6年 跳びたい技を選んで跳ぼう

− 跳び箱の学習 −


はじめに


一人一人の子どもが自分の挑戦 したい技・力に合った技を選び、 自ら学習を進める。
「できるようになった」というだ けでなく、「できるようになる」 過程を楽しませたい。


めあてを持たせる


 一人一人が自分で学習を進めら れるように、次のように二つのめ あてを持たせるようにする。

跳び方は、次の中から選ばせる。

開きゃくとび・かかえこみとび・下向き横とび・あおむけとび・台上前転・ 頭はねとび・うで立て前転とび・うで立て側転とび


学習のようす



跳び箱の準備ができたら、まず体慣らし。はじめに、跳び箱に手をついて踏み切り板の上で軽くジャンプ。
終わったら、今日のめあてよりも、1〜2段低い跳び箱で跳ぶ。

以下、技ごとにまとめて紹介する。


開きゃくとび
めあて1で、一番たくさんの子が挑戦する開きゃくとび。いろいろな高さや向きを自分で選ぶのである。できない子は、めあて2で跳びやすい場を工夫してつくる。これは、下に台を置いて手に体重がかかるようになっている。7段を跳ぼうとすると、どうしてもお尻がついてしまうというA君。「両手を強くついてみよう」とアドバイス。
横とびかかえこみとび
意外に簡単にできるが、手のつく位置を変えたり、足を伸ばしていくと難しくなる。めあて1で挑戦する子が多かった。めあて2では、平均台を使った場ですぐにできてしまう。めあて2での練習風景。真ん中がへこんでいる跳び箱でとぶ。イメージは、お尻を高くあげて、しっかり手をつきはなすこと。頭が下がっていくので、怖いときはマットを数枚重ねる。
あおむけとび
あおむけとびの練習風景。感覚をつかんでしまえば、そう難しくない。これは、真横から手をついて、またぐようにしているところ。できたら、ななめ助走へ。できるようになったら、めあて1へ。高さに挑戦するだけでなく、遠くに着地することや足をVの字に伸ばすことなどがめあてとなる。
台上前転
女子は、怖いという子が多い。そこで、マットをしきつめ、跳び箱にもマットをかぶせた場を用意する。跳び箱も大型のものなら落ちにくい。恐怖心なくできるようになったら、高さに挑戦する。ひたすら高い跳び箱に行くと危険なので、首はねや頭はねに発展させるよう助言する。
頭はねとび
跳び箱の上から頭をついて安全マットにおりる場から練習を始める。手をつきはなすタイミング、足を伸ばすタイミングを覚えることが必要。



授業の終わり。学習カードを記入しているところ。「きょうは、ここまでできた」「この次は、こんなところに気をつけてやろう」という反省をさせる。「〜ができなかった」という否定的な言葉は避ける。次時への意欲につながらないからである。

ご意見・ご感想をお待ちしています。
豊島 登 Noboru Toyoshima