10秒焼ききったのは、(試した中では)PREMIUMだけということになってしまいました。




■もう少し短い時間ではどうなのか?

もう少し秒数を短くしたらどうなのか?ということで、100分メディアと99分メディアで、PX-712A (1.05) を使って8倍焼きしましたが、


用意したWAVEファイル 99分メディア 100分メディア
100分0秒 最後で焼きミス 最後で焼きミス
99分40秒 正常に書き込み完了 正常に書き込み完了


なんかほとんど差がないみたいです。
PREMIUMでははっきりと差が出ているので、100分メディアの方が容量的に有利ではありそうですが、その差を堪能するにはドライブがかなり限られてきそうです。
※このページで使用したメーカーの99分メディアと100分メディアの場合です。(一応念のため)




■結論

100分メディアは、ドライブによっては100分10秒くらいまでは普通に書き込み可能。
ただ、100分オーバー音楽CDは実用的ではない上に、最外周部は記録品位的にかなり悪い。

ということになりました。
CD-Rでは久々に興味をそそられるメディアなので、興味のある人はぜひためしてみましょう!(値段的にもそんなに高くないです。)



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