ボトムズ事典 
− 第4版 − 



ゆーいち 著

はじめに
 本書はアニメ「装甲騎兵ボトムズ」とその周辺の作品などに登場する人物、メカ、アイテム、地名、組織、用語などを出来るだけ広範に網羅し、解説することを目的に編集したものです。
 ボトムズの映像作品とその周辺作品を参考資料を対象とし、TVシリーズ及びOVAで制作された「装甲騎兵ボトムズ」の内容に矛盾すると著者が判断したものは扱っていないので御了承ください。また、可能な限り資料に則った内容を心掛けていますが、なかには筆者独自の解釈による記述も混ざっているかと思います。御了承ください。


A〜Z あ行 か行 さ行 た行 な行
は行 ま行 や行 ら行 わ行 年表


【A〜Z】 TOPヘ


AT
[えー-てぃー]
 アーマード・トルーパーを参照。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

ATC−BR1−S ラウンドムーバー
[えー-てぃー-しー-びー-あーる-わん−えす らうんどむーばー]
 本来陸上兵器であるスコープドッグを宇宙空間で行動できるようにする追加装備、バックパックの一種。合計12基の小型バーニアが装備されており、これの噴射推力によって宇宙空間における移動や方向転換、姿勢制御をおこなう。宇宙軍ではこの装備をしたATは“空間騎兵”とも呼ばれている。
 ATは開発当初から陸戦兵器として開発され、活躍の舞台も惑星上に限定されていた。しかし、ギルガメス軍がこの装備を施したATを宇宙空間の艦隊戦に投入し、大きな戦果を挙げたことからATは活躍の場を宇宙空間にまで広げることとなる。対するバララント軍も宇宙活動に主眼を置いた独自開発のAT、ファッティーを大量生産し戦場に送り込んだ。これにより文字通りATはあらゆる戦場で運用されることとなる。
 ラウンドムーバーなどを装備して宇宙での戦闘に用いられるATは、それまでの砲撃戦を主体とした艦隊戦に、大きな変化をもたらした。宇宙活動の能力を持ったATは、宇宙戦艦や宇宙要塞に取りついて破壊活動を行う。ATを持たぬ艦隊がこの攻撃に晒されたときの被害は甚大なものがあった。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ATC−AFV02 AT用連装自走砲システム
[えー-てぃー-しー-えーえぶい-ぜろつー えーてぃーよう-れんそう-じそうほう-しすてむ]
 主に宇宙要塞の攻防などで使用されたAT支援兵器。強力な2連装キャノン砲を装備し、ホバー機構によって地上での使用も可能。AT自身が登場して操作し、強力な火力で対地及び対空射撃など、幅広いようとに威力を発揮する。大型の砲を装備できないスコープドッグの支援兵器として活躍した。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ATC−BR3−S ドッグキャリアー
[えー-てぃー-しー-びー-あーる-すりー-えす どっぐきゃりー]
 スコープドッグの支援装備。降着形態のATに装着し、キャリアー部の強力な2基のロケットエンジンとATのバックパックとして装備される補助推進装置3基によって高速移動を実現する。ラウンドムーバーとの併用でバララントの宇宙艦隊に対する突入作戦で猛威を振るった。本来は宇宙空間での使用を前提に開発されたが、惑星上における突撃作戦においても使用され、スコープドッグの行動範囲を広げる役目を果たした。
《出典:TV「ボトムズ」第51話など》

ATH−06−SNC スライディングビートル
[えー-てぃー-えいち-ぜろ-ろく-えす-えぬ-しー すらいでぃんぐびーとる]
 ダイビングビートルを雪上用に改修したタイプ。ビートルタイプ特有の機密性の高さが機体内部の保温にも効果を発揮、マッスルシリンダーポリマーリンゲル液の凍結を防ぐヒーターの装備だけで寒冷地仕様として完成してしまった。雪上の機動性も良好で、ビートルタイプの機体の素性の良さが窺える名機である。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−06−SNHMC スライディングビートルHMC
[えー-てぃー-えいち-ぜろ-ろく-えす-えぬ-えいち-えむ-しー すらいでぃんぐびーとる-えいち-えむ-しー]
 ATH−06−SNC スライディングビートルをベース機体に、ローラーダッシュ機構を履帯型に変更したタイプ。定評のある雪上移動がさらに高速化された。雪上での性能が更に向上した事により、寒冷地で戦う兵士からは大きな信頼を得ている。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−06−WP ダイビングビートル
[えー-てぃー-えぃち−ぜろ-しっくす-だぶりゅ-ぴー だいびんぐびーとる]
 ギルガメス軍の湿地帯用H級ATレメンブルク社が開発を担当した。沼地での運用のため脚部にはスワンピークラッグが装備されているほか、水中での活動も可能。機密性が高く、背部に装備した大型のエアタンクによって2時間の水中活動が可能であるなど、特に水中活動では優秀な性能を発揮した。
 当機はギルガメス軍湿地帯用ATの座をATH−14−WPスタンディングタートルと競合していたが、水中活動能力が評価され、正式採用されることとなった。主な火器はGAT−19 ミッドマシンガン
 クメン内乱ではゴウトの闇ルートを通じてクメン王国政府軍の傭兵部隊に配備され、アッセンブルEX−10の主力ATとなった。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ATH−12−SNC フィアズリードッグ
[えー-てぃー-えいち-いち-に-えす-えぬ-しー ふぃあずりーどっぐ]
 ラビドリードッグを雪上用に改修したタイプ。スレッジトータスなどと同様、マッスルシリンダーやポリマーリンゲル液の凍結を防ぐ為のヒーターが機体各部に装備され、機体の保温効果を高める防寒スーツも装着されている。その他、グライディングホイール機構も履帯式のものに変更され、良好な機動性を発揮する。
 当機はもともと秘密結社で開発された機体をメルキア軍が採用し、同母星防衛軍に配備されたが。その後秘密結社が弾圧される事態に及び、当機はマーティアルの圧力でメルキア軍の生産と使用は停止措置が掛かり、代わってマーティアルに属する組織で使用されたという。第3次銀河大戦停戦後のマグダレナを占領統治するバララント軍や法王モーニックの直属部隊などに配備された。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−14−SA スタンディングトータスMk−U
[えー-てぃー-えぃち−ふぉーてぃーん-えす-えー すたんでぃんぐとーたす-まーく-つー]
 ウットヘルト社が開発したH級ATスタンディングトータスをベースとして、宇宙空間での使用を目的に開発された機体で、マッスルシリンダーが宇宙戦用のものに変更されているほか、脚部と一体型バックパックに推進ブースターを装備しているのが大きな特徴。宇宙空間での突撃作戦を主眼に開発されたが、ブースターの推力を利用した超高々度からの降下も可能だったため、宇宙軍だけでなく、惑星占領軍の降下兵団の強襲部隊にも配備された。
 登場した年代が百年戦争末期であったため余り量産はされなかったが、特に宇宙空間での機動性が高く評価され、宇宙軍ではかなり数が配備された。また、謎の秘密結社も当機を大量に配備していたことが知られている。主な武装はX・SAT−01ソリッドシューターなど。
《出典:TV「ボトムズ」第32話など》

ATH−14−SNC スレッジドータス
[えー-てぃー-えいち-いち-よん-えす-えぬ-しー すれっじとーたす]
 スタンディングトータスを雪上用に改修したタイプ。ATM−09−SNC アバランチドッグと同様、マッスルシリンダーポリマーリンゲル液の凍結を防ぐ為のヒーターが機体各部に装備され、機体の保温効果を高める防寒スーツも装着されている。氷上でも機動力を発揮できるスパイク付きのグライディングホイール機構を装備し、カメラはガラスカバーで多い氷結から保護されている。追加装備のため重量的には負担が増えているはずだが、機動性への影響は少なく、雪上のみならず優秀な性能を発揮する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−14−SNHMC スレッジトータスHMC
[えー-てぃー-えいち-いち-よん-えす-えぬ-えいち-えむ-しー すれっじとーたす-えいち-えむ-しー]
 ATH−14−SNC スレッジドータスグライディングホイール機構を履帯式のものに換装して機動力を向上させたタイプ。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−14−SNSTC スレッジトータスSTC
[えー-てぃー-えいち-いち-よん-えす-えぬ-えす-てぃー-しー すれっじとーたす-えす-てぃー-しー]
 ATH−14−SNC スレッジドータスを装甲を強化したタイプ。寒冷地の要塞を防衛する作戦目的に合わせて開発された機体である。低温地帯で長時間に渡って待機する任務での使用を想定しているため、マッスルシリンダーやポリマーリンゲル液の凍結を防ぐためのヒーターはスレッジトータス以上に装備されている。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−14−ST スタンディングトータス
[えー-てぃー-えぃち−ふぉーてぃーん−えす-てぃー すたんでぃんぐとーたす]
 ギルガメス軍で正式配備されているH級AT。開発元はウットヘルト社。百年戦争末期に登場し、ギルガメス軍のH級ATとしては最も普及した機体である。
 スコープドッグと比べて出力などでは上回ったものの、機動性や稼動時間でやや劣っていたため陸上戦では主に後方支援的に運用されることが多かった。だが、機体の基本構造はスコープドッグ以上に余裕を持って設計されており、大戦末期に登場した機体であるにも関わらずスコープドッグに匹敵するほど様々なバリエーションが開発され、各地の戦場で活躍した。M級より大型の装備が搭載できることから、HRAT−23ハンドロケットランチャーの他、HRAT−30ハンディロケットガンやHMAT−38ハンディミサイルランチャーなど、ロケット砲の装備が充実しているのが特徴。百年戦争末期に開発された大型のグライディングホイールとターンピックを装備したタイプが存在し、クメン王国の荘園領主スタブロスが使用したのが確認されている。
 また、ギルガメスの正規軍だけでなく、秘密結社の戦闘部隊でも使用され、ウドにメルキア軍のAT降下部隊が来襲した際には、秘密結社側からの応援部隊として派遣され、激しい戦闘を繰り広げた。
《出典:TV「ボトムズ」第13話など》

ATH−14−STC スタンディングトータスSTC
[えー-てぃー-えいち-いち-よん-えす-てぃー-しー すたんでぃんぐとーたす-えす-てぃー-しー]
 スタンディングトータスの胸部装甲を追加して防御力を高めた機体。要塞や防衛ラインに配備される事を想定して開発された。機動力は重量増加により著しく低下している。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−14−STHAC スタンディングトータスHAC
[えー-てぃー-えいち-いち-よん-えす-てぃー-えいち-えー-しー すたんでぃんぐとーたす-えいち-えー-しー]
 後方からの支援砲撃に特化したATH−14−STC スタンディングトータスSTCの改修型。背部を専用の大型ミサイルポッドを装備できるように改造し、更に火砲発射の反動に耐えられるよう脚部にサポーティングスタンドが装備されている。ATの形をした歩行式のミサイル発射台と考えても良いかも知れない。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−14−WP スタンディングタートル
[えー-てぃー-えぃち−ふぉーてぃーん-だぶりゅ-ぴー すたんでぃんぐたーとる]
 ウットヘルト社が開発したH級ATスタンディングトータスの改造型。ギルガメス軍の湿地帯用のATとして開発されたが、競合機種のダイビングビートルに選考の結果敗れたため、正式採用はされなかった。しかし、性能自体は申し分無かったらしく、各方面に配備されている。水中活動を考慮して機密性が高められ、ハイドロジェットエンジンや大型エアタンクが装備されているほか、軟弱地盤でも行動できるよう脚部に折り畳み式のスワンピークラッグが装備されている。主な火器はHRAT−23ハンドロケットランチャーなど。
 ギルガメス軍には正式採用されなかったものの、クメン内乱において、秘密結社の闇ルートを通じてビーラーゲリラに供給され、クメン王国傭兵部隊のダイビングビートルと激しいジャングル戦を繰り広げた。また、踵部に追加のグライディングホイールを装備したタイプも存在し、クメンの荘園領主スタブロスの部下たちが使用していた。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ATH−14−WPC スナッピングタートル
[えー-てぃー-えぃち−ふぉーてぃーん-だぶりゅ-ぴー-しー すなっぴんぐたーとる]
 秘密結社PS用に開発したスタンディングタートルの改良型。外観の変更はないが、PSの反応速度に機体が追従できるよう駆動系や制御系に大幅な改造が施されている。また、ブルーティッシュドッグのデータをもとに開発された最初の超高速コンピュータMCM−1MXUを搭載し、常人ではその性能を発揮しきれない程の機動性を発揮するようになっている。主な火器はHRAT−23ハンドロケットランチャーなど。
 クメン内乱においてイプシロンが搭乗したその機体は青くペイントされ、クメン王国政府軍からブルーATと呼ばれて恐れられた。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ATH−14−WPSTC スタンディングタートルSTC
[えー-てぃー-えいち-いち-よん-だぶりゅー-えす-てぃー-しー すたんでぃんぐたーとる-えす-てぃー-しー]
 スタンディングタートルの胸部装甲を追加して防御力を高めた機体。要塞や防衛ラインに配備されれば有効だが、重量増加により機動力低下は著しく、軟弱地盤での運用には配慮を要する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−P−FX グラントリードッグ
[えー-てぃー-えぃち−ぴー-えふ-えっくす ぐらんとりーどっぐ]
 7214年3月、ギルガメス軍の次期主力として、アデルハビッツ社が開発した試作H級AT。ドッグ系の設計思想をH級まで発展させてた機体として開発され、従来のATに比べ悪天候や生存不可環境における戦闘力が一段と向上されている。先行試作機として22機が製造された。7213年、ウィンガードAT工場にてスコープドッグの生産ラインの一部を利用してグラントリードッグとおぼしき機体が製造(或いは研究実験)されているのが確認できことから、大戦末期にはほぼ完成していたものと推測できる。当機はレッドショルダー最高責任者ヨラン・ペールゼンも大いに興味を抱いていたようだ。しかし生産コストが従来機の約2倍と高く、結局主力ATとしては正式採用されなかったらしい。
 なお、この機体の開発においてはテスト用の8機が空輸中、謎の武装集団によって強奪されるという事件が発生。後に秘密結社の私兵となったレッドショルダー残党が、デライダ高地にてブラッドサッカーと称される本と酷似した機体を使用しているが、これはこれはグラントリードッグを秘密結社に連なる組織がコピー量産したものだろう。
《出典:ムック「オデッセイ」より》

ATH−Q64 ベルゼルガWP
[えー-てぃー-えぃち−きゅー-しくすてぃーふぉー べるぜるが]
 銀河各地の戦場に派遣されるクエント人傭兵の為に支給されるクエントH級ATベルゼルガ・シリーズの一機種である。
 クエント素子を使用した高性能の金属センサーを装備し、パイルバンカーやシールドを初めとする中世の甲冑風の外観が大きな特徴となっている。スワンピークラッグなど幾つかの装備を追加しただけで湿地帯での使用が可能。主な火器はGAT−40−Cアサルトライフル。
 当機はクメン王国政府に傭兵として雇われたル・シャッコの愛機。各種の湿地帯用の装備が施され、ジャングルや河川で活躍した。
《出典:TV「ボトムズ」第15話など》

ATH−Q58 ベルゼルガDT
[えー-てぃー-えぃち−きゅー-ふぃふてぃーえいと べるぜるが-でぃー-てぃー]
 銀河各地の戦場に派遣されるクエント人傭兵の為に支給されるクエントH級ATベルゼルガ・シリーズの一機種。
 クエント素子を使用した金属センサーを装備し、パイルバンカーやシールドを初めとする中世の甲冑風の外観が大きな特徴。この機体はクエント星傭兵センターに保管されていた物で、砂漠用の装備としてサンドトリッパーを装備している。Q64型と比べて若干装甲が厚く、MCパック系が旧型のものを使用しているので機動性では若干劣る。主な火器は冷却パック付きのGAT−40−Cアサルトライフル。
 クエント人であるル・シャッコはクエント星での戦闘を禁じられたため、彼に代わってフィアナが搭乗し、ワイズマンの後継者たらんとして行動するキリコを阻止しようとした。
《出典:TV「ボトムズ」第50話など》

ATM−04−ST イグザートキャトル
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-よん-えす-てぃー いぐざーときゃとる]
 メルキアの兵器メーカー、アデルハビッツ社で開発された汎用型ATの第一号。ヂヂリウムを使用した高速コンピュータが搭載され、シンプルな操作で柔軟な動作が可能になった。この機体によってATの完成によって量産が開始され、実戦での運用が本格的になる。大量配備が進んだ事から前線で行動不能になった機体は躊躇いなく遺棄されるようになったのもこの機体からである。後にスコープドッグが配備されるようになると旧式化するが、センサー類の性能は寧ろ優れていた為、偵察任務などで使用され続けた。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATM−06−ST マスカレイドコング
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-ろく-えす-てぃー ますかれいどこんぐ]
 メルキアの兵器メーカー、アデルハビッツ社で開発されたAT。この機体からミッションディスクを使用した操縦システムが採用されるようになった。開発途中だったため、操作システムは操作を補佐する機能は極めて充実しており、より洗練された機体であるスコープドッグが配備された後も一部の新兵や古参兵が好んで使用したという。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

マスカレイドコングMC
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-ろく-えむ-しー ますかれいどこんぐ-えむ-しー]
 メルキアの兵器メーカー、アデルハビッツ社で開発されたATマスカレイドコングを山岳地帯用に改造した機体。特殊環境でのデータ集積を視野に入れているためザイルスパイトや特殊環境下に対応した操作システムを搭載している。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATM−08−ST スペンディングウルフ
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-はち-えす-てぃー すぺるてぃんぐうるふ]
 メルキアの兵器メーカー、アデルハビッツ社で開発されたAT。同社が開発したスコープドッグの前身に当たる完成度の高い機体であり、装備やスペックにおいては後に完成したスコープドッグとほぼ同等の性能を発揮している。特にパイロットの生存性を重視する装備が施されているが、軍からこの点は寧ろコスト的に不要と見做され、間もなくスコープドッグが完成するとスペルティングウルフの量産は早々に終了した。スコープドッグの愛称に「犬」という言葉が含まれたのは、スペルディングウルフと比べて搭乗者の人名を軽視されたことへの蔑みの意味が込められているのではないかと噂されている。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATM−09−BD バウンティドッグ
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-ないん-びー-でぃー-しー ばうんてぃどっぐ]
 終戦間際に登場したスコープドッグのバリエーションのひとつ。主にレンジャー部隊や特殊部隊に支給された。脚部にはハーケンとして利用できるダブルターンピック、左腕には先端のアンカーを射出できるワイヤーウィンチ・ランチャー、腹部には大型冷却装置等が追加装備され、山岳地帯や不整地での運用に優れた性能を発揮する。通常型のATM−09−BDの他に、指揮官用の機体には4連スコープが装備されたATM−09−BDCが存在する。主な武装はGAT−22ヘヴィマシンガンの改造型や4連ミサイルポッドなど。
 ボイル少佐率いるAT特殊部隊が使用し、ヘルメシオン准将の命令を受けて、ケラマ市などでメロウリンクを追い詰めた。ワイヤーウィンチランチャーやダブルターンピックなどを駆使して、複雑に入り組んだ密閉空間でも卓越した戦闘力を発揮した。
《出典:OVA「メロウリンク」第8話など》

ATM−09−DD バーグラリードッグ
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−でぃー-でぃー ばーぐらりーどっぐ]
 第4次銀河大戦中に登場したスコープドッグのバリエーションのひとつ。ギルガメス軍による正式採用はなされず、限定的な使用例しか確認されていない。脚部には不整地での機動性を向上させるトランプルリンガー機構が装備されているほか、バックパックには強力な威力を持つ折り畳み式のドロッパーズ・フォールディングガンが備えられている。
 7247年に起きたアレギウム騒乱で、根本聖堂に突入するキリコが使用した。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第4話など》

ATM−09−GC ブルーティッシュドッグ
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−じー-しー ぶるーてぃっしゅどっぐ]
 秘密結社プロトワンのために開発したPS専用ATスコープドッグの改造型だが、制御系やMC系の大幅に改良され、その性能は通常のスコープドッグを遙かに凌ぐものであった。武器としては右腕がガトリングガンに交換され、更にガトリングガン部分には格闘戦用のクローが装着されているなど、M級ATとしては珍しい固定式重火器の装備によって、H級AT並の攻撃力を発揮する。当機から採取された戦闘データは、後にストライクドッグの開発にも役立てられたらしい。
 プロトワンの愛機としてピンク色を基調としたカラーリングが施された。主にウドクメン王国で使用。
《出典:TV「ボトムズ」第8話など》

ATM−09−GSC スラッシュドッグ
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-ないん-じー-えす-しー-すらっしゅどっぐ]
 ローブ・チームタネンスコープドッグをベース機として改造したバトリング用カスタムAT。頭部をカメラを増設し索敵能力を向上させたコマンダーズヘッドに換装。脚部にジェットローラーダッシュを装備しているほか、左肩に巨大なジャイアントクローを装備している。さらに入手ルートは不明だが、新型のGAT−47マシンガンのコピーを装備。その総合的な戦闘力はバトリング用ATの域を越えるものに仕上がっている。ローブチームのエース格アズライト・フィクスが使用して数々のバトリングで勝利した。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ATM−09−HC ベルゼルガ・イミテイト
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えいち-しー べるぜるが-いみていと]
 ア・コバ市において地上戦艦vsAT異種格闘戦が行われたとき、ル・シャッコが使用したバトリング用のカスタムAT
 使用者の趣味によるものかスコープドッグの機体をベースに各種の外装を追加してベルゼルガを模倣している。クエント素子を使用した金属センサーこそ装備されていないが、パイルバンカーは装備されており、カラーリングもベルゼルガに準じている。性能的にはグライディングホイールが若干強化されている他は、標準のスコープドッグと大差は無い。
《出典:OVA「ビッグバトル」より》

ATM−09−LC ライト・スコープドッグ
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−える-しー らいと-すこーぷどっぐ]
 スコープドッグの装甲を可能な限り簡略化し、軽量化することで機動性の向上を図った改造型。軽量化の一方で、脚部のグライディングホイール機構はローラーが1基づつ追加され、更に機動性向上が図られている。正式な型式ではないが、特別に機動性が要求される状況において稀に実施される改造プランの機体である。
 キリコア・コバ市での異種格闘で使用したほか、ヌメリコフの乗機としても登場した。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

ATM−09−SNC アバランチドッグ
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-きゅー あばらんちどっぐ]
 スコープドッグの雪上用タイプ。過酷な寒冷地での運用に対応するため、マッスルシリンダーポリマーリンゲル液の凍結を防ぐヒーターが機体各部に配置。また氷雪の漂着防止や保温性を高めるため関節部などは防寒スーツで覆われ、カメラ部には特殊なカバーが装着されている。機体重要部の保温には配慮されているが、搭乗者の防寒機能は乏しい。脚部には雪上用スワンピークラッグが装着されている。愛称はローラーダッシュで雪煙を巻き上げながら突進してくる姿が雪崩の勢いを思わせることから付けられた。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

アバランチドッグHMC
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-きゅー-えす-えぬ-えいち-えむ-しー あばらんちどっぐ-えいち-えむ-しー]
 アバランチドッグの脚部などを改造し、脚部に推進ブースターを装備したことで雪上走行性能を向上させた高速機動型。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATM−09−SNSTC アバランチドッグSTC
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-きゅー-えす-えぬ-てぃー-しー あばらんちどっぐ-えす-てぃー-しー]
 アバランチドッグの装甲を大幅に強化したタイプ。重量増加したため機動性は低下している。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATM−09−RSC スコープドッグ・レッドショルダーカスタム
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−あーる-えす-しー すこーぷどっぐ-れっどしょるだーかすたむ]
 単にスコープドッグに各種火器を増設した機体だが、レッドショルダー部隊が好んで使用していたことから愛称が定着した。標準のヘビィマシンガンの他、ミサイルポッドやソリッドシューター、ガトリングガンなど、搭載出来る限りの火器と、同時に火器制御用のコンピュータを装備している。その攻撃力はH級ATをも凌駕する。
 レッドショルダーのような特殊部隊では任務の性格上、車両部隊による後方支援が受けられないことも多く、手持ちのATに過剰とも言える重装備を施して作戦に当たらねばならない状況があった。言わば当機は止むを得ない状況から生み出された機体であるが、実戦においてこの機体を完全に使いこなしたならば予想外の戦闘力が発揮され、レッドショルダーの知名度をさらに高める役目を果たした。
 ウド市においてキリコがこのRSC型を組み上げ使用したが、これに関しては制御装置などで本来のパーツが搭載されていなかったりするなど、厳密にはRSCとは言い難いかも知れない。
《出典:TV「ボトムズ」第10話など》

ATM−09−SA スコープドッグU
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えす-えー すこーぷどっぐ-つー]
 宇宙での活動のために各種の改造を施したスコープドッグの改造型。ラウンドムーバーを装備しているほか、ポリマーリンゲル液や制御コンピュータが宇宙戦に適したものに変更されている。
 キリコフィアナの小型宇宙艇を捕捉した戦艦Xの搭載AT。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

ATM−09−SAC スコープドッグ・フォックススペシャル
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えす-えー-しー すこーぷどっぐ-ふぉっくすすぺしゃる]
 スコープドッグをベースにしたバトリング用のカスタムAT。終戦後、タビングの街でバトリング選手として活躍していたフォックスが愛機として使用していた。
 右腕に大型のアームシールドが装着されている他、左のナックル部を補強してアームパンチを強化するなど、バトリング用の各種改造が施されている。またメインのアームパンチを右にする一方、銃器は左腕に装備するなど、左利き用のセッティングになっているのも当機の特徴。機体全身が美しい銀色にペイントされている。
《出典:OVA「メロウリンク」第2話」より》

ATM−09−SSC パープルベア
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えす-えす-しー ぱーぷるべあ]
 スコープドッグのカメラを双眼式ステレオスコープに変更したタイプ。ステレオスコープシステムは弾着観測用に開発されたものらしいが、搭乗者は立体映像による視界を得る事が出来るためバトリングでも人気を博した。バトリングにおいては民間の改造パーツで代用した機体も存在したといわれる。パープルベアという呼称はバトリングにおいての名称で、軍では砲兵部隊に使用されたものはゲイジングベアと呼ばれたらしい。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

ATM−09−ST スコープドッグ
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えす-てぃー すこーぷどっぐ]
 ギルガメス軍の主力AT。7198年にメルキア軍の開発局においてアデルハビッツ社を中心に開発され、第3次銀河大戦終結までに一千万を越える機体が生産された史上最高の名機である。百年戦争において最も普及したATの代名詞的存在であり、戦争の形態を大きく変貌させてしまった歴史に残る新兵器として高く評価されている。
 当機は基本設計に優れていたことのみならず、数多くの新機構が採用されたことでも有名で、ポリマーリンゲル液ヂヂリウムを使用した高速コンピュータ、高性能液体火薬、アームパンチグライディングホイールなどなど、当時としては革新的だった装備の多くは後々のATの標準装備となっている。この機体の開発に伴って、メルキア軍はAT開発のための様々なノウハウと、幾多の特許を取得し、以後の戦争を左右するATの開発生産に関して独占的な立場に付くことになった。メルキアがギルガメスの主星の座に就いたのは、スコープドッグの開発も大きな要素となったと言える。
 STのコードが付けられた標準型の他に、様々な改良型や数多くのバリエーションが産み出され、ほぼあらゆる戦場で活躍した。百年戦争の末期には既に旧式化が囁かれていたが、余りにも普及した機体故に世代交代が進まぬまま第4次銀河大戦の開戦を迎え、ATM−09シリーズはその戦争再開後も数十年に渡って第一線で活躍する。主な火器はGAT−22ヘヴィマシンガン他、多数の装備が開発された。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

ATM−09−STC ストロングバッカス
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えす-てぃー-しー すとろんぐばっかす]
 スコープドッグの装甲を強化したタイプ。特に被弾率の高い胴体前面などの装甲が増設され、同時に出力の強化も図られている。バトリングで頻繁に使用され、人気を博した。重量が増え、機動性や連続稼働時間が極端に低下したが、それを補うほどの防御力がバトリング選手からは好評であった。更なる改造を施したユーザーも少なくなかったようで、ウドの街ではボディ前面の装甲を100ミリまで増設したものもいたと噂されている。バトリングの呼称はストロングバッカスタイプとして一般化しているが、正規のコードネームやニックネームは不詳。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》
備考: バトリング用カスタムATであるという説と、正規軍でも使用されるスコープドッグの派生型という説がある。バトリング用カスタム機にしては同型機を頻繁に見掛けることから、メーカーから供給されているパーツを用いるポピュラーな改造プランなのではないかと思われる。

ATM−09−STTC スコープドッグ・ターボカスタム
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えす-てぃー-てぃー-しー すこーぷどっぐ-たーぼかすたむ]
 レッドショルダー隊員グレゴルー・ガロッシュによって発案されたスコープドッグの改造型。同部隊において多数使用された。
 主な改造箇所は脚部に推進ブースターとグライディングホイールを組み合わせた折り込み式の追加装備で、平坦地での機動性が飛躍的に向上している。レッドショルダー隊はこのSTTC型に、RSC型なみの重武装を施し、機動力と火力を併せ持った当機を駆使して大きな戦果を挙げた。
 このSTTC型は、その性能に着目した開発局の裁量で一度は量産も決定したが、テストの結果から操作性に難があることが判り、6カ月後には生産中止。結局482機のみが生産されたが、廃棄処分となった。しかし一部は廃棄処分を逃れ、闇ルートを通じてバトリング選手の手に渡り、正規軍パイロット以上に当機の性能を引き出したと言われる。
 終戦後、デライダ高地に潜伏するペールゼンを襲撃するため、グレゴルーらの手によってバカラ・シティで組み立てられた。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」より》

ATM−09−STR スコープドッグ(レコン)
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えす-てぃー-あーる すこーぷどっぐ-れこん]
 偵察任務や浸透作戦に特化したスコープドッグのカスタムタイプ。ギルガメス軍の兵器開発局が特別に製作したもので、特殊部隊などで使用される他は一般の部隊には支給されていない。正式採用の機体でないためか、コードナンバーは便宜上のものらしく、ライアットドッグのATM−09−STRと同じものになっている。外装がレーダー被反射率の少ない特殊プラスチック材を使用したステルス技術に優れた複合装甲になっており、更にその表面が電波吸収塗料でコーティングされているため各種センサーに反応しにくくなっている。一見したところ外観は通常のスコープドッグと同じだが、前身が黒色に塗られているのが特徴。
 武装はSAT−03ソリッドシューターの改造型で、電磁誘導のみで弾体を射出するため音や光が少ない為、隠密作戦に向いている。
 フィオルの首都攻略作戦に参加したレッドショルダーの先遣部隊が使用したといわれる。
《出典:ムック「ボトムズオデッセイ」》

ATM−09−STR ライアットドッグ
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−えす-てぃー-あーる らいあっとどっぐ]
 ギルガメス軍の憲兵隊や警察部隊などに支給されたスコープドッグの改造型。背部に装甲が追加されている他、白兵戦用のシールドや頭部及びカメラ保護の為のクリアバイザー、その他にサーチライトやサイレンなどが装備されている。終戦後は民間に払い下げられ、対人或いは対AT用として自警団などに配備された。
 ドッパー刑務所バンスが愛機としていたのもこの機体である。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》

ATM−09−WR マーシィドッグ
[えー-てぃー-えむ−ぜろ-ないん−だぶりゅ-あーる まーしぃどっぐ]
 主に湿地帯で活動する部隊に配備されたスコープドッグ改造型。密林戦や渡河作戦などに使用された。水上で浮揚しての活動を可能にするためエアタンクやエアバージが装備されているが、上半身の防水が不十分であるため水中活動には余り適していない。足の裏にハイドロジェット機構がある兼ね合いもあり、グライディングホイール機構も湿地帯用のものに変更されている。
 クメン内乱においてアッセンブルEX−10の傭兵部隊に入隊したキリコが使用した。主な火器はGAT−22−Cヘヴィマシンガン
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ATM−09−WPHMC マーシィドッグHMC
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-きゅー-だぶりゅー-ぴー-えいち-えむ-しー まーしーどっぐ-えいち-えむ-しー]
 マーシィドッグの脚部を改修し、履帯型のローラーダッシュ機構を装備して高速化と踏破性を強化したタイプ。ダイビングビートルの配備によって旧式化したマーシィドッグの地位向上を図って開発されたという。通常のマーシィドッグと違ってスワンピークラッグが省略されているため、肝心な軟弱地盤での運用には難点がある。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATM−09−WPSTC マーシィドッグSTC
[えー-てぃー-えむ-ぜろ-きゅー-だぶりゅー-ぴー-えす-てぃー-しー まーしぃどっぐ-えす-てぃー-しー]
 マーシィドッグの装甲を強化したタイプ。胸部装甲などが10mmほど厚くなり、ターレットスコープを保護するガードバーが装着されている。防御力を高めた重厚な外見からか新兵には好評だが、通常のマーシィドッグに比べて機動力の低下は少なくない。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ATH−11−SA ガスティドッグ
[えー-てぃー-えいち-いれぶん-えす-えー-がすてぃどっぐ]
 ギルガメス軍が開発した新型AT。装備の追加や換装なしに宇宙運用と地上運用が可能。背部と脚部に宇宙機動用の噴射ノズルが装備。また胴体両側部には11mm機関砲を内蔵している他、両碗にスライド式ダブルパイルバンカーを装備。非常に高い基本性能を有している。
 開発元はギルガメス軍のようだが、実戦配備されぬうちに何故か秘密結社の手に渡った。そして百年戦争停戦後の惑星ザ・ゴザにおいてフェイシャルソルジャーティア・ハミルトンの愛機として与えられ、実戦テストが行われる。圧倒的な戦闘力でホワイトバイザーとして恐れられた。しかし、ホワイトバイザーのガスティドッグはアズライト・フィクスとの対戦に敗れ、大破する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ATP−BP1−ST パラシュートザック
[えー-てぃー-ぴー−びー-ぴー-わん−えす-てぃー ぱらしゅーとざっく]
 スコープドッグの空挺作戦用パラシュート・パックパック。高度は充分な大気がある惑星における降下作戦に使用され、着地後パラシュートは切り離される。ザックには長期行軍を考慮して、ヘヴィマシンガン用マガジンやPR液タンク、各種応急修理用工具や野営セットがパッケージングされてる。
《出典:TV「ボトムズ」第13話など》

ATスーツ
[えー-てぃー-すーつ]
 AT搭乗員が一般的に着用する耐圧服。通常はゴーグル装備の専用ヘルメットと同時に装着する。手袋を嵌めれば簡易宇宙服としても使える他、対化学兵器用装備の役目も果たし、あらゆる環境下での最小限生命維持装備となる。細かい仕様は様々であるが、各軍とも概ね統一されたものを使用している。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

AT降下用ポッド
[えー-てぃー-こうかようぽっど]
 通称“バケツ”。ATが上空や高所から降下するときに使用する簡易型の降下速度制御装置。下部にロケットブースターが装備されており、その推進力を利用して降下速度を制御着地することが可能。汎用性が高いのでATの機種を問わず使用する事が出来る。着地時、推進剤が残っている場合は地上を浮揚移動することも可能である。
 クメン内乱においてカンジェルマン宮殿に突入するクメン王国政府の傭兵部隊などによって使用された。
《出典:TV「ボトムズ」第26話など》

AT自装砲
[えー-てぃー-じそうほう]
 ATC−AFV02を参照。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ATフライ
[えー-てぃー-ふらい]
 TH−32−ATフライを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

B・AATT−28−G スネークガンナー
[びー-えー-えー-てぃー-てぃー−とぅうぇにえいと−じー すねーくがんなー]
 トレーラーの積載部に大口径の砲台が数基搭載された戦闘車両。武装トレーラーなどとも呼ばれる。共通のトラクターに各種のトレーラーを牽引させることで様々な任務に対応できる。野戦砲や ミサイルランチャーを搭載した戦闘用の他、クレーンと荷台スペースを備えた車両回収用などが存在する。
 スネークガンナーは戦闘においては包囲戦を得意とし、百年戦争中期まではギルガメスバララント両陣営で使用された。しかしギルガメス軍側ではAT登場以降は急速に姿を消し、一方AT開発に遅れたバララント軍ではその後も長く使用され、スカラベと共に百年戦争の最後まで活躍する。
 大戦末期の激戦で荒廃し、非可住惑星となったサンサ星においても多数の残骸が戦場跡に放棄された。ゾフィーが率いた再生武器商人たちが利用していたのが確認されている。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

B・ATH−XX エクルビス
[びー-えー-てぃー-えいち−えっくす-えっくす えくるびす]
 バララント軍が停戦中に開発した次期主力ATの試作型。秘密結社の開発したストライクドッグなどの技術が導入され、PSによる操作にも対応している。胸部に50mm機関砲を2基、右腕にはパイルバンカーを装備し、左腕には大型のクラブクローとミサイルランチャー2基などが装備され、その豊富な固定式武器が特徴となっている。また、従来のバララントAT苦手としたが陸上での機動性も優秀。
 停戦中にはバララント側が開発したPSであるニーヴァと共にエクルビスを1機を伴った実験部隊がメルキア星ア・コバ市に潜入。当地で開催されていたバトリングに正体を隠して出場し、当機とPSの実戦データを取っていた。このときのニーヴァのリングネームは“デンジャーメロン”。しかし偽装して実験任務を展開する中で、予定外の状況が発生。ニーヴァの暴走によりキリコらのグループと地上戦艦などを使った異種格闘を行うことになる。結果、ニーヴァが駆るエクルビスはキリコのATに敗れ、機体は地上戦艦もろとも爆発大破した。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

B・ATM−001−PT ビズィークラブ
[びー-えー-てぃー-えむ−ぜろ-ぜろ-わん びずぃーくらぶ]
 バララント軍の作業用M級AT。かなり早い時期に完成した機体だが、ギルガメス軍ATのコピー機のため、軍では正式採用されず、惑星開拓の作業用ATとして使用された。
 ニーヴァに捕らえられたフィアナがコクピットに閉じ込められ、地上戦艦内部に侵入したキリコと遠隔操作で対決した。本来は作業用の機体であるが、遠隔操作で使った操縦しステムは実験中の思考伝達操縦機構で、このシステムを搭載したタイプはB・ATM−001−PTC オネストクラブと命名されている。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

B・ATM−02−ST ブロッカー
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-に-えす-てぃー ぶろっかー]
 バララント軍で開発された初のATファッティーの前身に当たる。第3次銀河大戦後期、ギルガメス軍が配備を始めたスコープドッグに対抗するため急遽開発された機体であるが、その性能は大きく劣っていた。制御システムが未完成なため動作は洗練されておらず、グライディングホイール機構アームパンチなど装備の面でお大きく遅れていた。しかし、構造を単純化して生産性を高める一方で、空間機動ブースターを標準装備して宇宙での運用を重視するなど、バララント軍の軍事思想をいち早く踏襲する機体を開発している事は注目に値する。スペック上の性能は貧弱だが、大量生産による物量作戦でギルガメス軍AT部隊の猛威に対抗した。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・ATM−02−DT ブロッカー
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-に-でぃー-てぃー ぶろっかー]
 バララント軍ATブロッカーを陸戦用に改修した機体。空間機動ブースターを省略する代わりにグライディングホイール機構を装備し、地上での機動力を向上させている。しかしそれでも尚ギルガメス軍側ATの前には性能不足は明らかで、戦局の劣勢を食い止める力にはなれなかった。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・ATM−03 ファッティー
[びー-えー-てぃー-えむ−ぜろ-すりー ふぁってぃー]
 スコープドッグを参考に開発したといわれるバララント軍の主力AT。ただし、B−ATM−03 ファッティーというのはギルガメス側でのコードネーム。汎用性、機動性、装備などの点でスコープドッグには及ばないが、もともと設計の主眼とされた宇宙戦ではオプション装備なしで互角に近い性能を発揮した。特に生産性は優れていたらしく、前線に多数配備されたファッティーは物量作戦でギルガメス軍兵士に恐れられた。
 当機が配備され始めた当時はグライディングホイール機構やアームパンチ機構などの装備がなく、ギルガメス側ATに劣勢を強いられたが終戦間際には地上戦仕様の装備を施した陸戦用ファッティー(別称グランドファッティー)が登場してからは、形勢は大きく変化。サンサ星をはじめとする激戦区の惑星でスコープドッグと激戦を繰り広げた。また、地上戦仕様以外の通常型でも、停戦中のサンサ星やクエント星の事件に出動した部隊のファッティーは、外観は通常のファッティーだが、グライディングホイールやアームパンチが装備されていることが確認されており、停戦中にファッティーの装備強化が図られていることか窺える。
 主な火器はG−BATM−04 カタパルトランチャーなどがあるが、多くはギルガメス側の装備のコピーであることが多い。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》
備考: 愛称は「デブッチョ」。

B・ATM−03−C ファッティー・カスタム
[びー-えー-てぃー-えむ−ぜろ-すりー-しー ふぁってぃー-かすたむ]
 バララント軍の主力ATファッティーの地上用改修型。ファッティーは地上では推進ブースターを利用した高速ホバー走行が可能であったが、当機はその能力を更に強化させたもの。背部に大型化された推進ブースターが装備されており、これによってグライディングホイール機構を装備したギルガメス軍側ATの機動力に対抗しようとした。しかし大量生産は見送られた模様。陸戦用ファッティーに地上戦での主力の座を譲る事になる。
《出典:ムック「ボトムズオデッセイ」》

B・ATM−03−G 陸戦用ファッティー
[びー-えー-てぃー-えむ−ぜろ-すりー-じー-えー-じー-びー りくせんよう-ふぁってぃー]
 バララント軍の主力ATであるファッティーを陸戦用に改修した機体。第3次銀河大戦末期に登場し、ギルガメス軍AT部隊と死闘を演じた。グランドファッティー、あるいはファッティー・グランドカスタムなどとも称される。大型のグライディングホイール機構が装備され、大部隊での突撃戦術に特化している。B・ATM−03−GA型やB・ATM−03−GB型などいくつかのタイプが存在し、それぞれミサイルポッドやスモークディスチャージャーなどで装備も充実が図られている。GA型は左肩にはショルダーチャージでの使用を想定したパイルバンカーが装備されているのが特徴。第3次銀河大戦末期のサンサ戦役ミヨイテ星での戦闘に大量配備された。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》

B・ATM−03−STC ファッティーSTC
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-さん-えす-てぃー-しー ふぁってぃー-えす-てぃー-しー]
 ファッティーの防御力を強化したタイプ。グライディングホイール機構が未装備の上、装甲の追加により重量が増加しているため地上での機動力は大きく低下している。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・ATM−05−HMC ファッティーHMC
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-ご-えいち-えむ-しー ふぁってぃー-えいち-えむ-しー]
 陸戦用ファッティーの機動力を向上させるため脚部に推進ブースターを装備したタイプ。レッドショルダー隊が使用していたスコープドッグ・ターボカスタムにショックを受け、開発したらしい。大型のグライディングホイール機構との組み合わせによって、不整地での踏破性は格段に向上している。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・ATM−05−STC ファッティーSTC
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-ご-えす-てぃー-しー ふぁってぃー--えす-てぃー-しー]
 戦闘の激化に対応して陸戦用ファッティーの防御力を強化したタイプ。装甲の追加により重量が増加しているため地上での機動力は低下している。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・ATM−06−SNHMC ファッティーHMC
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-ろく-えす-えぬ-えいち-えむ-しー ふぁってぃー-えいち-えむ-しー]
 雪上戦用ファッティーの高機動型。ギルガメス軍側の雪上用ATを参考に、グライディングホイール機構を履帯式に改めている。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・ATM−06−SNST ファッティー雪上戦用
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-ろく-えす-えぬ-えす-てぃー ふぁってぃー]
 ファッティーを寒冷地の雪上戦用に対応できるよう改修した機体。宇宙用のファッティーをベースにしているが、氷雪上での過酷な環境下での使用を想定して内部は再設計されており、中身は別物と言えるほど改修されている。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・ATM−08−WPHMC ファッティー湿地戦用HMC
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-はち-だぶりゅー-ぴー-えいち-えむ-しー ふぁってぃー-えいち-えむ-しー]
 湿地戦用ファッティーグライディングホイール機構マーシィドッグを参考にして変更し、高機動性を実現したタイプ。集団戦法が行いにくいジャングルでの使用を想定し、旋回能力を高め近接戦闘に対応できるようになっている。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・ATM−08−WPST ファッティー湿地戦用
[びー-えー-てぃー-えむ-ぜろ-はち-だぶりゅー-ぴー-えす-てぃー ふぁってぃー]
 湿地帯に対応した陸戦用ファッティーの改修型。スタンディングタートルを参考にしたと推測されるスワンピークラッグが装備されている。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

B・FH−14
[びー-えふ-えいち−ふぉーてぃーん]
 バララント軍の汎用小型戦闘機。大気圏、宇宙空間の両方で運用可能。視界性と旋回能力が優れているが火力が弱く、主に迎撃機として活躍された。
《出典:TV「ボトムズ」第35話など》

B・MAV−19 スカラベ
[びー-えむ-えー-ぶい−ないんてぃーん すからべ]
 7201年頃から導入されたバララント軍の対AT用6輪戦闘車両。バルーンタイヤを使用しているため全装軌式車両に比べて機動性が優れている。37mm2連装砲を装備し、ATの後方支援をはじめ、陸上戦に弱い自軍ATに代わってATと直接対決したり、兵員輸送に携わるなどバララント陸上部隊主力の一翼を担った。バララント独特の丸みを帯びた外観が特徴。
《出典:TV「ボトムズ」37第35話など》

B・RAC−08−AT ATキャリー
[びー-あーる-えー-しー−ぜろ-えいと−えー-てぃー えー-てぃー-きゃりー]
 バララント軍のVTOL哨戒機。各種のセンサーを装備しているほか、地上攻撃の為の武装もあり、非常に汎用性が高い。下部にATを1機を搭載し輸送することが可能なため、ATキャリーという呼称が付けられている。非常に汎用性が高く、多目的に使用された。
《出典:TV「ボトムズ」第36話など》

