====================================================================== 【ソ フ ト名】 Zernike Polynomials S.S. 【登 録 名】 zernik20.lzh 【バージョン】 2.0 【著作権 者】 谷口 幸夫 MXA01205@nifty.ne.jp 【対応 環境】 Windows 95 以上(トルーカラーを推奨) 【動作 確認】 SOTEC : PC STATION V4150XP (Windows XP) 【掲 載 日】 2002/08/24 【作成 方法】 LHA にて解凍を行う。 【ソフト種別】 フリーソフト 【転載 条件】 事後でもかまわないので、私宛にメールをください。 ====================================================================== ダウンロードファイル名を『zernik20.lzh』としてください。 ====================================================================== 【改版内容】  Ver 2.0では1.1から下記の点を変更しています。  ・Ver 1.1では表示データが光強度だけでしたが、Ver 2.0では位相と振幅も   表示できるようにしました。  ・一番最初に表示する収差の種類を指定できるようにしました。 【ソフト紹介】 Nijboer-Zernikeの回折理論により結像光学系の点像を計算して描画するスク リーンセーバーです。 複雑で精緻な構造がきれいです。   このスクリーンセーバーが起動すると、 1 最初に、指定された収差が選ばれます。  2 その収差の名前と波面収差の式が表示されます。 3 その収差に対する出射瞳上での波面収差が描画されます。 4 次にその収差が存在するときの点像近傍の光分布の「側面図」が等    高線の形で描画されます。 5 その後、焦点及びその前後の三枚の「断面図」が描画されます。  6 以上が完了すると次の収差に移り、以降2〜5を繰り返します。 【ファイル内容】 zernik20.lzh には、以下の2つのファイルが圧縮されています。 readme .txt ・・・・・・ 説明書 zernike .scr ・・・・・・ スクリーンセーバー本体 【準 備】 解凍したあと、zernike.scr を Windows のシステムディレクトリにコピー して下さい。 【使い方】 1 Windows の「コントロールパネル」中の「画面のプロパティ」を開きます。 「スクリーンセーバ」のタブを開きます。 2 本スクリーンセーバー「zernike」もしくは「Zernike Polynomials」をリ ストの中から選択します。 3 「設定」ボタンを押して本スクリーンセーバーのダイアログボックスを開 きます。 4 以下の各種条件を設定します。下図スクリーンマップを参照してください。   これが面倒くさい場合は、「Standard」ボタンを押して5に移って下さい。 (1) Aberration Coefficient :収差の大きさ                  0.1から2.0の間の実数。                  2.1以上は計算精度が落ちるため設定でき                  ません。 (2) Defocus :デフォーカスの位置                  0.1から20.0の間の実数。                  断面図は焦点とその前後の、計3箇所の                  分布が表示されます。その間隔を指定し                  ます。                  この値は【解説】にて述べる光学座標u の値で指定します。側面図の横軸はuに                  対応し、この図は-20から20の範囲を表                  示しています。 (3) Resolution :強度分布の表示の細かさ                  正の整数。                  この値を大きくすると、側面図と断面図                  において等高線の間隔が密になります。  (4) Starting Zernike Number :一番最初に表示する収差の種類 1から37までの整数 Zernikeの係数を表しています。一部の収 差はそれと回転対称な別の収差に置き換え られます。 (5) Source :"Power"/"Phase"/"Amplitude"の選択 表示するデータを選択します。 (6) Gradation :"Linear"/"Logarithum"の選択。 側面図と断面図における、光強度と表示                  輝度の関係を表します。 (7) Display of Illustration :タイトルや補助線、目盛線などの説明表                  示の有無を選択します。        スクリーンマップ −−−−−−−−−−−−−−−-−−−−−−−−−   I       タイトル            I −−−−−−−−−−−−−−−−-−−−−−−−−   I       I               I I       I               I I 波面収差  I    光分布・側面図    I I       I               I I       I               I I       I               I −−−−−−−−−−−−−-−−−−−−−−−−−   I       I       I       I I  光分布  I  光分布  I  光分布  I I  断面図  I  断面図  I  断面図  I I  前 側  I  焦点位置 I  後ろ側  I I       I       I       I I       I       I       I −−−−−−−−−−−−-−−−−−−−−−−−−   5 「OK」ボタンを押してダイアログボックスを閉じます。   この後、設定した時間に入力がなければ本スクリーンセーバーが立ち上が   ります。 【解説】  詳細は下記参考文献を参照。  波面収差ΨをCircle Polynomialで展開したときの単一の収差は、   Ψ=αlnm*Rmn(ρ)cosmθ  Rmn(ρ)は下式で表される動径多項式。   Rmn(ρ)=Σ(-1)^s*(n-s)!/s!/((n+m)/2-s)!/((n-m)/2-s)! * ρ^(n-2s) Σはsに関し、0から(n-m)/2まで ρ: 射出瞳上での半径 θ: 射出瞳上でのmeridional面からの角度 この収差が存在するときの回折像Uは、Huygens-Fresnelの原理より、   U(u,v,ψ) =C/π∬exp(i[-vρcos (θ-ψ)−1/2uρ^2+αlnm*Rmn(ρ)cosmθ])ρdρdθ     (ρの積分は0から1まで、θの積分は0から2πまで)  指数関数に含まれるcos部分をJacobiの恒等式により展開し、θに関して 項別積分を行い、積分記号内のBessel関数Js[αlnm*Rmn(ρ)]を巾級数展開 すると下式が得られる。   U(u,v,ψ) =C[U0+iαlnm*U1+(iαlnm)^2*U2+(iαlnm)^3*U3 +(iαlnm)^3*U4+・・・] U0 = 2∫exp(-1/2iuρ^2)J0(vρ)ρdρ U1 = 2(-i)^m*cosmψ∫exp(-1/2iuρ^2)Rmn(ρ)Jm(vρ)ρdρ U2 = 1/2!{∫exp(-1/2iuρ^2)Rmn(ρ)^2*J0(vρ)ρdρ +(-i)^2m*cos2mψ∫exp(-1/2iuρ^2)Rmn(ρ)^2*J2m(vρ)ρdρ} U3 = ・・・  ただし、(u,v,ψ)は実座標(x, y,z)から下式で定義される「光学座標」。 (x,y,z): Gauss像点を原点とし、主光線をz軸、y軸を  meridional面内にとった実座標 u =2π/λ(a/R)^2 * z λ:波長 a :射出瞳の半径 R :参照球面の半径 v =2π/λ*(a/R)*√(x^2+y^2) ψ =xyz座標系においてmeridional面となす角度  本スクリーンセーバではこの展開式の5項までを数値積分により計算している。 「側面図」の横軸はu、縦軸はvである。描画される目盛りはそれぞれ1.0単位で あり、uは-20.0から20.0、vは-10.0から10.0までの範囲を描画する。  設定時に入力する"Aberration Coefficient"は上式のαlnmである。  Nijboerの研究によると uとαlnmが1程度の大きさであるならば、この展開 の最初の4項だけで数%の精度が得られるという。したがって、本スクリーン セーバの表示において、"Aberration Coefficient"を1程度以下にすれば、 |u|<1すなわち、焦点面近傍ではある程度正確な値が得られていることとなる。 【参考文献】  M・ボルン、E・ウォルフ、光学の原理U、東海大学出版会  第9章 回折理論による収差論 【作者からのお知らせ】 以下のWWWで、作者作成の他のプログラムを紹介しています。あわせて ご覧ください。 http://www1.usen.ne.jp/~yuki-ta/ 以 上
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