♪ 挿入歌『
清水の暴れん坊
』
♪ 挿入歌『
旅姿三人男
』
【ひと言】 何と言ってもこの映画の見せ場は裕次郎氏と赤木さん、そして芦川さんが織り成すラストシーンでしょう。
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(裕)健坊。 俺だよ。 判るか。 石松の兄貴だよ。
何をそんなに頑張っているんだい。 健坊らしくねーぞ。
(赤)(…どいつもこいつもブチ殺せ、油断するな。だまされるなー…)
(裕)健坊。 覚えているか。 姉さんと3人で三保の松原へ海水浴に行った事があったろう。ホラ ヨットで遊んだ時さ
(赤)くるなー、 撃つぞー
(裕)そしたら沖でヨットがひっくり返っちゃって、健坊が泳げないんで大笑いした事があったな。
(赤)くるなー
(裕)その直ぐ後だったっけ。 ホラ白い浜辺に寝そべってさ、俺が羽衣の話してやったら、 そしたら健坊、僕は泳ぎが
駄目だから天女の羽衣借りて思いっきり飛んでみたいって、青い大きな空みて言ったけ。 覚えてっか?
そうそう、富士山へ登った事もあったね。初日の出を拝むんだって一番張り切っていた健坊が足に豆作っちゃって泣
きべそかいてたな。でもお前が一番鉄砲撃つの上手かったぜ。俺が一羽も撃たないうちのお前三羽も捕っちゃった事
があったな。
(赤)兄貴。 来るな。 来ないでくれ
(裕)健坊。お前みたいに良い奴に人が殺せると思ったら大間違いだぜ。
(赤)撃つぞ
(裕)今、健坊が撃ったら俺いちころだぜ。 姉ちゃんの顔見てみろよ。 笑ってっか。 泣いてっだろう。
お前のたった一人の姉ちゃんだ。その姉ちゃんお前、泣かしたりして良いのかい。 ええ健坊。
…健坊。 そんな物、危ないから返しちゃえよ。
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