【追記1】
WinCDR6.57なるバージョンは、基本性能はWinCDR7のようです!!要注意!!




【追記2】
WinCDR 7.52より、サガフロンティアオリジナルサウンドトラックDisc3
に完全対応できます(ドライブ限定します&トラック単位では無理ですが)


【追記3】
CD-Ripper で隠しトラックのみのリッピング(LBAマイナス領域含む)が可能になりました






■音楽CDのバックアップ

CD-RWドライブ購入動機の一つとして音楽CDのバックアップが可能という理由は大きいと思います。
実際CD-RWドライブを所有している多くの方はごく普通に音楽CDのバックアップをしていると思います。
やり方自体は非常に簡単で、各種ソフトの「バックアップ機能」でほぼ一発です。




■ところがうまくいかない場合もあります

なんでもかんでも「バックアップ」でうまくいくかと思えば、そうじゃない場合もあります。
例えば、

・プリギャップに音声を割り当てているCD
・さらにそのプリギャップ付き音声が、LBAマイナス領域 にある場合(極めて特殊な例)

こういうケースはあまりないかと思いますが、付属されているB's RecoederGOLD等のライティングソフトでは
正常にバックアップできません。
→そもそも音声付プリギャップ自体が再現できない
(B'sは設定により可能ですが、そうするとプリギャップ情報が消えてしまいます)

CDRWINやCloneCDなら、とりあえず、音声付プリギャップは再現できますが・・・






■考えようによってはSafeDisc2.5やCDS-200.0.4より強力!一見ただの音楽CDなのに・・・

ところが!CDRWINやCloneCDをもってしても完全デュプリケート不可の音楽CDというのがあります。

サガフロンティアオリジナルサウンドトラック Disc3がそれです。(執筆時はリンク切れ。オリコンの検索結果です)


このCDは普通に聴いているとなんの変哲もないただの音楽CDですが、


トラック1のロングプリギャップに音声があり、それがLBAマイナス領域にまで及んでいる


という、極めて特殊なCDとなっています。


読み書きともPLEXTOR PX-W2410A(1.02)を使用。CDRWINのバージョンは4.0Aβ、CloneCDのバージョンは3.0.9.1です
設定はCDRWINはデフォルトで問題なし。(ただし、読み書きの速度はそれぞれ8倍、12倍に変更)
CloneCDは読みのときにオーディオのサブチャンネルを読む設定にして、その他はデフォルトです。
(こちらも読み書きの速度はそれぞれ8倍、12倍に変更)

さて試聴。まずはCDRWINで焼いた方です。トラック1を巻き戻すと・・・・バッチリ聴こえてます!
次にCloneCDで焼いた方ですが・・・こちらもバッチリ聴こえてます!






■なんだ簡単じゃないか、そう思ったら甘かった・・・

始めはうまくいったと思ってましたが、焼いた方のCDは(CDRWIN, CloneCD共)オリジナルとははっきり違いがあります。

違うのはCDの先頭部分です。

オリジナルはトラック1を完全に巻き戻して聴くと、すぐに音が聴こえてきますが、
焼いた方のCDは最初の2秒が無音になってしまってます。


※つまり、LBAマイナス領域が再現できていません!


だめ元でいくつかのソフトを試しましたが、(いずれも読み書きはPX-W2410A(1.02) 設定は省略)

・DiscJuggler 3.50.780
・PrimoCD 1.3.382 (PxEngine 1.1.281)
・nero 5.5.5.1
・BlindWrite 0.99.2.1
・BlindRead 3.0.2.1 + CDRWIN 4.0Aβ
・DDump 1.10 + CDRWIN 4.0Aβ
・FireBurner(バージョン忘れました) + BlindRead 3.0.2.1
・Raw CD Copy 2.1
・WinCDR 6.17