B・SFTV−105 ザーハット
[びー-えす-えふ-てぃー-ぶい−わんはんどれっどふぁいぶ ざーはっと]
 バララント軍の軌道降下揚陸艇。降下作戦の他にも、宇宙空間の要塞や施設を攻略する際に使用されることもある。ATなら10機、貨物なら110tほどの輸送力がある。この105型揚陸艇は最も生産台数が多い。機体上部には24mmソリッドシューターのほか、105mmロケットランチャーを装備している。
《出典:TV「ボトムズ」第50話など》

Bシティ
[びー-してぃ]
 惑星ザ・ゴザに4つあった都市の一つ。ザ・ゴザでは4つの都市それぞれが独立した勢力であり、1個の軍として他の都市と交戦状態にある。
 ローブ・チームはこのBシティに配され、ここを拠点に闇バトルのミッションに参戦した。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

FS
[えふ-えす]
 フェイシャルソルジャーを参照。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

GAT−19 ミッドマシンガン
[じー-えー-てぃー−ないんてぃーん みっどましんがん]
 ダイビングビートルなどの携帯火器。
 全長:1866mm、重量:740kg、口径:30mm、装弾数:20発。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

GAT−22 ヘヴィマシンガン
[じー-えー-てぃー−とぅうぇにぃとぅー へびぃましんがん]
 スコープドッグの標準的携帯火器。液体火薬を使用した30mm機銃弾が120発装填され、連射および単射が可能。
 バレルやストックを省略したGAT−22−Cなどのバリエーションも開発された。
 全長:3217mm、重量:1010kg、炸薬:ロアテップCEP22/11、炸薬総量:8.6リットル、口径:30mm。装弾数:120発。装備はレーザー自動測距器、単発式グレネードランチャーなど。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

GAT−22−C ヘヴィマシンガン・ショートバレルカスタム
[じー-えー-てぃー−とぅうぇにぃとぅー−しー へびぃましんがん-しょーとばれるかすたむ]
 スコープドッグの標準的携帯火器であるGAT−22ヘヴィマシンガンの改造型。バレルが短縮され、ストックも省略されている。重量が軽く銃身が短いので取りまわしが良く、ジャングル戦や良く接近戦でよく使用された。マーシィドッグなどが装備。
 全長:1967mm、重量:818kg、炸薬:ロアテップCEP22/11、炸薬総量:8.6リットル、口径:30mm。装弾数:120発。装備はレーザー自動測距器、単発式グレネードランチャーなど。ショートバレルタイプはグレネード装備不能。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

GAT−35 ロックガン
[じー-えー-てぃー−さーてぃふぁいぶ ろっくがん]
 主にスコープドッグなどが装備した大型火器。AT用兵器としては最大級の破壊力を誇るエネルギー弾を発射。エネルギー充填時間を要するが、対戦艦戦や対要塞戦で威力を発揮した。
 全長:3785mm、重量:2164kg、弾種:エネルギー弾。レーザー自動焦点システムなどを装備。
 小惑星リドの守備隊ATがこれを装備し、キリコめがけて発射した。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

GAT−49min ペンタトルーパー
[じー-えー-てぃー−ふぉーてぃーないん-えむ-あい-えぬ ぺんたとるーぱー]
 ギルガメス軍ATの携帯火器の一種。装弾数が6発と少ないながら、ロケット弾や50mm徹甲弾など弾種が豊富で、かなり普及している。
 全長:1440mm、重量:410kg、炸薬:ロアテップCEP28/8、口径50mm、装弾数:6発。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

G−BATM−02 ハードブレッドガン
[じー−びー-えー-てぃー-えむ−ぜろ-つー はーどぶれっどがん]
 バララント主力ATであるファッティーの大型の携帯火器。ギルガメス側のGAT−35のコピー兵器であるが、出力はやや劣る。通常のAT用兵器よりも強力な威力を持つエネルギー弾を発射するが、エネルギーの充填時間が必要なため、ATのバズーカ的役割を担った。
 全長:3362mm、重量:2638kg、弾種:エネルギー弾。対物感応センサーを装備。
《出典:TV「ボトムズ」より》

G−BATM−04 カタパルトランチャー
[じー−びー-えー-てぃー-えむ−ぜろ-ふぉー かたぱるとらんちゃー]
 バララント主力ATであるファッティーの主武装。ロケット弾を連射する。ギルガメス側のHRAT−23のコピー兵器である。
 全長:1866mm、重量:821mm、炸薬:ムースンn−53F、装弾数:15発。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

GMBT−208−DU アストラッド
[じー-えむ-びー-てぃー−とぅーはんどれっどえいと−でぃー-つー あすとらっど]
 ギルガメス軍の戦車。ヴォルケード星テサロニカ社製。150mmGT−TS−38を主砲として2門装備している。ターレットスコープなど、ATの技術をフィードバックした全装軌型車両で、百年戦争後期をATと共に戦い抜いた。
 百年戦争後期最大の激戦区サンサ戦役でも活躍。サンサ戦での勝利を祝う凱旋記念軍事パレードがメルキアスイーランザにある革命記念広場で開催された際には、多数のATと共にこのアストラッドも参加し、盛んに国民の歓声を浴びた。
《出典:ムック「オデッセイ」,OVA「野望のルーツ」など》

GSBT−112−SX フライングロック
[じー-えす-びー-てぃー−わんはんどれっどとぅうぇるぶ−えす- えっくす ふらいんぐろっく]
 7191年、百年戦争の戦局が次第に地上戦主体になる中、それに対応出来るよう開発された戦車。開発元はソドムス星のラデル社。大口径ビーム砲や分解・パッケージングが可能な車体構造など、様々なアイディアが採用されていた。しかし、そのことが逆に仇となって車体重量が予定より増大。空挺車両として充分な能力が発揮出来ず、僅かな台数で生産が終了した。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

GSBT−201−EV ボトムノッカー
[じー-えす-びー-てぃー−とぅーはんどれっどわん−いー-すりー ぼとむのっかー]
 百年戦争中、ATと同時期に開発された軽歩兵戦車。故障が少なく、AT部隊の支援や偵察任務など幅広く使用された。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

GMPC−212−I シンドシア装甲車
[じー-えむ-ぴー-しー−とぅーはんどれっどとぅー−わん しんどしあ-そうこうしゃ]
 ギルガメス連合に属するティゴム星シンドシア社製。AT支援を目的とした兵員輸送車で1個分隊10名の兵士を運搬する。不整地での走行にも対応している。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

HRAT−23 ハンディロケットランチャー
[えいち-あーる-えー-てぃー−とぅうぇんてぃすりー はんでぃろけっとらんちゃー]
 ギルガメス軍AT用携帯ロケットランチャー。
 全長:1490mm、重量305kg、炸薬:ロアテップCEP/28/8、口径:50mm、弾数:11発、弾種:50mm徹甲弾/ロケット弾。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

HR−SAT パイルバンカー・カスタム
[えいち-あーる−えす-えー-てぃー ぱいるばんかー-かすたむ]
 ギルガメス軍猟兵部隊に支給された旧式の対ATライフル。全長は2mを越え、総重量は約30kgにおよぶ。徹甲弾が3発装填される。バララント軍ファッティーの装甲を貫通するにはかなり至近距離からの射撃が要求される。熟練の狙撃兵はATの装甲の弱い部分を正確に狙撃し、ATを撃破するまでにはいかなくとも深刻な故障を引き起こすことがあったため、ATパイロットを悩ませることもあった。照準は主にATでも使用されるゴーグルに接続することにより、精密な照準を確保出来る。
 その他、オプション装備で単発のパイルバンカーが装着されるが、数十センチまで接敵を要するこの装備が実戦で有効だった筈がなく、兵士からは「馬鹿げた銃」と蔑まれた。
 口径17mm、全長17mmの徹甲弾が3発装填される。パイルバンカーは全長454mmの特殊合金製で、ATのアームパンチ用標準カートリッジで射出する。
 猟兵部隊に改編されたシュエップス小隊に支給された。メロウリンクはこの銃に固執して復讐を遂行し、特にこの銃の最大の特徴であるパイルバンカーで友の仇を討った。
《出典:OVA「メロウリンク」など》

H級AT
[えいち-きゅう-えー-てぃー]
 ヘヴィ級AT。高出力や重装備を実現するため機体を大型化した重量級のAT。機体重量が7.1トン以上のATがこれに分類される。普及率においてM級ATより劣るが、後方支援では大いに活躍した。また、厚い装甲や広い室内は兵士から人気があったという。代表的な機体であるスタンディングトータスは多くのバリエーションを産み、戦線各地で活躍した。
 第4次銀河大戦に主力として活躍するATは、高性能を意識した装備が施された結果として、大型化する傾向は避けられないものと予想される。
《出典:TV「ボトムズ」など》

LCT−05−AT
[える-しー-てぃー−ぜろ-ふぁいぶ−えー-てぃー]
 惑星降下作戦や宇宙要塞攻略作戦などに使用されるギルガメス軍AT揚陸艇。AT1個中隊(10機)を輸送可能で、側面に2基ずつミサイルを装備する。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

L級AT
[える-きゅう-えー-てぃー]
 ライト級AT。6トン未満のATがこれに分類される。機動性の獲得のために装備や装甲を簡略化し、機体の重量が軽量化されている。生産コストが安いという利点があるが、充分な火力や出力が得られない小型の機体は、戦略的に重視されることはなく、一部作業用機種が開発されただけで実戦配備は殆どなされなかった。
 しかし、大戦末期のころから急速な技術が進歩し、技術的に難しいとされていた高出力の小型マッスルシリンダーの開発が実現したのである。第4次銀河大戦以降に発達する可能性を秘めている。
《出典:TV「ボトムズ」など》

MAV−48−F
[えむえーぶい−よんじゅうはち−えふ]
 ギルガメス軍の兵員輸送用装甲車。定員は7名。
《出典:ムック「ボトムズオデッセイ」など》

MC
[えむ-しー]
 マッスル・シリンダーを参照。
《出典:TV「ボトムズ」など》

MDSF
[えむ-でぃー-えす-えふ]
 第24メルキア方面軍戦略機甲兵団所属の特殊作戦部隊、メルキア・ディビジョン・スペシャル・フォースの略称。
 7196年3月、ギルガメス軍においてAT部隊の地位向上及びエリート部隊を求める軍上層部の要請に応えて設立された部隊。彼らの活躍によりスコープドッグの完成に有効なデータをもたらされた。空挺、奇襲、支援、守備など様々な作戦に投入され、最小限の組織で最大限の戦果を挙げる優秀な部隊として軍上層部からも高い評価を得るに至る。レッドショルダー設立の際には、MDSF隊員の一部が強引に引き抜かれた。
 MDSFの結成と同時に、宇宙軍にも同じくATによるエリート部隊として機動宇宙軍第679宇宙戦兵団が編成されている。またATを主力としたエリート部隊としては母星防衛軍にも、情報局直属としてAT降下部隊“ヘルダイバー”が存在し、国内の内乱などに投入されている。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

MH航法
[えいち-えむ-こうほう]
 マクガフィー・ハイパードライブと呼ばれるフィールド航法を利用した超光速航行システム。アストラギウス銀河で使用される代表的な恒星間航行の技術である。アストラギウス銀河で使用される宇宙船は、主にこの航法で航行している。エンジンへの負担が大きく定期的にオーバーホールが必要な他、その宙域の宇宙気流によって速度などが左右されるという欠点も持つ。
《出典:TV「ボトムズ」,ムック「オデッセイ」など》
備考: いわゆるワープ航行とは別物であるらしいが、詳細は不明。

MT
[えむ-てぃー]
 マシン・トルーパーを参照。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

MT−04−L2 マジカルドール
[えむ-てぃー−ぜろ-ふぉー−える-つー まじかるどーる]
 7192年に完成したメルキア製の2脚型MT。同時に開発された4脚型MTはMT−04−L4マジカルクラブと呼称される。装甲が充分ではなく、機動性や武装など多くの面で後のATの性能と比べて劣っているが、当時としては充分な性能であった。
 バトレア州の暴動鎮圧に実戦テストを兼ねて出動し、大きな戦果を挙げて以後のAT開発への礎を築いた。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

MT−04−L4 マジカルクラブ
[えむ-てぃー−ぜろ-ふぉー−える-つー まじかるくらぶ]
 7192年に完成したメルキア製の2脚型マジカルドールと同時に開発された4脚型MT。2脚型MTの完成と共に姿を消した。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

MTV−36−T ビッグキャリー
[えむ-てぃー-ぶい−さーてぃしっくす−てぃー びっぐきゃりー]
 ギルガメス軍が配備する大型トレーラー。M級AT4機の積載・輸送が可能。外殻ありの車体と、外殻なしの車体があり、内部には簡易宿泊設備も備えてある。無蓋型はリリースゲートを装備し、ATの自力乗降を補助する装備がある。
 ATは自力での長距離の機動が故障や消耗の原因となるため、このような大型トレーラーはAT部隊の移動には不可欠であった。
 民間にも払い下げられており、デライダ高地の地下基地跡に潜伏するペールゼンらを襲撃するグレゴルー・ガロッシュらが外殻なしの車体を使用し、4機のATを運搬した。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」,ムック「オデッセイ」など》

M級AT
[えむ-きゅう-えー-てぃー]
 ミッド級AT。機体重量が6トンから7.1トン未満のATがこれに分類される。汎用性が高く、第3次銀河大戦におけるATの主力を担った。代表機は言わずと知れたATM−09−STスコープドッグ。オプションパーツは数知れず、改造次第で機動性、出力、火力、装甲を増すことが可能である高い汎用性故に、このクラスの機体を愛好する兵士は数知れない。
《出典:TV「ボトムズ」など》

PMHM
[ぴー-えむ-えいち-えむ]
 パルス・マクガフィー・ハイパードライブミサイル。超長距離恒星間ミサイル。惑星の地殻を損壊するほどの破壊力を持ち、多数が命中すれば惑星自体が崩壊する事は避けられない。断続的なMH航法による推進を繰り返し、恒星間距離を越えて目標に達する。超高速で飛来するため迎撃が難しい。7132年のビルアット協定によってPMHMの使用は禁止されている。7238年1月にジアゴノ星を襲ったPMHMは禁止条約締結以前に発射されたもの。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

PR液
[ぴー-あーる-えき]
 ポリマーリンゲル液を参照。
《出典:TV「ボトムズ」など》

PS
[ぴー-えす]
 パーフェクト・ソルジャーを参照。
《出典:TV「ボトムズ」など》

PS計画
[ぴー-えす-けいかく]
 パーフェクト・ソルジャー計画を参照。
《出典:TV「ボトムズ」など》

SAT−03 ソリッドシューター
[えす-えー-てぃー−ぜろ-えいち そりっどしゅーたー]
 主にスコープドッグが装備する携帯兵器。バズーカ型の火器で、弾体を電磁カタパルトで発射する。反動が少ないため宇宙空間で活動する機体によく装備される。
 全長3503mm、重量:563kg、口径:60mm、装弾数:15発。ターゲットスコープを装備。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

SF−24−DH
[えす-えふ−とぅえにふぉー−でぃー-えいち]
 ギルガメス軍迎撃戦闘機。最高速度はバララントの戦闘機B・FH−14に優るが、旋回能力では劣っている。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

TH−101AT ラードル
[てぃーえいち-いちまるいち-えーてぃー らーどる]
 AT輸送用ヘリコプター。機体下部にATを1機吊って飛行する事が出来る。機動力に優れ、前面投影面積の小さい機体の外観は攻撃ヘリに近い。アレギウム騒乱事件においては、根本聖堂に突入するキリコバーグラリードッグを、ゴディバがこの機体で空輸した。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第5話など》

TH−32−ATフライ
[てぃー-えいち-さんじゅうに-えいてぃー-ふらい]
 ギルガメス軍AT輸送用小型ヘリ。AT1機を胴体下部に吊り、輸送する小型ヘリコプター。空中でATを切り離したり、地上のATにフックを掛けるなどして回収することも可能。大気のある惑星では空挺機動部隊の要として運用されている。クメン内乱など、様々な空挺作戦で活躍した。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

VOTOMS
[ぼとむず]
 装甲騎兵のこと。「攻撃と機動のための直立一人乗り戦車(Vartical One-Man Tank for Offence and Manever)」の頭文字から取っているが、戦場における最下層の存在であるATとそのパイロットに対する皮肉と侮蔑の意味も込められている。
《出典:TV「ボトムズ」など》

X・ATL−01−DT ツヴァーク
[えっくす-えー-てぃー-える−ぜろ-わん−でぃー-てぃー つばーく]
 秘密結社によって独自に開発、製造されたL級AT。L級としては初の実戦に使用さされた機体である。
 対レーザー用の積層コーティング仕様の特殊プラスチック装甲を採用するなど、小型の機体を更に軽量化する各種のアイディアが採用されているほか、固定式火器や各種のオプション装備も充実しており、機動性やコストの面でもかなり優秀な機体となっている。軽量化によって機動性は飛躍的に向上したがその半面防御力が低く、この機体の能力を完全に引き出すにはPSもしくは熟練したパイロットが望ましいとされ、秘密結社ではエースクラスのパイロットが搭乗したという。
 主な火器は両腕に内蔵された3連装11mm機関銃のほか、X−SAT−05ソリッドシューターなど。またクエント星のような砂漠での使用に際しては脚部にサンドローダーが装着される。
《出典:TV「ボトムズ」第42話など》

X・ATH−02−DT ラビドリードッグ
[えっくす-えー-てぃー-えいち−ぜろ-つー−でぃー-てぃー らびどりーどっぐ]
 秘密結社が開発したストライクドッグの量産型AT。基本設計は変わらないが、出力の増加が図られ、左腕アイアンクローの形状やカメラのタイプが変更されている。また宇宙空間用装備が排除されている一方、グライディングホイールが砂漠用のものに変更。地上戦での使用に主眼が移されている。武装は左腕のクロー部分に内蔵された11mm機関銃の他、手持ち火器としてX・SAT−06ハンディソリッドシューター、他に背部のバックパックには爆雷投下装置が内蔵されている。
 ワイズマンからの後継者指名を受け入れたキリコは人工天体ワイズマン・ステーションでこの機体を受領。この機体を使用して、惑星クエントの地下に潜むワイズマンのもとに向かい、行く手を阻むギルガメス及びバララントの大軍勢による包囲網をこの機体で突破した。
 当機はの技術はその後メルキア軍に売却され、メルキア軍の母星防衛軍にATH−12型として採用された。休戦中のア・コバ市周辺では、極秘に活動していたメルキア軍部隊に早くもラビドリードッグが配備されていたのが確認されている。しかし、第4次銀河大戦勃発に前後して本来の開発元である秘密結社がマーティアルから異端として弾圧されると、メルキア軍での使用も圧力が掛かって停止、登録も抹消された。後にラビドリードッグの改造型であるフィアズリードッグがマーティアルで開発された機体として登場。マーティアル系で使用されているらしい。
《出典:TV「ボトムズ」第49話など》

X・ATH−02−SA ストライクドッグ
[えっくす-えー-てぃー-えいち−ぜろ-つー-えすえー すとらいくどっぐ]
 秘密結社が開発したH級ATブラッドサッカーの発展型と思われるが、設計段階からパーフェクト・ソルジャーによる使用を前提とした最初の機体で、パーフェクトソルジャーの能力が最大限に発揮されるよう従来のH級ATに比べ出力も機動性も攻撃力も大きく上回っている。同結社が擁するパーフェクトソルジャー、イプシロンの愛機として使用され。機体全体がブルーのパーソナルカラーで塗られているのが特徴。終戦末期に登場したスタンディングトータスMk-Uの技術を採り入れ、オプション装備無しでの宇宙活動が可能である。武装は左腕のアイアンクローと、アイアンクロー部に内蔵された11mm機関銃、及びX−SAT−01ソリッドシューターなど。当機は後にX・ATH−02−DT ラビドリードッグに発展した。
 当機は4機の存在が確認されている。クメン内乱の決戦時に軌道上の秘密結社母艦から送られた1機。惑星サンサに降下する戦艦Xを追撃するために出動した1機。更に同惑星でバララント艦隊に捕らえられたプロトワンを奪還するために突撃した1機。そして同惑星のシグレクレーターでキリコとの一騎討ちに使用された1機。いずれの機体もキリコとの戦いで大破した。
《出典:TV「ボトムズ」第26話など》
備考: 本編ではイプシロン専用機として活躍したが、フィアナが無事に完成していたらフィアナのパーソナルカラーのストライクドッグも製作されていたのかもしれない。

X・ATH−X−HSW トライアルゴリラ
[えくす-えー-てぃー-えいち-えっくす-えいち-えす-だぶりゅー-とらいえるごりら]
 秘密結社が開発したH級ATパーフェクト・ソルジャーフェイシャルソルジャーによる運用を目指て開発された。5メートルを越える巨体と、高出力によって従来のATを圧倒する性能を保有している。その有り余る高出力でATとしては珍しいレーザー砲の装備を実現した。その他近距離攻撃用のフレイムスロウワーや、遠距離攻撃用の12連装ミサイルポッドを装備。強力な火力や巨体に似合わぬ機動性を発揮するが、主武装のレーザー砲のエネルギー再充填に余りにも時間がかかることや、高コストや運用の難しさから、さすがの秘密結社も量産は諦めたらしい。
 惑星ファニーに保管されていたが、フェイシャルソルジャーとして改造されたギャップ・グラファイトに与えられ、アズライトを迎え撃つ。圧倒的な戦闘力を発揮したが撃破された。
 全高:5063mm 
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

X・ATM−01 エルドスピーネ
[えっくす-えー-てぃー-えむ-ぜろ-いち えるどすぴーね]
 マーティアルが聖地アレギウム防衛のため7201年頃に開発したAT。その開発にはウットヘルト社も協力に参加したという。後年、当機をベースに様々な改修を加えて開発されたのがエルドスピーネでありオーデルバックラーある。
 当機は聖地や有力教会の防衛・警備の他、マーティアルに帰依する組織に対して特別に供与されたりした。7214年にはマーティアルに改宗・帰依したマグダレナの法王モーニックを支援するため、法王の親衛隊モーニックの牙に十数機が供与されたという。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

X・ATH−11 エルドスピーネ
[えっくす-えー-てぃー-えいち−いれぶん えるどすぴーね]
 アレギウム防衛に開発されたH級AT。アレギウム周辺独特の森林や石造建築での使用を考慮して、ザイルスパイトスピンドラッド等を装備し、大型のグライディングホイールも装備され、森林や遺跡での機動性を向上させている。主な火器はStG−3B シュトォルム ゲーベル。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第4話など》

X・ATH−11TC オーデルバックラー
[えっくす-えー-てぃー-えいち−いれぶん-てぃー-しー おーでるばっくらー]
 アレギウム防衛隊司令官が搭乗するH級AT。一般にアレギウム防衛隊司令官は“秩序の楯”の階位を有しているため、その搭乗機である当機もオールデルバックラーと呼ばれるようになった。機体の基本構造はエルドスピーネと同一のものを使っているが、各部でチューニングが図られており、総合的な性能も格段に向上している。小型のザイルスパイトや、左腕には大型シールドと一体化したパイルバンカーを装備。主な火器はStG−5A シュトォルム ゲーベル。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第4話など》

X・ATH−P−RSC ブラッドサッカー
[えっくす-えー-てぃー-えいち−ぴー−あーる-えす-しー ぶらっどさっかー]
 秘密結社メルキア軍開発局より強奪した次期主力AT候補のグラントリードッグのコピー機と思われる。ドッグ系ATの設計思想をH級にまでスケールアップした機体で、従来機の性能より全ての面で向上が図られている。
 デライダ高地で地下基地を警護していたレッドショルダーの残党が漆黒に塗られた当機を使用した。グラントリードッグとの違いは赤い右肩の大型アンテナが装備されていること。
《出典:ムック「オデッセイ」など》
備考: 次世代型の新型ATということだが、たった4人で襲ってきたキリコらのSTTC相手に全滅してしまったとは嘆かわしい。腕が鈍ったか、新しい機体に馴染めなかったのか。かつて戦場で吸血鬼と恐れられた強者たちも、現役を離れたらただの雑魚ってことだろうか。


【あ】 TOPヘ


アーマード・トルーパー
[あーまーど-とるーぱー]
 第3次銀河大戦後期に登場した全長約4mの一人乗り機動兵器。ATという略称で呼ばれるほか、装甲騎兵という呼称もある。その他ボトムズ(VOTOMS)という俗称で呼ばれることもあった。
 ギルガメスバララントの二大陣営が衝突した第3次銀河大戦は、その初期から中期にかけては恒星間ミサイルや大規模艦隊同士によるミサイル兵器やビーム兵器など、大量破壊兵器の応酬によって繰り広げられていた。しかし、その度重なる大規模な破壊行為は、戦力の著しい消耗や可住惑星自体の消失をもたらし、国力の低下が懸念されるようになっていった。両陣営は次第に少ない消耗で大きな戦果を得ることに注力し、7180年代ごろには両陣営とも大幅な戦略の転換が迫られることとなる。つまり敵陣の領土や陣地を攻略する際には、その物資や施設の獲得が大きな目的となり、核兵器を始めとする大量破壊兵器によって領土や施設そのものを破壊することは望ましいことではなくなったのである。
 破壊より奪取。戦略の転換は陸上軍に大きな負担と消耗を強いるようになった。長年にわたる宇宙戦争の歴史は、恒星間ミサイルや宇宙戦艦については大きな発達をもたらしたが、一方で地上戦においては旧態依然とした機動兵器と歩兵を主力として存続させていたのである。戦力消耗の軽減と敵資産の獲得を至上目的とする軍上層部は地上軍に多大な献身と犠牲を強い、各国の陸軍はより有効な新兵器の早急な開発を要請するようになった。その要求にいち早く応えたのが、7171年ビシュティマに代わってギルガメス連合の主星の座に就いたメルキア軍の開発局である。
 以前から兵器開発力では他国より抜きんでていたメルキア軍の兵器開発局は、前線から要請された攻撃と防衛のための新機軸の機動兵器としてマシントルーパー(MT)を開発。マシントルーパー開発の中心人物となったのは発案者のバウエル・グランツェフ大佐やオットー・グリフォール技術将など。そして試作段階にあったMTを自国の内乱に投入する。大きな戦果を挙げたことに満足し、これを更に発展させて完成させたのがアーマードトルーパー、即ちATである。
 ATの対バララント戦初陣は7195年のこと。ゼオグラード・ロドロフ大佐に率いられたメルキア戦略宇宙軍第27機甲師団は実験的配備に過ぎなかったAT−03−ST型300機を用いて惑星タリウスの要塞ボーグナム攻略戦を敢行する。第27機甲師団に配備されたATは戦車では踏破困難な複雑な地形を突破し、難攻不落のボーグナム基地を破壊することに成功。この攻略戦によりATの威力が広く世に知らしめられたのである。
 ギルガメス軍最高司令部はATの開発強化とATによる機甲師団の編成を決定。メルキアでは軍のAT開発担当部局が大幅に増強されただけでなく、メルキア政府も国家を挙げてAT開発を支援する姿勢を打ち出す。開発の中心となったのはメルキアに本社を置く軍需企業アデルハビッツ社。その他のメルキア企業もアデルハビッツ社への無条件提携が義務づけられ万全の開発体制が敷かれた。それによりポリマーリンゲル液ヂヂリウム型超高速コンピューター、高性能液体火薬などの新技術が開発され、他国を大きく凌いだAT開発能力を獲得したメルキアは7198年、後世に残る名機スコープドッグを完成させたのである。かの名機の開発に尽力した者の人物としてはバウエル・グランツェフ大佐の実弟オハイマン・グランツェフなどの名が残っている。
 ATM−09−STの登場は戦況のみならず、国際政治にすら影響を及ぼした。ATM−09−ST型によってATを中心とした新しい戦術が確立し、ATM−09−ST型を生産する国の政治的立場が急上昇したからである。当時、主星の座に就いて間もないメルキアはその地位に相応しい発言力を連合内で確保していなかったが、ATM−09−STの開発と生産によって主星としての権威を揺るぎないものとした。
 ギルガメス軍によるAT開発の成功は、バララント軍にも同様の兵器開発の機運をもたらす。バララント軍の兵器開発局はATM−09−STの完成の翌年には早くもバララント製ATの第1号、BAT−01を完成させるが、これはギルガメス軍ATのコピーで充分な性能は発揮できなかった。その10年後の7209年にようやくバララント地上軍の主力をになうBATM−03が完成。バララントの卓越した工業生産力によって大量生産されたBATM−03型は、総合的な性能ではギルガメス軍のATにやや劣るものの、その物量によってギルガメス軍の大反攻を食い止めることに成功したのである。
 戦力の消耗を最小限に抑え、物資や施設の獲得を効率的な獲得を可能にする新兵器・AT。その実態は大量破壊兵器による大規模破壊を抑える代わりに、最前線の消耗戦を拡大し前線兵士の更なる犠牲を強いるものである。しかし、戦局の趨勢が地上戦の更なる拡大へと移行している以上、軍のATへの傾倒は当分変わりそうにない。また兵士たちも鉄の棺桶にも等しいATへの搭乗がが、それでも裸で戦場を駆け回るよりはマシであると承知している故、その金属の巨体に愛着を抱く。
 第3次銀河大戦後期の地上戦において主力を担い、百年戦争末期を象徴する兵器にまで台頭したATは、更なる消耗戦が予想される第4次銀河大戦においてもますます重要度を強めることであろう。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

アーマー・マグナム
[あーまー-まぐなむ]
 ギルガメス連合軍において、主にAT搭乗員に支給される拳銃。対AT用兵器としては最小の部類に入るが、実際にATの装甲を貫通するのは困難。しかし、カメラや関節部など装甲の薄い部分を破壊するには有効である。最も普及したタイプはバハウザーGMA571。大口径徹甲弾を3発装填し、バレル下部にマガジンをマウントする特殊な形状が特徴。反動が強すぎるという欠点があった。
 キリコもこの銃を愛用していた。
《出典:TV「ボトムズ」第9話など》

アームパンチ
[あーむぱんち]
 ギルガメス連合の主なATに標準的な装備。二の腕の部分が伸縮する構造になっており、これを液体火薬の爆発力で瞬発的に伸長させ、拳を目標に当てることで強力なパンチ力を発揮するようになっている。これによって敵の機体そのものを破壊する他に、パイロットに衝撃を与え戦闘不能に持ち込むという効果もある。接近戦でしか使えない武器であるが、スコープドッグ以降のATには大抵装備されるようになったところを見ると、実戦の中では非常に有用な装備だったらしい。この機構はファッティーを始めとするバララント側のATには標準装備されていない。
 この装備が最も使われたのがバトリングである。弾数に限りがあるこの機構の欠点を補うため、電磁コイルを用いた方式のアームパンチも開発使用された。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

アイアンクロー
[あいあん-くろー]
 秘密結社ATエクルビスなどPS用ATに多く装備された格闘戦用の鉤爪。アームパンチ以上の強大な破壊力が発揮出来る。
《出典:TV「ボトムズ」など》

アヴェダ
[あう゛ぇだ]
 マグダレナの中心的都市。バララント軍占領下で政治・経済の中心部となった。マグダレナ降伏後はバララント軍の管理下に置かれたが、モーニックは最終目標ガリアーノ攻略作戦の拠点をここに置く。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ア・カバンテ
[あ-かばんて]
 惑星メルキアの首都。南パレゲア大陸の湾岸部に位置する。他にも首都としてスイーランザ市という街の名もあるようだが二つの街の名が別の街を指すか、同じ街を指すかは詳細は不明。
《出典:ムック「完全版資料集」など》

ア・コバ市
[あ-こば-し]
 メルキアに点在するのクレーター都市の一つ。直径数キロメートルにも及ぶ窪みをそのまま利用して建設されたニュートラルシティ。バトリングが盛んで、ここで行われるバトリング興行には様々な軍からのスカウトが視察に訪れており、優秀なパイロットは好条件で軍に迎えられることがあったという。地上戦艦ATによる史上最大の異種格闘戦はこの街の外で行われ、暴走した地上戦艦によって街の一部が破壊された。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

アストラギウス銀河
[あすとらぎうす-ぎんが]
 外周から中心部まで約13万光年に及ぶの渦状銀河系。広く人類が分布している。この銀河最古の文明は、銀河のほぼ中央に位置するクエント星に栄えたクエント文明であるが、既にクエント文明は滅亡している。現在、銀河全域に広がる勢力圏は二大勢力ギルガメス連合バララント連合によって分割され、さらなる領土拡張をもくろむ両勢力による紛争が断続的に行われている。この紛争による被害は甚大で、多くの惑星が居住不能の不毛の土地と化した。この銀河の人類の大半は、マーティアルの影響下にあり、その教義を信奉している。
 この銀河の概算データは以下の通り。質量/2×10^12M。色調/G2類似(黄色系統)。年齢/1.8×10々10念。絶対等級/−20.3。円板部の直径/1.3×10^5Ly。球状部の直径/1.6×10^4Ly。円板垂直部の直径/1.6×10^4Ly。回転速度/2.3×10^5m/sec(銀河中心より3.1×10^4Lyの位置で)。恒星間平均距離/3.2Ly。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

アストラギウス歴
[あすとらぎうす-れき]
 アストラギウス銀河の統一宇宙歴。マーティアルの原型となった原始宗教がジアゴノ星においてヤーダル碑を発見した時を紀元とする暦。この暦によれば、百年戦争終結はアストラギウス歴7213年に当たる。またアストラギウス歴におけるギルガメス歴の元年は4871年、バララント歴の元年は4153年である。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

アストラッド
[あすとらっど]
 ギルガメス連合軍主力戦車。GMBT−208−DUを参照。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

アズライト・フィクス
[あずらいと-ふぃくす]
 メルキア出身の元ギルガメス軍ATパイロットの青年。第3次銀河大戦停戦時の年齢は18歳。大戦中は第23メルキア方面軍ギャラン度機甲大隊第7中隊ハミルトン小隊に所属。小隊長ティア・ハミルトンとは上官と部下の関係を超えた男女の仲であった。アズライトはこのハミルトン小隊において自身も気がつかないうちに秘密結社の新兵器フェイシャルソルジャーの被験者としてナーヴコネクターを埋め込まれる手術を施される。ただし彼のナーブコネクターは作動不良のため起動することはなかった。
 ハミルトン小隊は大戦末期の7213年6月、第2次ミヨイテ戦役に投入されるが、作戦中に小隊長ハミルトンが錯乱し敵味方無差別に攻撃するという事件が発生。アズライトは負傷して後方へ移送され一命を取り留める。退院後、アズライトは事件の記録を調べるが、ハミルトン小隊の存在を含め全て抹消されていたのであった。
 その後、軍から除隊したアズライトはウドの街でローブと出会い、ローブ・チームの一員としてバトリングの選手として活躍していく。ウドで発生した暴動をきっかけに、ローブ・チームの仲間と共に惑星メルキアを出国。ローブの生まれ故郷でもある惑星ベヌマボア市に移転し、そこで更にバトリング選手として名を売る活躍をする。ボア市ではアズライトと旧ハミルトン小隊の同僚ギャップと再会し。ギャップからハミルトン小隊全滅事件に纏わる不審な情報を得て、ギャップやローブ・チームの仲間と共にザ・ゴザへと入植をする。
 ザ・ゴザの戦闘で連戦したアズライトは、遂にホワイトバイザーと対戦し、これを撃破。その搭乗者であるティアとの再会を果たす。ティアはアズライトとの対戦によって息絶えるが、彼女によってハミルトン小隊の事件が謎の秘密結社の幹部トガルらが進めるフェイシャルソルジャー開発計画の一端であることを知らされることとなった。しかしその直後、バララント軍が惑星ザ・ゴザを攻撃し、自軍のパーフェクト・ソルジャーブラッククラブの実験場だった痕跡を抹消を図る。アズライトと仲間たちは危うくザ・ゴザを脱出するが、秘密結社を追跡してきたギルガメス軍艦隊に捕らえられてしまった。。アズライトはギルガメスの艦に乗り込んでいたメルキア軍情報部将校キーク・キャラダインと取り引きを強いられ、キークと共に惑星ファニーへと赴き、秘密結社の施設を攻撃。アズライトは、フェイシャルソルジャー計画の犠牲となったハミルトン小隊の仲間の仇を討ち、そして連れ去られたローブ・チームの仲間を救出してローブ・チームの仲間と共にファニー脱出を果した。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

アセカ
[あせか]
 クメン王国の密林に棲息するリスに似た小動物。雑食性で、赤茶の毛皮と上向きに尖った耳が特徴。人懐こく、愛嬌があるのでペットとして広く飼養されている。体長は10〜20cm。
《出典:TV「ボトムズ」第23話など》

アッセンブルEX−10
[あっせんぶる-いー-えっくす−てん]
 クメン内乱の際にクメン王国政府軍の最前線を担った軍事基地。ニイタン市近郊に位置し、同市を兵站地としていた。施設に配備された800人程の兵員は全て傭兵である。主力は歩兵や野戦砲やAT等の地上戦力の他、ヘリなどの航空戦力も保有し、特にダイビングビートルは主力兵器として重要な役割を担った。
 猛将として知られるゴン・ヌー将軍が基地の司令官を務め、統率の難しい外人傭兵部隊を指揮した。ビーラーゲリラを相手に苦戦するクメン政府軍のなかで唯一善戦したクメン政府軍の基地であり、一時は首都ザイデン市近郊まで進行したビーラーゲリラ勢力をジャングルの奥まで撃退したのもこの基地の部隊の功績である。ゴウトが仕切る闇ルートを通じて購入したダイビングビートルを早くから主力武器として配備し、装備の面でも優れていた。クメン政府軍のEXナンバーの基地はクメン王国領内に10カ所建設されていたが、ビーラーゲリラの攻撃でその内EX−6とEX−7は壊滅している。
 7214年6月。カンジェルマン宮殿を攻略したクメン内乱の最終決戦でアッセンブルEX−10は総力を投入し、この作戦でゴン・ヌー将軍を始めとして多くの兵士が戦死した。内乱終結後、基地施設や生き残った兵士たちはクメン王国正規軍に吸収され、その後メルキア軍の母星防衛軍の管轄下に入る。
 内乱末期にはキリコが傭兵として志願、カン・ユー指揮下のAT部隊に配属された他、その少し以前にはメロウリンクが機甲狙撃中隊の中でもブルーAT対策に編成された特務狙撃班に短期間所属した。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

アデルハビッツ社
[あでるはびっつ-しゃ]
 メルキア星の企業。ギルガメス内におけるAT開発生産の最大手企業であり、名機として名高いATM−09−STスコープドッグのシリーズなどを開発生産したことで有名。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

アリティ
[ありてぃ]
 メロウリンクの姓名。劇中でこう呼ぶ者もいた。
《出典:OVA「メロウリンク」など》

アレギウム
[あれぎうむ]
 ジアゴノ星にあるマーティアルの最も重要な聖地であり、根本聖堂が存在する土地。根本聖堂の周りには太古の森が広がり、その外縁は山に囲まれており盆地の地形を形作っている。法王の住居であり、またマーティアルの中央機関のことも意味する。聖職者の他、警備兵や特別な職員以外は居住できないため、巡礼者は近隣の宿営街で宿泊することになる。周囲の森にはエルドスピーネや戦車、トーチカなど単なる宗教施設の警備としては強力な兵力が目立たないように配備され、聖地防衛の司令官として“秩序の楯”が全兵力を指揮している。
 7247年には、アレギウム騒乱の舞台となった。
《出典:OVA「赫奕たる異端」など》

アレギウム騒乱
[あれぎうむ-そうらん]
 7247年、32年間の眠りから冷めた“触れ得ざる者キリコ・キュービィが、半覚醒状態で連れ去られた彼の伴侶フィアナを追って、惑星ジアゴノにあるアレギウム根本聖堂を襲撃した事件。キリコは完全武装を施したバーグラリードッグを駆り、聖堂内部に突入。折しもアレギウムでは次期法王の後継者指名についての長老会議が開かれており、事態は混乱を極めた。混乱する状況のなか、法王テオ8世は騒乱収拾を図るためモンテウェルズを次期法王として指名。新法王モンテウェルズは事態収拾のために全権を行使して聖地防衛を指示。アレギウムの全防衛力と新たに任命された“秩序の楯テイタニアがその任に当たった。激しい戦闘となったが、アレギウムは自力で“触れ得ざる者”排除することが出来ず、この騒乱事件はマーティアルの威信を失墜させる原因となった。
《出典:OVA「赫奕たる異端」など》

アロン
[あろん]
 アロン・シュミッテル。秘密結社の双子の科学者の兄。髪はブラック、瞳はグリーン。茶色のコスチュームを着用。双子の弟の名はグラン。秘密結社においてボローと共にPSの開発を担当していた。ボローの死後も彼の「完全なPSには純粋な憎悪が必要」という理論を実践し、PSの完成を目指して研究・実験を重ねた。イプシロンの死後はPS研究を断念、以後は通常の人間でありながらATでPSを倒したキリコに興味の対象を移す。
 ワイズマンの後継者となったキリコに従順することが出来ず、反逆を企てるがワイズマンに察知されキリコによって射殺される。
《出典:TV「ボトムズ」第27話など》
備考: オカマの双子の兄。

アロンのペット
[あろん-の-ぺっと]
 一見猫のように見える不気味な愛玩動物。目や前足はなく、後ろ2脚で歩く。先端が広がった管のような舌が特徴。見かけによらず人懐っこく、アロンが可愛がっていた。
《出典:TV「ボトムズ」第27話など》

アンティテーツ事件
[あんてぃてーつ-じけん]
 アストラギウス歴7229年8月、アンティテーツ星にて第4次銀河大戦の和平協定の予備交渉のため、同星入りしていたバッテンタイン元帥の宿泊していたホテル・サンノーブルが軌道上の艦から砲撃を受け消滅した事件。砲撃した艦は艦籍も確認されぬまま自沈した。その数時間後にバララント軍ボーデンビル元帥から哀悼文が発せられるが、ギルガメス側は事件をバララントの策謀として糾弾。両軍の遺恨を深めた。
 この事件により、一時は停戦が兆しが見えた第4次銀河大戦は再び泥沼化する。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

アンティテーツ条約
[あんてぃてーつ-じょうやく]
 7213年、ギルガメスバララント両陣営首脳によって締結された百年戦争の停戦条約。アンティテーツ星において締結された条約であるために、こう呼ばれる。この条約締結までに領土権がはっきりしていない惑星や紛争宙域は両陣営ともに撤退し、不可侵宙域として相互の立ち入りが禁じられる項目などが盛り込まれた。これによりサンサ星などが不可侵宙域に指定される。
 この条約によって一応第3次銀河大戦は終結するが、それは次の大戦への準備期間に過ぎず、2年後にはクエント星での小戦闘をきっかけに第4次銀河大戦勃発が勃発する。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

アンティテーツ星
[あんてぃてーつ-せい]
 百年戦争の休戦協定であるアンティテーツ条約が締結された惑星。7229年には第4次銀河大戦の和平交渉の舞台になるが、アンティテーツ事件により決裂した。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

イーギオ市
[いーぎお-し]
 クメン王国の地方工業都市。クメン内乱両当事者がここで傭兵の募集を行っていた。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

イーサ・シニカ
[いーさ-しにか]
 ウドの街を住処にしていた少女。当時16歳。ウドの暴走族ブーン・ファミリーにさらわれてたが、ちょうど彼らと戦闘になったアズライトローブによって偶然助け出され、以後ローブ・チームの一員として行動を共にするようになる。アズライトの手ほどきでATの操縦を教わり、自らもバトリング選手として活動するようになった。愛機はブルーティッシュドッグを模したレプリカ。ウドの街で観た同型機に影響を受けたようである。自身の趣味で機体にパステルカラーの派手なカラーリングを施している。ATの操縦技術も確かだが、一方で機械いじりが好きで、ATの整備の才能は秀逸。時にはローブ・チームの仲間のATの整備に携わることもあった。日頃から工具を携帯している。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

異種格闘
[いしゅかくとう]
 バトリングの試合形式のひとつ。AT対AT以外の兵器で対戦カードが組まれるが、かなり特殊な形式なので余り頻繁に行われることはない。能力差を埋めるため様々なハンディが設けられることもある。
 AT対戦車、AT対戦闘ヘリなどのカードが多いが、半ば見せ物的な催しとしてAT対機甲猟兵の試合や、最大級の異種格闘としてAT対地上戦艦というカードが組まれたこともあった。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

イスクイ
[いすくい]
 ギムアール・イスクイ。髪は白髪まじりのグレー、瞳はブラック。秘密結社の幹部。元ギルガメス軍特殊工作員で階級は少佐。スパイとしてバララント内部に潜入した経験もある。また、かつてはマーティアルの一員でもあったが、PS開発に携わったとして破門になっている。
 秘密結社の一員としてリド事件に参加し、終戦後は結社のPS計画に必要なヂヂリウム確保の為、ウド市治安警察署長として赴任。同市のコンピュータ工場跡より採掘されるヂヂリウムの確保に携わる。また、イスクイのウド治安警察赴任の際にはボローも同行、プロトワンを帯同してPSとしてのレクチャーやテストの手筈を整えた。
 PSを奪回すべくウド市にメルキア軍のAT降下部隊が軍事介入した際に、崩壊する建物の下敷きになり死亡した。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》
備考: TVシリーズ第3話で登場したときこそニヒルでかっこよかったが、以降は中間管理職の悲哀を漂わせる単なるオヤジキャラになってしまった。

