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【ソ フ ト名】  リヤプノフ  スクリーンセーバー  Ver 1.0
【登  録  名】 LYAPUN10.LZH
【検索  キー】 1:LYAPUNOV    2:$WIN16    3:#SCR
【著作権  者】 谷口  幸夫    XMA01205 
【対応  環境】 日本語版Windows 95, 日本語版Windows 3.1
【動作  確認】 NEC PC9821BP(日本語版 V3.1、日本語版 95)
【掲  載  日】 1996/06/13
【作成  方法】 LHA にて解凍を行う。  A> LHA E LYAPUN10 (リターン)
【ソフトウェア種別】 フリーソフトウェア
【転載  条件】  転載を希望される方は、事前に私宛にメールをください。
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ダウンロードファイル名を『LYAPUN10.LZH』としてください。
                                                        
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【ソフト紹介】

  「リヤプノフ空間」という、軟体動物のようなカオス図形を次々と描画してゆく
  スクリーンセーバーです。デュードニー氏は「ダリ(Salvador Dali)の弟子の作
  品と言っても通用しそう・・・」と表現しています。毎回異なる図形を描画する
  ので見飽きません。レイアウト、配色など、自分の好みの設定が可能です。ぜひ
  一度ご覧下さい。

【ファイル内容】

  LYAPUN10.LZH には、以下の2つのファイルが圧縮されています。

	README  .TXT ・・・・・・ 説明書(いま呼んでいるファイル)
	LYAPUNOV.SCR ・・・・・・ スクリーンセーバー・モジュール

【使  い  方】

1  インストール

    LYAPUNOV.SCRをWindowsの起動ディレクトリにコピーして下さい。

2  設定

  Windowsの「コントロールパネル」において、本スクリーンセーバーを選択したの
  ち、通常の方法に従い以下の各種の条件を設定して下さい。”default”ボタンを
  押すことにより、標準の設定となります。

  @ パラメータ種       : 「A,B」か「A,B,C」のいずれかを選択します。
                           後者の方がより複雑な図形を描画します。
  A パラメータ列長     : 2から99までの整数の値を入力します。大きくす
                           るほど描画図形がより複雑になりますが、描画スピー
                           ドが遅くなります。
  B パラメータ列を表示 : チェックするとパラメータ列の内容をスクリーン左上
                           に表示します。
  C レイアウト         : 「1面付け」、「4面付け−中央」、「4面付け−四
                           隅」のいずれかを選択します。
  D 表示色             : 描画における図形の色を設定します。複数の色をチェ
                           ックした場合、描画ごとにこれらの中からランダムに
                           1色を選択します。
  E 背景色             : 描画における背景の色を設定します。複数の色をチェ
                           ックした場合、描画ごとにこれらの中からランダムに
                           1色を選択します。
  F 計算精度           : 正の整数の値を入力します。大きくするほど描画図形
                           がより正確になりますが、描画スピードは遅くなりま
                           す。
  G 階調               : 正の整数の値を入力します。大きくするほど描画図形
                           が黒っぽくなります。

  各設定条件の具体的な意味は、後述の【参考:描画方法】をご覧下さい。

【削除方法】
  
  このスクリーンセーバーを削除する方法を示します。

  @ ファイルLYAPUNOV.SCRを削除する。
  A (任意のエディターにより)ファイルCONTROL.INI中の[ScreenSaver.リヤプノフ]
     で始まるセクションを削除する。

【参考:描画方法】

  以降は、本スクリーンセーバーのプログラムに興味のある方のみ、お読み下さい。
  リヤプノフ画像、及び本スクリーンセーバーにおける描画方法について簡単に説
  明します。

 「リヤプノフ空間」とは一種のカオス図形であり、Mario Markus 氏により提案さ
  れました。詳しい内容は以下の文献をご覧下さい。

    A.K.デュードニー、リヤプノフ空間へのワープ、別冊日経サイエンス、
    コンピューターレクリエーションW 遊びの展開、日経サイエンス社、
    1995年6月20日

 この文献ではリヤプノフ空間を作成するアルゴリズムと、これにより作成された
  サンプル画像が掲載されています。このアルゴリズムは大体以下の様に表現され
  ます。

for(aの値を少しづつ増やす)
    for(bの値を少しづつ増やす)
        {
        aとbの値をパラメータとした「変形ロジスティック関数」の「リヤプノフ
        指数」を求める ;
        (a,b)で表される座標にこのリヤプノフ指数の値に対応させた輝度で点
        を描く ;
        }

  ここで「ロジスティック関数」とは、Fr(X)=rX(1-X)であり、「変形ロジスティ
  ック関数」とは r の値としてaとbをある一定のパターン(パラメータ列)で変
  えながら繰り返した関数です。例えばパラメータ列としてa→a→b→bを選ん
  だ場合の変形ロジスティック関数は以下の式で表されます。

	Fb( Fb( Fa( Fa( X ))))

  「リヤプノフ指数」とは、ある関数で定義される写像の繰り返しにより生成され
   る数列の、”予測不可能性”を表します。本プログラムでは繰り返しの回数には、
  「F計算精度」での設定値が使われます。この回数が大きいほどより正確なリヤ
  プノフ指数が求められます。

 このアルゴリズムでも十分多くの画像が作成できますが、本スクリーンセーバー
  では同一図形の描画を避けるため、及びより複雑な図形を描かせるために、変形
  を加えました。上記のアルゴリズムを以下のごとく”3次元”に拡張しました。
        
for(aの値を少しづつ増やす)
    for(bの値を少しづつ増やす)
        {
        cの値を適当に設定する ;
        aとbとcの値をパラメータとした変形ロジスティック関数のリヤプノフ指
        数を求める ;
        (a,b)で表される座標にこのリヤプノフ指数の値に対応させた輝度で点
        を描く ;
        }

  パラメータ列にcを加えるかどうかは「@パラメータ種」で設定します。また、
  パラメータ列は最初の2つはa→bを選択し、3つ目以降は「Aパラメータ列長」
  での設定値に達するまでabもしくはabcの中からランダムに選んでゆきます。
  cの値は0.5から4.5の範囲で乱数により決定します。
  スクリーン上でaを縦軸にbを横軸にとり、aは0.5から4.5まで、bはそれにあ
  わせて変化させます。
  得られたリヤプノフ指数から輝度を求めるにあたり、本スクリーンセーバーでは
  以下のルールを用いています。

           (リヤプノフ指数)<-256 → (輝度)= 0 ・・・ 黒
     -256<(リヤプノフ指数)<0   → (色)  = 表示色、
                                       (輝度)= 256+(階調)*(リヤプノフ指数)
       0<(リヤプノフ指数)       → (色)  = 背景色、(輝度)= 255

  このとき表示色と背景色には「D表示色」と「E設定色」で設定した色が、階調
  には「G階調」での設定値が使われます。
                                                                   以上