やっぱり先頭の2秒は再現できませんでした。






■完焼きは無理でも、見かけ上オリジナルとほぼ同様にすることはできます。

どうも完全デュプリケートは無理そうですが、限りなくオリジナルに近づけるやり方はあります。

手順としては、

1.各トラックをWAVEファイルとして吸い出す。
2.プリギャップ長を確認する。
3.キューシートを書いて、CDRWINで焼く。

となりますが、ここでもっとも重要なのはトラック1のWAVEファイル作成です。
※ポイントは、LBAマイナス領域が吸えるか


はたして先頭の2秒を吸えるのか?と思いましたが、なんとWinCDR6では吸えました。

すごいぞWinCDR6!ここで最強のリッパーとして勝手に任命(笑)
※気になるのはWinCDR7にこの機能が引き継がれるか?ですが、これを書いている時点では発売前なので、ちょっと不明です。
 →残念ながら引き継がれませんでした(T_T)
※WinCDR5でも多分いけると思いますが、こちらは未確認。



- 追記 -
ドライブによっては先頭の2秒が吸えません。
確認したところでは、

先頭の2秒が吸えるドライブ
PLEXTOR PX-W2410A(1.02), PLEXTOR PX-W8220T(1.05)

先頭の2秒が吸えないドライブ
MITSUMI CR-4805TE(1.8A), SANYO CRD-BP4(4.31)





他にもいくつかのソフトを試しましたが、先頭の2秒を取ってきてくれたのはWinCDR6だけでした。

・CD2WAV32 R3.19
・Audiograbber 1.80
・CDex1.40 BETA 8
・CDRWIN 4.0Aβ
・DiscJuggler 3.50.780
・PrimoCD 1.3.382 (PX-Engine 1.1.281)
・nero 5.5.5.1

※ドライブはPX-W2410A(1.02)を使用。

CD2WAV32とCDexは設定によってはできそうなのですが、先頭の2秒は無理でした。











■やり方(サガフロンティアオリジナルサウンドトラック Disc3を使用)

ドライブは読み書きともPX-W2410A(1.02)
ソフトのバージョンは、CDRWIN 4.0Aβ, WinCDR 6.17です。



1.各トラックをWAVEファイルとして吸い出す。

これにはWinCDR6を使用します。
設定は以下のようにします。読み速度は必要に応じて変更してください。


この設定で、トラック1のプリギャップも先頭から完全に抜き取ってくれます!さりげなくすごいWnCDR6


さらに、各トラックの「PreGap」の値をメモしておきます。(CUEシートを書くときに必要)









2.CUEシートを書く

以下のようになります。

FILE "C:\Data\Track01.wav" WAVE
TRACK 01 AUDIO
INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 02:14:50
FILE "C:\Data\Track02.wav" WAVE
TRACK 02 AUDIO
INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:38
FILE "C:\Data\Track03.wav" WAVE
TRACK 03 AUDIO
INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track04.wav" WAVE
TRACK 04 AUDIO
INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track05.wav" WAVE
TRACK 05 AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track06.wav" WAVE
TRACK 06 AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track07.wav" WAVE
TRACK 07 AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track08.wav" WAVE
TRACK 08 AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track09.wav" WAVE
TRACK 09 AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:38
FILE "C:\Data\Track10.wav" WAVE
TRACK 10AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:38
FILE "C:\Data\Track11.wav" WAVE
TRACK 11 AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:38
FILE "C:\Data\Track12.wav" WAVE
TRACK 12AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track13.wav" WAVE
TRACK 13AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track14.wav" WAVE
TRACK 14AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track15.wav" WAVE
TRACK 15AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track16.wav" WAVE
TRACK 16AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:38
FILE "C:\Data\Track17.wav" WAVE
TRACK 17AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track18.wav" WAVE
TRACK 18AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track19.wav" WAVE
TRACK 19AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:37
FILE "C:\Data\Track20.wav" WAVE
TRACK 20AUDIO

INDEX 00 00:00:00
INDEX 01 00:01:38







3.焼く!

最後に、CDRWINに作成したCUEシートを読ませて焼けば終わりです。
(RAWはOFFにしたほうが無難です)




■このCDはオリジナルとどこが違うのか?

トータルの記録時間が2秒違います。(焼いた方のが2秒長い)

その2秒ですが、CDの一番先頭に「空白」として追加されます。
逆にオリジナルの方は先頭の「空白」がありません。いきなり音声が入っています。 ←これってどうやってマスタリングするんですか?

この空白の2秒ですが、各種ライティングソフトでは焼くときに勝手に挿入されるので、どうしようもなさそうです。
















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