異能者
[いのうしゃ]
 アストラギウス歴4000年ごろ、機械文明の発達が頂点に達したクエント星の人類に発生した一種のミュータント。日常会話に超高速言語を用いるほどコンピュータとの適性が高く、反射神経が極度に発達していることが特徴。肉体的にも強靱で、常人の数倍の回復力を有していた。また闘争を重んじ、他者への支配を渇望したと言われる。
 彼らは、クエント人としては異常な程の支配欲を発揮、他の惑星の文明を侵略すべくクエント星において反乱を起こす。そして他のクエント人を“手を加えられた民”と呼ばれる特殊な兵士に改造し、他の惑星を征服しようとした。しかし異能者の存在を異端と見做した他のクエント人に鎮圧され、異能者たちは銀河各域にある未開状態の各星系に分散・追放されてしまう。
 これにより異能者たちの銀河支配の野望は一旦阻まれるが、その後彼らは追放先の原住民の社会で神として君臨し、原住民の社会を影からを操作してその文明レベルを向上させた。その際に特に用いられたのが戦争の誘発である。戦争の度に機械文明を発達させていった各地の辺境惑星は約2000年後には恒星間航行を可能にする技術を獲得。ワイズマンは辺境惑星原住民が開発した恒星間航行システムでクエント星に帰還を果たすのである。だが、異能者たちはそこでクエント文明滅亡の事実を知ることになる。異能者は少数で長期間隔離されたため更に数が減少し、既に種としての寿命が尽きかけていた。それでも銀河支配への意志を諦めなかった彼らは、自らの意思を原形質保存装置に移植し集合人格ワイズマンを名乗って、歴史の影から銀河を支配する。
 数千年の戦乱の歴史の末に、再び発生した異能者がキリコである。
 因みに“手を加えられた民”とは後のパーフェクトソルジャーの原形であり、ワイズマンはパーフェクト・ソルジャーの優れた能力故に彼らを人工的な異能者として考えていたらしい。
《出典:TV「ボトムズ」第48話など》

異能生存体
[いのうせいぞんたい]
 ヨラン・ペールゼンが発見・提唱した特異個体。ペールゼンによれば異能者は遺伝子に潜む未知なる因子の作用によって、殆ど不死身に近い異常な生命力を発揮する。それはあらゆる種において発生しうるが、発生確立が極めて低く、またその能力も判別し難い性質であるため、これまで発見されなかったという。
 異能者の能力は本人には無自覚な能力として備わり極限状態において発現する。時に絶体絶命の危機的状況を脱する強運として、時にあらゆる身体的損傷を驚異的な早さで快癒する回復力として。或いは生命活動が停止してもほどなく蘇生する異常な生命力として発現することもあれば、身体や生命を保護するため物理的法則すら覆す力として発揮されることもある。
 ペールゼンによれば人類においては遺伝確率250億分の1で発生し、彼によって唯一発見された個体がキリコ・キュービィである。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》
備考: 「主人公は死なない」という不文律の根拠を遺伝子という部分に求めた世紀の大発見。発見された本人がそのことをどう認識していたかは不明。また、異能者との関係も不明である。恐らく異能者と異能生存体は同じものと解釈するのが妥当であろうが、劇中にも、その他の資料にもハッキリと言及した言及がないので、本稿では一応別のものとして扱っている。

イプシロン
[いぷしろん]
 ギルガメス軍PS計画で開発された男性型PSプロトワンと同じく、小惑星リドの秘密研究所から秘密結社の手によって奪取され、デライダ高地の地下基地にて誕生、覚醒する。髪はシルバーホワイト、瞳はパープル。
 ボローアロングランの兄弟がレクチャーを担当。プライドが高く、唯一の同類であるプロトワンを愛し、彼女が愛したキリコを深く憎悪した。実戦テストを兼ねてクメン内乱ビーラーゲリラの一員として参加、鬼神の如き活躍でクメン政府軍からブルーATとして恐れられた。スナッピングタートルストライクドッグを愛機として使用。メルキア星を脱したキリコとプロトワンを追跡する秘密結社と共にサンサ星に赴き、ロッチナの計らいで行われたキリコとの決闘に敗れ死亡した。
 PS計画発動の隠れた因子としてワイズマンの意思が存在していたが、ワイズマンの最初プランでは人為的な異能者であるイプシロンこそがワイズマンの後継者であったらしい。だが、後に発見された生まれつきの異能者であるキリコと競う意味で両者は幾度となく対決することをワイズマンに仕組まれ、そしてイプシロンは敗れたのである。
《出典:TV「ボトムズ」第16話など》
備考: 「ボトムズ」の中でもとりわけ惨めな男。裏切られても裏切られてもプロトワンを追い求めるその姿は、健気としかいいようがない。その上に双子のオカマからは、いいようにオモチャにされて…。

慰問団
[いもんだん]
 軍施設や刑務所などの施設内で長期拘束されている兵士や囚人に、ダンスショーなどの娯楽を提供する団体。売春行為なども行われていた模様。
 ルルシーは実家を出奔しカードディーラーに身を落とした後、この種の団体に身を寄せ、ドッパー刑務所などメルキア各地のほか、惑星ミヨイテ星にあるザキの基地などを訪問し、カードディーラーマジックショーのコンパニオンなどを勤めた。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》

イリーシン市
[いりーしん-し]
 マナウラ星の街。マナウラ戦役において度々戦禍に見舞われた。7247年には、市近郊に軌道工場群コンプラントが墜落する事故が起きた。この土地で軍医を勤めていたゴディバはコンプラント落下地点近くで瀕死のキリコを発見し、収容。ゴディバはキリコの驚異的生命力を目の当たりにする。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第2話など》

ウイドー
[うぃどー]
 クメン内乱で政府傭兵部隊に志願し、航空隊に配属されたバニラと使用の交信を交わした時にココナが使用したコードネーム。「未亡人」の意味。因みにこの時、バニラは南国の薔薇というコードネームを使用した。
《出典:TV「ボトムズ」第22話など》

ウットヘルト
[うっとへると]
 ギルガメス軍の代表的H級ATスタンディングトータスなどを開発したコルヴェ星の軍事企業。マーティアルが聖地アレギウムの防衛用に配備した防衛用ATエルドスピーネの開発にも携わった。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

ウド市
[うど-し]
 もともとはメルキア星の爆撃跡クレーターを利用して建設された軍事施設であったが、その後軍が施設を放棄。遺棄された施設に戦争難民が住み着きスラムが形成され、やがて民間により三層構造のクレーター都市として再建設された。その規模は直径5km、全高3kmに及ぶ。
 戦後の混乱期には難民や帰還兵が大量に流入し、軍事物資や兵器の密売、売春や人身売買、軍施設であった頃のコンピュータ工場跡から採掘されるヂヂリウムの闇取引、バトリング興行などで無秩序な繁栄を築く。その利潤を目当てに治安警察や暴走族ブーン・ファミリーといった得体の知れない武装集団がこの街を牛耳り、暴利を貪っていた。
 この街には終戦当時、ゴウトバニラココナが後ろ暗い生業を糧に住み着いていた他、軍から脱走したキリコが流れ着き、仲間として巡り合った場所である。
 7214年、メルキア軍のAT降下部隊がウド市を急襲。治安警察を隠れ蓑にしてこの街で活動していた秘密結社を攻撃した。目的は彼らが帯同していたPSである。この時に発生した激しい戦闘の影響で街の構造そのものが損壊し、ウド崩壊に至る。
《出典:TV「ボトムズ」第2話》

ウンドガードAT工場
[うんどがーど-えいてぃー-こうじょう]
 メルキア星スイーランザ市近郊に位置するAT製造工場。不明な点が多いが、スコープドッグの製造ラインがあるほか、新型兵器の研究開発施設もある。スコープドッグの生産ラインのすぐ隣には当時開発中だったグラントリードッグの製造ラインも稼働していたのが確認されている。
 レッドショルダー最高責任者、ヨラン・ペールゼンはこの工場の研究開発部で開発されている新型の研究素材にただならぬ感心を抱いていた。これは従来のポリマーリンゲル液に頼らない画期的な高分子繊維で、完成までは更に50年は掛かるという基礎段階の研究素材だが、実用化すればATの性能は飛躍的に向上すると言われている。
 リーマンはキリコのオドン基地内で問題を起こしていたキリコの処遇についての指示を仰ぐため、この工場内にてレッドショルダーのペールゼンとの会見の場を設けた。
《出典:小説「ザ・ファーストレッドショルダー」など》

エウノイ
[えうのい]
 カーチマス星原産の吸血性の昆虫。大きな目と黒く長い毛が特徴。獲物の身体に吸いつくとコップ1杯分の血液を吸い取った後に自ら離れ落ちるという。この習性を利用して被験者の血を吸わせ、その後一週間ほど口がきけなくなったあと生まれ変わった気分になるという健康法に使用されているらしい、が真偽のほどは定かではない。
 ウド市においてキリコがペットショップから購入し、治安警察署員からヂヂリウム運び出しの情報を聞き出すのに使用した。
《出典:TV「ボトムズ」第7話など》
備考: 普段無口なキリコがこの生物について蕩々と解説を披露する場面は圧巻であった。彼のお気に入りか?

エクルビス
[えくるびす]
 バララントが自軍のPS用に開発したH級ATB・ATH−XXエクルビスを参照。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

エルドスピーネ
[えるどすぴーね]
 X・ATH−11を参照。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第4話など》

オーデルバックラー
[おーでるばっくらー]
 X・ATH−11TCを参照。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第4話など》

オケイアン
[おけいあん]
 レッドショルダーの情報部大尉。リーマンの副官の一人で、データによってキリコの能力を解析した。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》

オジリー東部第22連隊
[おじりー-とうぶ-だいにじゅうに-れんたい]
 レッドショルダー転属以前にキリコが所属していたという最前線の部隊。ATで編成された機甲部隊のようだが、詳細は不明。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》

オドン星
[おどん-せい]
 レッドショルダーの秘密訓練基地がある辺境の非可住惑星。環境はメルキア星に似ているが、重力はメルキアよりも弱冠大きく、濃厚な大気には微量の有毒ガスも含まれており、長時間の野外活動ではマスクが必要とされる。秘密保持のため、その大気には人為的に散布された特殊なチャフが含まれており、外部からの探査は不可能。
 レッドショルダーの訓練基地はこの惑星の大陸の東西に2ヵ所あり、第一方面隊が駐屯する西部方面軍基地に最高司令部が置かれ、司令官リーマンが両基地を統率している。キリコの所属も西部方面基地。起伏に富んだ地形を利用した優れた基地施設の地上部分の大部分は兵舎とその付属施設、また《楽園》と呼ばれる幹部将校用の宿舎もある。地下部分にはAT格納庫や工場、武器庫や弾薬庫、シェルター設備などが合理的に配置され、15フィートの特殊合金製壁によって仕切られており、まさに要塞といっていい。基地施設から2マイルほど離れた位置に宇宙港があるほか、施設敷地内には臨戦時の地下空港が備わっている。さらに基地内部には医療センターや運動訓練場、図書室や娯楽施設も完備されている兵員の士気や技能を向上させる役目を果たしている。戦闘員はそれぞれ約200名、施設の職員として非戦闘員が150人ほど。
 7212年にはレッドショルダーの存在に疑念を抱くネハルコが秘密偵察部隊をオドン星に派遣するが、その偵察部隊がレッドショルダー部隊の待ち伏せを受け全滅するという事件が起こっている。もちろんこれは極秘のまま公表されることはなかった。
 また、翌7213年には、レッドショルダーに配属されたキリコの存在を巡ってトラブルが発生し、暴動にまで発展した。その騒動で西部方面軍基地は多大な損害を被っている。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》

オバノー級小型艦
[おばのー-きゅう-こがたかん]
 ギルガメス軍の宇宙戦艦。ギーガ級宇宙戦艦以上の機動力を誇る。ATを始めとした多数の艦載機を収容しており、惑星降下作戦などでは母艦として活躍した。
《出典:TV「ボトムズ」第39話など》

オボラ
[おぼら]
 村ぐるみでビーラーゲリラを匿っていたゾンム村の村長を勤める老人。カン・ユーからゲリラの疑いを掛けられ、尋問と称してロシアン・ルーレットを強要された。彼自身の番では銃は暴発せずに、ゲリラのことを黙秘し続けた。
《出典:TV「ボトムズ」第16話など》

オリヤ
[おりや]
 チャルク・オリヤ。元ギルガメス軍大尉であり、秘密結社構成員。かつてはキリコの上官を勤め、市街戦のノウハウを教えたこともある。リド襲撃にAT部隊の指揮官として参加した。髪はブラウン、瞳はブラック。
 戦後イスクイらと共にウドの街に潜伏し、バトリングなどを行っていた。偶然ウド市に訪れたキリコを発見すると、彼を危険分子と見做しリアルバトルに偽装して戦いを挑むが、破れる。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

オレモダビール
[おれもだびーる]
 ウドなどで飲まれているらしいビールの銘柄。CMでも宣伝されている。
《出典:TV「ボトムズ」第10話など》

オロム戦役
[おろむ-せんえき]
 百年戦争後期7213年の激戦区のひとつ。治安警察に幻覚剤を服用され尋問されたキリコが、朦朧とした意識の中で言及した。キリコ自身も参加した作戦らしいが詳細は不明。ニーヴァはこの会戦でレッドショルダーと交戦し、瀕死の重傷を追った。
《出典:TV「ボトムズ」第5話》


【か】 TOPヘ


ガーシム
[がーしむ]
 ギルガメス軍の装甲車。6輪の大型大型バルーン・タイヤと高い車高が特徴で、対人掃討作戦では優秀な戦果を挙げた。戦後はブラックマーケットに流され、自警団や警察、或いは非合法犯罪組織によって使用される。ウド治安警察にも配備され、暴徒の鎮圧などに用いられた。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

カースン
[かーすん]
 バージル・カースンと名乗っていたが、どうやらこれは偽名らしい。ラーキソンレッドショルダーの内部を調査するために送り込んだ密偵。髪はゴールド、瞳はブルー。
 ATの操縦技術自体はなかなかのものを持っていたようだが、実戦経験はあまりなかったらしい。同時に入隊したキリコと暫し行動を共にし、レッドショルダーの士官に取り入るなどして部隊の内部情報を入手し、ラーキソンに送った。
 サンサ戦役の第3次サンサ攻略戦に参加した際はキリコやグレゴルーらと共に、敵の前線後方に降下。作戦中バララントの攻撃を受け戦死。彼がラーキソンを通じて外部にもたらしたレッドショルダー内部情報によってペールゼンは失脚することになる。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》
備考: レッドショルダー内での内部調査に際しては上官に“色仕掛け”で接近したとか。小奴、あなどれん(笑)。

カイチ・アクィノ
[かいち-あくぃの]
 出身地はメルキアウド市の少年。戦時中はメルキア軍に入隊しサンドランナーのパイロットとして戦闘訓練を受けたが、実戦には出なかった。百年戦争停戦時、14歳。ローブアズライトがウドの街から脱出する際に行動を共にするようになった少年。ローブ・チームの一員のサンドランナー乗りとして、惑星ベヌマや惑星ザ・ゴザバトリングに出場する。しかしザ・ゴザ脱出の際には秘密結社に囚われ、惑星ファニーの施設でナーヴコネクターを埋め込まれる手術を施されてしまった。フェイシャルソルジャーとして仕立てられ秘密結社に操られてしまうが、アズライトに救出されローブ・チームと共にファニーを脱出する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ガスト・レマルガス
[がすと・れまるがす]
 ウド市治安警察署長、イスクイの前任者。戦後の混乱期に乗じて暴走族ブーン・ファミリーと結託。ウドの街を牛耳っていた。ブーン・ファミリーと関係を終結させる密談を交わしている最中、暴走族に囚われていた労働者が暴動を起こした際に流れ弾に当たって死亡。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

カットレー
[かっとれー]
 シュエップス小隊所属、階級は曹長。小隊の伊達男。ミヨイテ星にて戦死。享年24歳。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

ガナード
[がなーど]
 元メルキア軍プランバンドール大隊所属のATパイロット、階級は少尉。シュエップス小隊の敵前逃亡及び軍事物資強奪の容疑に関して偽証、プランバンドール・スキャンダルに関与した。
 除隊後、メルキアにて山賊バンデットの首領として活動、強盗行為などを繰り返していた。バラシュトラ山脈横断鉄道を襲撃した際、列車に乗り合わせていたメロウリンクと対決し、殺害される。
《出典:OVA「メロウリンク」第7話など》

神の子
[かみ-の-こ]
 歴史学者たちが究明した異能者の末裔ワイズマンに対する呼称。かつて異能者たちは自らを「神の子」と名乗っていたことに由来する。クエント事変に際して存在が明らかになったワイズマンを、ギルガメスバララントはこの「神の子」と呼称し、殲滅作戦を展開した。「神の子の組織」という場合は、ワイズマンとその配下にある秘密結社を意味する。
《出典:TV「ボトムズ」第49話など》

神の目
[かみ-の-め]
 ワイズマンの命を受けて暗躍するエージェントの呼称。ロッチナは自らの正体を明かして「神の目」と自称した。同じワイズマンの配下にありながら秘密結社とは全く別に活動する秘密要員である。ロッチナは神の目として、ワイズマンの意思を満たすべくキリコを追跡・監視する任務に従事した。
 ロッチナの他にもワイズマンのエージェントが社会の各層で暗躍しているしている可能性があるが、実態は不明である。
《出典:TV「ボトムズ」第51話など》

ガリアーノ要塞
[がりあーの]
 マグダレナの軍事要塞。元々はマグダレナ王立軍管理下にあったが、マグダレナがバララント軍に占領された後はバララント軍が軍事拠点拠点として利用した。ラタマキュー要塞を失ったバララント軍の最後の陣地となった。マグダレナ独立闘争の最終決戦の場になり、この地に潜伏していたモーニック法王を護衛するモーニックの牙マグダレナ解放戦線と激戦を繰り広げた。最終的にはマグダレナ解放戦線がバララント軍を撃退し、マグダレナの独立を勝ち取る舞台となる。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

カルメーニ
[かるめーに]
 アルス・カルメーニ。ギルガメス軍参謀将校、階級は中将。バッテンタインとは親しい関係にあるらしい。終戦間際のリド事件や、停戦中に起きた戦艦Xを巡るサンサ侵犯事件をいち早く察知し、バッテンタインに情報提供と助言を行った。
《出典:TV「ボトムズ」第39話など》
備考: 「ボトムズ」第1話の第一声は彼の無線連絡であった。キリコに関する情報の収集が素早く、情報局を出し抜くこともあった。或いは彼もまたワイズマンのエージェントなのかも知れない。

カンカラ星
[かんから-せい]
 薬用人参の産地として有名らしいが詳細は不明。
《出典:TV「ボトムズ」第9話など》

監視衛星
[かんし-えいせい]
 軌道上から地上の監視するためなどに用いられた母星防衛軍の防衛用無人監視衛星。地上からの遠隔操作でビーコンからの情報を収集したり、精密な衛星写真の撮影に用いられた。軌道上にある無数の塵や障害物を、内蔵するレーザーで自動的に排除する機構も備わっている。
 メルキア軍の基地から脱走したキリコを追跡するために使用された。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

カンジェルマン
[かんじぇるまん]
 ヒロラム・カンジェルマン。クメン王国の第3王子。バランシングの達人であり、愛国心の篤い王族の快男児としてクメン民衆に親しまれていた。
 かつては母国の将来を憂うクメン改革派の急先鋒として活躍していたらしいが、その後突如としてクメン近代化に反対する旧体制の旗頭に転身し、反政府勢力神聖クメン王国を挙兵。武装集団ビーラーゲリラを率い、クメン王国政府に対して内戦を起こす。一時はその優れた戦略的手腕で政府軍を圧倒し、首都攻略の一歩手前まで進撃したほどである。政府軍の大攻勢を前に、全戦力を本拠地であるカンジェルマン宮殿周辺に集結させ、決戦に挑んだ。
 だが、その真意は、内乱によって旧体制とそれに郷愁を覚える勢力を一掃し、クメンの変革を決定的なものにすることであり、反乱の失敗こそが最大の目的だったのである。結果的にはメルキア政府軍の介入によって大敗を喫することとなるが、それも計算のうちであったのかもしれない。内戦の最終局面において、宮殿深部にまで潜入して来たかつての部下であり盟友のポタリアと再会し、自室で二人だけのバランシングで決闘を執り行った結果、敗れ死亡する。
《出典:TV「ボトムズ」第17話など》

カンジェルマン宮殿
[かんじぇるまん-きゅうでん]
 クメン王国のジャングル奥地にある神聖クメン王国の総司令部。もとはクメン王国の古都ムラハの廃墟だったが、クメン政府の近代化政策に反対する農民が武装化した際に、ここがその本拠地として改築された。地下深くには大量のヂヂリウムが貯蔵されている。
 反政府軍の最高指導者カンジェルマンはここから全軍を指揮した。クメン内乱の決戦の場となり、クメン政府傭兵部隊とメルキア正規軍AT降下部隊の強襲を受け、ビーラーゲリラはここで壊滅し、神聖クメン王国の敗北が決した。
《出典:TV「ボトムズ」第17話など》

カン・ユー
[かん-ゆー]
 クメン王国の傭兵部隊の大尉。アッセンブルEX−10の副司令官の役目を勤め、自らダイビングビートルを装備して最前線で指揮を振るった。AT操縦者としての腕も確かで、ポタリアキデーラル・シャッコ、そしてキリコらから編成される同基地の精鋭AT部隊の指揮官だった。狡猾で、了見が狭く、度々キリコと衝突する。
 クメン内乱終盤の決戦に先立ち、敵陣本拠のカンジェルマン宮殿への先行潜入任務に就く。しかし、宮殿内部でクメン政府軍を見限り、PSを捕らえた見返りにメルキア政府軍に取り入ろうとしたが、その卑劣な所業に業を煮やしたル・シャッコによって地底へ突き落とされ、死亡する。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》
備考: 広瀬正志氏の熱演が光るナイスキャラ。その人間味溢れる言動は、多くのマニアの共感を呼んだ、らしい。

ギーガ級宇宙戦艦
[ぎーが-きゅう-うちゅうせんかん]
 ギルガメス軍の大型戦艦。使用によって3種に大別されるという。強力なMH航法用フィールド・エンジンを搭載し、銀河外周部から中心部までの13万光年を約2週間で移動できる。多数の艦載機を搭載し、ギルガメス軍の宇宙戦では主力となる。
《出典:TV「ボトムズ」第39話など》

キーク・キャラダイン
[きーく-きゃらだいん]
 メルキア軍の青年将校。ギルガメス軍宇宙軍戦略情報軍所属の特務情報士官で、階級は中尉。終戦時の年齢は25歳。情報戦の能力に優れ、また射撃の技能も卓越している。神出鬼没の諜報員として暗躍した。
 百年戦争停戦後はバッテンタイン中将の特命を受け、プランバンドール・スキャンダルで奪われたヂヂリウムの行方を追跡する。だが、その特命に秘められた真の目的は事件後も尚疑惑の消えないスキャンダルの事後処理であり、プランバンドール・スキャンダルの計画者オスカー・ヘルメシオン准将を含む全ての関係者の抹殺して、事件の疑惑を収束させることにあった。そのためキークの行動は、プランバンドール・スキャンダル関係者に対する復讐を誓うメロウリンクの行動と重なることが多く、メロウリンクの協力者を装う。幾度となくメロウリンクと行動を共にしてプランバンドール事件関係者抹殺の為にメロウリンクの復讐を利用した。
 7214年の4月頃から3カ月ほど、プランバンドール事件の捜査は休止。ロッチナの後任としてリド事件で奪取されたパーフェクト・ソルジャーの追跡任務に携わる。パーフェクト・ソルジャーを奪取した秘密結社を追う過程でフェイシャルソルジャーの開発計画を察知。アズライトを利用して惑星ファニーのフェイシャルソルジャー開発施設の破壊した。
 翌8月にはプランバンドール事件関連の任務に復帰。そして7215年7月、コーザ・シティ基地にてプランバンドール事件首謀者のオスカー・ヘルメシオン准将を自らの手で暗殺。メロウリンクの復讐を利用して続けてきたプランバンドール事件関係者の抹殺任務の総仕上げを遂行する。続いてメロウリンクを抹殺しようとするが、その時第4次銀河大戦が勃発。メルキアの衛星軌道上に出現したバララント軍艦隊が投下した機動爆雷による爆風の中、メロウリンクと対決。メロウリンクの愛用ライフルHR−SATパイルバンカー・カスタムによって打ち抜かれ、死亡する。
《出典:OVA「メロウリンク」など》

ギィラ
[ぎぃら]
 ボア市で活躍しているマッチメーカー。かなり悪辣な手管で試合を仕切り、八百長を仕組むことも度々。ボア市で活動していたチェインバトリングのマネージャーだった。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

機械騎兵
[きかいきへい]
 マシン・トルーパーを参照。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

機甲猟兵
[きこうりょうへい]
 敵の戦車やATの撃破を専門とする兵科のこと。猟兵や戦車猟兵、またはリーチャーズ・アーミーとも呼ばれる。百年戦争末期には最前線においてATを失い補給を受けられない部隊が改編されたり、或いは軍規に反し懲罰を受けた者たちにより編成された部隊が多いと言われる。装甲化はもちろん機械化されていることも稀で、正式に定められた装備はなく、対ATライフルや対ATランチャー、地雷や手榴弾といった貧弱な手持ち兵器のみで最前線に配備されたらしい。機動力は低いので囮や伏兵として捨て駒同然に配置された。だが、その特殊な立場ゆえに意外な戦果を挙げた部隊もあったという。死傷率が極めて高く、戦場では人間以下の存在“戦場の蛭”として蔑まれた。
 シュエップス小隊は大隊上層部の陰謀に巻き込まれ、この兵科に改編を命じられた。
《出典:OVA「メロウリンク」》

キデーラ
[きでーら]
 ブリ・キデーラ。傭兵を生業として各地の戦場を渡り歩くATパイロット。百年戦争停戦後は内乱に揺れるクメン王国政府軍基地アッセンブルEX−10に腕利きAT乗りの一人として雇用され、活躍していた。同基地の主力ATダイビングビートルを愛機として、キリコらと共にカン・ユーのAT隊に所属し、数々の戦果を挙げる。
 当初はキリコの傍若無人な態度を快く思わなかったようだが、ほどなく和解するなど、根は単純で、義理堅いところもある。
 クメン内乱の決戦時、カンジェルマン宮殿の地下でイプシロンに背後から不意打ちを掛けるが、返り討ちに合い死亡。
《出典:TV「ボトムズ」第15話など》

軌道爆雷
[きどうばくらい]
 惑星の衛星軌道から投下する対地上攻撃用爆雷。惑星攻略の前哨戦において頻繁に使用される。乱数加速による蛇行機動を行うため、迎撃が難しい。
 第4次銀河大戦の火ぶたを切ったメルキア攻防戦において、バララント艦隊は地上に向けて大量の軌道爆雷を投下。メルキア軍の母星防衛用ミサイル基地コーザ・シティはこれによって壊滅した。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

キモブト
[きもぶと]
 クメン奥地の川辺に棲息する一つ目と細長い四肢が特徴の小動物。昆虫や小動物をエサにしている。
《出典:TV「ボトムズ」第21話など》

ギャオア戦役
[ぎゃおあ-せんえき]
 ウド市キリコらが治安警察に追い詰められた時、ゴウトが言及した百年戦争の激戦地。大規模な火災のなかで大勢の装甲騎兵が焼死し、ただレッドショルダー隊員だけが生き残ったという。7213年のことである。
《出典:TV「ボトムズ」第10話など》

ギャップ・グラファイト
[ぎゃっぷ-ぐらふぁいと]
 メルキア出身の元ギルガメス軍ATパイロットの男性。第3次銀河大戦中は第23メルキア方面軍ギャラン度機甲大隊第7中隊ハミルトン小隊に所属。ギャップはこのハミルトン小隊において自身も気がつかないうちに秘密結社の新兵器フェイシャルソルジャーの被験者としてナーヴコネクターを埋め込まれる手術を施されてしまう。
 ハミルトン小隊は大戦末期の7213年6月、第2次ミヨイテ戦役に投入されるが、作戦中に小隊長ハミルトンが正気を失い敵味方無差別に攻撃するという事件が発生。ギャップは負傷するも辛うじて生き残る。その傷の治療中に発見された延髄に謎のトランスミッターが発見され、以後ギャップはティア暴走とトランスミッターの真相を探求するため行動を開始する。百年戦争停戦時、19歳。
 終戦後は除隊し傭兵などをしていたが、いつしか惑星ベヌマに渡り、ボア市でチゴルのチームに所属するバトリング選手として活躍するようになる。愛機はスタンディングトータス。やがてローブ・チームと共にベヌマに渡ってきたハミルトン小隊での同僚アズライトと再会。ギャップもローブと意気投合しローブ・チームへと移籍。ボアのバトリングにおいてアズライトとはコンビを組み、バトリングで連戦連勝した。ギャップはこの頃から強さへの渇望を覚えるようになっていった。モルグからもたらされたホワイトバイザーの情報がティアと関係あると察知。真相を追ってアズライトやローブ・チームと共に惑星ザ・ゴザへと入植する。ホワイトバイザーの情報を追跡し、ついに対戦。ホワイトバイザーことティア・ハミルトンを撃破した。しかしティアを倒した直後に現れた秘密結社のトガルによって、ギャップのナーヴコネクターが強制的に起動させられ、ギャップは惑星ファニーへと連れ去られ、そこの開発施設でフェイシャルソルジャーの完成体として仕立てられてしまう。
 秘密結社に拉致されたギャップやローブ・チームの仲間を救出するためキーク・キャラダインに伴われてアズライトがファニーの開発施設を襲撃することになるが、ギャップがこれを迎え撃つことになる。ギャップとアズライトが対決する直前に、ガロアがナーヴコネクターのコントロール装置を破壊することに成功するが、強さへの渇望に取り憑かれたギャップは自らの意思でアズライトとの対決を選ぶ。そしてギャップはトライアルゴリラを駆ってアズライトに戦いを挑むが、敗れる。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

吸血部隊
[きゅうけつぶたい]
 「味方の血を吸い、死人の肉を食い、地獄の底からでも這い戻ってくる」と称された特殊任務班X−1の俗称。レッドショルダーを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第10話など》

キリィ
[きりぃ]
 アルベルト・キリィ。ワイズマンに従う秘密結社の最高幹部。かつては第24メルキア方面軍の将官で、階級は少将だった。秘密結社の中で唯一ワイズマンの意思を直接受け、組織の全運営を司っていた人物。その事業は多岐に渡るらしいが、実態は不明。
 サンサフットープロトワンの奪回に失敗した以降、秘密結社の母艦に乗艦してクエント星周辺に出没、陣頭指揮を取った。キリコとの接触を果たしたワイズマンに用済みと判断され、抹殺される。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

キリコ・キュービィ
[きりこ-きゅーびぃ]
 メルキア星生まれとされているが、その出生は謎の部分が多い。少年時代にはメルキアの難民キャンプに収容されていたが、それ以前の記憶は本人から失われている。
 16歳でメルキア軍に志願し、入隊。装甲騎兵として、惑星占領軍オジリー東部第22連隊に配属され、2年半を過ごした。この頃のキリコの従軍データから、その驚異的な生存率を発見・解析したのが特殊任務班X−1レッドショルダーの最高責任者ヨラン・ペールゼンである。異能生存体としてキリコの存在を見出したペールゼンは、キリコをレッドショルダーに配属させ、自らの野望を達成させようとした。しかし、これはキリコの拒絶により果たされることはなかった。レッドショルダー時代のキリコは第3次サンサ攻略戦などに参加し、死線を彷徨う経験をしている
 終戦間際には戦艦テルタインに転属され、作戦の目的も知らされないままリド事件に巻き込まれる。この作戦の途中で軍事機密であるPSを目撃すると共に仲間に裏切られ、邪魔者として宇宙に吹き飛ばされてしまう。宇宙を漂流するキリコはメルキア軍の戦艦バウントントにより発見・収容され、本国メルキア星の基地に移送。キリコは厳しい尋問の隙を付いて脱走に成功する。この時、メルキア軍はキリコを敢えて逃がし、彼を監視することで、リドを襲った秘密結社の行方を追うことにした。この任務の直接の指揮をとったのが後々までキリコと関わりを持つロッチナである。
 脱走兵としてメルキアに帰還を果たしたキリコは各地を転々としながら、半年後にウド市に辿り着く。ここでキリコは街を牛耳るブーン・ファミリー治安警察と悶着を起こしながら、一方で以後行動を共にするゴウトバニラココナがと出会い、そしてまたリドで偶然目撃した素体、秘密結社がプロトワンと呼び、後にキリコがフィアナと呼ぶようになる女性と再会を果たす。互いに惹かれ合うものを確認するキリコとフィアナだが、想い叶わず、それぞれ生き別れとなる。
 その後、キリコはレッドショルダー時代の仲間であるグレゴルーらの誘いを受けて、デライダ高地地下に潜伏するペールゼンらを襲撃。これは秘密結社が緊密な関係にあるはずのペールゼンがウドで別れたフィアナの手掛かりを握っていると睨んでのことである。二人は一瞬の再会を果たしたものの、再び別離を余儀なくされてしまう。
 ウドから3カ月後。キリコはクメン王国に入国する。この国で起こっているクメン内乱に傭兵として参加するため、また彼を追跡するメルキア軍の追手から逃れるためである。キリコはクメン政府軍の傭兵基地アッセンブルEX−10に配属され、そこでゴウトらと再会を果たしたキリコは、このクメン王国で秘密結社と共にビーラーゲリラ側に身を寄せる三たびフィアナと再会。数々の試練を乗り越えようやく二人は行動を共にするようになる。内乱の終幕を見届けて、二人は宇宙に脱出。新天地を求めて。だが、そこにも二人の安住の地はなかった。
 二人を乗せクメンを飛び立った小型宇宙戦は、その上空で謎の戦艦Xに取り込まれてしまう。自動操縦のプログラムで航行し、一切の操作がロックされた戦艦Xはバララント領域を横切りながら、不可侵宙域に指定された惑星サンサに辿り着く。彼らを追うのは戦艦Xにギルガメス側のPSの存在を察知したバララント艦隊と、プロトワンを追跡する秘密結社の戦艦テルタイン。サンサに下り立った二人は、そこで彼らを追ってきたゴウトらと再会するがキリコらはバララント軍に捕らわれの身になってしまう。バララント側の指揮官として再び姿を現したロッチナの計らいでキリコはイプシロンと対決し、ついに彼を倒す。通常の人間では決して倒すことができないはずのPSに勝ったキリコ。それはキリコ自身に新たな謎を生じさせるキッカケともなった。キリコはロッチナの指示でクエント星に向かう。彼の謎を究明する手掛かりを求めて。
 クエントでキリコは、謎めいた古代遺跡を巡りながら不思議な意思に遭遇する。それこそアストラギウス銀河を神として歴史の影から支配してきたワイズマンである。キリコはワイズマンから自身が異能者であることを明かされ、ワイズマンの後継者として指名される。これを受諾したキリコは、神の力の継承を阻もうとするギルガメスとバララントの連合艦隊や、かつての仲間、そしてフィアナすらも振り切ってクエント地下に潜むワイズマンの元へ辿り着く。だがキリコの真意はワイズマンへの拒絶にあり、キリコは最後の段階でワイズマンを裏切り彼を抹殺する。爆発するクエントを辛くも脱出したキリコはメルキアに帰還し、その1年後に仲間に見送られながら、フィアナと共にコールドスリープ・カプセルで終わりのない旅に出る。異能者であるキリコがマーティアルから“触れ得ざる者”としてタブー視されるようになったのは、その後の事である。
 その32年後、二人のカプセルはマナウラ星軌道上のコンプラントで収容され、覚醒されてしまう。マーティアルの新法王選出に纏わる陰謀に巻き込まれたキリコは、寿命が尽きる寸前であったフィアナを失い、再び放浪の旅を続ける。
《出典:TV「ボトムズ」など》
備考: 自称「クソ真面目な男」。時折、信じられないような臭いセリフを吐くニクい奴! この男の行くところは大抵壊滅する。歩く紛争地帯。ATスーツを着た災厄。宇宙の異物。

ギルガメス
[ぎるがめす]
 ギルガメス連合、ギルガメス星域連合とも称される。アストラギウス歴5500年頃、ギルガメス星を首星として複数の惑星で構成された星間国家連合であり、巨大軍事同盟である。ギルガメス連合発足以来バララントと対立してギルガメス軍を保有、アストラギウス銀河の覇権を争っている。連合国家としてギルガメス連合を名乗り、加盟国国土を統合してギルガメス星域とも称される。ギルガメス連合各加盟国は、その国力に応じて自国の軍隊をギルガメス連合軍として派遣することを求められており、派遣された多国籍軍はギルガメス軍最高司令本部の指揮下に運用される。
 中央集権的な国家体勢を敷き統一国家として成立しているバララントに対し、ギルガメスの各加盟国は基本的に主権を保持する独立国であり、反バララント主義のイデオロギーを共有し軍事面で協定を結んでいる緩やかな共同体に近い。連合最高司令部が置かれる主星の位置づけも特別な権限は大きいものではなく、連合全体の纏め役である。第1次銀河大戦当時の加盟国は20程度であったが、3度に渡る銀河大戦はバララントに敵対する国々のギルガメス連合への参加を促し、第3次銀河大戦終結時には100以上の国が連合に参加していた。
 2度の銀河大戦を戦い主星としての機能を低下させていたギルガメス星が7126年にバララントの攻撃で崩壊し、その主星機能はビシュテマ星に移譲。しかし約半世紀後の7171年に同星もバララントの攻撃で崩壊。その後はATなどの開発生産で発言力を強めたメルキアが主星の地位に就く。国力でバララントに劣り、百年戦争中期までは明らかな劣勢に立たされていたが、ATの実戦投入など惑星占領に戦略の重点を移したたことにより形勢を挽回した。
 ギルガメスでは軍の最高責任者である元帥が連合国家国家元首として最高執政官を兼任している。クエント事変の発生に伴って開催された星雲会議にはギルガメス軍最高司令長官元帥であるギルゲス・トゴールが代表として出席した。また、第4次銀河大戦勃発後にはバッテンタインが元帥に昇進している。
《出典:TV「ボトムズ」など》

ギルガメス星
[ぎるがめす-せい]
 ギルガメス連合成立の当初の主星。2度の銀河大戦を戦い抜いたが、第3次銀河大戦初期の7126年、バララントの攻撃で同惑星が崩壊したということ以外、殆ど情報はない。
《出典:LD−BOX「メロウリンク」解説書「コンプリートステージマニュアル」など》

ギルガメス軍
[ぎるがめす-ぐん]
 ギルガメス加盟各国から派遣された多国籍軍の統一名称。ギルガメス連合軍、或いはギルガメス星域連合軍とも称される。3度の銀河大戦でバララント軍と全面戦争を展開した。各国軍はギルガメス軍最高司令本部指揮下の作戦中は本国の指揮下を離れ、ギルガメス軍として統一した行動を取る。最高司令本部はギルガメス連合主星に置かれ、7172年からはメルキアがその地位にある。
 ギルガメスに属する各国は、概ね同じような編成に組織された軍を保有している。外征を担う宇宙軍と惑星占領軍、そして本星防衛を担う母星防衛軍である。それぞれの軍種の作戦部隊は本国が編成する方面軍に配備され、ギルガメス最高司令部の指揮下、統合的に運用されることになっている。各方面軍は統合宇宙軍とも称され、その編成は担当する宙域や役割によって異なる。
 宇宙軍は機動宇宙軍、戦略宇宙軍、戦術宇宙軍、戦略情報軍、及び開発局によって構成されており、銀河全域の宇宙空間の軍事作戦全般を担っている。戦略宇宙軍は惑星や宇宙要塞への直接攻撃を担当し、特に大型ミサイルの使用を管轄。機動宇宙軍は領有する宙域の防衛と恒星間航路での作戦が主任務。戦術宇宙軍は宇宙と地上に跨がる作戦を遂行する能力があり、柔軟で即応性を要求される任務を担当する。戦略情報軍は情報戦に特化した特殊な軍種だが、機密性が高く、組織の実態は不詳な点が多い。
 惑星占領軍は対外侵攻任務の主力を担う組織である。惑星軌道上からの降下作戦を担う降下兵団、敵地上部隊との戦闘で主力を担う戦略機甲兵団、そして占領が成功して地域の管理を担う駐留軍などに分類される。特に惑星攻略戦の主役とも言える戦略機甲兵団は有名だが、その麾下には各旅団、特殊部隊、特科開発局が置かれる。
 母星防衛軍は、各加盟国独自の領土や領域を守備するのが任務。母星防衛軍は本星及び植民星などに活動区域が限定されているため、他の軍組織とは一線を画する。その組織は防衛宇宙軍、陸軍、海軍、空軍の他に警備隊、防衛情報局などから構成される。各国の事情によって編成は大きく異なる。因みに防衛宇宙軍は宇宙での作戦を行う組織というより、実際には宇宙空間からの敵ミサイルや機雷の攻撃に対する地上の迎撃ミサイル基地の運用が主任務の軍である。
 代表的兵器としてギーガ級宇宙戦艦スコープドッグが有名。
《出典:TV「ボトムズ」など》

ギルガメス歴
[ぎるがめす-れき]
 ギルガメスに加盟する諸惑星において使われる暦。百年戦争終結がギルガメス歴2343年に当たる。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

ギルダン
[ぎるだん]
 ギルガメスの貨幣単位。
《出典:TV「ボトムズ」など》

ギルマン
[ぎるまん]
 メルキア星コーザ・シティ基地の司令官。階級は大佐。自分が管理する基地内で理不尽な越権行為を繰り返すヘルメシオン准将やキーク・キャラダイン大尉と対立した。そんな中、第4次銀河大戦の勃発と同時に奇襲攻撃を掛けてきたバララントの艦隊を迎撃するが、軌道爆雷を受け死亡。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》
備考: 見た目はひ弱な中間管理職。敵軍の軌道爆雷を受けながら、戦争の再開に狂喜していた姿を見ると、意外に好戦的な人物かもしれない。

クエント事変
[くえんと-じへん]
 ワイズマンの抹殺を目的にギルガメスバララントが軍事行動を起こした一連の事件の総称。
 7214年8月、過去3000年に渡ってアストラギウス銀河の歴史を暗部から操っていたワイズマンの存在が明らかになり、これを受けて急遽星雲会議開催される。その場においてギルガメスとバララントは、協調して異能者の末裔であるワイズマンとその後継者として急浮上したキリコ・キュービィを抹殺することを、両陣営共通の意志として確認する。
 両陣営は直ちに連合艦隊を編成、ワイズマンが潜むクエント星に向けて出撃する。連合艦隊はクエントへ向かうキリコをワイズマン・ステーションに発見し、彼が乗船する秘密結社の母艦を追跡する。連合艦隊の追撃を逃れ、クエントに降り立ったキリコのラビドリードッグを両軍のATを中心とした大部隊で更に追跡した。しかしキリコを捕らえることに失敗したギルガメス・バララントの両軍はクエントそのものの破壊を決断。連合艦隊のミサイルによる総攻撃が開始されようとするが、その直前にクエント星が爆発。連合艦隊はその衝撃波を受けて全滅した。この一連の事件がクエント事変と呼称されている。
 この事件でクエント星が消滅した後も、その宙域にはクエント文明の遺産が残されており、それを巡って第4次銀河大戦勃発を誘発する小戦闘が起こることとなる。またクエント事変以降も生き延びたキリコは、マーティアルによって脅威と見做され、ソノバ委員会で“触れ得ざる者”として議定された。
《出典:TV「ボトムズ」第51話など》

クエント人
[くえんと-じん]
 クエント星の原住民。2mを越える平均身長や、200歳にも及ぶ寿命など、極めて恵まれた身体的特徴を有していた。かつては超高度文明を誇ったという彼らの文明だが、現在ではその面影はなくクエント各地の谷底で原始さながらの生活を営んでいる。
 闘争を嫌悪し他者への侵害を禁忌とする独特の倫理観を持つ一方で、クエント人自らの中から傭兵を募りクエント外の戦場に派遣するという珍しい慣例を残していた。ギルガメスバララントなど各地の戦場で彼らの傭兵としての評価は極めて高く、クエント星に傭兵を募集するため、各国の使節が頻繁にクエント星を訪れている。ただし、彼らにとってクエントでの戦闘は禁忌とされており、決して争うことはしない。百年戦争後期はATが戦場の主役となっていたため、大半のクエント人傭兵はATパイロットとして派遣された。その場合、クエント製ATベルゼルガを貸与される。
 7214年に起きたクエント事変の際に彼らの多くが母星とともに消滅。その後のクエント人は、外地へ傭兵として派遣されていた者だけが僅かに生存するのみである。
《出典:TV「ボトムズ」第15話など》

クエント星
[くえんと-せい]
 謎に包まれた古代クエント文明が発祥した惑星。アストラギウス銀河のほぼ中心に位置する。かつては超高度文明が栄えていたと言われるが現在ではその面影はなく、原住民は部族ごとに別れ、クエント各地に点在する地下1000m以上にも及ぶ巨大な谷底で細々と原始時代さながらの生活を営んでいる。またクエント人たちは政府すら持っていない。惑星唯一の都市としてゴモル市があり便宜的な首都として機能しているが、そこにもクエント人は居住しておらず、傭兵センターにクエント人の代表が一人駐在するのみである。
 この惑星の謎を調べるため、過去幾度か調査団や制圧部隊が派遣された。7010年代にはバララント第8艦隊を率いるハウゼル提督がクエントを制圧しようとしたが、地表寸前で艦隊は突然消滅。6960年頃、及び6910年ごろにも同様の船団がクエントに向かったが、やはり原因不明のまま部隊は消滅している。余りに危険であるため、現在ではクエント星周辺宙域は非戦闘区域に指定された。そのためか、この惑星と周辺宙域に来訪した外国人はクエント人を畏れ、その意向には決して逆らわないようにしている。僅かに駐留しているギルガメスバララントの部隊も同様である。
 産業はほとんど存在しないが、希少価値の高いクエント素子が採取され、それを部品として使用した高性能な金属探知機、或いはニュートリノ銃のエネルギー発生機などの輸出が行われている。また傭兵としても極めて優秀で、何万人という兵士が各地の勢力に徴用されている。
 7214年のクエント事変の際に、クエント星は住民やギルガメス&バララント連合艦隊もろとも消滅。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

