選挙ごっこをしよう!!

6年・社会「わたしたちのくらしと政治」
2000.1.28


 社会の政治の学習で、選挙の疑似体験をしました。どんな選挙でもいいのですが、今回は、身近な政治を考えてもらおうと、市議会議員の選挙をやることにしました。市の名前は公募しました。
 この市は、有権者数39万(クラスの人数が39人なので)。自分たちの住んでいる市と似たような環境にあるという設定です。
 
 まず、選挙の仕組みを簡単に教えてから、選挙管理委員(選挙の準備をする)の役と政党(実際に議員に立候補する)の役に分かれました。
 選管には、真っ先に選挙の公示をしてもらいました。私と相談して2月1日を投票日と決めました。それから、投票箱や投票用紙、投票所入場券、ポスター掲示場などをつくったり、立候補者の受付、選挙公報の発行準備、投票所の設営準備など、たくさんの仕事を分担してやってきました。



 政党グループには、数人ずついくつかの政党をつくってもらいました。コンペイ党、うーん党、人生おくりバン党といったユニークな名前の政党や、自由党、平和党といった本物みたいな名前の政党ができました。どの政党も、選挙事務所を作って、選挙運動に必要なものを次々に作っていきました。
 選管から、立候補の受付が始まると、8名の立候補者がありました。何名選ぶかということも話し合って、5名を選出するということになりました。

 そのうちに、各候補者の街頭演説が始まりました。ポスターも貼られていきました。各種のビラが配られたりもしました。さすがに、選挙カーでの名前の連呼には「うるさいなあ」という声まで…。
 選挙の予想をする新聞社やテレビ局もできました。放課後残ってまで、番組作りに励んでいました。本格的にビデオを使っての撮影までやりました。 
 

 しばらくして、全員の手元に投票所入場券が届きました。選挙公報も発行されました。真剣に読んでいる子が多かったです。まさしく本物の選挙直前のようなさわぎです。


 いよいよ、投票日。テレビで政見放送をやってから、実際に投票します。開票して当選発表まで一気にやりました。さぁ、39万の有権者はどのような判断を下したのでしょうか。



「ぞろぞろ・・・」
 投票所の入り口から入って、入場券と交換に投票用紙をもらいます。
 こんなに行列している投票所の風景には、本物ではなかなかお目にかかれません。


 



「だれにしようかな?」
いよいよ、投票用紙に候補者の名前を書きます。一番ドキドキするところでしょう。
 投票箱に入れるとき、戸惑う子が続出しました。半分に折るのか、折らないのか、それとも小さくした方がいいのか。本当の選挙なら、投票用紙に折り線がついているから大丈夫だと思います。今回は、何と立会人から声がかかりました。
「小さく折りたたんで入れてください」
投票箱が小さいので、いっぱいいっぱいになりそうだったからです。なかなかいい判断、いい声かけでした。



         
「緊張の一瞬・・」
 だれが当選するのか緊張して待つ候補者と有権者。なのに、開票作業はとっても楽しそうです。
 ここでも、絶対にあり得ないことが起こりました。得票数が同数の候補者が出てしまったのです。しかたがないので、決選投票を挙手で行いました。
 
 というわけで、楽しい”選挙ごっこ”は、無事終了しました。

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豊島 登 Noboru Toyoshima