N体問題スクリーンセーバー Ver 1.1 について

  このプログラムでやっかいなのは2つの天体が接近したときの扱いです。万
有引力は2つの天体の距離の2乗に反比例するため、極端に近づくと万有引力
は限りなく大きくなり、計算誤差が大きくなってしまいます。無理に計算する
と、とんでもない速度に加速されてしまい、見るからに”本当らしく”ありま
せん。
  この問題を解決する方法として「運動方程式の正則化」があり、例えば「説
明」で紹介した参考文献に述べられています。ただし、この方法は通常の場合
と接近した場合で計算方法を変える必要があり、なめらかな表示をするのが難
しくこのプログラムでは用いていません。
  その代わり、このプログラムでは、「天体同志の距離がある値以内ならば万
有引力は働かない」というルールを採用することで、この問題を逃げています。
実際の動きとは異なるのですが、このことに気がつかなければ自然に見えるこ
とと思います。
  天体の色は質量を表し、赤、黄、緑、シアン、青、マゼンタの順に大質量と
なります。赤色の天体が一番良く動くのはこの理由によります。

                                                  平成9年12月23日