クエント製金属探知機
[くえんと-せい-きんぞくたんちき]
 クエント素子を発振体として使用した対金属用の高性能センサー。センサーの有効範囲内であれば、如何なる遮蔽物やステルス技術に左右されず、金属の存在や動きを察知できる。極めて高性能だが、反面非常に高価で、クエント製ATベルゼルガ以外に装備されることは殆どなかった。
《出典:TV「ボトムズ」第15話など》

クエント素子
[くえんと-そし]
 クエント星で細々と産出される素子。古代クエント文明におけるコンピュータ文明の基礎となった。クエント文明衰亡以降3000年に渡って、クエントの谷底に隠されたプラントにて細々と自動生産されていた。現在では高性能金属探知機の回路などクエント製特有の高性能機器の部品として使用されている。
 電子機器に用いれば非常に高い性能を発揮される上に、非常に稀少価値が高いので、市場に出たときは法外な値で取り引きされる。
《出典:TV「ボトムズ」第43話など》

クエント文明
[くえんと-ぶんめい]
 アストラギウス歴紀元前約1500年(クエント文明発祥の年代に関しては「85000年前」説から「178000年前」説まで、諸説あり)、クエント星に発祥した超高度文明。古代クエント文明とも称され、物質転送や反重力を特徴とする優れた科学文明を誇っていたが、現在その全貌を知ることは出来ない。戦争や他者への侵害をタブーとする精神文化を保持していたとされる。
 アストラギウス歴4000年頃にクエントの人類の間に発生した異能者の反乱が原因で、絶頂を誇った科学文明はクエント人自らによって放棄される。だが、一部の機構はクエントの地下に潜伏するワイズマンに利用されるなどして保存されていた。殆どメンテナンスを受けていなかったにも関わらず、その機能が完全に保全されているところなど、その技術力は驚異そのもの。クエントに幾度か接近したギルガメスバララントの艦隊を消滅させたのもそのシステムが作動したためである。
 クエント崩壊の後もその周辺宙域には古代クエント文明の遺産が残されていたらしく、その奪取を巡って小戦闘が発生。それをきっかけに第4次銀河大戦が勃発した。
《出典:TV「ボトムズ」第43話など》

グノー
[ぐのー]
 マーティアルの中央機関アレギウムの枢機卿。マーティアルに入る前はバララントの軍人であった。長年に渡り長老会議の参議官を務めていたために議会の信頼も厚く、次期法王候補の筆頭として台頭。そして、同じく次期法王候補として名乗りを挙げたモンテウェルズに対して優位に指名選挙を展開する。
 次期法王の行方を左右する長老会議の場では優勢を保っていたが、モンテウェルズの策謀に嵌められ、“触れ得ざる者”を覚醒させ、“触れ得ざる者”をアレギウムに呼び込んだという濡れ衣を着せられ、次期法王選を敗退する。当然その結果を不服とし、モンテウェルズの謀略を追求しようとするが、逆に新法王となったモンテウェルズの手に掛かり腹心のノスコヴィッツと共に射殺される。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第3話など》

クメン王国
[くめん-おうこく]
 惑星メルキア内の小国。首都はザイデン市。赤道直下のバラミル半島に位置する農業国である。
 惑星メルキアにありながら、メルキア連邦には加盟せず、独自のバン・ヌー信仰を守り、政治思想的には親バララント主義の姿勢を貫くクメンは、更にメルキア連邦政府に対して完全自治権を主張して度々衝突し、独立闘争を展開していた。百年戦争中、惑星内に敵を作ることを嫌ったメルキアは、クメンに対して自治を認め内政不干渉の態度を維持する。
 クメン政府は、百年戦争終結を前に近代化政策を大々的に施行。王政を廃して共和制に移行し、産業も農業主体から工業主体へと大転換する国家事業に取り組むこととなった。
 この急激な近代化政策は莫大な予算歳出と急激な社会改革を伴い、特に国民の大半を締める農民を圧迫、過酷な重税と強制的な土地収用は国民の生活を直撃した。その余りにも苛烈な圧政に農民の不満は爆発、間もなく武力闘争へと発展する。これに近代化政策以降特権を失った旧支配階級が合流し、新政権樹立を目指す反政府組織神聖クメン王国が結成され、クメン内乱が勃発することとなった。クメンの内乱が一進一退の攻防を繰り返す中、百年戦争が終結し、メルキアはいよいよ身中の不穏分子、クメンの問題の決着に動き出す。
 7214年5月、長期化する内乱による国内の疲弊を危ぶんだクメン政府は、長年対立してきたメルキア連邦政府との和平条約を締結。クメン内乱はメルキア軍の支援を受けたクメン政府が勝利することとなったが、内乱後の政治的主導権をメルキア政府に握られることとなってしまった。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

クメン内乱
[くめん-ないらん]
 産業の近代化政策を推し進めるクメン王国政府と、それに反発する旧勢力の間で行われた内戦。重税と圧政に喘ぐ農民たちは7210年、王室の第3王子カンジェルマンを旗頭に“神聖クメン王国”を名乗り挙兵、武装組織“ビーラーゲリラ”を編成しクメン政府に対しててゲリラ戦を挑んでいった。
 百年戦争終結後には、政府軍,反政府軍ともに大戦より帰還した熟練兵士を傭兵として大幅に採用すると同時に、メルキア軍の放出武器で装備を増強するなどして、戦況を激化させる。その後、戦況は徐々に地の利を活かしたゲリラ側が優勢になり、政府軍側はアッセンブルEX−10などの傭兵部隊が辛うじて戦線を支えている状態になっていた。
 7214年6月、内乱の長期化を危惧したクメン政府は長年対立関係にあったメルキア政府と友好条約を締結。クメン政府は条約締結に伴って、反政府軍鎮圧のためにメルキア軍の出動を要請し、事態の早期解決を図る。反政府軍の本拠地は政府軍とメルキア軍の降下部隊の強襲を受けて陥落し、内乱は終結する。この時の作戦でメルキア軍降下部隊はクメン反政府勢力のみならず、クメン政府軍の主力である傭兵部隊をも壊滅させ、その後に懸念されたクメンの軍事的脅威を減少させた。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

クラブ・ココナ
[くらぶ-ここな]
 クメン王国ファンタムクラブが焼けたあと、ココナバニラたちと将来再び開店することを夢見たクラブの名。実現したかどうかはさだかではない。
《出典:TV「ボトムズ」第19話など》

グライディングホイール機構
[ぐらいでぃんぐほいーる-きこう]
 別名ローラーダッシュ機構ATの脚の裏に装備された磁性を帯びた車輪を高速で回転させることにより、ATを高速で滑走させる。舗装路のみならず、不整地でもかなりの機動力を発揮出来る。スコープドッグはこの機構を初めて搭載したATである。
 メルキア軍のATはこれを装備したことにより、地上でのATの機動性が格段に向上し、バララント軍のATに対して有利な地上戦を展開した。終戦間際にはバララント側でもこの機構を採り入れたATが登場する。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

グラン
[ぐらん]
 グラン・シュミッテル。秘密結社に所属する双子の科学者の弟。青いコスチュームを着用している。同じく研究者である兄のアロンボローと共にPSの開発を担当していた。ボローの死後も彼の「完全なPSには純粋な憎悪が必要」という理論を実践し、PSの完成を目指して研究・実験を重ねる。サンサにおいてイプシロンの死亡した後はPS研究を断念、以後は生身でPSを倒したキリコに興味の対象を移す。
 キリコがワイズマンから後継者として指名されると、彼を含めた秘密結社の組織全てがキリコの指揮下に入るが、グランとアロンはこれを承服出来ず、密かに謀叛を試みようとするが、準備段階に発覚し、兄はキリコに射殺され、生き残ったグランはキリコに従うこととなる。クエント星地下に潜むワイズマンの元へ向かうキリコの楯となり、ギルガメスバララントの連合軍の攻撃を受け死亡する。
《出典:TV「ボトムズ」第27話など》
備考: オカマの双子の弟。

グランツェフ
[ぐらんつぇふ]
 オハイマン・グランツェフ。メルキア出身の技術者。百年戦争中は惑星占領軍特科開発局に配属され、ATの開発に当たり、特にスコープドッグの完成に尽力した。その功績を認められ、大戦末期には大佐にまで昇進。戦後は次期主力ATの開発にも携わるが、7223年に除隊。その後はアデルハビッツ社の技術顧問となる。
 名著「百年戦争と装甲騎兵」の著者として有名。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

グラントリードッグ
[ぐらんとりーどっぐ]
 メルキア軍の次期主力H級ATATH−P−FXを参照。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

グレゴルー
[ぐれごるー]
 グレゴルー・ガロッシュ。元レッドショルダー隊員、階級は上級曹長。レッドショルダー創設当初から所属していた古参兵。バイマンムーザと共に、新兵入隊時の適正検査“共食い”における教官役を担当していた。
 グレゴルーらは素行不良者の多いレッドショルダーの中でも特に問題の多い兵士であり、上官からは睨まれる他方、一般のレッドショルダー隊員からは恐れられる存在であった。しかし、彼自身は本来親分肌の持ち主でバイマンやムーザからはまとめ役として信頼されていた。サンサ戦役ではムーザやバイマンの他、キリコカースンを加えたチームの小隊長として最前線に投入される。
 終戦間際に宇宙機動軍に転属、ティグレム戦で半身不随の重傷を負い、一時は生死の境を彷徨う。退役後、自分たちを陥れた張本人であるペールゼンに復讐を果たすため、キリコを含めたかつての仲間をバカラ・シティに召集し、ペールゼンが潜伏するデライダ高地を襲撃し地下の基地施設に突入するが、イプシロンATと交戦し死亡する。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》
備考: 終戦間際の転属先に関して、小説『ザ・ラストレッドショルダー』ではゾグリンド要塞とされている。気合を入れるとき、両手で自分の顔を叩くのが癖。

ゲッコ
[げっこ]
 クエント星で隊商を率いる砂漠商人。砂漠に倒れていたキリコを拾い、その身柄と情報を秘密結社の手下とクエント人双方に売った。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

ケラマ市
[けまら-し]
 メルキア星バラシュトラ山脈地方に位置する無人化した重層構造クレーター都市。かつてはPR液の工場だったらしく、無人化した後も地下最下層には大量のPR液が巨大なタンクの中に貯蔵されていた。
 ボイル少佐率いるAT特殊部隊に追われたメロウリンクルルシーが逃げ込んだ街。ヘルメシオン准将からルルシーの身柄確保を命じられたボイル少佐の部隊はメロウリンクと交戦するが、その際PR液に引火、大爆発を起こす。
《出典:OVA「メロウリンク」第8話など》

ゴーグル
[ごーぐる]
 AT用ゴーグル。AT搭乗員などが装着するゴーグルで、ATのカメラに接続し外部の映像を直接搭乗者の網膜に投影し、視覚情報を確保する。ATスーツのヘルメットには同様のゴーグルが備わっているが、性能などは同等。ゴーグルタイプのものは呼吸可能な大気のある環境でしか使えず、また化学兵器への対応能力もないが、煩わしいヘルメット装着を嫌う兵士によく使用された。
 AT操縦のほか、対ATライフルなどの照準装置としても使用された。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

原形質保存装置
[げんけいしつ-ほぞんそうち]
 3000年前、追放先の辺境惑星からクエント星に帰還した異能者たちが、肉体が滅んだ後も自らの意志や記憶を保存した装置。アストラギウス銀河の人類を支配するために使用したクエント文明の遺産である。ワイズマンはこの機械の記憶装置から、銀河の情報ネットワークを操作して銀河を支配した。ワイズマンから後継者として指名されたキリコは、この機械の伝達装置に触れることで後継者になるはずであった。
《出典:TV「ボトムズ」第52話など》

コーザ・シティ
[こーざ-してぃ]
 メルキアの軍事基地。母星防衛用のミサイル等が多数配備されている。第4次銀河大戦開戦の直後にメルキア軌道上に侵入し奇襲を仕掛けてきたバララント艦隊を迎撃するが、大量に投下された軌道爆雷の攻撃を受け全滅する。司令官はギルマン
 また、バララントの軌道爆雷攻撃を受ける直前には、プランバンドール・スキャンダルの主役を演じたメロウリンクの復讐劇の最後の舞台ともなる。軌道爆雷が降り注ぐ中、メロウリンクとキーク・キャラダインは、ここで最後の決着を付けた。
《出典:OVA「メロウリンク」第4話など」》

合成食品
[ごうせい-しょくひん]
 戦災によって著しく低下した食料生産量を補うため開発された代用食品。味の評判は芳しくないが、戦線が拡大した百年戦争後期には広く普及する。安価でな合成食品に対して、天然食品は貴重品とされた。
 ギルガメス軍に捕らえられたバニラたちは、自分たちに支給されたダボフィッシュについて不満を訴えたが、看守兵は「自分たちが食べている合成食品よりはマシ」だと言い返した。
《出典:TV「ボトムズ」第45話など》

降着機構
[こうちゃく-きこう]
 ATの脚部、或いは下半身に備わっている可動機構。脚部が折れて機体腰部が地上付近まで下がるようになる。これによりパイロットの乗降が容易にするほか、収納性の向上に役立った。また、降下作戦や高所から着地したときの衝撃を吸収する働きもする。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ゴウト
[ごうと]
 ブールーズ・ゴウト。ウド市の暗黒街の顔役的存在。闇商人として武器の売買やバトリングの興行に携わり、その活動の幅は極めて多岐に渡っている。海千山千の闇商人という顔の他に、面倒見のいい世話役オヤジの一面もある。
 ウドの街でキリコと出会い、バニラココナの仲間の一人として絆を深め、以後行動を共にする。
 クメン内乱では政府軍に武器調達のパイプ役として活動し、大きな利益を挙げた。クメン内乱終結後もキリコを追って、個人所有の宇宙船で仲間らと共にサンサ星に渡った。その後バララント軍に転身したロッチナに捕らえられクエント星へ渡り、以後もキリコらと行動を共にする。第4次銀河大戦の勃発と同時に、仲間と共にメルキアを離れる。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

コールドスリープ・カプセル
[こーるど-すりーぷ-かぷせる]
 第3次銀河大戦後期に実用化し、その後第4次銀河大戦において急速に普及した個人用冷凍睡眠装置。
 棺桶ほどの大きさで、内部に代謝機能を大幅に低下させる事で生命維持処理を施された兵士たちの身体を収め、単体のまま宇宙空間に射出し、数年から数十年に渡って冬眠状態にすることが可能。急増する兵員の消耗率に歯止めをかけるため、負傷した兵士を冷凍睡眠した状態で後方に送り適切な処置を施すことを目的として開発された。だが、冷凍状態からの蘇生技術はまだ充分とは言えず、この装置は兵士たちから「寒い棺桶」と呼ばれて厭われた。
 キリコフィアナは、第3次銀河大戦末期に普及し始めたばかりのコールドスリープ・カプセルを長期間稼働用に改造し、二人で一つのカプセルに入って宇宙を漂流した。そして32年後の7247年にコンプラントで回収されることになる。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

ココナ
[ここな]
 ウド市に住んでいた浮浪児。両親を百年戦争中に亡くし、孤児となる。ウドではゴウトらのところで細かい仕事を貰って暮らしていた。
 キリコとの出会いを通してゴウトやバニラたち仲間となり、以後行動を共にする。クメン王国ではゴウトらが経営する酒場“ファンタムクラブ”で歌姫として活躍した。初めはキリコに惹かれていたが、自分に好意を寄せるバニラの存在に気付き、彼に心を移していく。育った環境が環境だったためにかなりスレた言動もするが、根は天真爛漫な優しい少女である。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

ゴディバ
[ごでぃば]
 マナウラ軍の軍医長。かつてはアレギウムにて医学の研究をしていたが、触れ得ざる者であるキリコ・キュービィの扱いについて、ソノバ委員会の議決に医学的な見地から異議を唱え、その咎で破門される。
 コンプラントが墜落したとき、その着地点付近のイリーシン市近郊に重傷を負って倒れていたキリコを保護、治療したのを縁に、以後行動を共にする。7247年にアレギウム騒乱事件の際には、ヘリを操縦してキリコを輸送。そのまま彼を援護して根本聖堂に突入した。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第2話など》

コニン
[こにん]
 クダル・コニン。元ギルガメス軍中尉。キリィが統べる秘密結社のメンバーの一人である。リド事件にはAT部隊指揮官として参加した。終戦後はイスクイボローと共にウド市に潜入し、バトリング選手として活躍していた。バトリング会場にてキリコを発見。キリコを抹殺するため、主催者に無断で本来の対戦相手であるボモーと交代し、レギュラーマッチからリアルバトルに変更して対決するが、返り討ちにされ死亡する。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

コビニーチン
[こびにーひちん]
 シュエップス小隊所属の最年少兵士。階級は上級兵。ミヨイテ星にて戦死。享年16歳。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

ゴメス
[ゴメス]
 元メルキア軍プランバンドール大隊所属のATパイロット。スヌークの副官を務める。終戦後スヌークに従ってクメン王国に入国、スタンディングタートルに搭乗し、スタブロスと名を変えたスヌークに従いゲリラ狩りの陣頭指揮を取っていた。プランバンドール・スキャンダルの犠牲となったシュエップス小隊の仲間たちの復讐の念に燃えるメロウリンクの手に掛かり、死亡する。
《出典:OVA「メロウリンク」第3話など》

コムズ
[こむず]
 マグダレナで生まれ育った。北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第3小隊所属のATパイロット。マグダレナ降伏時の階級は曹長で、年齢は35歳。愛国心が強く、ラ・ヴァーン教や法王への信仰心も熱烈なものがあったが、それ故仲間からは敬遠されることが多かった。
 マグダレナ降伏後は、バララント軍の統治下で権力を維持したモーニック法王の配下となる。当初はかつての同僚が多数参加するマグダレナ解放戦線に接触を図り情報工作を担っていたが、後に自身やモーニックの本意を明らかにしてマグダレナ解放戦線の行く手を阻むため最前線に立つ。ガリアーノ要塞での攻防戦に際しては、マーティアルより供与されたフィアズリードッグが配備された要塞防衛部隊の指揮官を勤め善戦するが、部隊は敗退、自身も戦死する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ゴモル市
[ごもる-し]
 クエント星唯一の都市。ゴモルの塔と呼ばれる古代クエント文明の巨大遺跡の裾野に築かれた街である。便宜的に首都に指定されているが、ここには1名のクエント人代表を除いてクエント人原住民は居住していない。あとは全てクエント外からの在留者である。
 この街にはクエント星唯一の宇宙港があり、砂漠の商人によってクエント各地から集められたクエント素子はこのゴモル市から他の惑星に輸送されるほか、クエント人の傭兵を徴用する傭兵センターもここに設置されている。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

ゴモルの塔
[ごもる-の-とう]
 古代に築かれたクエント文明の遺跡で、現存するものとしては最大級のものである。直径6キロにも及ぶ巨大な塔で、ゴモル市はこの塔のくびれの裾に築かれている。3000年に渡って放置され、吹きすさぶ風に晒された結果、風化によって塔の下半分が大きくくびれ、いつ倒壊するかは時間の問題とされていた。この塔に侵入したものは相次いで行方不明者となっているため立ち入りが禁じられており、その内部構造の大半は不明な部分として残されている。
 かつてこの塔は本来クエント最大の物質転送装置であり、恒星間の移動や輸送もこの装置によって行われた。その機能は3000年後の現在に至るも機能しており、ワイズマンは度々この装置を使ってクエント星へ接近するギルガメスバララントの調査団を、この塔から発射されるエネルギーで物質転送を行い、排除した。内部に侵入した者も、やはり物質転送で排除されたものと思われる。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

ゴルフィ
[ごるふぃ]
 元ギルガメス軍プランバンドール大隊所属、階級は軍曹。部隊ではゲリラ戦の教官を務めていた。ミヨイテ星におけるシュエップス小隊の敵前逃亡及び軍事物資強奪の容疑に関して偽証、プランバンドール・スキャンダルに関与する。
 メルキア星に帰還後は軍を離れるが、メルキア軍情報部員ロッチナ大尉の配下となりクメン王国にて破壊工作員として活動した。そのときのコードネームは“コメディアン”。またその一方でリーニング・タワーに積載されていた武器弾薬類の密売にも勤しむ。
 仲間の仇として自分をターゲットとして狙うメロウリンクを、逆に待ち伏せしリーニング・タワーに追い込んで抹殺しようとするが、返り討ちにされる。
《出典:OVA「メロウリンク」第4話など》

コルヴェ
[こるう゛ぇ]
 ギルガメスに属する惑星国家。メルキアをライバル視しているらしく、同盟国でありながら隠密にメルキア政府への妨害工作なども行っていた噂がある。兵器開発工場建設を巡るバトレア州の内乱では、コルヴェ政府がメルキア政府の政策に反攻するゲリラ側に支援をしていたという未確認情報が流れている。軍事企業ウットヘルト社の母星でもある。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

コロノーマ2
[ころのーま-つー]
 電子部品などに使用される鉱物。超電導効果でヂヂリウムにやや劣るものの、汎用性が高く取り扱いも容易なことから、あらゆる民間レベルの都市コミューターや家電製品の制御装置に不可欠とされ、ヂヂリウムに次ぐ稀少金属であった。惑星ミヨイテのギュテイなどで産出される。
《出典:小説「メロウリンク」など》

根本聖堂
[こんぽん-せいどう]
 惑星ジアゴノアレギウムにある巨大な建造物。マーティアルの総本山であり、法王の住まいでもある。その複雑な内部構造には宿泊施設や宗教施設、会議室などがいくつも存在している。
 周囲を起伏に富んだ地形と豊かな森に囲まれ、そこには幾重にも張りめぐらされた強固な防衛はラインが敷かれている。主な武器はエルドスピーネを中心としたAT部隊やヘリコプターなどの航空機のほか、大小の砲塔。そして、その防衛の要となるのが“秩序の楯”と呼ばれる武人の存在である。だが7247年に“触れ得ざる者”の襲来を受けた時には、それを排除することは出来ず、根本聖堂への侵入を許してしまう。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第2話など》

ゴン・ヌー
[ごん-ぬー]
 クメン王国の傭兵基地アッセンブルEX−10の最高司令官を務める職業軍人。右目が義眼になっている。統制の難しい傭兵を率いて、神出鬼没のビーラーゲリラ相手に、唯一善戦していたクメン政府軍基地が彼の部隊である。メルキア軍には独自のパイプを持っており、クメンにやってきたキリコPSの件で、メルキア軍情報部と密かに連絡を取っていた。クメン内乱終結に先立ってロッチナと密約を結び、PS奪取と引換えにメルキア軍人に転身を企む。内乱の決戦において、クメン軍傭兵部隊の一掃を図るメルキア軍の裏切に遭い、死亡した模様。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

コンプラント
[こんぷらんと]
 マナウラ星の軌道上にある工場群。幾つもの建造物が集合して形成されており、宇宙の小都市といったところである。コールドスリープ・カプセル回収を初め、様々な民間業者が営業していた。
 7247年、キリコフィアナが眠る規格外のコールドスリープ・カプセルは、ここの民間カプセル回収業者ラーキンに収容され、二人は蘇生処理を施された。このカプセルが収容されたと聞いたモンテウェルズはキリコの連行させるため、娘テイタニアを派遣するが、既に蘇生していたキリコと遭遇し戦闘と発展。これが元で火災に見舞われ、爆発で軌道を外れると、コンプラントはマナウラ星のイリーシン市近郊に墜落する。テイタニアは危うく脱出して難を逃れるが、キリコはコンプラントと共に地表に墜落した模様。だが異能者であるキリコは、核爆発にも匹敵する衝撃のさなかでも生き残り、ゴディバによって収容された。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》


【さ】 TOPヘ


再生武器商人
[さいせい-ぶき-しょうにん]
 戦場に放棄された兵器などを回収・修理・販売する非合法の業者。戦中から戦後かけて各地の戦場跡に現れ、活発な活動を行っていた。
 惑星サンサでは戦争で生き残ったものの生活の基盤を失った現地住民が、サンサ戦役跡に残された武器を回収し、交易商人と違法取引を行って生活物資を得ていた。中には放棄品を回収するだけでなく、自ら武装して盗賊行為を働く者もいた。ゾフィーらのグループもこの部類。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

ザイデン市
[ざいでん-し]
 クメン王国の首都。クメン政府の近代化政策によって、他の地域に先駆けて工業化を遂げた都市。対立関係にあったクメン政府とメルキア政府は、この街で停戦協定と軍事同盟を結んだ。
《出典:TV「ボトムズ」第18話など》

ザイルスパイト
[ざいるすぱいと]
 エルドスピーネなど、アレギウム防衛用ATに装備されたワイヤー発射装置。ワイヤーの先端にはハプーネ(銛)が付いており、ワイヤーを巻き取るスピンドラッドと併用して不整地や市街地での特殊な移動や攻撃に使用される。高所にハプーネを射出固定すれば、ワイヤーを使った上下移動も可能となり、ATの行動範囲を広げる役割を果たす。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第4話など》

ザキ
[ざき]
 ミヨイテ星の一地域の名。無人の荒野が広がっている。ドックマン大尉が司令官を務めるメルキア軍の前線基地が存在する。
《出典:OVA「メロウリンク」第1話など》

ザキ・イ・オコーヘ
[ざき-い-おこーへ]
 惑星ザ・ゴザバトリングにとして戦闘ヘリ、AH−74Sを愛機として参加していた青年。百年戦争が停戦し軍を除隊後、母国には帰還せず、直接ザ・ゴザに流れてきたという。百年戦争終結時には20歳であった。ローブらと同じBシティに所属していたのが縁で、ローブ・チームの一員となる。言動には軽薄な印象を受けるが、ヘリコプターの操縦技術は確かなものがある。惑星ザ・ゴザがバララント軍の攻撃を受けた崩壊した際にはローブチームと共に脱出する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ザクイ市
[ざくい-し]
 クメン王国ムナメラ河の河畔に位置する街。クメン内乱で対立していたクメン政府とビーラーゲリラ側の傭兵の募集が行われていた。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ザ・ゴザ
[ざ-ござ]
 惑星そのものがバトリング場として運営されている星。招待された者とその同伴者以外は入植不可能である。この惑星は、星域を越える規模で活動している巨大資本が運営を担い、徹底した情報管理体制を敷いているため実態は厳重に秘匿され、全土で実戦さながらの闇バトルが連日連夜繰り広げられている。この惑星にはA,B,C,Dという4つの街があり(Cシティーは既に全滅)、入植者は惑星管理者の判断でそれぞれの街に配属される。そしてそれぞれの街が独立した勢力として運営され、際限のない戦いを展開するのである。闇バトル参加者は入植後2年間は星外に転出できない契約となっており、生き残って契約金を手にするため戦い続けることになる。
 ザ・ゴザにおけるバトリングは、何年にも渡って行われている都市同士の擬似的な紛争の一部として行われる。そのため戦闘は1対1や2対2といった通常の対戦形式ではなく、ミッションと呼ばれる作戦行動という形をとり、バトリング参加者は生き残るために戦場さながらの攻防に参戦することを余儀なくされるのである。
 ザ・ゴザのバトリングは巨大企業の顧客がザ・ゴザの戦いの模様を娯楽として享受される他、バララント軍秘密結社が新兵器の実験場としてザ・ゴザの闇バトルを利用していた。バララント軍はニーヴァエクルビスのテストを、秘密結社はフェイシャルソルジャーと新型ATのテストを行っていたものと見られる。
 7214年7月、バララント軍はそれまで行っていた新兵器実験の痕跡を抹消するため、艦隊を派遣しザ・ゴザをミサイル攻撃。惑星ザ・ゴザはこれによって崩壊する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

砂漠商人
[さばく-しょうにん]
 クエント星の各地に居住するクエント人と取引を行うキャラバン。クエント星の砂漠を機械で移動することを特別に認められた者たちである。広大で過酷な砂漠を渡るのは非常に危険が伴うため、彼らはサンドランナーを駆り、一団となって各地を巡っている。取引は主に、クエント人の村落からクエント素子を仕入れ、引換えに村で必要となる日常品などを提供する。集めたクエント素子はゴモル市に集められ、クエント星以外の各地に輸出される。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

サンサ星
[さんさ-せい]
 もともとはバララントの勢力圏にあった惑星。バララントの交易の要衝であり、ギルガメス侵攻においては中継基地が置かれるなど、戦略的に極めて重要な位置にあった。その為、幾度となくギルガメス軍による大規模な攻撃に見舞われ、百年戦争末期には自然環境が完全に破壊され程の戦禍を被った。特に第3次サンサ戦役における被害は著しく、終戦の頃には大気の呼吸が不可能となり居住不能惑星となる。7213年、アンティテーツ条約において不可侵宙域に指定され、停戦中は両陣営の撤退が余儀なくされた。
 もちろん政府機能は停止して惑星は無政府状態にあるが、住民の一部は細々と居住し続けている。その一部は再生武器商人として戦場に遺棄された武器や物資を収集し、時折訪れる闇商人に売却する事で代金や生活必需品を得ている。過酷な自然環境と生活物資の不足により、その生活状態は劣悪である。
 百年戦争終結後の7214年、サンサの不可侵宙域に謎の艦船・戦艦Xがバララントの領域を突破して侵入。秘密結社フットーが乗船するテルタインが、この戦艦Xを追ってこの宙域に侵入。更には船籍を隠したバララント艦隊を派遣して強行偵察を敢行。このバララント艦隊にはロッチナが指揮官として乗船していた。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

サンサ戦役
[さんさ-せんえき]
 ギルガメス軍によって、バララント領域に位置するサンサ星の攻略戦(7202〜7213年)。サンサ星に設置されたバララント軍の大規模な前線補給基地を奪取または破壊すべく、ギルガメス軍により度重なる攻略戦が行われた。第1次サンサ攻略戦は7202年6月から7213年2月まで、第2次サンサ攻略戦は7207年まで繰り広げられた。
 バララント軍の頑強な抵抗の前に侵攻を阻まれ、戦線の膠着と自陣営の疲弊に業を煮やしたギルガメス軍は、第3次サンサ攻略戦(7212年12月〜7213年2月)において自陣の最強部隊レッドショルダーを投入。作戦計画にはレッドショルダー上層部が立案したものを採用し、軌道上からのミサイル攻撃と地上部隊の侵攻作戦を展開、百年戦争史上特筆すべき激戦を繰り広げた。この戦闘は、ギルガメス側が歴史的な勝利を収めことで終結したが、同時にサンサ星の自然環境をも徹底的に破壊してしまう。
 この戦いの後間もなく迎えた終戦では、サンサ星そのものの領土権は不明のまま、アンティテーツ条約によって同惑星は不可侵宙域に指定されることとなった。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

ザンジニィ
[ざんじにぃ]
 ムサ・ザンジニィ。バララント軍不可侵宙域方面提督。階級は大将。バララント領域に侵入した謎の戦艦XPSが搭乗していることを察知し、PS奪取を目的としたバララント艦隊の派遣を命じる。戦艦Xがサンサ星のある不可侵宙域に侵入すると、バララント艦隊にも船籍を隠して追跡するよう指示した。
《出典:TV「ボトムズ」第30話など》

サンドトリッパー
[さんどとりっぱー]
 ATを砂漠で使用するさいの補助的装備。脚部に装着し、小型のキャタピラでグライディングホイールの駆動を補助する。クエント事変の際に、キリコが使用したラビドリードッグに装備された。
《出典:TV「ボトムズ」第51話話など》

サンドランナー
[さんどらんなー]
 砂漠で使用される輸送機器の総称。ホバー型、キャタピラ型、バルーン・タイヤ型など数種類存在する。砂漠商人などが使用した。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

サンドローダー
[さんどろーらー]
 ツヴァークに装着される砂漠用移動装置。キャタピラなどが装備され、グライディングホイールの使用が困難な砂地でATの高速移動を可能とする。
《出典:TV「ボトムズ」第42話など》

酸の雨
[さん-の-あめ]
 大規模な戦災に見舞われたメルキア星の各地、特に工業地帯が集中した地域に降る酸性雨。赤い雨とも呼ばれる。この雨が降る時、野外にいる人間はマスクとマントを装備して肌と肺を保護しなければ酸に侵され、健康を害することになる。酸は金属を腐食するため、ウド市のようなシェルター型都市は深刻な被害を受けた。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

ジアゴノ星
[じあごの-せい]
 マーティアル発祥の地であり、聖地アレギウムがある惑星。古代においてヤーダル碑はこの惑星で発見された。不可侵宙域に指定されているため、巡礼や使節など特別な許可を貰った船舶でなければ入国出来ない。
 この惑星では、7238年1月、約1世紀前に発射されたミサイル群がコントロールを失い、同惑星に接近するという事件が起きた。このミサイルは7120年代にボンマウル星から発射されたPMHMで、7130年にボンマウル星が破壊されたことで制御が失われた後も断続的なランダムにMH航法による推進を繰り返し、1世紀以上の年月を経てジアゴノに飛来しようとしていたのである。時のマーティアル法王テオ8世はミサイル群より聖地アレギウムを護るべく、ギルガメス及びバララントに対し「一時、全ての戦闘を停止し聖地を防衛せよ」という法王勅令を発した。これに応じた両陣営は、同年3月ジアゴノ星周辺に多数の艦隊を配し亜光速で飛来するミサイルの行く手を阻止。幾千隻もの艦船と億を数える人命を犠牲にして聖地防衛は果たされた。この日、全銀河はあらゆる対立を越え、歓喜の嵐に包まれたと伝えられる。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第2話など》

シェパード
[しぇぱーど]
 ウド市バトリング選手。髭を蓄えている。やや穏健な性格らしく、挑発的な態度をとるキリコに突っかかろうとするボモーを止めようとした。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

シグ・イヨール
[しぐ-いよーる]
 ボア市バトリングに出場していたAT乗りの男性。百年戦争停戦時27歳。ATH−14−WP スタンディングタートルを愛機とし、かなりの好成績を収めていた。女性との交際が派手で、大抵複数の女性を同伴させている。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

シグレ・クレーター
[しぐれ-くれーたー]
 サンサ星地表にある巨大なクレーター。恐らく百年戦争当時の爆撃跡と思われる。ここでキリコイプシロンの最後の決闘が行われ、イプシロンは敗北し命を落とした。
《出典:TV「ボトムズ」第39話など》

シムノ
[しむの]
 暴走族ブーン・ファミリーの一員。メンバーの中ではかなりの伊達男である。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

シモンズ
[しもんず]
 マグダレナで生まれ育った。北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第2小隊所属のATパイロット。マグダレナ降伏時の階級は伍長で、年齢は26歳。H級ATを好んで使用。戦場での勘の鋭さには定評がある。マグダレナ降伏後はマグダレナ解放戦線に参加。祖国の独立に尽力した。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ジャスパー
[じゃすぱー]
 マグダレナ出身。北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第1小隊所属のATパイロット。マグダレナ降伏時の階級は一等機甲兵で、年齢は20歳。若さ故経験不足の面は否めないが、無尽蔵のスタミナを誇るタフガイである。終戦間際の第3次マグダレナ攻防戦の終盤において戦死する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

シュエップス
[しゅえっぷす]
 シュエップス・F・ブライアン。シュエップス小隊の隊長、階級は少尉。メルキア地方貴族出身でありながら、一般階級出身の部下にも分け隔てなく接する穏やかな性格で、部隊隊員から厚い信頼を得ていた。
 ミヨイテ星での作戦中、シュエップスの小隊は本隊であるプランバンドール大隊撤退の囮として敵バララント軍の機械化師団の進軍を阻む任務を命じられる。だが、シュエップスはその余りに無謀な任務に抗議。それは軍への反抗と受け取られ、その懲罰として彼の部隊は猟兵部隊への改編された上で作戦に就くことを余儀なくされる。だが任務受諾の裏では、作戦から無事生還の後には、シュエップスにシルバースター賞が授与されるとがう条件が提示されたらしく、シュエップスは部下の犠牲を承知でその条件を飲んだらしい。
 猟兵に格下げされた部隊を率いてバララント機械化師団の進軍ルートで敵の注意を引きつつ、友軍撤退の時間を稼ぐが、彼は戦死し、部隊も壊滅する。この作戦は後にプランバンドール・スキャンダルとして発展する。享年23歳。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

シュエップス小隊
[しゅえっぷす-たい]
 第18メルキア方面軍プランバンドール大隊第8中隊所属のAT小隊。ミヨイテ星の前線エルブイユにおいて、大隊の撤退を促す陽動作戦の囮としての任務を受けるが、これに抗議した隊長シュエップスの行為が軍上層部への反抗と取られ、懲罰として猟兵部隊に改編を命じられた。ATを剥奪され、代わりに対ATライフルなどの貧弱な武装で、バララント機械化師団を行く手を阻むべく前線に残るがバララントのAT部隊と交戦し、全滅する。この撤退作戦の最中、本隊のプランバンドール大隊において戦略物資が奪われるという事件が発生するが、シュエップス小隊はその主犯と見做された。
 隊員は隊長のシュエップス少尉のほか、スカルペス准尉、カットレー曹長、スタルコス軍曹、ヤペスティン伍長、セプレス一級兵、ブリエル上級兵、コビニーチン上級兵、そして小隊唯一の生存者メロウリンク・アリティー伍長である。メロウリンク・アリティ伍長は帰還後軍法会議に掛けられるが、会議の最中に脱走する。この事件は後にプランバンドール・スキャンダルと呼ばれる。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

巡礼
[じゅんれい]
 宗教的な聖地に信者が参拝すること。銀河各地に存在するマーティアル信徒が、マーティアルの重大行事などに際して、アレギウムのような聖地を訪れる宗教的慣習。大所帯の巡礼団にはチャーター便が使用される。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第3話など》

白ネズミ
[しろ-ねずみ]
 戦艦Xの中でコードを齧っていた鼠に似た小動物。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

神聖クメン王国
[しんせい-くめん-おうこく]
 クメン王国建国の父ブランジェルマン1世の理想に基づき、クメン王国政府の近代化政策に反旗を翻したカンジェルマン王子が、クメン奥地で興した反クメン政府組織。その武装組織はビーラーゲリラと呼ばれる。
 近代化に伴う重税に反発する農民層を中心に構成され、ジャングルという地の利とゲリラという立場を最大限に活かしてクメン政府軍に対抗した。農民による民兵のほか、戦線が拡大してからは、一部で銀河大戦からの帰還兵も傭兵として採用。更には秘密結社からの支援を受け、ATなどの武器の提供を受ける。秘密結社は武器の供与の他、同結社が擁するPSの実戦テストを兼ねてこの内乱に関与していた。
 一時はクメン政府軍と同等の勢力にまで拡大するが、クメン政府と軍事同盟を結んだメルキア正規軍の強襲によって鎮圧され、内乱首謀者は全員死亡したと伝えられる。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

スイーランザ市
[すいーらんざ-し]
 メルキア星の都市。首都とも言われているが不詳。近郊にウンドガードAT工場があり、そこでは各種新兵器の研究開発も行われている。他にメルキアの首都としてはア・カバンテという呼称の都市もあるようだが、これが同じ街を指すかは不明。北東にはデニグン宇宙軍基地がある。
《出典:小説「ザ・ファーストレッドショルダー」など》

スカラベ
[すからべ]
 バララントの装甲車。B・MAV−19を参照。
《出典:TV「ボトムズ」第35話など》

スカルペス
[すかるぺす]
 シュエップス小隊所属、階級は准尉。口髭を生やした中年兵士。ミヨイテ星にて戦死。享年28歳。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

スコープドッグ
[すこーぷどっぐ]
 メルキア星が開発したギルガメス軍の主力AT。ATM−09−STを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

スコープドッグU
[すこーぷどっぐ-つー]
 ギルガメス軍の主力ATATM−09−SAを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

スコープドッグ・ターボカスタム
[すこーぷどっぐ-たーぼかすたむ]
 スコープドッグの改造型。ATM−09−STTCを参照。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》

スコープドッグ・レッドショルダーカスタム
[すこーぷどっぐ-れっとしょるだーかすたむ]
 スコープドッグの改造型。ATM−09−RSCを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第11話など》

スタブロス
[すたぶろす]
 元メルキア軍少佐スヌーククメン王国の荘園主になりすました時に称した偽名。
《出典:OVA「メロウリンク」第3話など》

スタルコス
[すたるこふ]
 シュエップス小隊所属、階級は軍曹。戦闘中も葉巻を常用する古参兵。ミヨイテ星にて戦死。享年32歳。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

スタンディングトータス
[すたんでぃんぐとーたす]
 ギルガメス軍H級ATATH−14−STを参照
《出典:TV「ボトムズ」第13話など》

スタンディングタートル
[すたんでぃんぐたーとる]
 ギルガメス軍の湿地帯用H級ATATH−14−WPを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

スタンディングトータスMk-U
[すたんでぃんぐとーたす-まーくつー]
 ギルガメス軍H級ATATH−14−SAを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第32話など》

ズック
[ずっく]
 惑星ザ・ゴザに住む中年の男。アズライトギャップブラッククラブホワイトバイザーの情報を提供。ブラッククラブやホワイトバイザーが出現する場所と時間を教えて対戦を促した。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ステップニー
[すてっぷにー]
 マグダレナで生まれ育った女性。北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第3小隊所属のATパイロット。第3次マグダレナ攻防戦勃発当初はマグダレナ王立軍の通信部隊に所属していたが、目の前で恋人が戦死したことをきっかけに、最前線部隊へと転属を志願した。マグダレナ降伏後はマグダレナ解放戦線に参加。祖国の独立に尽力するが、ガリアーノ要塞攻略作戦の途中で戦死する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ストライクドッグ
[すとらいくどっぐ]
 秘密結社が開発したH級ATX・ATH−02を参照。
《出典:TV「ボトムズ」第26話など》

ストロングバッカス
[すとろんぐばっかす]
 スコープドッグの改造型。ATM−09−STCを参照
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

スナッピングタートル
[すなっぴんぐたーとる]
 秘密結社PS用にスタンディングトータスをベースとして改造したATATH−14−WPCを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

砂モグラ
[すな-もぐら]
 クエント星の砂中に棲息するナマコのような大型生物。4mを越える巨体を誇り、砂の中をかなりの速度で移動する。習性に関しては不明な部分が多いが、肉食或いは雑食。原住民のクエント人は、金属を擦り合わせて彼らの鳴き声を模した音を砂中に響かせ、獲物捕獲のために地上に躍り出た砂モグラを捉えるという狩猟法を用いる。その肉には多量の水分と蛋白質が含まれており、クエントの砂漠では貴重な食料となる。またその味も極上で、アストラギウス銀河全域の食通に珍味として知られている。
《出典:TV「ボトムズ」第42話など》

スヌーク
[すぬーく]
 元メルキア軍プランバンドール大隊所属、階級は少佐。ミヨイテ星におけるシュエップス小隊の敵前逃亡及び軍事物資強奪の容疑に関して偽証し、プランバンドール・スキャンダルに関与した。
 終戦後、軍を除隊。スタブロス卿と名乗ってクメン王国の荘園主として君臨する。小作農民に対して理不尽な搾取を繰り返し、地元住民の反発を買っていた。その為に度々ビーラーゲリラの攻撃目標となるが、自らもスタンディングトータスで武装し、“狩り”と称してゲリラを迎え撃つことを至上の悦楽としていた。アッセンブルEX−10の特務狙撃班に所属し、荘園の警護に当たっていたメロウリンクに発見され、彼の復讐に遇い抹殺される。
《出典:OVA「メロウリンク」第3話など》

スネークガンナー
[すねーくがんなー]
 B・AATT−28−Gを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

スピンドラッド
[すぴんどらっど]
 ザイルスパイトと併用するワイヤー巻き取り装置。荒れ地や都市部において、ATの脚部で乗り越えられない断崖などを踏破するのに使用した。
《出典:OVA 「赫奕たる異端」第4話など》

ズルー
[ずるー]
 暴走族ブーン・ファミリーの一員。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

ズロー
[ずろー]
 ズロー・バルデック。コールドスリープカセプルの回収輸送業者。コンプラントラーキンの依頼を請け負い、半覚醒状態にあったフィアナのカプセルをジアゴノ星アレギウムに輸送する。モンテウェルズの工作によりアレギウムの長老会議の席に出頭、フィアナ輸送の依頼主はグノー枢機卿だと証言し、モンテウェルズの次期法王指名選挙に有利な材料をもたらす。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

スワンピークラッグ
[すわんぴーくらっぐ]
 スタンディングトータスダイビングビートルなど、湿地帯仕様のH級AT用装備。脚部接地面を増やし、軟弱地盤での安定性を高める役目を果たす。この装備には湿地帯用のグライディングホイールが装着されており、また非使用時には脛部に装着される。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

星雲会議
[せいうん-かいぎ]
 ギルガメスバララントの首脳間で開催される越境会議。両軍の対立を越えた課題が噴出したときに開催され、過去にはマーティアルの保護や不可侵宙域の設定などの決議が行われた。クエント事変の際にも開催され、ワイズマン打倒すべく連合軍を編成する取り決めが交わされた他、その作戦によって獲得した権利を折半するという決議も採択された。
《出典:TV「ボトムズ」第48話など》

星雲法
[せいうん-ほう]
 ギルガメスバララントの間で取り交わされる星雲会議で制定された国際法。領域の設定やマーティアルへの保護などが謳われている。
《出典:TV「ボトムズ」第48話など》

ゼオ・サキム
[ぜお-さきむ]
 惑星ザ・ゴザのバトリングに異色の自走ロケットランチャー搭乗者として参加していた青年。経歴は不詳な部分が多いが、百年戦争停戦時は23歳だった。惑星ザ・ゴザで定められている2年間の契約期間の末期にアズライトと出会い、ローブ・チームの一員となる。惑星ザ・ゴザがバララント軍の攻撃を受けた崩壊した際にはローブチームと共に脱出。親しみやすい性格で、ゴーグルを常に着用している。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

セプレス
[せぷれす]
 シュエップス小隊所属の少年兵、階級は一級兵。ミヨイテ星にて戦死。享年17歳。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

戦艦X
[せんかん-えっくす]
 クメン王国をシャトルで脱出したキリコフィアナが閉じ込められた正体不明の宇宙戦艦。ワイズマンによって遠隔操作されていたらしい。艦の規模はゲル(重巡洋艦)級だが、その設計はギルガメスバララントどちらのものでもない。
 操縦系や通信系がロックされ、自動航行システムでバララント領域を通過し、不可侵宙域に指定されているサンサ星に不時着する。船内にはスコープドッグなどのギルガメス側艦載機が搭載されており、キリコはこれによってバララント軍秘密結社の追跡部隊と交戦した。航行中、度々レッドショルダーの記録フィルムがモニターに映され、キリコの過去の悪夢を蘇らせる。サンサ星に不時着後、キリコによって自爆装置が作動され破壊された。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》
備考: 戦艦Xとは設定上の便宜的な呼称。劇中でこう呼ばれる事はなかった。

装甲騎兵
[そうこう-きへい]
 アーマード・トルーパー、或いはそのパイロットを意味する。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

装甲リムジン
[そうこう-りむじん]
 外観はリムジンだが、機銃掃射にも耐えるボディとガラスで覆われ、ロケットランチャーなどが装備されている。ウド市治安警察プロトワン等のVIP移動に利用していた。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

装甲列車
[そうこう-れっしゃ]
 鉄道の軌道上を走行する戦闘用の列車。鉄道輸送に際して、その護衛として列車に連結される。各種機銃のほか、砲台が装備され、厚い装甲によって覆われている。
 ヘルメシオン准将がバラシュトラ山脈横断鉄道で移動する際に接続された装甲車両は、63式重装甲軌道車。盗賊団バンデットの襲撃を受けながらも耐え凌いだ。
《出典:OVA「メロウリンク」第7話など》

素体
[そたい]
 PSとして改造された人体を意味する。特にプログラミングが施される以前の状態を意味する。パーフェクト・ソルジャーを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ソノバ委員会
[そのば-いいんかい]
 7214年9月、マーティアルの中央機関アレギウムにて招集された調査委員会。委員長はソノバ枢機卿。クエント事変において中心的役割を果たした異能者キリコ・キュービィに関して調査し、その調査報告書としてソノバ議定書を作成、マーティアルによるキリコの不可触の掟を定める。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

ソノバ議定書
[そのば-ぎていしょ]
 7216年3月、ソノバ委員会によって議定された報告書。あらゆる権威に服さず、不死身の肉体と最強の戦闘能力を秘めた異能者キリコ・キュービィを“触れ得ざる者”と定め、その存在そのものを不可触としている。この議定書は、キリコが宇宙をコールドスリープ・カプセルで漂流し続けることを前提としており、マーティアル内部でも様々な物議を醸した。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》
備考: 早い話が「その場凌ぎ」である。

ゾフィー
[ぞふぃー]
 ゾフィー・ファダス。サンサ星の女再生武器商人。戦場から武器を回収するだけでなく、場合によっては略奪も行っていた。
 かつて彼女は、夫や子供に囲まれ、幸せな生活を送る主婦であったが、サンサ戦役の戦禍に巻き込まれ家族を失う。この時、彼女の家族を襲ったのがレッドショルダーであったため、停戦後に戦艦Xでサンサにやって来た元レッドショルダーのキリコを憎悪し、殺そうと付け狙った。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

ソリッドシューター
[そりっどしゅーたー]
 電磁誘導カタパルトで弾体を発射するAT用銃火器。反動が少なく、特に宇宙戦で頻繁に使用された。SAT−03などが有名。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

ゾンム村
[ぞんむ-むら]
 クメン王国ニイタン市からムナメラ河を80km遡ったところにある農村。ビーラーゲリラはこの村を隠れ拠点にクメン政府傭兵部隊基地アッセンブルEX−10に攻撃を仕掛けたが、逆に察知されアッセンブルEX−10のAT部隊の急襲を受ける。この時AT部隊の隊長であったカン・ユーは、村長やモニカを含めた村人数人に対してロシアン・ルーレットを強制してゲリラの存在を問い詰めた。
 結果として村がゲリラの拠点であることが発覚し、戦闘に発展。村は激しい戦禍に見舞われた。
《出典:TV「ボトムズ」第16話など》


【た】 TOPヘ


ターレットスコープ
[たーれっとすこーぷ]
 主にスコープドッグなどATに装備されさている3連式のカメラ。パイロットはこれによって視界を確保している。それぞれ標準・精密・広角用のレンズが装着されており、状況に応じて回転してレンジを切り換える。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ターンピック
[たーんぴっく]
 グライディングホイール機構に付随して左右の脚部に装備される杭打ち機構。グライディングホイールにて滑走中のATが、機体を急旋回や急停止させる時にこれを路面に突き刺して機体を制御する。ドッグ系ATが標準装備とした他、ギルガメスATの一部で装備された。
《出典:TV「ボトムズ」第3話以降》

第1次銀河大戦
[だい1じ-ぎんが-たいせん]
 6181年から6229年に渡り、ギルガメスバララントの間で行われた最初の恒星間大戦。両陣営によるPMHM攻撃の応酬によって甚大な被害を出した。領有する23の星系を失ったギルガメス側の敗北で終わったが、バララント側は16の星系の領有権しか獲得していない。残る7つの星系は甚大な戦禍により利用不能な状態に陥った。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

第2次銀河大戦
[だい2じ-ぎんが-たいせん]
 6713年から6782年に渡り、ギルガメスバララントの間で行われた恒星間大戦。ギルガメス側の実質的な勝利におった。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

第24メルキア方面軍戦略機甲兵団
[だい-24-めるきあ-せんりゃくきこうへいだん]
 メルキア軍の代表的対惑星侵攻軍。MDSFレッドショルダーもこの兵団の所属。デライダ高地に基地を置いていた。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

第3次銀河大戦
[だい3じ-ぎんが-たいせん]
 アストラギウス歴7113年から7213年に渡り、アストラギウス銀河を二分する軍事同盟ギルガメス連合バララント連合の間で繰り広げられた銀河規模の紛争。開戦期間がちょうど百年に渡った為、俗に“百年戦争”とも称される。
 不可侵宙域に指定され400年あまり放置されていた一星系の領土権を巡る紛争にその端を発すると言われている。両陣営は銀河全域に渡って膨張の余地がないほどの勢力圏を完成させていたが、更なる領土拡張を目指すバララント陣営側が不可侵宙域に関する協定を一方的に破棄し、開戦の火ぶたが切られたと伝えられる。だが紛争当時に交渉を担当したビシュティマ星政府が消滅しているため、当時の事情の詳細は不明。それとは別に、ギルガメス側が発見した未踏の星系オルフィにヂヂリウムを巡る争奪戦が大戦勃発の原因という説もある。
 開戦当初、両軍は限定された戦域において大規模な艦隊を展開し、戦闘はミサイルやビーム兵器の応酬によって行われていた。これにより開戦から13年後の7126年、ギルガメス連合創設当時から主星の座にあったギルガメス星の崩壊。また、さらに7171年にはバララント軍のミサイルがギルガメスの主星ビシュティマも崩壊するという事態に至る。ギルガメス軍の中枢を相次いで崩壊させたバララント軍は戦局は圧倒的優位を獲得するが、ギルガメス側もメルキアを中心に猛烈な反攻出ることで、第3次銀河大戦は全面戦争の様相に発展する。 大量破壊兵器の応酬による可住惑星の崩壊は両陣営に多大な疲弊をもたらした。やがてPMHMを初めとする大量破壊兵器も、備蓄の枯渇や生産量が低下した事で使用できる弾数が減少していき、7132年に締結されたビルアット協定によって制限される。戦局の趨勢を一気に決定するPMHMが使用できなくなっていったことで、戦闘目的は恒星間宇宙を舞台にした惑星破壊作戦から惑星の衛星軌道と地上を舞台とした通常戦力による占領作戦に比重が移されることとなった。
 通常戦力による惑星占領作戦は、両陣営に戦闘の長期化と体制の疲弊を強いることとなる。膠着状態は半世紀以上続くが、メルキア軍が開発したATと呼ばれる新体系の陸戦兵器の登場をキッカケに戦局に変化がもたらされる。ATを主力とするメルキア軍が編み出した新たなる戦闘教義が威力を発揮し始めたのである。
 劣勢にあったギルガメス軍はATを主力としてパルミス戦役ミヨイテ戦役サンサ戦役などで次々と勝利、戦局を一気に互角へと挽回することに成功する。しかし両軍とも決着をつけるほどの余力はもはやなく、両陣営が疲弊の極みに達した7213年、戦線の継続が困難になった両陣営の間で、決着が着かぬまま休戦条約が締結される。だがこの期間は次期大戦への準備期間に過ぎず、停戦後も軍の再編成が行われ、2年後には第4次銀河大戦の勃発という形で戦争が再開されるのである。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

第4次銀河大戦
[だいよじ-ぎんが-たいせん]
 アストラギウス歴7215年7月25日、ギルガメスバララントの間で勃発した4度目の銀河大戦。双方に甚大な被害と遺恨を残しながら勝敗が決することなく休戦となった第3次銀河大戦の延長であるとも言える。
 戦争勃発の直接要因となったのはクエント星宙域で発生した両陣営による小戦闘であった。これに抗議する形でギルガメスによって宣戦布告がなされたが、その直後バララント軍はギルガメス連合の首星メルキアに奇襲攻撃することに成功。このメルキア攻防戦を皮切りに戦火は瞬く間に広がった。戦局はやがて膠着し銀河は第3次銀河大戦当時の状況に逆戻りする。
 7229年7月、ギルガメス最高執政官バッテンタイン元帥の名によって申しだされた和平案に基づきに停戦交渉が交わされるが、同年8月に発生したアンティテーツ事件によって交渉は決裂。戦火は再び激化する。メルキア攻防戦ハレイス戦役、マナウラ戦役などが有名。
 7249年、戦争終結。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

対ATライフル
[たい-えーてぃー-らいふる]
 機甲猟兵に支給される対AT用銃火器。対戦車ライフルから発展したが、その後驚異的に進化するATの装甲に弾丸の貫通力が追従出来ず、急速に旧式化し、その有効性は著しく低下した。
 シュエップス小隊に支給された銃はHR−SATパイルバンカー・カスタムという型式。
《出典:OVA「メロウリンク」第1話など》

ダイビングビートル
[だいびんぐ-びーとる]
 ギルガメス軍の湿地帯用ATATH−06−WPを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

タネン・ボッタ
[たねん-ぼった]
 惑星ベヌマ出身の男性。ギルガメス軍に入隊し、百年戦争に参加した。当初はATパイロットだったが、整備科に転属。整備士として天性の才能を発揮するようになる。ローブとは軍入隊以前からの馴染みで、従軍中も行動を共にすることが多かった。ローブと共に除隊し、終戦を迎える。百年戦争停戦時、36歳。
 除隊後ローブやパメラと共にバトリングチーム「ローブ・チーム」を結成。チームの専属整備しとして手腕を発揮する。チーム所属選手のAT整備を一手に担った。そして常にチームに帯同して、惑星ベヌマ、惑星ザ・ゴザ、惑星ファニーなど行く先々で所属選手ののATを最高の状態に保ち、チームの活躍に献身した。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

たのまれグッバイ
[たのまれ-ぐっばい]
 ココナゴウトバニラが共同経営していたファンタムクラブの歌姫として生活していた頃、彼女が得意としていた持ち唄。どうやらこの歌の他はあまり上手くなかったらしい。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

タビング市
[たびんぐ-し]
 タ・ビングとも表記する。メルキア星の港町。赤道直下のポルタート群島中最大のガルバタン島にある。ローラシル大陸に向けて開かれた航路があり、クメン王国へも通じている。
 メロウリンクはこの街に立ち寄った際、復讐のターゲットの一人フォックスを発見。この街のバトリング場でAT対機甲猟兵異種格闘によってフォックスを倒した。メルキアに帰還したキリコはここでムーザと再会したらしい。
《出典:OVA「メロウリンク」第2話など》

ダボフィッシュ
[だぼ-ふぃっしゅ]
 バララント宇宙軍の艦内食の献立にあった天然食品。この世界では一般的な食物らしい。肉が少なく臭いため余り好評ではないが、兵士が一般に食する合成食品よりは上等なメニューである。バララントに囚われたバニラたちが支給された。
《出典:TV「ボトムズ」第45話など》

ダラム
[だらむ]
 サンサの廃品武器回収業者。ゾフィーの同業者。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

ダリウム戦役
[だりうむ-せんえき]
 7195年、ATが初めて対バララント戦に参加した戦い。戦略宇宙軍第27機甲師団のゼオグラード・ロドロフ大佐は、なかば実験的に配備されたAT300機を率いて、タリウス星にあるバララントの拠点、難攻不落のボーグナム前線基地を壊滅させる。これによりATの威力は敵味方に知れ渡った。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

ダング
[だんぐ]
 武装可能な大型バイク。2輪の他3輪やサンドカータイプなどがある。自警団や非合法武装グループで使用された。ウド市治安警察ブーン・ファミリーも多数保有していた。バルーン・タイヤを使用しているため安定性が高く、機関銃のほかロケットランチャーなどを装備でき、集団になると軍隊なみに相当する戦力となった。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

ダン・マツェーワ
[だん-まつぇーわ]
 元ギルガメス軍の戦車乗りの男性。惑星ベヌマボア市でアストラッド戦車を愛機としてバトリングに出場していた。ムーザとは知り合いであった。百年戦争停戦時35歳。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

治安警察
[ちあん-けいさつ]
 ウド市を牛耳る自警団の一種。ウド市の治安警察の他にもメルキア各地の都市には大抵同種の組織が存在し、名称は軍警察や武装警察など数種類あるが、その実体は退役軍人たちが終戦の混乱に乗じて結成した組織で、中央政府との実質的な繋がりはない場合が多く、その実態は半ば非合法。しかし各地の自警団組織同士で連絡を取り合い巨大な組織となって、退役軍人の組合という立場も利用しながらメルキア中央政府に黙認されるに至る。交易や闇市、或いはバトリング興行などの利権によって暴利を貪っていた。
 ウド市の治安警察も街の支配者として各種の利権を独占することで利益を上げているほか、同市の郊外でヂヂリウム採掘を取り仕切ってきたブーン・ファミリーとも密約を結び、彼らが引き起こす数々の非合法行為を黙認する代わりに、多額の現金を受け取っていた。終戦の半年後、当時の署長ガス・レマルガスの死と共に治安警察とブーン・ファミリーの蜜月の関係は終結し、代わって秘密結社イスクイが署長として赴任。以降、治安警察は秘密結社のPSの実験や教育、そして調整と資金とヂヂリウムの調達にあたる。
 主な武装はガーシムや戦闘ヘリ、その他各種の銃火器を多数所有している。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

チェイン・アルチニー
[ちぇいん-あるちにー]
 ボア市で出会った少女。年齢はアズライトと同じ18歳。アズライトにバトリングのトレーニングを頼んできたのが縁でローブ・チームの一員となる。装甲を省略し軽量化したライト・スコープドッグを愛機としてバトリングに出場している。惑星ザ・ゴザバララント軍の攻撃を受けた崩壊した際に、ローブ・チームと共に脱出する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

チェコブの木
[ちぇこぶ-の-き]
 メルキア星各地の荒野に生える灌木の一種。火保ちが良く、薪に使われ、青い炎を燃やす。その刺には幻覚性の樹液が分泌されており、不用意に触れた者は悪夢を見ることになる。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

地上戦艦
[ちじょう-せんかん]
 百年戦争中期まで全盛を誇った大型陸戦兵器。まるで戦艦の如き全長数百メートルの巨大な建造物で、キャタピラなどを使って地上を移動することが出来る。圧倒的な火力で地上侵攻作戦では猛威を振るった。だが、ATの登場して戦場の様相が一変すると地位が転落し、急速にその姿を消す。だがその後も、辺境などでは移動司令部として戦線後方に配備されていることがある。
 ア・コバ市の近くには戦時中に放棄された地上戦艦の残骸が放置されていた。これを、バララントの秘密部隊がアジトとして使用していた。バララントの秘密部隊の目的は新型ATエクルビスとバララント側パーフェクト・ソルジャーニーヴァのテストであったが、ニーヴァが暴走して部隊隊員を惨殺した上、地上戦艦とエクルビスを使ってキリコとの異種格闘を強行した。
 また、他にも地上戦艦は第4次銀河大戦下のマナウラでも移動司令部として使用されているのが確認されている。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

チェロキー
[ちぇろきー]
 チェロキー・チーフ。ア・コバ市バトリング業界で活動する辣腕マッチメーカー。闇商人としても活動していたしていた。ゴウトとは昔馴染み。ア・コバ市で活動していたバララント軍ボーソンと共謀してフィアナを誘拐し、キリコにバトリング出場を余儀なくさせ、レッドショルダーvs地上戦艦という異種格闘を興業を仕切った。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

ヂヂリウム
[ぢぢりうむ]
 ATなどに搭載される高速コンピュータ回路に不可欠とされた半導体。半透明の青い物質である。触媒によって特殊な放射線を発する。超伝導性を有し、百年戦争後期には戦略物資として重視された。ギルガメスPSにはこの物質が発する放射線を定期的にに照射する必要がある。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

秩序の楯
[ちつじょ-の-たて]
 マーティアル第十三階位の称号。マーティアルの教義を守護する高位の戦士としての地位を意味する。アレギウムの防衛司令官はこの階位に就いている。この者へはマーティアル法王の勅令でしか命令を下すことは出来ない。
 モンテウェルズの尽力でこの地位に就いたテイタニアは、新法王となった父モンテウェルズの勅命を受け、アレギウムに突入してきたキリコと対決する。専用ATオーデルバックラーを駆り、キリコに立ち向かった彼女だが、敗れ去った。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

長老会議
[ちょうろう-かいぎ]
 マーティアルの高位者たちの集い。アレギウム根本聖堂にて開催される。次期法王の選出など、組織の重要議題に関して重大な影響力を持つ意思決定機関。しかし、彼らの決定も法王の決断によって容易に覆されることが多い。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第2話など》
備考: 重要議題に大きな影響力を持つ、という割に、法王の決断の前には何ら抗えない模様。

作られた民
[つくられた-たみ]
 古代クエント異能者らが、他の星系を侵略するために一般のクエント人を戦闘用に改造して仕立てたという特殊な兵士。詳細は不明な点が多いが、後のPSの原形となったらしい。手を加えられた民も同様の意味を持つ。
 クエント星にあるシャッコの村の長老メジキリコの問いに応じ、「作られた民」について語った。即ち「キリコは作られた民かも知れない」とのこと。
《出典:TV「ボトムズ」第43話など》

ツヴァーク
[つばーく]
 秘密結社ATX・ATL−01−DTを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第42話など》

ティア・ハミルトン
[てぃあ-はみるとん]
 メルキア出身の元ギルガメス軍ATパイロットの女性。第3次銀河大戦中は第23メルキア方面軍ギャラン度機甲大隊第7中隊ハミルトン小隊の小隊長を勤める。隊員の一人であるアズライト・フィクスとは上官と部下という関係を超えた男女の間柄であった。
 ティアの小隊は、彼女自身も知らぬうちに秘密結社の新兵器フェイシャルソルジャーの実験部隊として仕立てられていたため、隊員はティアを含めてフェイシャルソルジャーの被験者として密かに改造手術を施されてしまう。ティアはハミルトン小隊を率いて第2次ミヨイテ戦役に参加。作戦は失敗し、撤退を余儀なくされるが、その途中で彼女に施されたナーヴコネクターが暴走。圧倒的な戦闘力を発揮し、周囲の敵味方を無差別に攻撃してしまう。この結果、ハミルトン小隊は壊滅。ティアの身柄は密かに秘密結社に回収される。この時、ティアは21歳。
 秘密結社の管理下に置かれたティア・ハミルトンはフェイシャルソルジャーの研究材料として各種のテストを強いられることになる。秘密結社はフェイシャルソルジャーとしてほぼ完成の域に達したティアを惑星ザ・ゴザ闇バトルに参戦させ、実戦テストを実施。新型ATガスティドッグに搭乗し数々のATを撃破したティアは「ホワイトバイザー」として恐れられた。このザ・ゴザにおいて、ティアを追ってきたアズライトと再会。しかし、フェイシャルソルジャーとして秘密結社のに行動を支配されていたティアはアズライトとの交戦せざるを得なかった。このアズライトとの対戦に敗れたティアは、アズライトらにフェイシャルソルジャーや秘密結社のことを伝え、息絶える。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

テイタニア
[ていたにあ]
 テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ。モンテウェルズの一人娘。第4次銀河大戦中、マナウラにて交通事故に遇い瀕死の重傷を負うが、父モンテウェルズによってネクスタントとして改造手術を受け蘇生した。その後は、父とともにネクスタントとしての能力を生かしてマーティアルに献身し物議の対象となりながらも、その類稀な戦闘力を評価され、女の身でありながら“秩序の楯”の階位認証を受けるまでに至った。髪はシルバーグレイ、瞳はゴールド。
 “秩序の楯”階位授与と時を同じくして、コールドスリープ・カプセルで冷凍睡眠に入り宇宙を漂流していたキリコが覚醒の報せが届く。事態を憂慮したアレギウムは、マーティアルの脅威になり兼ねないキリコを抹殺すべくテイタニアに指令を下したのだった。命に従い、テイタニアはコンプラントにて彼と対決するが果たせず。続いてアレギウム騒乱事件ではマーティアル法王の座に就いた父モンテウェルズの勅命により秩序の楯としてキリコと再戦、オーデルバックラーを駆って戦うが敗退してしまう。その戦闘で彼女に取り付けられた補助脳が脱落した。
 その後、自らを襲った事故やネクスタント改造手術がすべて父の策謀によるものだと知った彼女は父モンテウェルズのもとを離れ、キリコと行動を共にすべく彼の後を追ったと伝えられる。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

ディック
[でぃっく]
 ドッパー刑務所の囚人。刑期の終了まで3年を残してゴムボートでの脱走を図るが、看守に察知され、バンスの狙撃によって射殺される。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》

ディノ・マクシマム
[でぃの-まくしまむ]
 元ギルガメス軍ATパイロット。性別は男性。百年戦争停戦時、28歳。百年戦争後に除隊し、メルキアに帰還するが、職にあぶれていたところをローブに拾われ、以後ローブ・チームの一員としてバトリング選手として活躍する。愛機はツヴァーク。無口で無骨な風貌だが、動物が好きで、常にペットとして小鳥を飼っている。ローブ・チームが惑星メルキアのウドから惑星ベヌマボア市へと移転したときも同行し、ベヌマから惑星ザ・ゴザへと入植したときも遅れてチームと合流した。
 ザ・ゴザ脱出の際には秘密結社に囚われ、惑星ファニーの施設でナーヴコネクターを埋め込まれる手術を施されてしまう。フェイシャルソルジャーとして改造され秘密結社に操られてしまうが、アズライトに救出されローブ・チームと共にファニーを脱出する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

テオ8世
[てお-はっせい]
 7206年即位したマーティアルの法王。アレギウム根本聖堂に住まい、全マーティアルの象徴および全権保持者として君臨。7238年にジアゴノにミサイルが飛来した事件では、聖地を防衛すべく法王勅令を発布。数億の人命2000隻の艦船を犠牲にしてジアゴノと聖地アレギウムを護り、その権威を銀河全域に誇示した。
 7245年、既に高齢に達し健康状態に問題を抱えていた法王は遂に引退を表明。アレギウムは後継者選定作業に入る。
 7247年、アレギウムに“触れ得ざる者”が来襲した事件では、根本聖堂とマーティアルの権威を護るため、モンテウェルズを新法王として指名、皇位を退く。
《出典:OVA「メロウリンク」第2話など》

テダヤ
[てだや]
 クエント星にある、ル・シャッコの村の長。年齢は190歳。120年前には自らも他の一般的クエント人男性と同様に傭兵として外の惑星に出ていたこともあり、その時の経験から標準アストラーダ語を話すことが出来る。
 クエント事変発生に先立って突然村を訪れたキリコの体を調べ、彼が作られた民であるかも知れないと示唆する。
《出典:TV「ボトムズ」第43話など》

デュナイト星
[でゅないと-せい]
 ミヨイテ戦役での主戦場となった。ミヨイテ星域唯一の可住惑星らしい。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

デライダ高地
[でらいだ-こうち]
 第24メルキア方面軍戦略機甲兵団の基地がある場所。百年戦争末期まではその重装備を以てして威容を誇ったが、終戦間際にバララントの大空襲を受けて壊滅。数百年は残留するといわれる高濃度の放射能汚染に覆われている。
 終戦後ペールゼンと結託した秘密結社が、軍から放棄されたこの施設の地下に秘密基地を建設。密かにPSの研究・開発を行っていた。ペールゼンへの復讐をもくろむキリコグレゴルーらの襲撃を受けたため、秘密結社は自ら基地施設は放棄、核爆弾で爆破した。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》

テルタイン
[てるたいん]
 旧式になったため、退役を控えてベラボス星に停泊中のところを秘密結社に奪われ、リド襲撃の母艦として使用されたメルキア軍の宇宙戦艦。その後も秘密結社所有の宇宙戦艦として使用され、フットーを艦長に謎の戦艦Xを追ってサンサ星付近の不可侵宙域にも出没した。
 秘密結社ではテルタインに似た宇宙戦艦、秘密結社の母艦をもう1隻所有している。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

手を加えられた民
[て-を-くわえられた-たみ]
 クエント語で、異能者、或いはかつて異能者によって改造された戦闘用人間即ちPSを意味する言葉。作られた民も同様の意味を持つ。キリコの体を調べたテダヤが語った。
《出典:TV「ボトムズ」第43話など》

電磁バリヤ
[でんじ-ばりや]
 宇宙の基地施設の通路などに設置される防御兵器でトラップの一種。これが作動している通路を通過すると侵入者は高電圧に晒される。小惑星リドを襲撃した秘密結社側のATも1機、餌食となった。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

デンジャーメロン
[でんじゃーめろん
 ニーヴァの駆るエクルビスのリングネーム。ニーヴァ及びB・ATH−XXエクルビスを参照。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

ドウェイン
[どううぇいん]
 マグダレナ出身。北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第1小隊所属のATパイロット。マグダレナ降伏時の階級は軍曹で年齢は43歳。生粋の職業軍人で、レイノルズとは第1次マグダレナ攻防戦からの戦友である。同僚兵士からの信頼が篤く、またスコープドッグが配備される以前からATに乗っている大ベテランであり、ATの操縦に掛けてはマグダレナ王立軍有数の技術を持っている。マグダレナ降伏後はマグダレナ解放戦線に参加。祖国の独立に尽力した。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

トータス・タイプ
[とーたす-たいぷ]
 ATH−14をコードナンバーに持つスタンディングトータスとそのバリエーションATの総称。
《出典:TV「ボトムズ」第13話など》

トガル
[とがる]
 キッデル・トガル。元百年戦争中はギルガメス軍の中佐。その正体は秘密結社の幹部であった。停戦間際に発生したリド事件に関与し、パーフェクト・ソルジャー奪取作戦に加わった。
 また秘密結社が進めるフェイシャルソルジャー開発計画にはその責任者として参加。戦時中密かにハミルトン小隊の隊員全員を被験者としてナーヴコネクターを埋め込む手術を施した。そしてティア・ハミルトンを拉致し、惑星ファニーで彼女を実験台としてフェイシャルソルジャーの開発を進めた。7214年7月、フェイシャルソルジャーとして完成の域に達したティアを惑星ザ・ゴザ闇バトルに参加させ、実戦テストの指揮を実施する。
 一方、ハミルトン小隊に所属したアズライトギャップの生存情報を得ると、彼らをザ・ゴザにおびき寄せティアとの対戦を仕組んだ。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

特殊任務班X−1
[とくしゅ-にんむ-はん-えっくす-わん]
 レッドショルダーの正式の部隊名。
《出典:TV「ボトムズ」第10話など》

ドク・マロー
[どく-まろー]
 元ギルガメス軍兵士の男性。百年戦争停戦時、29歳。終戦後メルキアに帰還し、ローブローブ・チームの一員としてスカウトされた。愛機はダイビングビートル。戦術の理論家で、以前には格闘技の指南役をしていたこともあるらしい。ローブ・チームが惑星メルキアのウドから惑星ベヌマボア市へと移転したときも同行し、ベヌマから惑星ザ・ゴザへと入植したときも遅れてチームと合流した。
 ザ・ゴザ脱出の際には秘密結社に囚われ、惑星ファニーの施設でナーヴコネクターを埋め込まれる手術を施されてしまう。フェイシャルソルジャーとして仕立てられ秘密結社に操られてしまうが、アズライトに救出されローブ・チームと共にファニーを脱出する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

トゴール
[とごーる]
 ギルゲス・トゴール。ギルガメス軍最高司令長官元帥。クエント事変発生に伴い開催された星雲会議に、ギルガメス側の代表として出席。バララント側の代表レグラス・ミニットリーと歴史的な握手を交わした。
《出典:TV「ボトムズ」第49話など》

ドッグキャリアー
[どっぐきゃりー]
 スコープドッグの支援兵器。ATC−BR3−Sドッグキャリアーを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第51話など》

ドッグ・タイプ
[どっぐ-たいぷ]
 ATM−09をコードナンバーに持つスコープドッグとそのバリエーションATの総称。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ドッグタグ
[どっぐ-たいぷ]
 全ての兵士が身に着ける金属製の認識票。情報の読み書きが出来るIDカード方式のものもあった。
 メロウリンクは無念の死を遂げたシュエップス小隊の仲間のドッグタグを形見として持ち帰り、復讐のターゲットに抹殺の予告状としてそのドッグタグを渡していた。
《出典:OVA「メロウリンク」第1話など》

ドックマン
[どっぐまん]
 ギルガメス軍プランバンドール大隊所属、階級は大尉。停戦後はミヨイテ星ザキにある辺境基地の司令官を勤める。戦闘時決して自ら危険な場所には出ていかないところから、部下から“穴熊”と陰口を叩かれている。賭け事には目がない。
 ミヨイテ星におけるシュエップス小隊の敵前逃亡及び軍事物資強奪の容疑に関して偽証、プランバンドール・スキャンダルに関与した。メロウリンクの復讐のターゲットとなって最初に血祭りに上げられた。
《出典:OVA「メロウリンク」第1話など》

ドッパー刑務所
[どっぱー-けいむしょ]
 メルキアボズー教主国にある刑務所。ドッパー市近郊の洋上に浮かぶ島にあるヂヂリウム発掘の施設跡を利用して建設された。メルキアの刑務所の中でも特に厳重な警備で知られる。本土との連絡は航空機、或いは月に一度の潮が引いた時に海中より姿を表すフラワーロードと呼ばれる道路を通じて行われる。所長のバンスはサディストとして囚人より恐れられていた。
 停戦中には、慰問団の訪問で所内が沸き返る中、囚人が大量に脱走を企て騒動を起こすという事件が発生した。この時の騒動で所長バンスが囚人として紛れ込んでいたメロウリンクに殺害されている。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》

トムス
[とむす]
 カルマン・トムス。メルキア軍技術将校。PS計画に携わっていた。キリコフィアナを追ってア・コバ市に現れるが、町で秘密活動をしていたバララント軍の実験チームに捕らえられる。そこで同じく捕らえられヂヂリウム欠乏の禁断症状で衰弱していたフィアナを介護した。暴走したニーヴァによって殺害される。
 キリコと出会った時に、トムスはフィアナを「普通の人間に戻せる」と仄めかしているが、真偽のほどは明らかではない。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

共食い
[ともぐい]
 レッドショルダーの入隊審査などで行われる実弾使用の模擬戦闘。レッドショルダー補充要員はオドン星の秘密基地に到着すると直ちにATを与えられ、双方が実弾を使用することを知らされぬままこの模擬戦闘に参加させられる。対するは、教官役と称される古参隊員が補充要員の半数以下の人数で担当する。グレゴルーバイマンムーザは共食いにおける教官役を務めていた。この審査においてレッドショルダー隊員としての適性を試され、生還者及び生存者のみが正式な隊員として認められる。
 模擬戦闘とは言え、全て実弾を使用しているために死亡率は究めて高く、サンサ戦前の頃に行われた“共食い”の生存者は1/7以下が平均だったらしい。このシステムによって、レッドショルダーに転属したメルキア軍の兵士2000人以上が死亡したとされる。
 この犯罪行為はラーキソンが送り込んだ諜報員カースンによって終戦間際に外部に漏れ、戦後大々的な問題として取り上げられレッドショルダー解散の要因のひとつととなった。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》

トランスミッター
[とらんすみったー]
 ギャップアズライトの頭部に仕込まれた謎の装置。その正体はナーブコネクター。ギャップは自らの延髄部に内蔵された装置をトランスミッターと呼び、その正体を調べた。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》


【な】 TOPヘ


ナーブコネクター
[なーぶこねくたー]
 通常の人間をフェイシャルソルジャーに改造するための装置。このナーブコネクターを外科手術によって被験者の延髄部分に内臓させることでフェイシャルソルジャーが完成する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ナグ
[なぐ]
 ザ・ゴザBシティに所属するバトリング選手。ミグの手下のような存在。愛機はファッティー
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

南国の薔薇
[なんごく-の-ばら]
 クメン王国アッセンブルEX−10の航空隊に配属されたバニラココナたちと私用の通信を交わすときに使ったコードネーム。因みにこの時、ココナはウィドー(未亡人)というコードネームを使用していた。
《出典:TV「ボトムズ」第23話など》

ニーヴァ
[にーう゛ぁ]
 ラダァ・ニーヴァ。バララント軍が開発したパーフェクト・ソルジャー第1号。百年戦争中、オロム戦役でのレッドショルダーと交戦し瀕死の重傷を負う。その復讐を果たすべくパーフェクト・ソルジャーの改造を受けた。バララント側PSとして、身体の数カ所にコネクタがあり、そこに直接コードを差し込みコンピュータと接続するようになっている。
 バララント軍の特別実験チームに伴われ惑星ザ・ゴザ闇バトルで実戦テストを実施。エクルビスを駆り、多数のATを葬った。エクルビスの異様な形状と凶暴な戦闘スタイルから、ブラッククラブと呼ばれ恐れられた。しかしアズライトギャップとの対戦で敗れると、バララントの実験部隊と共にザ・ゴザを脱出する。
 次の実戦テストの場として、メルキア星ア・コバ市に潜入、PSと新型ATの実戦テストを兼ね、“デンジャーメロン”のリングネームでバトリングに出場。残忍な性格で、対戦相手を次々と殺害していった。バララント軍士官ロッチナの指示によりバトリングを装ってキリコに戦うことになる段取りが組まれる。だが決行直前で中止を命じられ、かつてレッドショルダーに所属していたキリコに私怨を抱くニーヴァはこの命令に強く反発し逆上。実験チームの上官やスタッフを全員殺害して、キリコとの対決を強行する。単身で地上戦艦とエクルビスを駆り、キリコらに変則的な異種格闘バトリングを挑むが、敗れる。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

ニイタン市
[にいたん-し]
 クメン王国の街、ムナメラ河を遡り96キロほど北上した河畔に位置する。この街はクメン政府側の前線基地アッセンブルEX−10に近く兵站地としての役目を果たしていたためため、クメン内乱期には動乱景気に沸き立ったが、度々ビーラーゲリラの襲撃を受け戦禍を被ってきた。内乱の決戦間際の数日前にはビーラーゲリラの大攻勢を受け、街の大部分が壊滅した。
《出典:TV「ボトムズ」第15話など》

ヌメリコフ
[ぬめりこふ]
 ギルガメス軍の大尉で、ヘルメシオン准将の副官。ヘルメシオンの指示によりルルシーの父ヘルメシオン侯爵をライフルの暴発に見せかけて謀殺した。
 ミヨイテ星における作戦では、シュエップス小隊の敵前逃亡及び軍事物資強奪の容疑に関して偽証、プランバンドール・スキャンダルに関与した。自らライト・スコープドッグを駆り、ヘルメシオン城にてメロウリンクとルルシーを追跡し殺害しようとするが、メロウリンクの逆襲に遇い復讐のターゲットとして抹殺される。
《出典:OVA「メロウリンク」第9話など》
備考: バンスと並ぶ「メロウリンク」きっての変態キャラ。名前からしていやらしいぞ。

ネクスタント
[ねくすたんと]
 マーティアルの第9セクターの枢機卿モンテウェルズの指示により開発された、一種の戦闘用サイボーグ。事故によって瀕死の重傷を受けたモンテウェルズの一人娘テイタニアが、その改造を施された。身体の大部分が機械化されており、その人間離れした体力と反応速度でATにも匹敵する戦闘力を発揮する。戦闘時の制御装置として補助脳が組み込まれており、この働きによって、ネクスタントは意識を失ったときでも行動が可能。この補助脳は外部からの指令によっても強制的に発動させることも可能。
 モンテウェルズはネクスタントをマーティアルの力の象徴と主張し、ネクスタントとしてなったテイタニアを秩序の楯の地位にまで押し上げたが、地方組織が独自に兵器開発に携わった事は戒律に抵触するうえ、兵士の心身に手を加える技術は武の精神を尊ぶマーティアルの精神に反するため、その功績とは裏腹にアレギウム長老会議においては大きな議論を巻き起こした。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

狼煙
[のろし]
 狼煙と呼ばれるが煙を出すものではなく、クエント星で原住民が遠距離間で意思の伝達をするために使用する光る石。クエントの地表の各地に点在している。単に発光するだけのように見えるが、クエント人はその点滅の様子から様々な意味を読み取ることが出来る。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

ネハルコ
[ねはるこ]
 ロデスト・S・ネハルコ。ギルガメス軍参謀総長。レッドショルダー運営に際して膨大な予算と人員を費やして軍を私物化するペールゼンの独走に疑念を抱き、その失脚を画策する。副官のラーキソンと共謀してレッドショルダーの内幕を探った。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》

脳刺激
[のう-しげき]
 メルキア軍などの尋問などに使用される拷問方式。身体を固定し、頭部に専用の機具をとりつけ、薬物と電気によって被験者に激しい苦痛を与える。ロッチナはこれを使った尋問の名手だったらしく、リド襲撃事件の容疑者として逮捕されたキリコに脳刺激でPSを強奪した組織の秘密を白状させようとした。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ノスコヴィッツ
[のすこびっつ]
 イリン・ノスコヴィッツ。アストラギウス歴7247年、“触れ得ざる者”の覚醒に関する情報を伝えるため、アレギウムの特使としてモンテウェルズのもとに遣わされたマーティアルの僧官。グノー枢機卿の腹心として仕え、グノーの法王継承に尽力した。だが、結局グノーが法王選出に落ち、新たに法王の座に就いたモンテウェルズによってその不正隠蔽の為に射殺される。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》


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バーグラリードッグ
[ばーぐらりーどっぐ]
 ATM−09−DDを参照。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第4話など》

バーナクル
[ばーなくる]
 マグダレナの北部に位置する軍事基地。百年戦争中は最大の拠点として同軍の活躍を支えていた。
 バララント軍の占領されてからは、同軍によって軍事施設として使用されている。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

バード
[ばーど]
 マグダレナ出身。本名はディック・パーカーだが、大空を飛ぶ鳥のように華麗な操縦技術から誰もが「バード」という愛称で呼ぶようになった。元マグダレナ王立軍所属のATパイロット。マグダレナ降伏当時の階級は上級曹長で年齢は34歳。従軍中に参加した作戦で同僚だったブラッジに関しては、仲間を見殺しにした卑怯者として憤怒の念を抱いている。マグダレナ降伏後はマグダレナ解放戦線に参加した。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

パーフェクト・ソルジャー
[ぱーふぇくと-そるじゃー]
 主にPSと略される。戦場で理想的な能力を発揮出来るように、肉体や脳神経に人為的な処理を施された兵士。一種の改造人間(サイボーグ)である。主にAT搭乗員としての能力を高められ、その能力は一般人とは比べ物にならぬほど優秀である。百年戦争後期にギルガメス軍及びバララント軍で次期戦略兵器として注目、開発された。
 ギルガメス側のPSは、特にメルキアPS計画において先進の研究が進められた。その内容は、改造用人体を受精卵の状態から一切の脳活動を停止させた状態で育成し、その間に脳や神経或いは筋肉の再処理を行う。その後、素体が成人すると兵士としての知識や戦闘衝動を潜在意識に刷り込み、その能力を遺伝的に定着させて覚醒。更に各種のレクチャーを施して完成に到る。この過程にある被験者の身体は特に“素体”と呼ばれる。その完成体は、強靱な肉体と並外れた反射神経、そして潜在意識にまで浸透した軍への忠誠心などを所有する、正に「完全なる兵士」と呼ぶに相応しい存在である。だが、身体機能の維持のため定期的にヂヂリウムの照射が必要であり、また寿命が2年しかないなど問題も多い。
 因みにギルガメス側PSの製造法については、成人した人間を被験者として、記憶を抹消した上で脳や神経に手術を施されるという説もあるが、未確認である。
 ギルガメスによって開発された完成直前の素体は、秘密結社強奪された後も同組織によって開発が続行された。そして奪った素体を完成させたのがプロトワンイプシロンである。秘密結社では最終的にこの2体をクローン技術により量産し、軍に転売する計画であったらしい。こうして一応は完成したPSであるが、その後のテストで情緒面などに問題があることが判明する。
 一方、それに対してバララント側では成人した通常の人体を後天的に改造、各種補助機器を体内に埋め込み、それらをAT等の機械類に接続して能力を発揮する方式を採用している。遺伝子操作による生体兵器という側面が強いギルガメス側PSに対して、バララント側PSはあくまでも後天的人体改造を前提としたサイボーグ兵士という性格が強い。この方式で完成したのがニーヴァである。この方式においても、情緒面での不安定さは克服し難い問題として残った。被験者ニーヴァは秘密テストを行っていたメルキアア・コバ市で暴走、随伴したテストチームを皆殺しにしている。
 どちらの方式のパーフェクト・ソルジャーも幾多の障害を克服できず、大量生産には至らなかったようである。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》
備考: ギルガメス側PSについて、ヂヂリウムの必要性や寿命が2年という設定になっていたが、原因は不明。技術的な限界なのか意図的な仕様なのか。

パーフェクト・ソルジャー計画
[ぱーふぇくと-そるじゃー-けいかく]
 百年戦争末期、メルキア軍バッテンタイン中将らによって推進された極秘の次期戦略兵器開発計画。PS計画とも略される。大戦末期、ATをはじめとした兵器類が発展し過ぎて一般の兵士が対応しきれなくなったことを解決する事を目的に立案された。具体的には兵士の身体や精神を改造したパーフェクト・ソルジャーを開発・量産しすることである。だが、その計画発足の影には、新兵器開発による新事業確立を狙う秘密結社や、異能生存体の人工的創造をもくろむペールゼンが関与していたらしく、更には自らの後継者として人工的な異能者を求めていたワイズマン自身の意志も働いていたようである。
 ギルガメスにおける開発は辺境の小惑星リドで行われ、実験用人体の素体4体が最終プログラム直前まで完成にこぎ着けるまでになっていた。しかし、リド事件のアクシデントや、PSそのものの技術的な障害に見舞われ、最終的な量産計画の実現には至らなかった模様。
 因みに4体の素体は秘密結社に強奪された後も、秘密結社によって研究開発が進められ、No1は女性型で後のプロトワンとして完成、No2は男性型で強奪作戦中に死亡、No3(性別不明)はレクチャー中のミスで死亡。No4が男性型で後のイプシロンとてし完成している。
 尚、未確認ではあるが、リドでの事件の後もPS計画が継続されていた節があり、プランバンドール・スキャンダルでバッテンタインが不正に入手した大量のヂヂリウムは、リド事件以後のPS計画に使用された可能性が否定出来ない。
 同様のプロジェクトはバララント側でも推進されていたらしく、その成果がニーヴァである。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》
備考: PS計画が第4次銀河大戦以降どうなったか、その経緯を示す情報は殆どない。しかしOVA「赫奕たる異端」の中に、モンテウェルズによってPSとネクスタントを比較されるくだりがあるが、それを聞く限りやはり成功しなかったと解釈するのが妥当であろう。

パープルベア
[ぱーぷるべあ]
 スコープドッグの改造型。ATM−09−SSCを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

ハイノン市
[はいのん-し]
 ニイタン市近郊の市街地。
《出典:小説「メロウリンク」など》

バイマン
[ばいまん]
 バイマン・ハガード。元レッドショルダー隊員。階級は伍長。レッドショルダー時代はグレゴルーらとチームを組み、部隊の中でも古株の一人として各地の作戦に参加した他、オドン星の秘密訓練基地でも教官役を務めていた。仲間であるはずのムーザとは折り合いが悪く、時折衝突することもあった。
 終戦間際、コゼイツク第5星系の最前線の部隊に転属となり、作戦中に右腕を失う負傷を負う。
 終戦後は義手を付けてメルキアに帰還し、他の仲間と共にペールゼンに復讐を果たすためデライダ高地を襲撃。自身の手でペールゼンへの復讐を果たすが、自らも死亡する。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》

パイルバンカー
[ぱいるばんかー]
 ベルゼルガなどに装備される対AT用の圧縮空気で射出される格闘戦用の杭打ち機構。対ATライフルにもオプションとして装着されることがある。主にコクピット部の装甲を貫通してパイロットを殺傷するために用いられる。
《出典:TV「ボトムズ」第21話など》

バウンティドッグ
[ばうんてぃどっぐ]
 ギルガメス軍M級ATATM−09−BDCを参照。
《出典:OVA「メロウリンク」第8話など》

バウントント
[ばうんとんと]
 メルキア軍の宇宙戦艦。本来なら退役しているはずの旧式艦だが、その巨大な船体を活かして移動要塞として使用されていた。用途に合わせ、船体には各種のモジュールが装着されている。
 小惑星リドに向かう退役艦テルタインを追ってロッチナが乗船、リド付近に漂流するキリコを収容し、メルキアに護送した。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

バウントント
[ばうんとんと]
 ソムドリィ・R・バウントント将軍。ギルガメス軍に所属する第2ハルミデ方面軍第8機動宇宙艦隊司令官。主星ビシュティマ星崩壊の惨事にギルガメス連合全体が意気消沈しているなか、単身でバララント星域に侵入、3ヵ所の惑星を破壊した。更にボタムリィ攻略戦の功績より、聖戦勲章を受賞したギルガメスの英雄である。ギルガメス軍の旧式制服を着用しているのが特徴。
《出典:ムック「オデッセイ」など》
備考: ムック「オデッセイ」に紹介されているのみのキャラだが、旧式の軍服を着用してたり、目のところに残る傷痕があったりなど、なかなかカッコイイ。戦艦バウントントはこいつの名前に因んだのではないだろうか。

バカラ・シティ
[ばから-してぃ]
 メルキアの都市。ウドと同じく、クレーターを利用した重層構造になっている。
 戦後、退役したグレゴルームーザがここに身を寄せ、バトリングで生計を立てていた。キリコらと合流したグレゴルーたちは終戦間際に自分たちを処分しようとしたペールゼンに復讐すべく、この街でATなどの武器を準備し、ペールゼンが潜伏すると見られるデライダ高地へ出発した。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》

バケツ
[ばけつ]
 AT降下用ポッド参照。
《出典:TV「ボトムズ」第27話など》

ハザウェイ
[はざうぇい]
 マグダレナ貴族階級の出身にして将来を約束されたマグダレナ王立軍の士官だったが、貴族社会でのしがらみを嫌い前線部隊への参加を志願した。北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊隊長として活躍、統率能力、判断力に優れ、部下からの信頼も厚い。
 第3次マグダレナ攻防戦において、ハザウェイ中隊は北部方面戦区でバララント軍の大部隊に包囲されてしまう。ハザウェイは部下を逃がすため自ら囮となり、捕虜となる。その後、難を逃れた部下の手によってハザウェイは救出されるが、既にマグダレナはバララントに降伏し、占領を受け入れていた。納得できないハザウェイはマグダレナ解放戦線に身を投じ、組織の中心的存在として祖国の独立に尽力する。独立闘争佳境では司令官としてマグダレナ解放戦線を率いてガリアーノ要塞を目指すが、志半ばで戦死する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ハザウェイ中隊
[はざうぇい-ちゅうたい]
 マグダレナ王立軍の北部マグダレナ軍第23機構大隊所属のAT部隊。3個AT小隊で編成。第1小隊は小隊長マックスウェル曹長のほか、ドウェイン軍曹、ジャスパー一等機甲兵などが所属。第2小隊は小隊長レイノルズ上級曹長のほか、マッケイ伍長、シモンズ伍長などが所属。第3小隊は小隊長コムズ曹長の他、メル伍長、ステップニー二等機甲兵などが所属した。
 第3次マグダレナ攻防戦では隊長のハザウェイ中尉の指揮下で果敢な戦果を挙げたが、北部戦線において物量で圧倒するバララント軍の前に包囲されてしまう。ハザウェイは囮となって部下を逃がすが、自身は捕虜となる。難を逃れた他の隊員たちはマックスウェル曹長らを中心に隊長の救出作戦を敢行、無事ハザウェイの救出に成功する。自軍領内に帰還した隊員たちだが、そこで知らされたのは数日前にマグダレナが既に降伏していた事であった。
 マグダレナ降伏によって部隊は解散するが、隊員の多くはマグダレナ解放戦線に参加する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ハゼガー
[はぜがー]
 クエント星のゴロツキ。秘密結社に雇われキリコを捕らえようとした。ゲッコからキリコの居場所などに関する情報提供を買いキリコを追い詰めるが、ゲッコはハゼガーだけでなく傭兵センターにも情報を売っていたため、介入してきたクエント人代表にキリコの身柄を奪われる。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

バックパック
[ばっくぱっく]
 スコープドッグなどATの背中に追加装備されるユニットケースの総称。バックパックを装着出来ないATもある。各種任務に必要な装備や機能が内蔵されている。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

バッテンタイン
[ばってんたいん]
 ディーテル・ロイル・バッテンタイン。メルキア軍高官。百年戦争末期の階級は中将で、ギルガメス連合の最高執政官付武官に就任していた。大戦後期に発動したPS計画の責任者であり、その成功をもって政界への転身を図っていた。PS秘密結社に奪取されると直属の部下ロッチナに指示してキリコの行方を追跡させ、ウド市崩壊やクメン内乱の際にメルキア軍の介入を指示する。
 また、PS計画に必要なヂヂリウム確保の為の内部工作“プランバンドール・スキャンダル”の最終的な黒幕として、裏で糸を引いていた人物でもある。プランバンドール・スキャンダルでは事後処理としてキークを特務情報将校として任命し、共謀者のヘルメシオンをはじめとする関係者全員の抹殺を図った。
 第4次銀河大戦ではギルガメス軍の最高執政官として元帥まで昇進。7229年にはギルガメス代表としてバララントに第4次銀河大戦の和平交渉を進展させるが、アンティテーツ事件で死亡した。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

バト
[ばと]
 ザ・ゴザBシティの酒場の店主。男性だが女性のような身なりをしている。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

バトリング
[ばとりんぐ]
 百年戦争終結後、メルキア星の各地で開催され人気を博したATによる賭博試合。戦場より帰還したものの職にあぶれたATパイロットが多数参加し、戦後の混乱期を彩る娯楽としてもてはやされた。
 使用されるATの大半は軍から払い下げられた中古の機体。銃火器を使用しない格闘戦形式のレギュラーマッチと、銃火器の使用が許可された実戦形式のリアルバトルに大別されるほか、異種格闘などの特殊な試合形式もある。バトリングは本来非合法とされている地域が大半だが、莫大な収益を挙げることから、バトリング興業の裏では利権が絡んで地元の警察機構と主催者の間で癒着の構図が作られ、実際にはかなり華々しく開催された。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

バトレア州
[ばとれあ-しゅう]
 メルキア星の地方行政区画のひとつ。メルキア政府はAT生産に不可欠なヂヂリウム確保のために大規模な生産プラント建設を計画し、その建設用地としてこのバトレア州のディノン市一帯に白羽の矢を立てた。政府はほとんど強制的に用地を収用し、住民の立ち退きを強制する。いったんは退いた住民だが、彼らの不満は大きく、暴動が発生。ついに住民たちは武装ゲリラを編成。7193年、情勢はついに内乱へと発展する。
 初期にはプラントへの小規模な破壊活動が多かったが、やがてプラント関係者の要人暗殺や施設の爆破などに発展し、市の警備体の手に余るようになってメルキア政府軍の介入にまで至った。ゲリラ側はメルキアをライバル視するコルヴェ星政府の援助を受けていたと噂される。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

バニラ
[ばにら]
 バニラ・バートラー。ウド市の闇商人。百年戦争では空軍パイロットとして従軍していた。
 ウドでキリコと出会い、以後はキリコを含めゴウトココナら仲間と行動を共にする。ウド崩壊後はクメン王国に仲間と共に流れ着き、ファンタムクラブのマスターを務めながら、ウドで生き別れたキリコとの再会を期す。戦禍でファンタムクラブが焼失すると、一旦は意気消沈するが、一転してクメン政府軍に傭兵として入隊、二等空士として活躍し転機を図る。軽薄さとしたたかさが強調されている外面と裏腹に、ナイーブで生真面目な内面も垣間見せた。クメン内乱終結後もキリコの動向を追うように、サンサやクエントでも活躍する。
 第4次銀河大戦の勃発時にゴウトとココナ、そしてクエント以降行動を共にするようになったル・シャッコら仲間と共にメルキアを離れ、戦禍の及ばぬ辺境を目指して旅立つ。ココナに寄せていた好意は恐らく実ったのであろう。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

ハミルトン小隊
[はみるとん-しょうたい]
 第23メルキア方面軍ギャランド機甲大隊第7中隊所属のAT部隊。隊員は隊長のティア・ハミルトンギャップ・グラファイトアズライト・フィクスの他、ガスとベロアが所属した。
 この部隊は表向きは通常のギルガメス軍の部隊だが、実態は秘密結社が進めていたフェイシャルソルジャーの実験台であり、隊員たちは本人も知らぬうちにナーヴコネクターを延髄部分に埋め込まれ、秘密結社の監視下に置かれていた。しかし7213年6月、第2次ミヨイテ戦役に参加したハミルトン小隊は隊長のティア・ハミルトンが突如錯乱状態に陥り、友軍をも見境なく攻撃する事件が起きて壊滅。ティア・ハミルトンは秘密結社に回収され、アズライト・フィクスとギャップ・グラファイトのみが生存し、帰還する。ハミルトン小隊は証拠隠滅を図る秘密結社の工作によって一切の記録から削除された。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

パム
[ぱむ]
 パメラ・ビントンの愛称。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

パメラ・ビントン
[ぱめら-びんとん]
 ローブ・チームの一員として行動を共にする女性。愛称はパム。百年戦争停戦時25歳。百年戦争中、酒場で働いていたパメラの店にやってきたローブタネンと意気投合する。その後、除隊した彼らと行動を共にするようになり、ローブ・チーム結成当初からのメンバーとなった。AT乗りではないがローブを初めとする他のメンバーの雑用や身の回りの世話をしている。ローブとローブより歳下だが、彼に対して姉のように振る舞う。ウドから脱出した後も常にローブ・チームと行動を共にした。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

パラシュート・ザック
[ぱらしゅーと-ざっく]
 ATの空挺作戦において使用されるバックパックATP−BP1−STを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第13話など》

バラシュトラ山脈
[ばらしゅとら-さんみゃく]
 メルキア星ローラシル大陸にある山脈。この地域を渡る交通機関としてバラシュトラ山脈横断鉄道が横断している。
《出典:OVA「メロウリンク」第7話など》

バラシュトラ山脈横断鉄道
[ばらしゅとら-さんみゃく-おうだん-てつどう]
 バラシュトラ山脈を横切る長距離列車。
 この鉄道を使って移動中であったヘルメシオン准将を狙ってガナード率いる山賊集団バンデットが襲撃。不測の事態を予想して列車に連結されていた装甲列車が応戦した。尚、この時列車にはルルシーメロウリンク、そしてキークも乗車しており、複雑な縁を巡って悶着を繰り広げた。
《出典:OVA「メロウリンク」第7話など》

バラミル半島
[ばらみる-はんとう]
 メルキア星ローラシル大陸から赤道に向けて突き出した熱帯の半島。クメン王国がある。
《出典:小説「メロウリンク」など》

バララント
[ばららんと]
 アストラギウス銀河ギルガメスと二分する巨大星間国家。統一国家としてバララント連合、バララント星域などと称される。アストラギウス歴5500年頃、ギルガメス連合よりもやや早く成立したらしいが、詳細は不明。首星はバランで、主星の所在は建国以来不変である。秘密主義と超国家主義の傾向が強い軍事大国で、その内情は殆ど窺い知れないが、洗練された中央集権体制を敷き国家連合としての求心力や統制力はギルガメスより強い。民族構成も均一的で、政治体制も統一されている。
 第1次銀河大戦の頃のバララントの加盟惑星は30〜40であったが、その後もバララントに編入される惑星は増加し、第3次銀河大戦終結の頃には130の惑星が加盟する一大軍事同盟なっていた。
 強大な軍事力を誇るバララント軍を擁し、豊富な宇宙戦力で百年戦争初期から中期までギルガメス連合を圧倒したが、後期に至ってギルガメスがATを開発するなど、素早い戦局対応を発揮すると、それに追従出来ず、形勢の逆転を許してしまう。
 軍の最高階級は元帥で、国家元首も兼任している。クエント事変の発生に伴って開催された星雲会議にはバララント軍総司令長官元帥であるレグラス・ミニットリーが代表として出席した。

バララント軍
[ばららんと-ぐん]
 バララントが保有する軍隊。3度の銀河大戦をギルガメス軍と戦った。バララント加盟国のから派遣された各国軍隊をバララント軍総司令部の指揮下で一括して運用している。ギルガメスに比べて指揮系統が明確である。
 バララント軍は方面軍の下、宇宙総軍と惑星総軍の二つの軍種が編制されている。ギルガメスと違い、外征に特化した軍種はない。これは艦隊決戦を想定した軍事思想が根強く残っている影響と言われ、ATを主力とした惑星侵攻作戦が主要な戦略目標となった百年戦争後期においてギルガメスに逆転される原因ともなった。
 代表的兵器として、レスリオン級宇宙戦艦B・ATM−03ファッティーが有名。
《出典:TV「ボトムズ」など》

バララント歴
[ばららんと-れき]
 バララントに帰属する惑星において使用される暦。百年戦争終結は3061年に当たる。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

バランシング
[ばらんしんぐ]
 長槍を使って行われるクメン王国の武術。カンジェルマンはこの武術の達人であった。
《出典:TV「ボトムズ」第17話など》

バラン星
[ばらん-せい]
 バララントの主星で、現在も健在のようだが、詳細はバララントの秘密主義のベールに隠されて窺い知れない。
《出典:LD−BOX「メロウリンク」」解説書「コンプリートステージマニュアル」など》

バリアブル・コンプレッサー
[ばりあぶる-こんぷれっさー]
 ポリマーリンゲル液ATの機体各部に配置されたマッスル・シリンダーに循環させる圧送装置。ATの心臓とも言える役割を果たす。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

バルーン・タイヤ
[ばるーん・たいや]
 アストラギウス銀河全域の車両で広く使用される幅の広いタイヤ。大型車から小型車まで幅広く対応し、安定性を必要とする用途で使用された。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

バルカンセレクター
[ばるかん-せれくたー]
 ATの自動連続射撃システム。予備弾装を手持ちの機銃に装填し、フルオートで敵を掃射するという動作がプログラミングされたシステムで、音声入力での起動が可能。敵が多数の場合や対人用では効果を発揮する。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

パルミス戦役
[ばるみす-せんえき]
 百年戦争において、パルミス星を巡って行われた戦闘。もともとバララント勢力圏に属する星域であった。バララント軍はここに大規模な補給基地と情報収集のターミナルとしての役割を置いており、戦略的に重要な位置にあった。7201年から7206年の第1次パルミス戦役において、この星域の覇権を巡り双方とも多くの戦力を投入して一進一退を繰り返したが、バララント軍の抵抗は激しく、ギルガメス陣営は敗退する。
 7210年、メルキア戦略機甲兵団も参加して、「オペレーション・パルミスプレイン」と名付けられたパルミス再攻略作戦が実施され、これはギルガメス軍が勝利した。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

ハレイス戦役
[はれいす-せんえき]
 7224年2月に勃発した第4次銀河大戦における激戦。バララント軍はハレイス星系第2惑星に資源採掘プラントが建設中であったが、これを奪取すべくギルガメス軍は第27メルキア方面軍、第7コンシル軍の連合艦隊を派遣。バララント軍は名将ミルノコフ少将率いる艦隊が倍するギルガメス軍の攻撃を巧みに受け流し、第2惑星の防衛は成功したかに見えた。しかし、ギルガメス軍は採掘プラントの奪取は諦めるものの、コンシル艦隊が多大な損害を出しながらも濃密なミサイル攻撃を続行。第2惑星そのものを崩壊させることに成功する。この戦いでギルガメス側司令官ミッドポール准将とバララント側司令官ミルノコフ少将の両提督は死亡した。
 これによりバララントがボーレス星域に建設していた要塞の完成は大幅に遅れることになる。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

バロック
[ばろっく]
 惑星ザ・ゴザ闇バトルの管理に携わっていた男。新しく入植したローブ・チームの案内役を勤めた。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ハロリー
[はろりー]
 ガウル・ハロリー。ギルガメス軍、機動宇宙軍指揮官。階級は少将。クエント事変の際にはギルガメス軍代表として連合艦隊を率い、バララントとの交戦の指揮をとった。
《出典:TV「ボトムズ」第45話など》

バンス
[ばんす]
 元ギルガメス軍プランバンドール大隊所属、階級は中尉。ミヨイテ星におけるシュエップス小隊の敵前逃亡及び軍事物資強奪の容疑に関して偽証、プランバンドール・スキャンダルに関与した。
 終戦後除隊し、ドッパー刑務所署長に赴任。脱獄を試みる囚人には、自らライフルでなぶり殺すという趣味を持つ。サディステックな性格で囚人から恐れられていた。リンチに掛ける囚人を見つけると首筋を軽く噛む性癖を持っている。自らを復讐のターゲットとして狙うメロウリンクに、愛機のライアットドッグで立ち向かうが、返り討ちにされ死亡。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》
備考: 赤味を帯びた目が不気味、ヌメリコフと並ぶ「メロウリンク」の変態キャラ。

バンデット
[ばんでっと]
 ガナードに率いられた山賊集団。バラシュトラ山脈付近に出没し略奪行為を繰り返した。彼らの武装は、数機の改造ATと数十台のダング、そして各種の銃器である。バラシュトラ山脈横断鉄道を再三襲撃した。
《出典:OVA「メロウリンク」第7話など》

バン・ヌー神
[ばん-ぬー-しん]
 クメン王国で古くから崇められる豊穰の神。神聖クメン王国の精神的な支柱となった。
《出典:TV「ボトムズ」第21話など》

ビーコン
[びーこん]
 人体内部に埋め込まれる監視衛星用の発信機。軍で、スパイや要注意人物の追跡や監視に使用された。目標人物の身体状況がつぶさに判別できる。
 リド周辺で漂流していたキリコメルキア軍に囚われたとき、彼の左胸に埋め込まれ、以後脱走した彼を追跡する為に使用されたが、これはキリコがアッセンブルEX−10の傭兵として入隊したときの身体検査で発見され、レーザーメスで除去されている。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ビーラーゲリラ
[びーらー-げりら]
 クメン内乱において反政府ゲリラ戦を展開した神聖クメン王国の武装組織の呼称。構成員の大半は農民層で、一般人に紛れ込める隠密行動と地の利を活かしたゲリラ戦を得意とし、政府軍を苦しめた。
 戦闘開始当初の武装は小銃やロケット砲などの武器が殆どだったが、後にATや戦闘車輛、迫撃砲やミサイルまで装備し、軍隊並の戦力を保有するまでになる。百年戦争終結後には除隊した帰還兵を傭兵として大量に採用するほか、キリィ秘密結社から供給されたスタンディングタートルなどの武器を装備し、武装を強化した。だが、AT以上に強力な主力兵器は保有しておらず、また航空戦力を殆ど保有していないなど、その戦力の実態は内乱の規模に見合わぬ脆弱なものであった。
 7214年6月、カンジェルマン宮殿に終結して望んだ決戦において、クメン王国政府からの要請を受けたメルキア政府軍のAT空挺部隊の強襲に遭い壊滅する。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

引き込み線
[ひきこみ-せん]
 ウド市の地下を通って郊外のヂヂリウム保管庫の下を通り、空港まで通じるリニアモーターカー用のレール。ゴウトらが治安警察の目を逃れて街の中を移動するために使った。
《出典:TV「ボトムズ」第6話など》

ビシュティマ星
[びしゅてぃま-せい]
 ギルガメス連合に属する惑星国家。百年戦争開戦当時におけるギルガメス連合の代表としてバララントと交渉を行い、百年戦争の発端となった辺境領土問題の交渉に当たった。基本的に穏健路線を取っていたビシュティマ政府は紛争回避の方向で交渉を進めていたが、7171年、バララント軍のミサイル攻撃を受け崩壊。ビシュティマに置かれていたギルガメス主星の地位はメルキアに移される。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

ビッグキャリー
[びっぐきゃりー]
 AT輸送用大型トレーラー。MTV−36−Tを参照。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》

秘密結社
[ひみつ-けっしゃ]
 もとはマーティアルの地方教会であったが、ワイズマンの超越的な力に魅せられ、その傀儡としての道を選んだとされる謎の組織。一説には、3000年前クエント星の内乱で銀河の辺境に追放された異能者が追放先の原住民を操作する為に作った神官組織の末裔であるともいわれるが、実態は不明。財界、政界、軍中枢に秘密の構成員を擁したとされるが、その実態は謎に包まれ、組織の正式な名称すら不明である。組織の構成員は、ワイズマンの意思を実現するため暗躍し、その見返りとして地位と財産が約束されたという。
 ウド市治安警察を影響下に置いていた他、クメン王国神聖クメン王国とも協力関係にあった。上位のメンバーに最高幹部キリィの他、フットートガルイスクイボローなどが幹部として所属。マーティアルによって禁じられた人間兵器(パーフェクト・ソルジャー)の開発に携わり、異端として破門された者も属している。武器の開発・生産・売却が主な活動で、特にPSや新型ATの開発には力を入れていた。ツヴァークストライクドッグラビドリードッグなどはその成果である。
 キリィは最高幹部として組織の全体を統括し、イスクイはウドの治安警察の署長を務め、フットーは戦艦テルタインの艦長として戦闘部隊の指揮官を、ボローはパーフェクトソルジャーの開発責任者の役目を、トガルはフェイシャルソルジャーの研究開発を担当した。
 キリコとの戦いによって幹部の大半を失い、ワイズマンが消失した後もこの組織は存続したようだが、“キリコを倒せばマーティアルの権威を越えられる”という異端思想を銀河に広めたとして、マーティアルより弾圧される。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

秘密結社の母艦
[ひみつけっしゃ-の-ぼかん]
 秘密結社の首領キリィらが乗船していた宇宙戦艦。正式な船名は不明。外見はテルタインに似ており、前後に分離可能な構造をしている。
 クエント事変の際、ワイズマン・ステーションキリコワイズマンの後継者として指名されワイズマンによってキリィが抹殺されると、この艦の指揮権もキリコに移譲。以後秘密結社の母艦は、キリコがギルガメスバララントの連合艦隊から逃れて、クエント星に到達するために使用された。ワイズマン・ステーション周辺にばら蒔かれたフローターベルトの中から脱出する際には副艦を分離、副艦の乗員もろとも楯となって連合艦隊の追手を遮った。また、キリコがクエントに降下しワイズマンの元へ辿り着こうとした際には、母艦もキリコの楯となって連合艦隊と交戦。地上に落下し大破する。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

百年戦争
[ひゃくねん-せんそう]
 第3次銀河大戦を参照。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

ヒューラ星
[ひゅーら-せい]
 ヒューラ軍の母星。7211年、バララントの爆撃によって崩壊している。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

ヒューラ軍
[ひゅーら-ぐん]
 ギルガメス連合に属していたヒューラ星の軍事組織。7211年、本星であるヒューラ星がバララントの爆撃により壊滅された後は、宙間要塞ミューセックを拠点に軍そのものが国家として存続するようになっている。また、優秀なATの生産国としても有名。
 第4次銀河大戦勃発後の7245年2月27日、ムアト准将を首謀者として軍内部にクーデターが発生。クーデターは反乱軍側が勝利して事態は速やかに収束、その直後にはギルガメス連合への参加は引き継ぐと発表される。しかし、翌年になるとヒューラ軍は一方的にギルガメス連合からの離脱を宣言。ギルガメスから激しい反発を買うが、連合に対して兵器の輸出することを条件に和解、永世中立国となる。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

標準アストラーダ語
[ひょうじゅん-あすとらーだ-ご]
 アストラギウス銀河で広く使用されている言語。ギルガメスでもバララントでもこれを標準語として使用している。
《出典:ボトムズ全シリーズ》

ビルアット協定
[びるあっと-きょうてい]
 7132年、ギルガメスバララントの間で締結された条約。PMHMなどの使用禁止が定められている。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

ファッティー
[ふぁってぃー]
 バララントの主力AT。B・ATM−03を参照。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

ファンタムクラブ
[ふぁんたむ-くらぶ]
 ウド市崩壊後クメン王国に移ったゴウトらが、ニイタン市にて開業した酒場。アッセンブルEX−10の兵員相手に繁盛していた。ゴウトが資金提供、バニラがマスター、ココナが歌姫を務めていた。この店の名はファンタムレディに因んだもので、ウドで別れたキリコが気づいて立ち寄るように命名されたものである。ココナの持ち唄である「たのまれグッバイ」はこの店の名物にもなっていた。
 クメン内乱末期には、EX−10に配属されたキリコの他、同じくEX−10の兵員であるキデーラポタリアらも常連として顔を連ねていた。また、キリコがクメンに来る少し前にはメルルシーがこの店でカードディーラーとして雇われていたこともある。
 ニイタンをビーラーゲリラが襲撃した際、その戦禍に巻き込まれて焼失。この事件をキッカケにバニラはある決意を固め、傭兵としてEX−10入隊を志願する。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ファンタムレディー
[ふぁんだむ-れでぃー]
 ウド市でのフィアナの呼び名。ウドの暗黒街の住人は治安警察が擁する謎の美女をこう呼んで恐れた。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

フィアナ
[ふぃあな]
 ギルガメス軍によって開発された女性型パーフェクト・ソルジャーの第1号。小惑星リドの研究所にて開発されたが、完成直前に秘密結社によって強奪され、その後彼らの手によって完成され覚醒・誕生する。だが、リド事件での奪取作戦の際に、プログラム以前の状態で一瞬ながらキリコの姿を見てしまうというアクシデントが発生。このとき、彼女の深層意識にキリコのイメージが焼き付けられる。髪と瞳はブラウン。
 その後、秘密結社に伴われ、ウド市デライダ高地地下基地、そしてクメン王国などを転々として研究素材として各種のテストを行うのだが、ウドでキリコに纏わるアクシデントがPSとしての能力に欠陥をもたらしていることが判明。組織は彼女の処理について難しい判断を強いられることになる。フィアナはウドでキリコと再会したあとは彼を深く愛するようになり、クメンにてキリコと合流し、秘密結社から逃亡。以後はキリコと行動を共にし、二度と組織に戻ることはなかった。
 内乱のクメン王国をキリコと共にメルキア軍を脱出。以後、キリコとの絆を深めながら惑星サンサ星、そして惑星クエント星を放浪した。
 秘密結社におけるコードネームは“プロトワン”。ウドでは“ファンタムレディ”と呼ばれ、ブルーティッシュドッグを愛機に幾度かテストを兼ねてバトリングにも出場し恐れられた。ウドで再会したキリコによって“フィアナ”と名付けられたが、これはワイズマンの操作によるものらしい。PSとしての精神構造には問題があるが、技能的には万全で卓越したAT操縦技能を発揮し、当初はキリコさえも圧倒した。
 第4次銀河大戦の勃発した日、PSに定められた2年の寿命が尽きる直前にキリコと共にコールドスリープ・カプセルに入り宇宙を漂流。その32年後、アレギウム根本聖堂内において覚醒、間もなくその短い生涯を終える。
《出典:TV「ボトムズ」第12話など》

フィオル
[ふぃおる]
 バララントに属する惑星及び星系の名称。フィオル星系第3惑星が可住惑星のフィオルである。比較的新しい植民星として開拓された。第3次銀河大戦の末期、メルキア軍を中心としたギルガメス連合軍による進攻作戦の舞台となる。ギルガメス側の大型戦艦が28隻、重巡洋艦が58隻。バララント側の大型戦艦が18隻、重巡洋艦が32隻。惑星占領作戦としては大規模なものではない。ギルガメス軍が勝利し、続いてギルガメス軍地上部隊が降下。バララントが最終防衛線を設置した首都付近で膠着状態になる。長期戦を嫌ったギルガメス軍は切り札として司令部に特殊作戦部隊レッドショルダーの派遣を要請し、同部隊に首都攻略作戦の先陣を任せることとなった。ギルガメス軍の目論見は見事に当たりバララント軍の防衛線を突破して首都攻略に成功する。だが作戦前からの懸念であったレッドショルダー部隊による残虐行為も現実のものとなり、彼ら行った地下都市に投入したガス弾によりフィオルの戦闘員と非戦闘員合わせて2万人を死亡させる結果となってしまった。これは占領政策に大きな支障をもたらすものとして問題視されたが、レッドショルダー最高責任者ヨラン・ペールゼンはこの批難を意に介さ一笑に付したと言われる。
 惑星フィオルを占領したギルガメス軍は駐留部隊を残して主力部隊を帰還させるが、その1カ月後にはバララント軍艦隊が来襲し、フィオルを奪還した。
《出典:ムック「ボトムズオデッセイ」》

ブースタンド
[ぶーすたんど]
 挙動のバランスを崩したATが、銃撃の反動を利用して態勢を持ち直すアクロバティックな操縦技術。
 キリコは、レッドショルダー入隊時の適正試験・共食いで交戦中に機体が転倒しそうになった時、咄嗟にこのテクニックを使って難を逃れた。この時キリコは更に攻撃動作と連動した挙動を示したため、教官として対戦していたグレゴルーたちも驚愕している。
《出典:OVA「野望のルーツ」》

フーセン
[ふーせん]
 メルキア軍の軍医。リド事件の容疑者であるキリコの尋問に立ち会い、ロッチナによるの過酷な拷問を抑制するよう助言した。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ブーン
[ぶーん]
 ラルク・レガス・ブーン。暴走族ブーン・ファミリーの首領。治安警察と癒着し、ウド市を配下のブーン・ファミリーと共に牛耳っていた。自らが管理していたヂヂリウム採掘所からから脱走したキリコを暴走族総出で襲った際、介入して来た治安警察の攻撃に晒され死亡した模様。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

ブーン・ファミリー
[ぶーん-ふぁみりー]
 ウド市近郊のコンピュータ工場跡を根城に同市を跋扈した武装暴走族。首領はブーン。多数のダングや銃火器で武装して街を蹂躪し、市民に恐れられていた。その戦力はちょっとした軍隊並みである。
 戦時中の爆撃で破壊されたコンピュータ工場跡のヂヂリウム採掘を独占。採掘作業は“人間狩り”で狩り集めた街の住人たちに強制していた。そして採掘したヂヂリウムは、ウド市の治安警察に売却、ヂヂリウムの一部は賄賂として治安警察に収められていたため治安警察もブーン・ファミリーの暴虐を黙認をしていた。だが、労働者が起こした暴動で首領のブーンと治安警察署長ガスト・レマルガスが死亡し、イスクイ新署長が赴任するとそれまでの協力関係は断絶される。以後、一転して両者は対立関係になり、ウド崩壊まで度々衝突を繰り返した。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

フェイシャルソルジャー
[ふぇいしゃる-そるじゃー]
 秘密結社が開発した改造人間。パーフェクト・ソルジャーの廉価版とも言えるもので、兵士としてある程度の経験を積んだ人間にナーヴコネクターと呼ばれる小型機器を延髄に内蔵する手術を施すことで完成する。これによって被験者は反射神経を強化されATなどの機器の操作能力が向上するほか、脳神経への遠隔操作を受けることになり、組織に忠実な兵士となる。いったんこの手術を施されると、被験者の生命を維持したまま復元は不可能。
 秘密結社によって百年戦争中から開発が進められ、ハミルトン小隊が実験台とされ、隊員たちは本人たちも知らぬうちに改造手術を施された。しかし、この頃はまだシステムが不安定だったため、ハミルトン小隊隊長ティア・ハミルトンが作戦行動中に暴走しする事件を起こしてしまった。秘密結社はハミルトン小隊で生き残ったティア・ハミルトンを回収し、以後は彼女を実験体にして惑星ファニーの開発施設でフェイシャルソルジャーの開発を進捗させた。開発責任者となったキッデル・トガルは完成の域に達したティア・ハミルトンを惑星ザ・ゴザで実戦テストを実施し、更にギャップを初めとするローブ・チームのメンバー数人を拉致してファニーでナーブコネクター内蔵手術を施した。しかし、秘密結社を追ってきたアズライトにフェイシャルソルジャーを撃退され、バララント軍艦隊に惑星ファニーごと開発施設を破壊され、フェイシャルソルジャー計画は停止する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

フェン・マチューシィ
[ふぇん-まちゅーしぃ]
 バララント出身の男性。元はバララント軍ATパイロットだったが、終戦後メルキアに渡った。百年戦争停戦時、30歳。ウドの街でローブと出会いローブ・チームの一員としてバトリング選手となる。愛機はファッティー。普段からバララントの民族衣装を着込み、陽気な性格で、楽器も演奏が得意。ローブ・チームが惑星メルキアのウドから惑星ベヌマボア市へと移転したときも同行し、ベヌマから惑星ザ・ゴザへと入植したときも遅れてチームと合流した。
 ザ・ゴザ脱出の際には秘密結社に囚われ、惑星ファニーの施設でナーヴコネクターを埋め込まれる手術を施されてしまう。フェイシャルソルジャーとして仕立てられ秘密結社に操られてしまうが、アズライトに救出されローブ・チームと共にファニーを脱出する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

フォックス
[ふぉっくす]
 ギャルビン・フォックス。元ギルガメス軍プランバンドール大隊所属のATパイロット、階級は中尉。ミヨイテ星におけるシュエップス小隊の敵前逃亡及び軍事物資強奪の容疑に関して偽証、プランバンドール・スキャンダルに関与した。
 終戦後軍を除隊した後は。メルキアに帰還。タビングの街にてバトリングのスター選手“銀狐”として活躍。改造型スコープドッグ・フォックススペシャルを駆り試合に出場、対戦ATの搭乗者を自機のマニピュレータで引きずり出して握り潰すというパフォーマンスで人気を博していた。彼を復讐のターゲットとして狙うメロウリンクと、AT対機甲猟兵という異種格闘マッチを行い、抹殺される。
《出典:OVA「メロウリンク」第2話など》

フォログラム・フォトマップ
[ふぉろぐらむと-ふぉとまっぷ]
 衛星写真などに用いられる特殊な衛星写真。各種フィルターを重ねることにより、様々な環境データが読み取れるようになる。
 ペールゼンへの復讐を企むバイマンが軍の情報局に手を回し、ペールゼンが潜伏するデライダ高地一帯を撮影したフォログラム・フォトマップを入手。彼らと同行したキリコはこのマップから基地施設内部に植物があることを突き止める。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》

不可侵宙域
[ふかしん-ちゅういき]
 ギルガメスバララントの両陣営の立ち入りが禁止された宙域。5632年に制定された星雲法によって定められた。ジアゴノ星のような宗教的聖地が恒久的に指定される他、戦争で決着が着かぬまま終戦を迎えた惑星や宙域などが情勢に合わせて指定された。サンサ星周辺などもこれに含まれる。
《出典:TV「ボトムズ」第31話など》

武装トレーラー
[ぶそう-とれーらー]
 主にバララント軍で使用され、百年戦争初期から中期まで活躍したトレーラータイプの陸上兵器。コンテナキャリア部に榴弾砲やミサイルランチャー、クレーンなどが装備されている。百年戦争後期に至りATが登場した以降の最前線に対応出来ず後方援助に廻ることが多かったが、陸上戦力でギルガメスに劣るバララントにとって貴重な戦力として終戦まで活躍する。戦後は前線に放棄された武装トレーラーが民間の武装組織などで使用された。B・AATT−28−Gスネークガンナー参照。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

物質転送装置
[ぶっしつ-てんそう-そうち]
 物質を一瞬で遠方へ転移させるシステム。古代クエント文明において開発されたがクエント文明衰亡と共にその技術は失われ、現代アストラギウス銀河では実現していない技術である。かつてクエント星では惑星上の移動だけでなく恒星間の輸送にも利用された。ゴモルの塔の他、幾つかはクエント星の各地にクエント崩壊直前まで残され、ワイズマンの意志で時折作動されていた。
 かつてクエント星を調査しようとギルガメスバララントの調査船団が接近したことがあったが、その時もこのシステムが作動して船団そのものを消去した。
《出典:TV「ボトムズ」第44話など》

ブッチーノ
[ぶっちーの]
 マナウラギルガメス軍に配備された地上戦艦第4次銀河大戦においても現役を続行する数少ない地上戦艦である。多数の砲塔を装備しているが、作戦においては後方の移動司令部として運用される事が多い。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第3話など》

フットー
[ふっとー]
 シムカス・フットー。秘密結社の幹部で、元ギルガメス軍大佐。リド事件に参加した。
 クメン内乱後、プロトワンキリコと共に戦艦Xに捕捉されてサンサ星に移送されると、テルタイン艦長として彼らを追跡し、同じくプロトワンらを追跡していたバララント艦隊とも交戦した。だが、プロトワンの奪回を果たせなかったばかりかイプシロンを失ってしまう。この責任を取ったためか、以後登場しなくなる。
《出典:TV「ボトムズ」第31話など」》

プラセイオス戦役
[ぷらせいおす-せんえき]
 百年戦争初期にバララントPMHMの攻撃で壊滅したプラセイオス星を巡って行われた戦闘。自然環境が完全に破壊されて非可住惑星となったプラセイオス星はその後忘れ去られ放置されていたが、ギルガメス軍によって再び着目されることになる。
 百年戦争後期、ギルガメス軍はこの忘れられた不毛の惑星に秘密の作戦司令部を設置する。しかし7211年3月、秘密作戦司令部の存在もバララントの工作員に発見され、攻撃に晒されることとなった。司令部を攻撃され、ギルガメス軍の指揮系統は大混乱に陥るが、メルキアの最高司令部はこの混乱を逆に利用する作戦を立案。プラセイオス星にバララント軍の大部隊をおびき寄せ、惑星もろとも敵を殲滅するという一大ブービートラップ作戦を決行したのだ。情報の混乱を利用して司令部の機能を別の惑星に移動し、同時に星系外周にミサイル攻撃の為の艦隊を配備するなど、2カ月以上に渡る大規模な偽装作戦が展開された。そして7211年5月7日、最大規模のバララントの部隊が集中したところでプラセイオス星系外周部に結集していたギルガメス軍艦隊が一斉にミサイル攻撃を敢行。プラセイオス星とその周辺のあらゆるものを消滅させたのである。
 作戦自体は大成功し、バララント艦隊の99パーセントを破壊することに成功するが、情報の混乱により味方のミサイル攻撃を事前に知らされなかった一部のギルガメス部隊も爆発に巻き込まれて消滅された。また、この隠密作戦の真相は終戦後も暫くは秘匿され、作戦中の錯綜した情報が流布され続けた。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

ブラッククラブ
[ぶらっく-くらぶ]
 惑星ザ・ゴザにて闇バトルに参戦する謎のATの呼び名。漆黒の機体と左腕の巨大なクローからそう呼ばれるようになった。その正体はバララント軍パーフェクト・ソルジャーであるニーヴァと、その乗機であるエクルビスである。ザ・ゴザの住人たちは圧倒的戦闘力を発揮する所属も型式も不明であるエクルビスをブラッククラブと呼んで恐れた。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ブラッジ
[ぶらっじ]
 マグダレナ出身。元マグダレナ王立軍ATパイロット。第2次マグダレナ攻防戦ではバードの同僚として戦った。第3次マグダレナ攻防戦ではモーニックの牙に所属していたが、終戦間近で軍を離れ結果として仲間を見殺しにする行為を働いてしまった。このことから他の仲間からは卑怯者として批難され、自身も自責の念に駆られている。マグダレナ降伏当時の階級は曹長で、年齢は34歳。マグダレナ降伏後はマグダレナ解放戦線に参加した。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ブラッドサッカー
[ぶらっどさっかー]
 X・ATH−P−RSCを参照。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー》

ブランジェルマン一世
[ぶらんじぇるまん-いっせい]
 クメン王国建国の英雄。反政府組織神聖クメン王国はこの人物が提唱した理念に基づいて創設・運営された。
《出典:TV「ボトムズ」第16話など》

プランバンドール・スキャンダル
[ぷらんばんどーる-すきゃんだる]
 7213年6月、ミヨイテ星のエルブイユの最前線より撤退を図るプランバンドール大隊で起こった軍事物資強奪事件。容疑は撤退の陽動作戦を遂行していたシュエップス小隊に課せられた。だが、その真相はバッテンタイン中将の推進するPS計画に必要なヂヂリウム確保のための非合法な秘密工作であり、計画の立案と指示は中将の片腕であるヘルメシオン准将により行われた。
 公式には陽動作戦中に敵前逃亡を果たしたシュエップス小隊による犯行と断定されたが、事件後も奪われたヂヂリウムは発見されず軍内部からも不審の声が上げられた。戦後、事態を憂慮したバッテンタイン中将の特命を受けた情報部キーク・キャラダイン中尉による捜査が行われたが、これは事件に関与した全ての関係者抹殺を図るバッテンタインの策謀であり、停戦中にメロウリンク・アリティ伍長を除くヘルメシオン准将以下の関係者は全て死亡することになる。結局、真相が明らかにされないまま第4次銀河大戦が勃発。真相究明が未解決のまま収束する。
 事件の関係者としては、上記の人間のほかにドックマンフォックススヌークゴルフィバンスガナードボイルヌメリコフなどがいる。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

プランバンドール大隊
[ぷらんばんどーる-だいたい]
 ギルガメス戦略宇宙軍第18メルキア方面軍所属の機甲大隊。ヘルメシオン准将直属の部隊であった。ミヨイテ星における作戦においてバララント軍より大量のヂヂリウムを奪取し、同大隊は物資を戦線後方に移送すべく撤退作戦を実行。追撃してくるバララント機械化師団の行く手を阻むための、囮としてシュエップス小隊がその任に就いた。撤退は成功するものの、肝心のヂヂリウムは消失し、容疑は全滅したシュエップス小隊に課せられた。この事件はプランバンドール・スキャンダルと呼ばれる。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

フラワーロード
[ふらわー-ろーど]
 ドッパー市沖合のドッパー刑務所と本土を結ぶ道。普段は海中に水没しているが、月に一度の潮が引いたときに海中より浮上する。囚人の出獄はフラワーロードを通るようにと定められている。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》

ブリエル
[ぶりえる]
 シュエップス小隊所属の少年兵、階級は上級兵。ミヨイテ星にて戦死。享年23歳。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

フレイムスロウワー
[ふれいむすろうわー]
 AT用火炎放射器。機種を問わず装備可能で、ジャングル戦や掃討戦などにおいて使用された。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

ブルーAT
[ぶるー-えーてぃー]
 ビーラーゲリラ所属のATの中で唯一ATのペイントを青く塗装していたイプシロンAT。その驚異的な戦闘能力を発揮する青いATをアッセンブルEX−10の兵員たちはブルーATと呼んで恐れた。ATH−14−WPCスナッピングタートルを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ブルーティッシュドッグ
[ぶるーてぃっしゅどっぐ]
 ATM−09−GCを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第8話など》

触れ得ざる者
[ふれえざる-もの]
 ソノバ議定書の中で定められたキリコの呼称。ソノバ委員会によって作成された同議定書の中で、マーティアルはキリコの存在をコールドスリープ・カプセルで宇宙を漂流する限り不可触の存在とするようマーティアルの方針を規定している。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

フルレル
[ふるれる]
 フルレル・C・ヘルメシオン。ルルシーを参照。
《出典:OVA「メロウリンク」第9話など》

プレーンバトル
[ぷれーん-ばとる]
 バトリングの試合形式の一つで、レギュラーマッチ或いはブロウバトルなどとも言う。銃火器を使用せず、アームパンチを含むAT本体の基本機能のみで戦う。相手のATを行動不能にした方が勝者である。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

フローターベルト
[ふろーたー-べると]
 ワイズマン・ステーションの周辺を浮遊する無数の人工の巨大円柱体。複雑な軌道を描いて周遊しているので、ワイズマンの航行プログラムによらずこのフローターベルト宙域を通過するのは不可能。この円柱体が船体に接触すれば外壁破損、或いは艦の沈没にも繋がる。
 クエント事変の際、キリコはワイズマン・ステーションからクエント星に向かう途中、このフローターベルトを利用してギルガメスバララントの連合艦隊の追撃を振り切った。
《出典:TV「ボトムズ」第49話など》

プロトワン
[ぷろとわん]
 フィアナ秘密結社におけるコードネーム。
《出典:TV「ボトムズ」第6話など》

ヘヴィ・マシンガン
[へびぃ-ましんがん]
 GAT−22。スコープドッグの標準的火器。標準的なロングバレルタイプの他に、ジャングルなど障害物の多い場所で使用するのに適したショートバレルタイプなど、いくつかのバリエーションがある。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ヘヴィ・レーザー
[へびぃ-れーざー]
 ウド市治安警察に捕らえられたキリコを救出するため使用した手持ちレーザー。使用に際しては大きな電力を要するため、大型のバッテリーなどが必要であった。電力はケーブルで供給される。
《出典:TV「ボトムズ」第5話など》

ペールゼン
[ぺーるぜん]
 ヨラン・ペールゼン。元ギルガメス軍メルキア軍戦略機甲兵団の将校、階級は大佐。MDSF設立当初からのメンバーで、主にゲリラ戦のエキスパート養成に力を入れていた。若き日に奇跡的な生命力を発揮する嬰児及び少年と遭遇した経験を持つ。その体験は「不死身の兵士による最強の軍隊」という理想に発展、それは後にレッドショルダーの創設の契機となる。
 メルキア軍の開発したATによりギルガメス軍が戦局を挽回、MDSFが成功するなど、軍のATへの傾倒が強まる中、ペールゼンによる「人間を超えた完全なる戦闘部隊」の設立案はエリートAT部隊を求めるメルキア軍上層部の支持を取り付ける。7207年2月13日をもって強化特殊部隊レッドショルダー設立。彼自身がレッドショルダーの最高責任者となった。
 ペールゼンの理念のもとに創設・運用されたレッドショルダーは百年戦争末期において特筆すべき戦果を挙げる。特に百年戦争の終結を決定付けたサンサ戦役での功績により彼を国家特別功労賞に推す声すらあったが、その一方で過剰な秘密主義や残虐な作戦行動は常に軍の内外から問題視されていた。そして百年戦争終が結後すると戦時中の犯罪行為が表面化、ついには国際問題にまで発展してしまう。7213年の停戦協定には政治的配慮も絡んでレッドショルダーの解散が盛り込まれ、同部隊の解散と同時にペールゼン自身も軍を辞し消息を絶つこととなる。除隊後、ペールゼンはレッドショルダーの生還者を私兵として自分の下へ呼び寄せた。
 なお、ペールゼンが若き日に目撃した不死身の嬰児(もしくは少年)と思われるキリコ・キュービィもペールゼン自身の計らいによりレッドショルダーに配属されるが、結局これはトラブルの原因にしかならなかったようである。キリコはレッドショルダー部隊の本拠地である惑星オドンの訓練基地内で、基地司令官のリーマンと衝突し、これは暴動事件にまで発展している。この件ではレッドショルダー基地施設に甚大な被害を被る事となった。
 ペールゼンは早くからPSの可能性に着目し、軍在籍中から秘密結社と結託してPS計画に関与していたらしい。終戦後は秘密結社と行動を共にし、デライダ高地に潜伏しながら、PSの開発に協力。そこへ彼に復讐を誓うキリコやグレゴルーら元レッドショルダー隊員の襲撃を受け、バイマンのATの銃撃により死亡する。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》

ベッカー
[べっかー]
 ドッパー刑務所に服役していた囚人。仲間らと共に刑務所地下にトンネルを掘り、慰問団による慰問会が行われていた隙に、ちょうど海中より浮上していたフラワーロードから脱走を試みた。だが、看守らに察知され、ライアットドッグで出動したバンスに狙撃、射殺される。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》

ベヌマ
[べぬま]
 ギルガメスに属する可住惑星。ローブタネンはこの惑星の出身。プレーンバトルに特化したバトリング興業で名を知られる街ボア市がある。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ベヌマ杯
[べぬま-はい]
 惑星ベヌマボア市で開催されるレギュラーマッチ形式のバトリングトーナメント大会。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ベラボス星
[べらぼす-せい]
 ギルガメス連合にの圏内に属する不毛の惑星。退役艦として廃棄処分される予定だったテルタインがここに係留されていたという。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ベルゼルガ
[べるぜるが]
 クエント製のATであるATH−Qシリーズにつけられた呼称。このシリーズの機体はすべてゴモルで製造。製造過程の多くが熟練工によるハンドメイドであり、希少価値の高いクエント製金属探知機が装備されているため極めて高価なATである。また、槍と縦を組み合わせたパイルバンカーや頭部の飾りなど、中世の騎士を模倣したような独特のシルエットも大きな特徴。その性能もかなり高い。
 基本的にクエント星の各集落で保有している他、傭兵センターの武器庫に保管されている。各地の戦場にATパイロットとして派遣されるクエント人に貸与される以外に供給ルートがないため、実質的にクエント人の専用機となっている。ATH−Q58ATH−Q64などを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第15話など》

ベルゼルガ・イミテイト
[べるぜるが-いみていと]
 ATM−09−HCを参照。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

ベルゼルガDT
[べるぜるが-でぃーてぃー]
 ATH−Q58を参照。
《出典:TV「ボトムズ」第51話など》

ヘルダイバー
[へるだいばー]
 メルキアの母星防衛軍の防衛情報局直属のAT部隊。メルキア国内での内乱や暴動への武装介入などに投入された精鋭部隊。レッドショルダーの影響も受けていたと言われ、非常に錬度が高い。パラシュートザックを装着したスコープドッグを装備し、航空機で目標地点に降下。一気に周囲を制圧する。ロッチナ大尉に率いられ、ウド市での暴動鎮圧やクメン王国の内乱制圧作戦などに出動した。
《出典:TV「ボトムズ」第12,13,27話など》

ヘルメシオン
[へるめしおん]
 オスカー・フォン・ヘルメシオン。メルキア軍の准将であり、名門貴族ヘルメシオン侯爵の弟でもある人物。腹心のヌメリコフを使って兄を謀殺し、家督を乗っ取った。PS計画を推進するバッテンタイン中将と共謀し、計画に必要なヂヂリウムを確保するためプランバンドール・スキャンダルを画策した。だが事件後、その真相を闇に葬ろうとしようとしたバッテンタインの特命を受けたキークにより、コーザ・シティで射殺される。
《出典:OVA「メロウリンク」第7話など》

ヘルメシオン侯爵
[へるめしおん-こうしゃく]
 メルキアの名門貴族ヘルメシオン家の当主だった人物。ルルシーの父であり、ヘルメシオン城の城主でもあった。家督乗っ取りをもくろむ弟のオスカー・フォン・ヘルメシオンに謀殺されてしまう。
《出典:OVA「メロウリンク」第9話など》

ヘルメシオン城
[へるめしおん-じょう]
 メルキアの貴族、ヘルメシオン侯爵の居城であり、ルルシーの生まれた城。美しい庭園に囲まれ、その内部は豪奢な装飾や調度品で溢れている。家督乗っ取りをもくろむオスカー・フォン・ヘルメシオン准将の陰謀によってその所有権は乗っ取られた。
 メロウリンクボイル少佐の決戦の場に使用され、激戦の被害を被り倒壊する。
《出典:OVA「メロウリンク」第9話など》

ペンタトルーパー
[ぺんたとるーぱー]
 GAT−49minを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

ボア
[ぼあ]
 惑星ベヌマにある都市。バトリング興業を呼び物とした観光で栄える街である。街の北半分が観光地として整備されたリゾートブロックと呼ばれ、南側は観光化されていない居住区レジデントブロックと呼ばれる。街の住人は自らが住むレジデントブロックを「収容区」と自嘲して呼ぶ。
 この街の呼び物であるバトリングは火器を使わないプレーンバトルに特化しており、これを地元のバトリング協会が大々的に興業化したのがベヌマ杯である。トーナメント形式のチャンピオンシップで数々のバトリングが行われ、優勝者には多額の賞金と栄誉が与えられる。
 アズライトを含むローブ・チームは、ウドを脱出した後この街に移住。7214年2月から5月にかけてこの街でバトリングに参加。この年の3月に行われたベヌマ杯でアズライトが優秀な成績を収めた。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ボイル
[ぼいる]
 ガルボネール・J・ボイル。メルキアの軍人で、第18メルキア方面軍所属。階級は少佐。優秀な職業軍人で、義を重んじる武人であった。
 大戦末期、直接の上官であるヘルメシオン准将の命令により、ミヨイテ星におけるシュエップス小隊の敵前逃亡及び軍事物資強奪の容疑に関して偽証。プランバンドール・スキャンダルに関与するが、その最終目的であるPS計画には批判的であった。
 終戦後はメルキアに帰還した後は、第2師団特殊機甲部隊の隊長を務めていた。搭乗機はバウンティドッグ。上官であるヘルメシオンの命令で仲間の復讐に執念を燃やすメロウリンクの行く手を阻むべく、ケマラ市に急行。ルルシーの身柄を確保し、メロウリンクを爆発するケマラ市に振り落とす。だが、九死に一生を得てヘルメシオン抹殺のためにやってきたメロウリンクとヘルメシオン城で2度目の対決に挑み、敗れる。2度目の対決において瀕死の状態に陥りながら、メロウリンクの復讐に協力。彼を最終ターゲットであるヘルメシオン准将のいるコーザ・シティに導くが、メロウリンクを庇いキークによって射殺される。
《出典:OVA「メロウリンク」第8話など》

ボーソン
[ぼーそん]
 ジェル・ボーソン。バララント軍保安情報部大尉。休戦中、バララント側PS第1号であるニーヴァと新型ATエクルビスの性能テストをするため、特別実験チームを率いてメルキアア・コバ市に潜入した。この潜入工作には、実験のほかに腕のいいAT乗りのスカウトも兼ねていたらしい。
 バララント軍将校ロッチナの命令を受け、ア・コバに潜入したメルキア軍技術将校トムスフィアナの誘拐し、キリコをバトリングに誘い込んで彼の抹殺を画策などするが、暴走したニーヴァに殺害される。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

ボーデンビル
[ぼーでんびる]
 ムソリク・ボーデンビル。バララントの最高執政官、階級は元帥。就任時期は不明。7229年7月、アンティテーツにて開催が準備された第4次銀河大戦の和平交渉を担当した。しかし、この和平交渉はアンティテーツ事件の発生によって決裂している。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

ボ・ガ・ベルチ
[ぼ-が-べるち]
 クメン王国の首都ザイデン市のホテル。5階建て、漆喰と砂岩で出来た古ぼけた建物。クメンから逃れたメロウリンクルルシーの指示で落ち合う予定だった場所。結局メロウリンクはルルシーを待たずしてチェックアウトしてしまう。
《出典:小説「メロウリンク」など》

ポコラの羽
[ぽこら-の-はね]
 ポコラはミバーシ星に住む稀少鳥類で、美しい真紅の羽を持っている。そのため絶滅寸前にも関わらず捕獲が絶えない。ファンタムクラブ焼失後、ココナはこの羽がついているドレスをゴウトにねだって気を紛らわせた。
《出典:TV「ボトムズ」第22話など》

補助脳
[ほじょ-のう]
 ネクスタントに備えられた人工脳。戦闘時などに作動し、超高速の身体動作の制御と状況判断を行う。補助脳が作動中はネクスタント本来の意識は停止し、全ての動作は補助脳の支配下に置かれる。本人の意志、或いは強い衝撃が加えられると自動的に作動するほか、遠隔操作で強制作動させることも可能。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

ボズー教主国
[ぼずー-きょうしゅこく]
 惑星メルキアの連邦政府に帰属する小国。クメン王国に隣接し、国境はザイデン市から約180キロ離れた位置にある。ドッパー刑務所のあるドッパー市がある。
《出典:小説「メロウリンク」など》

ポタリア
[ぽたりあ]
 ポル・ポタリア。かつてはクメン王室の親衛隊隊に所属し、彼と同じくクメン近代化の理想に燃えるカンジェルマン王子とも厚い親交に結ばれていた。だが、突如として政府の近代化政策に反対し神聖クメン王国を興したカンジェルマンと訣別。親衛隊の要職を捨て、クメン政府軍の傭兵部隊に志願し、クメン内乱の政府軍側最前線を担う傭兵基地アッセンブルEX−10に配属されることとなった。
 アッセンブルEX−10ではカン・ユーのAT隊の所属し、同基地一の精鋭部隊で活躍する。部隊ではキリコキデーラとも行動を共にした。クメン内乱終盤ではカンジェルマン宮殿深部に突入、かつての主君カンジェルマンにバランシングでの決闘を挑んだ。そして決闘に勝利したポタリアは、死に際のカンジェルマンからその真意を知らされる。
《出典:TV「ボトムズ」第15話など》

ボトムズ乗り
[ぼとむず-のり]
 ATパイロットの俗称。戦場における最下層の存在であるとして“最低の野郎”という意味も込められている。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

ボモー
[ぼもー]
 ウド市バトリング選手。ゴウトに連れられバトリング会場に現れたキリコが、新参者でありながら不遜な態度をとることに腹を立てる。生意気な新入りであるキリコとの衝突を、レギュラーマッチ形式のバトリングで決着をつけようとする。しかし、キリコの抹殺を企てるコニンの命令で、主催者に無断で出場をコニンと交代する。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

ポリマーリンゲル液
[ぽりまーりんげる-えき]
 PR液と略される特殊な液体。ATを駆動するマッスル・シリンダーは、内部の化学繊維にポリマーリンゲル液が触れ、化学反応を起こすことで強大なエネルギーを発生し、ATの駆動を担っている。いわばポリマーリンゲル液はATの血液なのである。
 ポリマーリンゲル液は使用される程に劣化するので、AT内をバリアブル・コンプレッサーで圧送循環させ、フィルターなどで濾過して長時間使用に耐えるようにしている。しかし、それでも一定時間以上使用すると完全に劣化し、ポリマーリンゲル液に触れても化学反応を起こさなくなるので定期的な交換が必要。なお、ポリマーリンゲル液は発火性が強く、特に純度の高い液は空気に触れただけでも発火炎上することのある不安定な性質のため、取り扱いには注意を要する。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

ボルト・クライス
[ぼると-くらいす]
 ボア市バトリングをしていたATパイロットの男性。黒い耐圧服と着込み、金髪をオールバックに撫でつけた容姿で、常にニヒルな表情を浮かべている。かつてはレッドショルダーに所属していたと噂される経歴や言動には謎が多く、人を寄せつけない雰囲気を漂わせていた。卓越したATの操縦技術を持ち、ブラッドサッカーを愛機としている。
 ボア市で出会ったアズライトを挑発して度々対戦を迫った。ローブ・チームが惑星ザ・ゴザに入植すると同時期にボルトもザ・ゴザへ移転。ローブとはやや性格が合わなかったが、それでもいつしかローブ・チームの一員として戦うようになる。だが、惑星ザ・ゴザがバララント軍の攻撃を受けた崩壊した際に行方不明となった。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ボルフ
[ぼるふ]
 タビング市のマッチメーカー。借金の返済が出来ず、取り立て人から暴行を受けいてたところを行き掛かり上メロウリンクに助けられた。メロウリンクの腕前を見込んでバトリングへの参加を誘う。メロウリンクは復讐のターゲットであるフォックスを対戦相手に指定し、「ATvs機甲猟兵」の異種格闘という対戦カードを組むよう要請。メロウリンクはこの対戦に勝利するが、この試合で有り金の全てをフォックスに賭けたボルフは散財してしまう。
 ゴウトと顔見知りで、クメン王国に渡ろうとしていたメロウリンクを当時クメンで活動していたゴウトに紹介した。この伝でメロウリンクはアッセンブルEX−10に配属されることになる。この時、ルルシーも同時にクメンに渡り、ゴウトの経営するファンタムクラブでカードディーラーとして雇われることになる。
《出典:OVA「メロウリンク」第2話など》

ホロ
[ほろ]
 暴走族ブーン・ファミリーの一員。ヂヂリウム採掘労働者の一人として捕らえられていたキリコが発掘現場より脱走、ホロはその後をダングで追跡した。しかし、キリコはリド事件の容疑者及び捜査上の囮としてメルキア軍の監視・保護下にあった為、キリコの安全確保を図るメルキア軍はレスキューバリューCを発動。ホロはメルキアの工作員の狙撃を受け、射殺される。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

ボロー
[ぼろー]
 セルジュ・ボロー。秘密結社の幹部。元ギルガメス軍の少佐でもある。
 かつてはマーティアルの一員であったが、秘密結社の一員としてPS開発に携わったためマーティアルから破門とされた。
 リド事件の際には直接テルタインに乗船してPS強奪作戦に参加。終戦後はウド市及びクメンにおいて、アロングランと共にPSの開発及び教育を担当し、特に心理面での研究に力を注ぐ。「PSには純粋な憎悪が必要」という説を唱えた。クメン内乱終盤において脱出に失敗し、死亡。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など」》

ホワイトバイザー
[ほわいとばいざー]
 惑星ザ・ゴザで無敵の強さを発揮して多数のATを血祭りにあげた謎のAT。青く塗られた機体のバイザー部分だけが白く塗装されているため「ホワイトバイザー」と呼ばれた。その正体はフェイシャルソルジャーに改造されたティア・ハミルトンである。彼女をフェイシャルソルジャーに改造した秘密結社は、ザ・ゴザの闇バトルを利用して実戦テストを実施していた。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》


【ま】 TOPヘ


マーシィドッグ
[まーしぃどっぐ]
 ギルガメス軍M級ATATM−09−WRを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

マーティアル
[まーてぃある]
 アストラギウス歴1000年頃にジアゴノにて誕生した宗教的結社。その成立はアストラギウス歴元年にジアゴノで神の啓示が記されたヤーダル碑が発見されたことに端を発する。そこに記された碑文の内容を信奉し布教する教団組織として誕生したのがマーティアルである。彼らの教義は「闘争は調和と発展の原理であり、人類を神の領域へと至らしめる道である」というものであり、これはジアゴノ人の文明形成に決定的な影響を与えた。
 アストラギウス歴5000年代以降、アストラギウス銀河に点在する幾つかの惑星の人類が恒星間航行を可能とするMHドライブの開発に成功する。MH航法の技術を手にした各人類は未知なる近隣の可住惑星を次々と開拓していった。やがて人類が進出した先々の惑星で異なる文明の惑星が接触し、対立と紛争が頻発。勝者が敗者を支配する形で人類生存圏が拡大すると、銀河には幾つかの恒星間国家が形成されていく。ジアゴノ人がこれら列強の一勢力として勢力範囲を拡大していく過程で、彼らが信奉するマーティアルの教義は人類共通の価値観として広く普及していったのである。そして、ギルガメスバララントの二大陣営が確立された5632年、マーティアルへの保護が明記された星雲法が制定され、マーティアルの人類社会における権威は磐石なものとなる。マーティアル拡大の歴史は人類の歴史そのものと言っても良い。
 マーティアルは組織を銀河全域を幾つかのセクター(教区)に分割し、各セクターにはマーティアル中枢機関であるアレギウムから任命された指導者が地方組織を管轄する形式で運営している。アレギウムの地には根本聖堂が建てられており、そこには長老会議と呼ばれる高位僧官集団と、全銀河で最高の権威を保持しマーティアル全体を統べる法王が居住している。
 マーティアルの教義は時代を経るごとに整理・洗練されていった。その性格は明らかに個人救済より集団救済の要素が強く、社会や国家の発展及び改革が重視されている。特に国家間の対立において武力を行使した問題解決が積極的に奨励されていることが特徴。マーティアルは中立の立場から各国の武勲を称賛することで社会を紛争へと駆り立てた。そのためマーティアルによって僧官として重用されるのは軍人である。特に高位僧官は軍務において武勲をたてた退役軍人で占められている。第3次銀河大戦末期の7206年、法王の座に即位したテオ8世は41年に渡って君臨。ミサイル群の襲来を受けたジアゴノの危機を勅令発布で救うなど数々の功績を残した。続いて法王の座は7247年モンテウェルズに継承される。
 恭順する国家間の紛争ではアレギウムは中立の立場をとるが、アレギウムの教えを広めるためには一方の勢力を支援する事もある。マグダレナ攻防戦では土着の民族宗教を奉ずるマグダレナの民衆を教化するために謀略を巡らせ、ラ・ヴァーン教の法王モーニックをマーティアルに改宗させたといわれる。
 公にはされていないが、歴史的にマーティアルの影響や勢力が拡大した背景にはクエント文明から発祥した謎の意志ワイズマンによる影からの操作も影響したという。神を自認し、全銀河を支配し闘争による進歩と調和を実現しようとしたワイズマンによってマーティアルは絶好の道具として利用されたというのである。そのワイズマンも7214年に起こったクエント事変によって消滅。既にアストラギウス銀河共有の価値観として確固とした体制を確立していたマーティアルが大きな動揺することはなかったが、マーティアルの地方教会でありながらワイズマンの直接の影響下にあった秘密結社が異端として追放・弾圧されるなどの事件も起きている。また、第4次銀河大戦中の7247年にはアレギウム騒乱事件が発生。モンテウェルズの法王即位と同日に発生したこの事件において触れ得ざる者を排除できず、教会の権威は著しく損なわれることとなる。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

マオリ
[まおり]
 モンテウェルズの腹心。マーティアルの僧官。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

マックスウェル
[まっくすうぇる]
 マグダレナ出身。百年戦争中はマグダレナ王立軍に所属、北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第1小隊隊長として活躍、ハザウェイ中隊長から篤い信頼を得ていた。
 マグダレナ降伏後は一時軍を離れていたが、間もなく昔の仲間の誘いも受けてマグダレナ解放戦線に参加。マグダレナ解放戦線の精鋭部隊、マックスウェル小隊を率いてマグダレナ独立闘争の先頭に立つ。
 アーマード・トルーパーパイロットとしての優れた素質を持つが、感情に流されやすい未熟な面があったが、独立闘争の中で成長していった。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

マグダレナ
[まぐだれな]
 第1次銀河大戦の頃からギルガメス連合の一員として対バララント戦に参戦していた歴史ある惑星及び統一国家の名称。ギルガメス加盟国としては珍しい君主制を敷いている。ヂヂリウムを初めとする豊富な地下資源を埋蔵。また勇猛果敢で知られるマグダレナ王立軍を保有する事でも知られている。
 この社会の特徴は住民に深く浸透しているマグダレナ独自の宗教ラ・ヴァーン教の伝統である。このラ・ヴァーン教の法王は宗教における最高指導者であると同時に、政治に置ける国家元首の地位にあり、またマグダレナ王立軍の最高指揮権も保持している。つまり政治・軍事・宗教の最高権力を保持する絶対的な存在と位置づけられているのである。
 長らくギルガメス連合の一員としてバララント軍と戦い続けてきたマグダレナであるが、第3次銀河大戦末期に行われた第3次マグダレナ戦役で敗北すると、7213年2月、時の法王モーニックはバララントへの降伏を宣言。マグダレナはバララント連合へ併合されるてしまう。事態の推移に納得出来ない王立軍の一部将兵は新たにマグダレナ解放戦線を組織し、バララント占領体制へのレジスタンス活動を開始。戦争停戦中の2年間に渡り占領軍と解放戦線の間で激しい独立闘争が展開するが、ついにマグダレナ解放戦線はガリアーノ要塞を攻略することでバララント占領軍を撃破。占領体制の打倒を決定的なものにする。
 7215年4月、マグダレナはバララントからの独立を惑星ジアゴノにおいて正式に承認される。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

マグダレナ王立軍
[まぐだれな-おうりつぐん]
 マグダレナが保持する軍隊。第1次銀河大戦当時に創設され、数々の戦果を挙げた精強な軍事組織。創設当初はマグダレナ貴族階級のみが入隊を許されていたが、その後身分に関係なく入隊できるようになった。兵士の多くがラ・ヴァーン教を信仰し、高い士気を保持。ギルガメス連合内でその勇名を轟かせる。
 だが、7213年にバララント軍の進攻を受けてマグダレナが降伏すると、マグダレナ王立軍も解体の憂き目に合う。これに納得できない兵士や士官がマグダレナ解放戦線を組織し、バララント軍へのレジスタンス活動を展開、マグダレナ独立の原動力となる。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

マグダレナ解放戦線
[まぐだれな-かいほう-せんせん]
 マグダレナバララント軍に降伏した7215年、解体されたマグダレナ王立軍の元兵士たちが編制したレジスタンス組織。
 7213年のマグダレナの降伏は、まだ充分な余力を残していた王立軍兵士たちにとって到底納得できるものではなかった。救国の悲願に駆られた王立軍兵士たちは、祖国の解放と独立を目指してマグダレナ解放戦線を組織しマグダレナ各地でゲリラ戦を展開していく。
 中南部の司令官ハザウェイを中心に目ざましい活躍を見せたマグダレナ解放戦線は、バララントの管理下にあったヂヂリウム鉱山やラタマキュー要塞の攻略によって徐々に民衆からの支持も拡大し、兵力は徐々に整えられていった。そしてついにガリアーノ要塞の攻略作戦に着手する。そこに囚われているマグダレナの象徴・ラ・ヴァーン教の法王モーニック救出してレジスタンス活動を惑星全土に波及させればマグダレナ解放戦線の勝利は確実だった。だが救出活動作戦の過程でマグダレナの早すぎた降伏は法王モーニックの意思によるものであり、法王の保身を意図するものであったと知る事となる。愕然とするマグダレナ解放軍首脳部はその情報を秘匿。祖国解放のためバララント占領軍撃破と共に、モーニックの打倒を決意する。熾烈な戦闘の末ガリアーノ要塞攻略に成功し、祖国の独立を勝ち取る。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

マグダレナ攻防戦
[まぐだれな-こうぼうせん]
 第3次銀河大戦後期、惑星マグダレナの獲得を狙うバララント軍と、それに抗したマグダレナの間で行われた一連の戦闘。マグダレナ戦役、マグダレナ攻略戦とも呼ばれ、バララントが仕掛けた総攻撃の回数は3度に渡った。
 惑星マグダレナは重要戦略物資ヂヂリウムを豊富に埋蔵しており、それを必要とするバララント連合としてはどうしても獲得したい惑星であった。マグダレナ王立軍はバララント軍による2度の進攻を食い止めるが、アストラギウス歴7210年から始まったヴァルデス宙域での一年半に渡る戦闘にマグダレナ王立軍は致命的な敗北を喫してしまう。この結果を受けてバララント軍は7212年8月、第3次マグダレナ攻略作戦を開始。ヴァルデスでの戦いで大損害を被ったマグダレナ王立軍は後退を余儀なくされる。マグダレナはギルガメス連合に援軍を打診したが、同時期に進められていた第3次サンサ攻略作戦への準備を理由に派兵を拒否され、希望を絶たれてしまう。この派兵拒否に関してはギルガメス連合内での足並みの乱れが指摘されている。連合加盟各国にとって、マグダレナがヂヂリウム輸出を原動力に発言権を強めていることへの反発や、同国がマーティアルとの関係を強化していることへの不信感もあったらしい。7213年2月、マグダレナの最高権力者法王モーニックは降伏を決断し、マグダレナのバララント連合への帰属が確定する。
 この時、マグダレナ王立軍にはバララント軍を撃退するほどの戦力はなかったが、抗戦を続ける余力は残っており王立軍兵士の中には祖国の降伏は早過ぎると不満を抱く者も少なくなかった。彼らはマグダレナ解放戦線を組織し、マグダレナ独立の闘争を展開することとなる。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

マジカルドール
[まじかるどーる]
 MT−04−L2 マジカルドールを参照。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

マシン・トルーパー
[ましん-とるーぱー]
 機械騎兵とも呼ばれる。MTと略される。開発が開始されたのは7188年4月、メルキア軍によって開発されたATの前身にあたる機動兵器(7183年4月から開発が開始されたというせいもあり)。
 開発当時、ギルガメスバララントの紛争は両陣営とも兵力が疲弊し、各地で膠着状態に陥っていた。そのため大量破壊兵器を使用せず、敵陣地の施設や資源をそのまま獲得することが作戦の大きな目的となり、前線からは機動力に優れた不整地走破能力に優れた新機軸の陸戦兵器の開発が求められた。その要求にいち早く答えたのが10年ほど前にギルガメスの主星の地位に就いたメルキアである。発案者はメルキア軍開発局のバウエル・グランツェフ大佐。同局のグリフォール技術将の承認が後押しとなり、開発が正式に開始された(裏ではグランツェフ大佐の資金工作が働いていたらしい)。
 7193年にMT−04−L2 マジカルドールバトレア州の内乱で実戦参加し、歩行式単座戦車の優秀性を実証した。この時の作戦において開発当初の不整地での踏破能力だけでなく、全高4メートルの人型機動兵器の登場は敵歩兵に心理的効果も及ぼしたことが確認されている。
 開発当時は2脚型だけでなく、4脚型(MT−04−L4 マジカルクラブ)も開発されていたが、技術の進歩と共に2脚型MTがATとして完成すると4脚型MTは姿を消した。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

マッカイ
[まっかい]
 レッドショルダーの士官、階級は少尉。オドン星レッドショルダー訓練基地にてリーマンの副官を務めていた。
《出典:小説「ザ・ファーストレッドショルダー」など》

マッケイ
[まっけい]
 マグダレナ出身の女性。北部マグダレナ軍第23機甲大隊中はマグダレナ王立軍に所属、北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第2小隊所属のATパイロット。マグダレナ降伏時の階級は伍長で年齢は26歳。マグダレナ降伏後はマグダレナ解放戦線に参加、その冷静沈着な判断力で祖国の独立に貢献する。ハザウェイとは不倫の関係にあった。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

マッスル・シリンダー
[まっする-しりんだー]
 MCとも略す。疑似生体工学によって開発された駆動装置で、各種の形状をしたケースの中に特殊な化学繊維が封じられ、ポリマーリンゲル液と反応して動力を発生する。AT可動部には人間の筋肉と同じようなレイアウトでマッスルシリンダーが配置され、ATを駆動している。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

マナウラ
[まなうら-せい]
 ギルガメスに属する惑星。座標は辺境に位置するが、交易の要衝として戦略的に重要であったため、度々戦果に見舞われる。
 衛星軌道上に工場群コンプラントがあり、キリコ・キュービィはそこで覚醒。
 マーティアルの第9セクターに属し、モンテウェルズが枢機卿の座に就いていた。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

マナグア戦
[まなぐあ-せん]
 レッドショルダー入隊以前のキリコが参加した作戦。マナグアとは地名と思われる。詳細は不明だが、キリコはこの戦いで骨盤骨折と大腿筋の損傷という重傷を負っている。この負傷は通常ならば全治に6ヵ月掛かる筈が、キリコは7日で完治するという驚異的回復力を見せた。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》

マニーシV型
[まにーし-ぶい-がた]
 小型の車体に無理矢理に砲塔を装備したようなギルガメス軍の軽戦車。火力や防御力が貧弱な上に乗員も少ないため、主力兵器としては非力で既に第一線を退いている。アレギウム周辺の警備部隊に配備されていた。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第5話など》

三日月湖
[みかづき-こ]
 熱帯の河川が蛇行した結果生まれる弧を描く湖の総称。似たような湖がクメン王国ムナメラ河上流には点在している。カン・ユー指揮するAT特殊部隊はこの三日月湖を渡って目的地であるカンジェルマン宮殿接近し、急襲作戦を実行しようとした。しかし、カン・ユーの部隊は湖上をボートで移動中にイプシロン率いるAT部隊に攻撃されてしまう。カン・ユー隊も応戦したが、部隊は散り散りになってしまった。
《出典:TV「ボトムズ」第22話など》

ミグ
[みぐ]
 ザ・ゴザBシティに所属するバトリング選手。ホワイトバイザーに恨みを持っており、ホワイトバイザーの行方を追うアズライトらに因縁をつけて対戦を迫った。スコープドッグを愛機としている。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ミッションディスク
[みっしょん-でぃすく]
 ATの動作パターンが記録してある記憶装置。ATのコンピュータはこのディスクからプログラムを読み取って各種の動作を行う。パイロットや作戦の特性に合わせてプログラムの細かい書換えが可能。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

ミッド・マシンガン
[みっど-ましんがん]
 AT用の銃火器。GAT−19 ミッドマシンガンを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ミニットリー
[みにっとりー]
 レグラス・ミニットリー。バララント軍総司令長官長官元帥。クエント事変発生に伴い開催された星雲会議に、バララント側の代表として出席。ギルガメス側の代表キルゲス・トゴールと歴史的な握手を交わした。
《出典:TV「ボトムズ」第49話など》

ミューセック
[みゅーせっく]
 ヒューラ軍が本拠地としている宙間要塞。小惑星を利用して建造された巨大な宇宙要塞である。ヒューラ軍は母星であるヒューラが崩壊しているため、ここがヒューラ国家の母星として機能している。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

ミヨイテ星
[みよいて-せい]
 プランバンドール・スキャンダルが発生した辺境の惑星。鉱物資源が豊富で、百年戦争ではギルガメスバララントが領有権を数十年に渡って争った。
 戦後も領有権は確定しないまま両軍が駐留していた模様。ギルガメス軍のザキ基地が所在する。
 激戦区として有名なミヨイテ宙域と同名であるが、ミヨイテ宙域の可住惑星はデュナイトが唯一であるという情報もあり、劇中でもミヨイテ戦役の舞台であったという確実な情報は無く、ミヨイテ宙域と惑星ミヨイテの関係は不明である。
《出典:OVA「メロウリンク」第1話など》

ミヨイテ戦役
[みよいて-せんえき]
 ミヨイテ宙域において7189年から終戦の7213年までにギルガメス軍バララント軍が2度に渡って繰り広げた大規模な戦闘。第一次ミヨイテ戦役は、7189年から7210年に掛け、ミヨイテ宙域のデュナイト星を巡って勃発した。ミヨイテ宙域を制する事は双方が攻守に渡って戦略的に極めて重要だったため、長期間に渡って戦闘が繰り広げられた。特に宙域中央の惑星デュナイト周辺はその宙域優勢を巡って多数の艦艇が投入され激しい戦闘の舞台になったという。この戦いで初めてATが大規模に投入されたことでも有名。ギルガメス軍は、ATM−09の活躍などにより戦局を有利に展開し、勝利を収める。7212年12月から翌年6月には第2次ミヨイテ戦役が行われ、デュナイトよりギルガメス寄りの惑星ミヨイテにも戦火が及んだ。この戦いの最中の6月、プランバンドール・スキャンダルが発生する。また同時期に、ハミルトン小隊の隊長が錯乱状態に陥り自部隊を壊滅させる事件も発生した。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

ムアト
[むあと]
 ユーリス・ムアト。ヒューラ軍最高責任者、クーデター前の階級は准将。若き日はAT部隊のエースパイロットして活躍し、機械化歩兵団の団長に務めた。7245年、ヒューラ軍に発生したクーデター事件の首謀者であり、その後ヒューラ軍の全権を掌握する。翌年には突如としてヒューラ軍のギルガメス連合からの脱退を宣言、ヒューラを永世中立国とする。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

ムーザ
[むーざ]
 ムーザ・メリメ。元レッドショルダー隊員。階級は伍長。レッドショルダー時代はグレゴルーらとチームを組み、部隊の中でも古株の一人として各地の作戦に参加した他、オドン星の秘密訓練基地でも教官役を務めていた。バイマンとは馬が合わず、度々衝突していた。
 終戦間際にアーキテン北部17戦線の部隊に転属するが、この作戦中に母国では作戦内容を漏らしたことで家族を殺される。その元凶であるペールゼンに復讐を果たすため、グレゴルーらと共にデライダ高地を襲撃するが、イプシロンが駆るブラッドサッカーに撃たれ死亡する。
《出典:OVA「ザ・ラストレッドショルダー」など》

無人警備ロボ
[むじん-けいび-ろぼ]
 カンジェルマン宮殿周辺を巡回警備していた二脚型の無人機。侵入者を発見すると機銃で攻撃し、警戒を発する。サーチライトと機銃などを装備しているが、動きは余り敏捷ではなく、兵器としての実力は低い。
《出典:TV「ボトムズ」第17話など》

ムナメラ河
[むなめら-がわ]
 クメン王国を流れる河川。熱帯の河川特有の蛇行を繰り返し、支流も多い。軍、ゲリラ、民間それぞれの主要交通路として利用され、また河口ではその水資源が重工業に利用された。
 上流の中州にはラモー寺院があり、更に上流に遡ると神聖クメン王国の本拠地ムラハがある。
《出典:TV「ボトムズ」第14話など》

ムラハ
[むらは]
 “神聖クメン王国”の本拠地カンジェルマン宮殿が存在するクメン王国の古都。軍事拠点に使用される以前は、ジャングルに覆われた廃都であった。カンジェルマン殿下の指導のもと、“神聖クメン王国”はこの地を本拠地としてクメンのジャングル全域でゲリラ戦を展開した。
《出典:TV「ボトムズ」第17話など》

メジ
[めじ]
 クエント星シャッコの村の最長老で、年齢は200歳以上。骨と皮になるまで痩せ衰ながら洞窟の奥に籠もり、瞑想に耽る生活をしていた。古代クエント文明の歴史を伝える語り部として、キリコにかつてクエント星で起きた異能者の事件を語った。
《出典:TV「ボトムズ」第43話など》

メル
[める]
 マグダレナ出身。北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第3小隊所属のATパイロット。マグダレナ降伏時の階級は伍長で年齢は25歳。マグダレナ降伏後はマグダレナ解放戦線に参加する。周囲の雰囲気を和ませる言動で、レイノルズドウェインと共に部隊のムードメーカーの役割を果たす。独立闘争の佳境、ガリアーノ要塞に進撃途中で戦死する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

メルキア
[めるきあ]
 ギルガメス星域連合の首星の惑星、及びその統一国家の名称。惑星メルキアに統一国家が発足し、ギルガメス連合の準加盟国として加わったのは第3次銀河大戦終結の僅か150年前、7060年頃のことである。首都はア・カバンテ。政治体制は連邦制を敷いているが、各国の自治権は著しく制限され、連邦政府の強い指導を受けている。その連邦制は要職を軍人が占めており、実質的には軍政に近い政治体制を執っている。。
 メルキアは百年戦争開戦当初には連合加盟が比較的遅い発言権の弱い加盟国だったが、優れた軍事技術と軍事思想、そして興業力によって急速に台頭。紛争の政治的決着を重視するビシュティマが、7171年にバララントの攻撃で破壊された翌年にはメルキアがギルガメス連合主星の地位に上り詰めている。
 メルキアが連合内で台頭した要因ののひとつは、卓越した軍事技術とそれを量産する工業力である。百年戦争後期を象徴する戦略兵器としてメルキアで開発されたATの開発と大量生産を忘れることは出来ない。メルキアの新兵器開発への飽くなき取り組みは、第3次銀河大戦後期に発動したPS計画によっても窺える。
 また大戦後期の戦局を転換させたメルキアの軍事思想も注目に値する。旧主星ビシュティマはバララントとの紛争において敵とほぼ同じ艦隊戦中心の戦術に主眼を置き、ギルガメス連合軍は常に劣勢を強いられてきた。それに対しメルキアは惑星占領に戦略の主軸を移し、自国が開発した新兵器ATを最大限に活用する戦術教義を作り出す。大戦初期の宇宙艦隊戦に比重を置き続けるバララントに対して、機動性を重視するメルキアの戦術は惑星占領作戦において大きな戦果を挙げた。そして劣勢にあったギルガメスの戦況を、終戦時には僅差ながら優勢にまで逆転させることに成功したのである。
 国力でバララントに劣るギルガメスが有利な終戦協定を結べたのは軍事のパイオニアであるメルキアの存在無くしてはあり得なかったであろう。コルヴェ政府のようにメルキアをライバル視する同盟国も存在するが、連合内でのメルキアの地位はほぼ磐石のものと見て間違いない。
 だが、メルキアにとってその代償も大きかった。戦時中には度々バララントの攻撃に晒され、致命的な損害こそ被らなかったが、自然環境は大きく傷つき人口は開戦当時の1/4に減少。国力の低下は否めない。また治安の悪化も著しく、地方都市には中央政府の統制が行き届かず劣悪な治安状況にあるところも多い。メルキア国内における連邦政府の求心力低下も懸念されている。ギルガメス連合の主星として強力な軍事国家の体制を取りながら、バトレア州クメン王国のように中央政府に反発して内乱まで起こす地域があるのは、国内に大きな問題を抱えている証拠といえよう。
 2年の停戦期間を経て勃発した第4次銀河大戦開戦直後、メルキアは最大の危機に陥る。7215年7月に対バララント戦の宣戦布告を発したギルガメス最高司令部(即ちメルキア連邦軍統合本部)は、ほぼ同時刻にバララントの大規模な奇襲を受け大混乱に陥ってしまう。周到に準備を進めていたバララントの大艦隊は開戦と同時に敵本陣に総攻撃を仕掛けたのだ。このメルキア攻防戦は既に発進していたギルガメス軍艦隊が主星防衛に廻ることで辛くも勝利を収めるが、地上戦にまで発展したメルキアの戦禍は甚大なものとなった。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

メルキア軍
[めるきあ-ぐん]
 メルキアの軍事組織。同星がギルガメス連合の主星に就いている事情もあり、動員や兵器開発能力或いはその軍事思想などでギルガメス軍への献身は著しい。メルキアにギルガメス連合軍最高司令部が置かれているが、メルキアの各方面軍は他のギルガメス加盟国の方面軍と組織上は同列である。
 戦略を惑星破壊から惑星占領へと転換し、その主力となる地上戦兵器であるATをいち早く開発・採用し、ギルガメス全軍における主導的立場を担った。特に同軍が開発したスコープドッグはATの代名詞ともなった。
 他のギルガメス加盟国の軍と同様に、宇宙軍、惑星占領軍、母星防衛軍を運用。精強部隊として名高いエリート部隊が複数所属していることで知られ、惑星占領軍にはエリート部隊の先駆けとして名高いMDSFの他、悪名高きレッドショルダーが所属、機動宇宙軍には第679宇宙戦兵団が、母星防衛軍情報局には精鋭降下部隊ヘルダイバーが所属している。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

メルキア攻防戦
[めるきあ-こうぼう-せん]
 第4次銀河大戦の宣戦布告後、最初に勃発した大規模な攻防戦。
 7215年7月25日ギルガメスが宣戦布告を発した頃、既にメルキア星系外周部に機動艦隊の展開を完了していたバララント軍艦隊は、ギルガメスの宣戦布告を受けてメルキア星を急襲。宇宙機動要塞をMH航法で移動させ、電撃的な侵攻を成功させる。バララント艦隊はメルキアの衛星軌道上から軌道爆雷を投下、地上拠点を壊滅させた。指揮系統の混乱によりメルキア軍の防衛線は突破され、翌8月にはバララント軍が大規模な降下部隊による侵攻作戦が実施。ローラシル大陸西南部はほぼ制圧されてしまった。
 9月に入ってバララント星域へ侵攻中だったギルガメス軍の艦隊が急遽帰還、反攻作戦が行われた。攻防戦は翌年1月まで続きメルキアに甚大な被害を残しながら、バララント軍撃退に成功したギルガメス側の勝利に終わる。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

メロウリンク
[めろうりんく]
 メロウリンク・アリティー。愛称はメロウ。元シュエップス小隊所属、階級は伍長。ミヨイテ星の作戦に参加。軍上層部の陰謀に嵌まり、AT部隊から猟兵部隊に格下げされる。本隊の撤退に際して囮として置き去りにされ、敵バララント軍機械化師団の進行を遅らせべく戦うが、他の隊員は全滅。メロウリンクのみが一人生き残る。作戦より帰還後、プランバンドール・スキャンダルに巻き込まれ、敵前逃亡および軍事物資強奪の容疑を着せられるが、軍事法廷に掛けられている最中に脱走する。
 終戦後、仲間の無念の象徴である対ATライフルHR−SATパイルバンカー・カスタムで自らを陥れた上官たちを次々と血祭りに上げていく。 まずは停戦の2カ月後の7213年9月、ザキの駐留基地の司令官の地位にあったドックマンを抹殺。この時出会ったルルシーキークは、後の復讐劇でも度々関わることになる。同年11月、メロウリンクは輸送船に密航してメルキアに帰還を果たす。7213年11月、クメン王国に入国するため立ち寄ったタビング市バトリング会場で偶然発見したフォックス異種格闘を挑み抹殺。同市で知り合ったボルフゴウトの紹介でクメン王国に渡り、傭兵として政府軍に入隊。前線基地アッセンブルEX−10の機甲狙撃中隊特別狙撃班に配属される。その目的はスタブロス卿と名を変えたスヌークの存在を確認し、抹殺すること。7214年3月にスヌークへの接近に成功し、復讐を果たす。要人暗殺の容疑を掛けられクメン王国を追われたメロウリンクは翌月、ボズー教主国領内でゴルフィからの襲撃を受け、リーニング・タワーで返り討ちにする。その同じ月、バンスに接近するため敢えて犯罪を犯し、彼が所長を勤めるドッパー刑務所に受刑者として入所。囚人の集団脱獄の混乱を利用してバンスの抹殺に成功する。
 次なる復讐劇は1年以上経過した7215年7月。山賊の首領としてバラシュトラ山脈横断鉄道を襲撃するガナードの情報を入手。自らバラシュトラ山脈横断鉄道に乗車し、ガナードを待ち受けて抹殺することに成功する。この時列車に同乗していたヘルメシオン准将の命令でメロウリンクの討伐を命じられたボイルケマラ市で対決するが、決着がつかず戦いの舞台はヘルメシオン城へと移る。事件の黒幕、ヘルメシオンを追ってヘルメシオン城にやってきたメロウリンクはヘルメシオン准将の腹心であるヌメリコフと交戦し、抹殺。続いてヘルメシオン城にてボイルとの2度目の対決に挑み、決着を付ける。敵同士ながら心意気において相通ずるものを確認したボイルはメロウリンクに救われたあと、最後の力を振り絞ってメロウリンクをヘルメシオンのいるコーザ・シティに侵入する手引きをする。ヘルメシオン准将の部屋に飛び込んだメロウリンクは、キークがヘルメシオンを殺害し、プランバンドール事件関係者全員の抹殺を図っていたことを知ることになる。自らの復讐が仕組まれていたこと悟り、絶望に暮れながらもメロウリンクはケジメをつけるためキークと対決。第4次銀河大戦勃発と同時に仕掛けられたバララント軍艦隊の軌道爆雷投下の最中、自らを利用していたキーク倒し、何処へともなく去っていく。
《出典:OVA「メロウリンク」第1話など》

モーニック
[もーにっく]
 ラ・ヴァーン教の第130代法王としてマグダレナにおける政治と宗教と軍事の全てにおける最高権力を掌握する人物。ラ・ヴァーン教信仰における法王は神に最も近い存在として考えられており、マグダレナの大部分を占めるラ・ヴァーン教信者からは絶大な信仰を集めていた。
 第3次銀河大戦では豊富な資源が埋蔵されたマグダレナを狙って度々バララント軍の進攻に晒されたが、モーニックはそのカリスマで軍や国民を鼓舞して敵の攻撃を凌いでいた。しかし、終戦間際のに勃発した第3次マグダレナ攻防戦ではついにモーニックの指示によりマグダレナは降伏、バララント領として併合さることになってしまう。だが、その裏ではマーティアルとバララントとモーニックの間で取引が行われたらしい。バララントに占領された際に自らの権力を失う事を恐れたモーニックは、マーティアルへの改宗すればバララント占領後もモーニックの地位を保障するというマーティアルの条件に応じて早期降伏を決断。マーティアルはこれに応じてバララントに働きかけ、モーニックの地位の保護保障を求めたというのだ。実際、バララントによるマグダレナの併合後もモーニックの地位はマーティアルによって保障され、バララント統治下において法王の私財や権力は存続したのである。もともとモーニッは歴代のどの法王よりも武力を重んじている人物であり、以前からマーティアルの教義に魅せられていたのではないかと噂されているが、その真意は定かではない。
 一方、マグダレナの降伏はマグダレナ王立軍の一部将兵の間では受け入れ難く、彼らは軍の解体後マグダレナ解放戦線を組織してバララント占領軍へのゲリラ戦を展開。やがて解放戦線はレジスタンス活動の過程でモーニックのマーティアルへと帰依したことを察知する。このモーニックの行為は売国であり背信を意味していた。真実を知った解放戦線兵士たちはモーニック打倒を決意する。そして7215年、ガリアーノ要塞に潜伏していたモーニックは進撃してきたマグダレナ解放戦線によって捕らえられ、打倒される。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

モーニックの牙
[もーにっく-の-きば]
 マグダレナの法王モーニック直属の親衛部隊。マグダレナ王立軍のエリート兵士を選び出して編制された精鋭部隊である。第3次銀河大戦において度々攻撃を仕掛けてきたバララント軍を果敢に撃退し、勇名を轟かせた。
 7213年のマグダレナが降伏し王立軍が解体された以降も、マーティアルとの取引によってその地位を保障されたモーニックの直属部隊として存続し続けた。モーニックの牙の兵士たちは祖国マグダレナよりモーニック個人に忠誠を誓っており、祖国の独立を求めて戦うマグダレナ解放戦線の前に立ち塞がり法王を守護すべく戦った。マーティアルより供与されたX・ATH−01エルドスピーネを装備し、ガリアーノ要塞最深部でマクスウェルが率いる解放戦線中核部隊と対決するが、全滅する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

モウラ
[もうら]
 暴走族ブーン・ファミリーの一員。巨漢の男。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

モニカ
[もにか]
 モニカ・マルカス。クメン王国で生まれ育ったポタリアの幼馴染みの少女。クメン王国政府の近代化路線を批判、カンジェルマンの挙兵に呼応してビーラーゲリラに身を投じた。偶然からカンジェルマンの真意を知り絶望、内乱の決戦において、銃火を浴びて死亡する。
《出典:TV「ボトムズ」第16話など》

モルグ
[もるぐ]
 年齢や経歴は不詳だが、推定40歳代から50歳代の男性。ウドの街でバトリングのマッチメーカーなどを生業にしていた男。特に闇バトルを仕切る非合法な試合を取り仕切っていた。裏の世界との繋がりを持っており、秘密結社と関係を持つ。バトリングで卓越したセンスを発揮するアズライトに目を付け、トガルに連絡した。そしてトガルの指示を受け、アズライトやギャップを惑星ザ・ゴザへと入植するよう誘い込み、ホワイトバイザーとの対戦を仕組んだ。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

モンテウェルズ
[もんてうぇるず]
 ヴィアチェスラフ・ダ・モンテ=ウェルズ。かつてはギルガメスに属するマナウラ軍の士官であった。軍属時代から狂信的なマーティアル信者であり、ソノバ委員会で議決された“触れ得ざる者”に関する扱いに反対し、法王テオ8世にすら抗議した。その後マーティアルの正式メンバーとして入会。辺境のマナウラに中枢が置かれるマーティアル第9セクターの枢機卿の座に就く。様々な功績を積み、地方教会の出身としては珍しく、アレギウムの次期法王候補として台頭。アレギウム枢機卿グノーと法王の座を争う。権力指向が強く、その野望を実現させるため様々な謀略を仕組んだ。一人娘テイタニアを事故に見せ掛け重傷を負わせ、ネクスタントに改造したのも自らの野望を実現させる手段の一つであった。アレギウムを脅かすキリコの存在を利用して、テオ8世から法王の座を禅譲される。
 法王となったモンテウェルズは、その権限を行使して秩序の楯の地位に就いた娘テイタニアに、キリコを排除して聖地アレギウムを護るよう勅令を下す。しかし、テイタニアはキリコに撃退され、これによりアレギウムの権威を失墜させる原因となってしまう。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》


【や】 TOPヘ


ヤーダル碑
[やーだる-ひ]
 ジアゴノ星の原始宗教によって発見されたという、神の啓示が記された石碑。マーティアルの発祥を促すことになる。この石碑の発見が起源となってアストラギウス歴が始まる。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

ヤペスティン
[やぺすてぃん]
 シュエップス小隊所属の黒人少年兵、階級は伍長。ミヨイテ星にて戦死。享年19歳。
《出典:OVA「メロウリンク」第5話など》

闇バトル
[やみ-ばとる]
 非合法に行われるバトリング。地区の行政に認知されたバトリング組織が開催するのではないため特定のルールも存在せず、試合ごとに約束事を取り決めるのが通常。大抵は銃火器を使用したリアルバトル形式で試合が行われる。また1対1の対戦ではない場合が多い。社会的有力者が余興として試合を仕組むこともあれば、企業の非合法部門が開催することもある。また軍が関与した新兵器の実戦試験のために行われることがあると言われる。試合形式の性格上、必ずといっていいほど死者が出るが、表沙汰にされることはない。ザ・ゴザは惑星全土が闇バトルのフィールドとなっていることで知られる。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

傭兵センター
[ようへい-せんたー]
 ゴモル市にあるクエントの傭兵を募る際の窓口となる事務所。クエントの原住民と外部の顧客を仲介するクエント人の代表が一人だけ駐在している。
《出典:TV「ボトムズ」第41話など》

揚陸艇
[ようりく-てい]
 主にAT部隊を輸送する小型宇宙艇。軌道上と地上を往復したり、あるいは宇宙要塞に突入したりする場合に使用される。任務上、戦闘中の区域に接近することが多いため、外殻はかなり頑丈に作られ、ミサイルランチャーなど、簡単な武装も施されている。ギルガメス軍側では主力LCT−05−ATバララント軍側ではB・SFTV−105ザーハットが代表的存在。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》


【ら】 TOPヘ


ラーキン
[らーきん]
 ラーキン・ゴルチャコフ。コンプラントで営業しているコールドスリープ・カプセルのB級蘇生業者。正体不明の人物から依頼され、キリコフィアナのカプセルを回収。キリコを覚醒させる一方、フィアナを半覚醒状態のまま輸送業者ズローに手配してジアゴノ星へ移送する。キリコを追ってきたテイタニアによって殺害される。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

ラーキソン
[らーきそん]
 ギルガメス軍人。ネハルコの副官を務める。レッドショルダーの内情を探るため、内部諜報員としてカースンを送り込んだ。
《出典:OVA「野望のルーツ」など》

ライアットドッグ
[らいあっとどっぐ]
 スコープドッグの改造型。ATM−09−STRを参照。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》

ライト・スコープドッグ
[らいと-すこーぷどっぐ]
 スコープドッグの改造型。ATM−09−LCを参照。
《出典:OVA「ビッグバトル」など》

ラ・ヴァーン教
[ら-ヴぁーん-きょう]
 マグダレナで発祥した宗教。「全ては月の出る夜からはじまった」と説く。そのため、信者達は重要なことを全て夜に行おうとする。ラ・ヴァーン教の最高指導者である法王はマグダレナにおいて絶対的な権力を保持し、信者からは最も神に近い存在として崇められている。第3次銀河大戦後期にはモーニックが法王の座に就き、マグダレナを統べたが、大戦終結の7213年にはバララント軍に占領され、法王自らがマーティアルに回心という事件が発生した。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ラウンドムーバー
[らうんどむーばー]
 ATC−BR1−S参照。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ラ・ガロア
[ら・がろあ]
 ラ・ガロア。クエント人の男性。ATパイロット。ギルガメス軍の傭兵として百年戦争に参戦していた。百年戦争停戦時、27歳。百年戦争停戦後もクエント星には帰還せず、メルキアに滞在していたところをローブにスカウトされ、ローブ・チームの一員となった。愛機はベルゼルガDT。ローブ・チームが惑星メルキアのウドから惑星ベヌマボア市へと移転したときも同行し、ベヌマから惑星ザ・ゴザへと入植したときも遅れてチームと合流した。
 ザ・ゴザ脱出の際には秘密結社に囚われ、惑星ファニーの施設でナーヴコネクターを埋め込まれる手術を施されそうになるが、自力で脱出し、ローブ・チームと共にファニーを脱出した。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ラキム
[らきむ]
 マグダレナ出身。マグダレナに住む元機械技師。第3次マグダレナ攻防戦において家族を失い、マグダレナ解放戦線に参加する。作業用AT操縦の経験からATパイロットとして最前線で活躍した。しかし、ガリアーノ要塞攻略作戦において戦死する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ラタマキュー
[らたまきゅー]
 中部マグダレナに位置し、周囲をジャングルに囲まれた巨大なマグダレナ王立軍の要塞。マグダレナ降伏後はバララント軍の管理下に置かれた。難攻不落の鉄壁の要塞といわれたが、マグダレナの独立闘争ではヂヂリウム鉱山の攻略に成功したマグダレナ解放戦線の次なる攻略目標として攻撃され、陥落する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

ラド
[らど]
 ウルグ・ラド。マーティアルの僧官であり、モンテウェルズの腹心。
《出典:OVA「赫奕たる異端」第1話など》

ラドー
[らどー]
 サンサ星で活動するゾフィーと同業の廃品武器回収業者。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

ラビート
[らびーと]
 ルルシードッパー刑務所慰問会のマジックショーで使用した兎のような小動物。
《出典:OVA「メロウリンク」第6話など》

ラビット
[らびっと]
 囮用の自動運転プログラムで作動するATを意味する言葉。ウドの武器庫で武装したキリコが反撃に転じるキッカケに使った。光源などの目標物を攻撃し、逃走するようにプログラムされていた。
《出典:TV「ボトムズ」第11話など》

ラビドリードッグ
[らびどりーどっぐ]
 秘密結社製AT。X・ATH−02−DTを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第50話など》

ラペ
[らぺ]
 ラペ・ジュラス。暴走族ブーン・ファミリーに捕らえられ、ヂヂリウムの採掘を強制させられていた。仲間と共に脱走しようとするが、銃撃戦で死亡する。
《出典:TV「ボトムズ」第2話など》

ラムクオ
[らむくお]
 クメン王国奥地に棲息する四つ脚の鳥。死肉を漁り、気性が荒いため、人々からは嫌われている。筋が硬いため食用には向かない。
《出典:TV「ボトムズ」第21話など》

ラモー寺院
[らもー-じいん]
 クメン王国ムナメラ河上流の中洲にあるバン・ヌー神の寺院。毎日多くの参拝客が訪れる大寺院であった。
 内戦時にはビーラーゲリラに協力し、ゲリラ兵を匿ったりアジトとして施設を提供したりしていた。だが、カンジェルマン宮殿急襲の隠密作戦中にあったカン・ユー率いるAT特殊部隊にゲリラへの支援を見破られる。寺院は政府軍とゲリラ部隊の戦闘の舞台となり甚大な被害を被る。
《出典:TV「ボトムズ」第21話など》

リアルバトル
[りある-ばとる]
 銃火器などを使用し、実戦さながらに行われるバトリングの形式。搭乗者の死傷率が高いのは言うまでもないが、観客に流れ弾が飛び込むことも度々である。だが、その緊迫感が高い人気を呼んでいる。表立った開催は禁止されていることが多いが、実際には各地で頻繁に行われていた。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

リーチャーズ・アーミー
[りーちゃーず-あーみー]
 “蛭”を意味する機甲猟兵の俗称。侮蔑の意味が込められている。
《出典:OVA「メロウリンク」など》

リーニング・タワー
[りーにんぐ-たわー]
 クメン王国の首都ザイデン市の郊外の大地に聳える宇宙戦艦の残骸。その正体は、大戦末期に母港へ帰還途中に操艦不能になり、クメン王国領内に墜落したメルキア宇宙軍のケルビン級宇宙戦艦である。地表に激突したにも関わらず、爆発も火災も起こさず、力学的にあり得ない角度で艦首から大地に斜めに突き刺さり、塔のような状態になっている。宇宙戦艦の全長は620mだが、塔としての全高は約500m。艦内には武器弾薬が満載され、内部の電源は一部作動している。
 メロウリンクゴルフィの対決の場となった。
《出典:OVA「メロウリンク」第4話など》

リーマン
[りーまん]
 レッドショルダーが駐屯するオドン星の秘密訓練基地司令官、階級は少佐。ペールゼンの厚い信頼を受け、彼の右腕的存在として活躍し、レッドショルダー基地の管理者及び全権指揮官として絶大な手腕を振るった。また彼自身も優れたATパイロットであり、キリコと互角の勝負を演じた。唯一ペールゼンによって選抜され入隊しながら、部隊内部の秩序に波紋をもたらすキリコの存在に疑念を抱き、キリコの謀殺を企てる。サンサ攻略戦でキリコを抹殺するため自らATで出撃し対決し追い詰めるが、戦死した。
《出典:OVA「野望のルーツ」》
備考: レッドショルダーの教頭先生的存在。ただ部下を使うばかりでなく、自らも戦闘で活躍する実力派だ! 超人待望者のペールゼンに対し、リーマンは超人否定凡人絶対肯定者というところ。マーティアル的価値観に照らせば、前者は異端派で後者が正統派だろう。

リド
[りど]
 メルキア軍の秘密研究所がある辺境の小惑星。小惑星内部を利用して建設した研究施設ではパーフェクト・ソルジャーの研究・開発が密かに行われていた。リド事件の際に、キリィ秘密結社に襲撃される。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

リド事件
[りど-じけん]
 終戦を間近に控えた7213年7月、小惑星リドの秘密研究所で発生した襲撃事件。退役艦テルタインを奪った謎の武装集団(秘密結社)が小惑星リドの秘密研究所を襲撃。同研究所で完成直前までこぎ着けたPSの実験用人体の素体4体、及び大量のヂヂリウムと金塊が強奪される。
 メルキア軍は、強奪されたテルタインがリドを目指していることを察知すると直ちに、戦艦バウントントロッチナを派遣するが、既に武装集団は逃走していた。辛うじて現場宙域を漂流していたキリコ・キュービィを容疑者として逮捕するが、彼から有効な情報は得られなかった。この事件によりメルキア軍で密かに進められていたPS計画は大きく躓くことになる。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

リム・マチィラ
[りむ-まぃら]
 惑星ベヌマボア市バトリングに出場していた元軍属の女性ATパイロット。百年戦争停戦時25歳。ムーザと名乗る男から譲り受けたスコープドッグ・ターボカスタムを愛機としている。常にATスーツを着込み、戦士として隙のない振る舞いを見せているが、決して女としての自分を捨てているわけではない。ローブ・チームがベヌマのボア市にやってきたとき、彼らの仲間として加入することとなる。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

猟兵
[りょうへい]
 機甲猟兵を参照。
《出典:OVA「メロウリンク」第1話など》

ル・シャッコ
[る-しゃっこ]
 クエント星から傭兵として派遣されたクエント人クメン内乱においてクメン政府軍側のアッセンブルEX−10に所属。カン・ユー指揮する精鋭部隊の隊員として活躍した。
 クメン内戦終結後はクエント星に帰還。突然現れたキリコとともにワイズマンの謎に迫る。クエント消滅後はゴウトらとクエントを離れ、1年ほどメルキアで生活。その後、ゴウトらと共にメルキアを離れて戦禍の届かぬ辺境を目指して旅立つ。
《出典:TV「ボトムズ」第15話など》

ルション
[るしょん]
 サンサ星で活動する再生武器商人ゾフィーの同業者の一人である。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

ルルシー
[るるしー]
 ルルシー・アモン。本名フルレル・C・ヘルメシオン。本来はメルキアの貴族の出身で、ヘルメシオン侯爵家の一人娘。家督乗っ取りを企む叔父オスカー・フォン・ヘルメシオン准将に陥れられ出奔。ルルシー・アモンという偽名を名乗り、フリーのカードディーラーとして各地を転々とする。愛嬌がある上、カードディーラーとしての腕前も上々だったらしく、なかなか人気を博していたらしい。
 慰問団に同行して惑星ミヨイテ星ザキにある前線基地を慰問した際に、ドックマンを狙うメロウリンクと出会い、彼に関心と共感を持つようになる。その後メルキアに帰還した後も度々再会し、その都度メロウリンクの復讐に協力するようになった。そしてメロウリンクと共に自身の両親を殺害した共通の仇敵ヘルメシオン准将への復讐を挑む。
《出典:OVA「メロウリンク」第1話など》

レイノルズ
[れいのるず]
 北部マグダレナ軍第23機甲大隊ハザウェイ中隊第2小隊隊長を勤める。マグダレナ降伏時の最終階級は上級曹長で年齢は43歳。部隊の中では頑固親父として知られる生粋の職業軍人で、ドウェインとは第1次マグダレナ攻防戦からの戦友である。マグダレナ降伏後はマグダレナ解放戦線に参加する。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

レイパード
[れいぱーど]
 ヘルモド・レオン・レイパード。ギルガメス軍第7艦隊司令官。クエント事変の際に、素体即ちフィアナを捕捉していたをバララント軍艦隊司令官ロッチナを相手に素体の返還交渉を行い、圧倒的な戦力差を背景に、素体返還を了承させる。
 その後、クエント軌道上の素体を受け取る場において、フィアナの返還を阻止しようとするキリコATと交戦状態になり、その混乱のさなか、クエントから発せられた高エネルギーの照射を受ける。レイパードは第7艦隊もろとも物質転送で消去されてしまう。
《出典:TV「ボトムズ」第45話など》

レギュラーマッチ
[れぎゅらー-まっち]
 銃火器を使用しない通常のバトリングのルール。ブロウバトルとも呼ばれる。アームパンチなどの格闘戦用装備を使用して、対戦相手のATを行動不能にした者が勝者となる。銃火器を使用したリアルバトルが禁止されている地区でも、レギュラーマッチのバトリング興業は許可されていることが多い。ただし、銃火器をしようしないとはいえ、パイロットが危険にさらされることに変わりはない。コクピットへの直接攻撃があればパイロットの死傷は避けられない。
《出典:TV「ボトムズ」第4話など》

レクスティア戦役
[れくすてぃあ-せんえき]
 ギルガメス側に属するレクスティア星域を巡る攻防。バララントの大規模なミサイル攻撃などにより占領された同星域を、7171年9月28日、ギルガメス機動宇宙軍クレーブル方面軍の6万隻にも及ぶ艦船で奪回作戦が行われ、バララント主力艦隊を撃破した。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

レクチャー
[れくちゃー]
 ギルガメスパーフェクト・ソルジャーの教育システム。直接脳に働きかけ、戦闘知識の他、日常生活に必要な言語や一般教養などの様々な知識を20日程で修得させる。この作業は被験者の意識や記憶が完全に白紙の状態で行われる必要があり、もしこれ以前の記憶や情報が意識に残っている場合、不完全に終わり、パーフェクト・ソルジャーとしての運用に支障をきたすようになることがある。
《出典:TV「ボトムズ」第6話など》

レスター砂漠
[れすたー-さばく]
 マグダレナ中部から北部にかけて広がっている大砂漠地帯。第3次サンサ攻略作戦の戦禍によって砂漠化が加速した。ラタマキュー要塞を攻略したマグダレナ解放戦線所属のマックスウェルの隊はアヴェダへの進攻のため、このレスター砂漠を越えて行く。
《出典:PS用ゲームソフト「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」》

レスリオン級宇宙戦艦
[れすりおん-きゅう-うちゅう-せんかん]
 全長600メートルに及ぶバララント軍の代表的大型宇宙戦艦。攻撃力・防御力ともに極めて強力。大気圏の突入・突破も可能。任務に際しては小型駆逐艦などが随行することが多い。搭載機は500〜600と言われている。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

レッドショルダー
[れっどしょるだー]
 ギルガメス軍の、第24メルキア方面軍戦略機甲兵団特殊任務班X−1のコードネーム。そのコードネームは彼らが自機の右肩を血の色に染めていたことに由来し、俗に“吸血部隊”とも称される。
 レッドショルダー編成当時、作戦におけるATの重要性が急激に上昇しているのに目を付けたメルキア軍上層部は、ATのみによって編成されたエリート部隊に注目していた。そこへ「人間を越えた完全なる戦闘部隊」というプランの強化特殊部隊創設を上申してきたのが、ゲリラ戦のエキスパート養成に優れた手腕を発揮してきたヨラン・ペールゼンである。百年戦争末期、当時既にメルキア軍戦略機甲兵団内部にはMDSFというエリート機甲部隊が存在していたが、更に徹底したエリート部隊として、この強化特殊部隊創設案は早速認可された。7207年2月13日のことである。
 部隊編成は予備軍として召集された兵員は300名。人選は様々で、中には激戦区で壊滅した部隊の生存者や、MDSFから強引に引き抜いた隊員、更には軍刑務所に服役中の者までが予備軍の隊員としてリストアップされ、僅か1週間で強制的に召集された。この予備軍が場所も内容も極秘という不可解な訓練を受け、正式に部隊隊員として登録されたのは僅か半分の148名。しかも残りの152名の中には一人の除名者もなく、全員が死亡か行方不明となったという、極めて異常な結果を残している。そして7208年9月14日、レッドショルダー部隊はアルダヴェア戦で初の実戦に参加し、以後目ざましくも凄まじい戦果を挙げて行くのである。なお、レッドショルダー部隊は編成以後、第24メルキア方面軍戦略機甲兵団の本拠地のあるデライダ高地には戻らず、軍上層部ですら知らされなかったオドン星の秘密訓練基地から、銀河各地の戦場に出動していった。この基地の司令官リーマンはペールゼンの片腕とも呼ばれる人物で、ペールゼンがレッドショルダーの基本理念を担うとすれば、リーマンこそがレッドショルダー全体の指揮官として部隊の運営全般に手腕を振るっていた実務担当の主軸であった。
 常に少数精鋭で任務を遂行する彼らは、一つの任務に全部隊員が就くことは無く、最大でも50名ほどの人員で作戦に参加するのが特徴で、各地に派遣されたレッドショルダー部隊は実戦参加から数カ月で驚異的な戦果を挙げていく。特に名高い戦歴は、パルミス戦役ギャオワ戦役オロム戦役サンサ戦役など。特にサンサ戦ではレッドショルダー部隊が本格的に参加し、ギルガメス軍に大きな戦果をもたらしている。
 少数精鋭と共に彼らの特徴となっていたのは、作戦行動におけるその残虐性。レッドショルダーが参加した作戦では、敵兵士だけでなく、非戦闘員や一般の民間人、更には味方からも同部隊の作戦行動が原因とみられる犠牲者が続出した。しかし、作戦におけるレッドショルダーの献身度も全軍の中で飛び抜けていたため、軍は更に同部隊への依存を強め、同時にレッドショルダー部隊による犠牲も拡大していったのである。特に戦争の勝敗の行方を決めた第3次サンサ戦役では、レッドショルダーの活動のせいで惑星が丸ごと全滅したという風説まで流れるほどの戦果と犠牲者を出していた。
 レッドショルダーのもう一つの特徴が、その行き過ぎた秘密主義だ。部隊創設者ペールゼンの主義により、膨大な予算を費やしながら、部隊はその本拠地や兵員数、装備までもが徹底的に秘匿され、軍上層部でもレッドショルダーに関する情報を知らなかったのが実情なのある。レッドショルダーにはそれを可能にするほど独立性の高い組織を擁していた。また、レッドショルダーは作戦行動においても、他の部隊と同一の命令系統に置かれることを拒否して独自の作戦行動をとり、作戦遂行の為には味方の犠牲も厭わない。これも友軍がレッドショルダーを忌み嫌った原因の一つである。
 そして戦後に明らかになったサンサ戦での常軌を逸した戦争被害の実情や、マスコミにスクープされたレッドショルダー部隊のおぞましき内実は、同部隊解散の引き金となるに充分だった。特にレッドショルダー内部で入隊検査などの時に行われていた、“共食い”と称される実戦形式の適性検査は世間を驚かせた。彼らはオドン星の訓練基地内で味方同士で実弾を使用した殺し合いを行っていたのだ。驚異的な生存率を誇りながら、レッドショルダーが異常なペースで兵員補充を続けていたのは、部隊内部で行われていた味方同士の戦闘が原因だったのである。
 これらの報道によりレッドショルダーの存在は国際的な批難の的にまでなり、停戦協定として取り交わされたアンティテーツ条約の合意内容に基づいて、同部隊は7213年8月17日に解散することとなる。これは単なる人道的問題ではなく、レッドショルダーが国際政治の取引材料となるほど大きな存在になっていたことをも意味するが、一方でサンサ戦で戦力の大半を失ったため軍上層部に切り捨てられたという側面も無視出来ない。
 こうして百年戦争末期に各地の戦場を席巻して、称賛と憎悪を一身に受けた悪名高きレッドショルダーは解散となるが、この部隊の伝説を補強するエピソードは解散後も続く。レッドショルダー創設者であり最高責任者であったペールゼンが大佐が、部隊の解散と同時に軍を除隊して消息を絶ってしまったのだ。更にはレッドショルダー隊員たちも、部隊解散と同時に除隊もしくは行方不明となってしまい、この伝説的な戦闘集団はメルキア軍の中から忽然と姿を消すこととなる。
 ギルガメスの各軍では、レッドショルダー解散以後も彼らのような強化特殊部隊を求められているが、彼らに匹敵する特殊部隊のまだ存在していない。これにはレッドショルダー解散後、軍に同部隊の人的ノウハウが殆ど残されなかったことに一因があるといえよう。
 なお、消息を絶ったレッドショルダー隊員は密かに秘密結社と結託してPSの研究に情熱を注ぐペールゼンの私兵となる。この時の彼らは全員秘密結社から提供されたブラッドサッカーを使用。そしてデライダ高地地下の基地施設跡に潜伏しているところを、元レッドショルダー隊員であり、ペールゼンに私怨を果たすべく襲撃してきたグレゴルーバイマンムーザ、そしてキリコらの駆るスコープドッグ・ターボカスタムに応戦するが、全滅した模様。
《出典:TV「ボトムズ」第29話など》

レテ
[れて]
 サンサ星再生武器商人ゾフィーの同業者。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》

レメンブルク社
[れめんぶるく-しゃ]
 メルキア星第2の軍事企業。局地戦に特化したATの開発に優れている。ギルガメス軍の湿地帯用ATとして正式採用されたダイビングビートルは当社によって開発された。
《出典:ムック「オデッセイ」など》

ローブ
[ろーぶ]
 オジャー・ローブ。惑星ベヌマ出身の男性。ギルガメス軍ATパイロットとして第3次銀河大戦に従軍する。タネンとは入隊以前から馴染みの友人で、従軍中も行動を共にすることが多かった。作戦で負傷して以後は身体への負担に耐えられなくなってしまったためATには乗れなくなる。この頃、パメラと出会い意気投合。百年戦争後は除隊して、パメラやタネンらと共にウドの街でバトリングのマッチメーカーを営み、自らバトリングチーム「ローブ・チーム」を率いることになる。百年戦争停戦時の年齢は32歳。
 ローブ・チーム結成当時はウドの街で活動。ウド市ではディノガロアフェンドク、更にアズライトイーサカイチらを仲間に加え、同市で発生した暴動騒ぎを機にメルキアを脱出。ローブ個人所有の恒星間航行シャトルで仲間を引き連れ、自らの生まれ故郷惑星ベヌマへと渡航する。ベヌマではボア市のバトリングに参加し、所属選手は好成績を挙げ、特にアズライトと新たにメンバーとなったギャップはボア市の花形選手として好評を博す。リムキース、そしてギャップをメンバーの一員として迎える。その後、ギャップとアズライトは惑星ザ・ゴザへと渡ろうとしたため、ローブ自身もチームを率いてザ・ゴザへ渡ることを決意する。
 ザ・ゴザへと渡るとBシティに入植。ローブ・チームのメンバーはいくつものミッションを遂行し、一方でチームはゼオザキ、そしてボルトを仲間に迎える。ザ・ゴザがバララント軍艦隊の攻撃を受ける事態に至ると、ローブらはバララント軍のシャトルを奪って危ういところを脱出する。しかし、ガロア、ディノ、ドク、カイチ、ザキを秘密結社に拉致され、ローブたち自身も秘密結社を追跡していたギルガメス軍の艦艇に拿捕されてしまう。ローブらはギルガメス軍情報部将校キーク・キャラダインとの取り引きでファニーへと向かうことを余儀なくされ、結果的に仲間の救出に成功。バララント軍の攻撃を受けて崩壊するファニーから離脱する。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ローブ・チーム
[ろーぶ-ちーむ]
 メルキアでオジャー・ローブ結成したバトリングチーム。当初はウドの街で活動を開始し、所属バトリング選手としてディノガロアフェンドクらが所属。これにアズライトイーサカイチなどが加わった。
 ウド暴動を機に惑星ベヌマへと渡り、同惑星のボア市を中心にバトリング興行に参加。この頃、チームは新たなメンバーとしてリムダンチェインシグギャップキースらをメンバーに加える。ローブチームはエース格のアズライトと新加入したギャップを中心に目覚ましい活躍を見せることとなる。
 次にローブチームはザ・ゴザへと移殖を希望するアズライトとギャップに同行。ただし、ディノ、ガロア、フェン、ドクは同行を辞退し、一端は別行動をとるが、その後合流。ザ・ゴザでは新たにゼオ・サキム、ザキ・イ・オコーヘ、そしてボルト・クライスなどがメンバーに加わる。
 ローブチームはフェイシャルソルジャー計画を巡る陰謀に巻き込まれることになる。
《出典:プレイステーション用ソフト「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」より》

ローラーダッシュ
[ろーらー-だっしゅ-きこう]
 グライディングホイール機構を用いたATの高速滑走方式。ギルガメス側の大抵のATにはこれが装備され、高速移動を実現している。
《出典:TV「ボトムズ」第3話など》

ローラシル大陸
[ろーらしる-たいりく]
 メルキアの代表的な大陸。ウドクメン等はこの大陸に位置する。
《出典:OVA「赫奕たる異端」の特典映像「ブリーフィング2」など》

ロックガン
[ろっくがん]
 ギルガメス軍側AT用の大型支援火器。大出力のエネルギー弾を放出する。バララント側にもコピー品があるが、出力で劣る。ギルガメス側のものはGAT−35、バララント側のものはG−BATM−02ハードブッレドガンを参照。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ロッチナ
[ろっちな]
 本名、ジャン・ポール・ロッチナ。その正体はワイズマンの命を受けてキリコを追跡する“神の目”であり、その最大の任務はキリコの行動を監視し誘導することにあった。百年戦争当時はバッテンタイン中将直属のメルキア軍の母星防衛軍情報局所属の大尉として活動。リド事件以来、秘密結社やキリコを追跡し、ウドクメンで暗躍する。
 キリコがギルガメス圏内を脱出した後は、ワイズマンの手引きでバララント軍の大佐に転身。ギルガメス領内からバララント領内を通過して不可侵宙域に逃亡したなぞの戦艦を追跡するバララント戦艦の艦長としてキリコの追跡を続行する。
 サンサでキリコとイプシロンの対決を演出した後は、キリコをクエント星へと送りワイズマンとの接触を促すなど、一貫してワイズマンの意志を満たすべく行動。クエント事変でワイズマンが消滅た際は、自らクエント星の自爆装置を起動させた。
  第4次銀河大戦勃発後はマーティアルに身を寄せ、アレギウム根本聖堂にてキリコの記録の編纂に携わる。
《出典:TV「ボトムズ」第1話など》

ロッチナの秘書
[ろっちな-の-ひしょ]
 本名、カルメル・レバンチ。メルキア軍情報部に勤務する美貌の女性士官。美しいプラチナブロンドと肉感的なプロポーションが特徴。ロッチナが更迭されるまで彼の秘書を勤め、クメン王国を脱出するキリコらが搭乗するの小型宇宙船を発見した。
《出典:TV「ボトムズ」第30話など》
備考: ロッチナの更迭以後のクエント事変においては、彼女に極めて似た人物がギルガメス軍総指令本部のオペレーターを勤めている。未確認だが、もし彼女が同一人物だとすれば、彼女もまたワイズマンのエージェントの一人である可能性が高い。

ロタバの酒
[ろばた-の-さけ]
 ギルガメス域内で有名な高級酒。サンサでキリコとの再会を果たしたゴウトが祝い酒としてゾフィーとその仲間に振る舞った。
《出典:TV「ボトムズ」第34話など》


【わ】 TOPヘ


ワイズマン
[わいずまん]
 かつてクエント星に発生した、その後アストラギウス銀河各地の辺境惑星に流刑処分とされた異能者たちがクエントに帰還後、地底深くの原形質保存装置に自らの意思を移植し、意識の集合体となったときの名称。ワイズマンは肉体のない意思だけの存在になって以降1000年に渡り、銀河に広がるコンピュータネットワークを介して、組織や人材或いは情報を操りアストラギウス銀河を支配した。
 自ら神を任じ、人類からはその存在を知られることなく、テクノロジーと戦争を司り、銀河の歴史を動かす。銀河をギルガメスバララントの二大勢力に分割し絶え間なく争わせたのはワイズマンの意志であり、マーティアルすらワイズマンの影響下にあったと噂されている。そしてそれらの営みは自らの後継者、新たなる異能者の誕生を促す準備でもあった。その後継者として見いだされたのが人為的な異能者とも言えるパーフェクト・ソルジャーイプシロンであり、アストラギウス銀河の闘争の歴史が生み出した異能者キリコ・キュービィである。ワイズマンは配下のロッチナと秘密結社を操って二人の後継者候補に度々死闘を繰り返させた。結果として勝ち残ったキリコを後継者として指名した。ワイズマンはキリコを自らの中枢に招き自らの力の継承を行おうとしたが、その土壇場においてキリコがワイズマンを拒絶し、敵対する真意を露にする。キリコはワイズマンを拒絶しただけにとどまらず、原形質保存装置に蓄えられたメモリーと共にワイズマンを消滅させた。
《出典:TV「ボトムズ」第48話など》
備考: アストラギウス銀河の管理人。民は生かさず殺さず、がモットー。人類に進歩と活力を与えるために絶え間なく戦争と混乱を与え、と同時に戦争で滅亡しない程度に社会を支配し制御するのが彼の仕事。

ワイズマン・ステーション
[わいずまん-すてーしょん]
 アストラギウス銀河座標K−405−G25宙域に位置する人工天体。もとは古代クエント文明の恒星間物質転送中継基地であったものをワイズマンが後に利用するようになったらしい。周囲にフローターベルトを浮遊させて侵入しようとする艦艇を阻んでいる。内部には完全自動の製造工場も存在するらしく、クエント事変の際にキリコが使用したラビドリードッグはワイズマン・ステーション内部の自動工場で製造されたものである。
 キリコはここでワイズマンと接触し、後継者としての指名を受け入れた。
《出典:TV「ボトムズ」第48話など》



【アストラギウス銀河年表】

-1500  クエント文明発生。
0001 ジアゴノ星にてヤーダル碑発見される。
1000 マーティアル成立。
4000 クエントに発生した異能者が反乱を起こし、追放される。
クエント高度文明衰亡。
4500 異能者の干渉により各惑星の文明が急速に進歩する。
5000 クエント帰還を果たした異能者がワイズマンを名乗って銀河の支配を開始する。
5500 ギルガメス、バララントの両陣営が形勢される。
5632 星雲法制定。マーティアルへの保護や不可侵宙域の制定などが確認される。
6181 第1次銀河大戦勃発。
6229 第1次銀河大戦終結。
6713 第2次銀河大戦勃発。
6782 第2次銀河大戦終結。
7113 第3次銀河大戦(のちの百年戦争)勃発(-7213.07.09)。
7126 惑星ギルガメス、バララントの攻撃により崩壊。
7127 惑星ビシュティマがギルガメス連合の首星として就任。
7132 ビルアット協定締結。ギルガメスとバララントの間でPMHM使用禁止。
7171 ギルガメス連合の首星ビシュティマ壊滅。
惑星メルキアがギルガメス連合の首星に就任。
.09 .28 レクスティア戦
7188 .04 機械騎兵(MT)開発開始。
7189 .06 第1次ミヨイテ戦役勃発(-7210.04)。
7192 .02 バトレア州にて暴動発生。
7193 .06 バトレア州の暴動にてMT実戦実戦テスト投入。暴動鎮圧。
7195 ダリウム戦役において装甲騎兵(AT−03−ST)実戦投入。
7196 03 MDSF編成。ガンルー戦で初陣を飾る。
.07 .07 ☆キリコ誕生。
7198 スコープドッグ第1号機ロールアウト。
7199 バララント軍のB−AT−01就役。
7201 .04 パルミス戦役勃発(-7206.12.13)。
7202 .06 サンサ戦役勃発(-7213.02)。
.06 ☆キリコ、惑星サンサにて赤い肩のATによる襲撃を受ける
7204 バララント軍のB−ATM−02就役。
7206 .12 .13 パルミス戦役終結。
テオ八世、マーティアル法王に即位。
☆キリコ、メルキアの難民キャンプに収容。
7207 .02 .13 レッドショルダー設立。
第二次サンサ攻略戦。
7208 .09 .14 アルダヴェア戦にてレッドショルダー実戦参加。
7209 バララント軍のB−ATM−03就役。
7210 .04 第1次ミヨイテ戦役終結。
惑星メルキアのクメン王国にて内乱勃発。
☆キリコ、メルキア軍に入隊。
7211 .03 プラセイオス戦(-7211.5)。
7211 05 07 惑星惑星プラセイオス崩壊。
.08 惑星ヒューラ、バララントの攻撃を受け崩壊。
7212 .04 第2次ミヨイテ戦役勃発。
.09 ☆キリコ、レッドショルダーに転属。
.12 第3次サンサ攻略戦開始。
7213 .01 ギャオワ戦。オロム戦。
.02 惑星サンサの攻略戦にレッドショルダー投入。サンサ戦役終結。
.06 惑星ミヨイテにてプランバンドール・スキャンダル発生。
◇メロウリンクが所属するプランバンドール大隊全滅。
.06 第2次ミヨイテ戦役終結。
.07 .03 小惑星リドにて襲撃事件発生。
☆キリコ、リドにて素体と遭遇。
.07 .09 アンティテーツ星域にて停戦条約締結。第3次銀河大戦(百年戦争)終結。
.07 .09 ☆キリコ、メルキア軍を脱走。
.08 .17 レッドショルダー解散。
.09 ◇メロウリンク、ザキ基地にてドックマンを殺害。
.11 ◇メロウリンク、タ・ビング市にてフォックスを抹殺。
7214 .01 ☆キリコ、ウド市に到着。
.02 ウド市の暴動にメルキア軍介入。ウド市崩壊。
.03 28 ATH−P−FXグラントリードッグ第1号機ロールアウト。
.03 デライダ高地にて謎の核爆発。
.03 ◇メロウリンク、クメンにてスヌークを抹殺。
.03 ☆キリコ、クメン入国し、アッセンブルEX−10に配属される。
.04 ◇メロウリンク、リーニングタワーにてゴルフィを抹殺。
.04 ◇メロウリンク、ドッパー刑務所にてバンスを抹殺。
.05 メルキア連邦政府とクメン王国で講和条約が締結される。
.06 メルキア軍介入によりクメン反乱軍鎮圧。内乱終結。
☆キリコ、クメンを脱出して宇宙へ。
.07 サンサ星域の不可侵宙域を侵犯する謎の戦艦とバララント軍が交戦。
☆キリコ、サンサにてイプシロンとの対決に勝利。ロッチナの指示でクエントへ。
.08 クエント事変発生。星雲会議開催。ギルガメス&バララント連合軍編成。
.08 クエント爆発。ギルガメス&バララント連合艦隊消滅。ワイズマン消滅。
.09 ソノバ委員会設立。
7215 .07 クエント宙域において、ギルガメスとバララントの間で小戦闘発生。
.07 バラシュトラ山脈横断鉄道を山賊集団版バンデットが襲撃。
◇メロウリンク、ガナードを抹殺。
07 ◇メロウリンク、ヘルメシオン城にてヌメリコフを抹殺。
.07 .25 ギルガメスがバララントに対し宣戦布告。
第4次銀河大戦勃発(-7249)。
.07 ☆キリコとフィアナ、コールドスリープで銀河漂流。
.07 バララント軍がメルキア星を奇襲。爆撃を開始。
◇ヘルメシオン准将射殺。メロウリンク、コーザシティにてキークを抹殺。
.08 メルキア攻防戦(-7216.01)。
7216 .03 ソノバ議定書、議定される。
7218 冷凍冬眠からの蘇生技術向上。
7221 .03 MDSF再編成。
7224 .02 ハレイス戦役。
7225 前線でのコールドスリープカプセル配備進む。
7229 .08 アンティテーツ事件発生。バッテンタイン元帥死亡。
7235 ボイドート攻防戦。
7238 .01 .18 ジアゴノにミサイル危機発生。法王テオ八世勅令発せられる。
.03 .02 惑星ジアゴノに向かうPMHMの破壊に成功する。
7243 .02 第1次マナウラ戦役。
7245 .02 .27 ヒューラ軍内部でクーデター発生。
.07 テオ八世、引退を表明。
7245 .08 .05 ヒューラ軍がギルガメス連合より一方的に脱退し、永世中立を宣言。
7246 .10 第2次マナウラ戦役。
7247 惑星マナウラ軌道上にて“触れ得ざる者”覚醒。
☆キリコ、32年ぶりに覚醒。
アレギウム騒乱事件。モンテウェルズ法王即位。
7249 第4次銀河大戦終結。
7323 .07  .09  灰色の星戦争。
7333 第5次銀河大戦(のちの二百年戦争)勃発。
7486 ロボトライブ第1号機ロダン完成。
7515 第5次銀河大戦一時休戦。

 年代はギルガメス暦表記です。
 ギルガメス歴元年はアストラギウス歴の4871年、ギルガメス歴で百年戦争終結は2343年。
 バララント歴元年はアストラギウス歴における4253年、バララント歴で百年戦争終結は3061年。
 青字☆はキリコの個人的事件、赤字◇はメロウリンクの個人的事件です。


 資料として主に、みのり書房刊「ボトムズ・オデッセイ」、LDベストコレクション付録の「パーフェクト・マニュアル」、そしてビデオ「ブリーフィングII」、更に「機甲猟兵メロウリンク COMPLETE STAGE MANUAL」などをを参照。拾える限りの出来事をピックアップして、ボトムズ・ワールドの年表を作ってみました。
 各資料間には少なからぬ齟齬がありますが、その部分での執筆には筆者独自の解釈が入ってます。


参考資料

■映像 
 「装甲騎兵ボトムズ DVDメモリアルBOX(DVD−BOX、全52話)」 バンダイビジュアル
 「機甲猟兵メロウリンク コンプリートステージファイル(LD−BOX、全12話)」 Vap

■書籍、ムック/雑誌 
 「DUALMAGAZINE(Vol.1〜Vol.12)」 タカラ
 「ロマンアルバム・エクストラ 装甲騎兵ボトムズ」 徳間書店
 「ボトムズ・オデッセイ」 みのり書房
 「完全版資料集 第2集 装甲騎兵ボトムズ」 ムービック
 「装甲騎兵ボトムズ大図鑑」 バンダイ
 「ヒストリー・オブ 装甲騎兵ボトムズ」 ケイブンシャ
 「VOTOMS PERFECT MANUAL」(LDセット「ボトムズ・ベストコレクション」付録)
 「コンプリートステージマニュアル」(LD−BOX「メロウリンク コンプリートステージファイル」付録)
 「装甲騎兵ボトムズ ARMORED TROOPER MECHANICAL設定資料」 ボークス
 「装甲騎兵ボトムズ AT COLOR MATERIALS」 ウェーブ
 「ボトムズ アライヴ」 太田出版

■小説 
 「ザ・ファーストレッドショルダー」 吉川惣司著 徳間書店アニメージュ文庫
 「ザ・ラストレッドショルダー」 吉川惣司著 徳間書店アニメージュ文庫
 「機甲猟兵メロウリンク1」 高橋良輔著 朝日ソノラマ文庫

■ゲームソフト
 「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」 タカラ(プレイステーション用ソフト)
 「装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢」 タカラ(プレイステーション用ソフト)


あとがき(第2版)

 第2版、取り敢えず完成です。多分、不足してる事項や誤字脱字も多々あるでしょうが、そこらへんはコソコソと書き改めます。さて、第3版はどうしようか。ただでさえファイルのサイズがデカいのに、イラストなんて入れたくないし、入れ始めたらきりがない。新作が出るまでこれが決定版になるかな。


あとがき(第3版)

 第3版です。ついに念願(悲願)の「完全版資料集」が入手出来たので、かなり大幅な更新が可能となりました。また同人誌「アストラギウス大百科事典」の入手も大いに刺激になりました。
 初期に用語事典と人名事典が別れていた時の名残で、本書は「ボトムズ用語事典」と命名してきましたが、今回から「ボトムズ事典」と改題します。
 それにしても、辞典制作というのは思いの外「創作」的な要素が多いことに今更ながら悩んでます。本来、作品世界の情報をそのまま抜き出し、整理して記述することを目的としたのがこの辞典ですが、集めた資料が全て役に立つとは限りません。中には正確性を欠いて作品世界にそぐわないものもあり、その取捨選択の段階で辞典製作者の「創作」が始まっているのです。また、矛盾した情報を確定したり、足りない情報を補って整合性のある辞典を編集する過程も「創作」です。特に私の場合は、書籍などの文章をそのまま引用して掲載するというやり方を好まないので、一旦文章を噛み砕いて書き直している場合が多く、もしかしたら原典とはかなり違った解釈の項目もあるかも知れません。そこらへんは今後、何度も検証して、間違いは順次修正していきたいと思います。皆様のご指摘をお待ちします。


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