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| 新春 ( 1 月 ) |
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新年おめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。



| ● お見ごろ情報・・・季節情報 |
◆ フクジュソウ ◆
まだ時期的には早いのですが、福と寿を呼ぶという、おめでたい福寿草をUPしてみました。
元日草(ガンジツソウ)とも呼ばれるように、旧暦の正月ごろ咲くことから、昔から正月花として
親しまれています。
鉢物であれば、新正月に楽しめますが、地植えでは、やはり2〜3月ということになります。
フクジュソウは深根性なので、地植えであると移植が難しいのですが、毎年、葉に先立って
花が開くので、冬枯れの庭でもとても目立ち、華やいだ雰囲気を醸し出してくれます。
花は、日が射すと開き、陰ると蕾むということを繰り返し、結構長く咲いています。また、葉は
夏場早くになくなってしまうので、植えてある場所に目印をつけておくと間違って掘り起してしま
うことがないでしょう。
半日陰よりすこし明るいところであるなら、あまり土地を選ばず、丈夫に育ちます。
◆ クチナシの実 ◆
クチナシの赤い実も、殺風景な冬の庭を彩ってくれます。
クチナシは、初夏に香りの良い花が咲き、冬場にはこの赤い実がとても鮮やかに色づき、花と実が
両方楽しめるありがたい庭木です。
また、クチナシの実は、古くから栗きんとんやタクアンの色づけ、黄色染料として布地の染料に
も利用されています。さらにこの赤い実は、消炎、沈静、血圧降下などの薬効もあるなど、生活に
深く結びついた、とてもお役立ちな木の実です。
◆ キンカン ◆
キンカンも、庭の一画にあると冬の庭をとても華やかにしてくれます。
最近は夏みかんを庭植えにして、冬の彩りにしているお宅も増えてきました。夏みかんも目だって
見栄えがしますが、小ぶりなキンカンはオレンジ色が鮮やかで、鈴なりになる様は、とても華やい
だ雰囲気をつくってくれます。
キンカンは、生のまま食べたり、ジューサーでジュース状にして飲むと不整脈に効き目があると
され、豊富にビタミンCが含まれているので、健康にも大変有効です。
また、シロップ煮やキンカン酒など独特の風味をいろいろ楽しめ、キンカンの砂糖漬けは、咳止
めにも昔から用いられています。
クチナシととも、キンカンも冬の庭の色物として、また、キッチンガーデンの一つとして是非植
えたい木です。
| 早春 ( 2・3 月 ) |
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| ● お見ごろ情報・・・季節情報 |
◆ ロウバイ(素心蝋梅) ◆
まだウメも咲かない、この寒い春先にロウバイが咲き出しました。
蝋梅は、この名のようにウメに似て、蝋細工のような花、ということで名付けられたようです。
元々は、ウメと同じく中国の木です。
香りもとても良いのですが、香りの強さはウメほどではないようです。
写真は、正確に言うと素心蝋梅(ソシンロウバイ)です。花の中心部が紫褐色のものがロウバイで、
この写真のように花の中心部が黄色いものが、ソシンロウバイです。
この木は古くから庭木として、珍重されてきましたが、知られているわりに数が少なく、あまり多く
見かけることはありません。また、植えているお宅も大変少ないようです。
日当たりのよい庭先であれば、それはど難しくない木です。下の方から株立ち状に枝、幹が出て、
こじんまりとした樹形になるので、洋風、和風を問わず狭い庭でも調和します。
日当たりのあるところなら、あまり土地を選ばず、丈夫に育ちます。
樹形も端正なロウバイ(素心蝋梅)
◆ アブチロン ◆
アブチロンをはじめて見た時は、何と不思議なおもしろい形をした花だろうと、思いました。
別名「チロリアンランプ」とも言い、和名では「浮釣り木」と言うようです。
原産地はブラジルです。まだまだ珍しい木ですが、ここ数年で少しづつ見られるようになりました。
ブラジル原産ということで、熱帯の木というイメージがありますが、耐寒性があるので、東京近辺では
露地植えもできます。
花期は6月ごろから秋までということになっていますが、この写真は昨年の2月に、露地植えのもの
を撮ったものです。場所がよければ、けっこう冬場にも咲くようです。
花の少ないこの時期に、あえてUPしてみました。
アブチロンは、種類もたくさんあり、育て方もそれほど難しくないので、これから益々注目される花木
となるのではないでしょうか。
ちなみに、この写真を撮ったお宅は、大きな字で名札を付けていました。きっと、次々と何人もの人
から名前を訊かれたのでしょう。
◆ ジャノメエリカ ◆
ジャノメエリカも、まだまだ寒い春先から花を咲き始めます。
満開になると木が花一色となり、花の乏しいこの時期に、とても華やいだ雰囲気をつくってくれます。
原産国は南アフリカで、葉が細かく、とても乾燥に強い木です。
さてこの妙な名前の「ジャノメ」とは、「蛇の目」と書きます。蛇の目と言えば、蛇の目傘を想像し
てしまい、どうしてもこの花のイメージに合わなかったのですが、中の葯が黒く、蛇の目玉のようだと
いうことから、この名が付いたようです。
ジャノメエリカは常緑樹で、細かい枝葉がたくさん付くので、目隠しにもとても重宝な木です。
エントランス等で、外からの直接の視線を避けたい時など、花盛りのジャノメエリカを植えた大鉢を置
くだけで、とても豪華なワンポイントにもなります。
また、乾燥に強いので、水やりを忘れがちな鉢植えにも適しています。
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迎春花 (黄梅) 迎春花がきれいに咲き出しました。 中国原産の木で、中国の旧正月のころ咲くので、この名が付いたようです。 花はジャスミンに似ていますが、残念ながら香りはまったくありません。 とても育てやすい木で、日当たりさえ良ければ、よく花が咲きます。 また、萌芽力が強く、次々と枝が出てきます。思い切りの剪定にも耐え、傘のように剪定すると、花がたくさんつくのでとても見栄えがします。 花期も長く、四月の上旬ごろまで咲いています。 中国ばかりでなく、この花が咲き出すと、眠っていた植物も目ざめ出し、いよいよ春本番だなぁという気がします。 |
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バードハウスにシジュウカラが入居しました 今年の3月16日にバードハウスを設置したところ、26日に下見の 出入りがあり、翌27日には巣材のコケを入れ始めました。 最初は近くまで来ても無視されていましたが、10日ほどで入居を 決めてくれるとは思っていませんでした。 サクラも例年より早く咲き出し、季節の移ろいの速さに、急がされた のでしょうか。 |
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忙しく巣材を入れています (犬の毛らしきものを口いっぱいにくわえています) 3月28日には産座となる犬の綿毛入れ始め、いよいよ 巣作りも終盤です。 巣材には、スギゴケをハウス低板いっぱいに高さ7、8cm ほど敷き詰めます。中心に産座の凹みを作り、犬の綿毛 等を半円形に敷き詰めます。ふかふかと、とても温かそう に出来上がります。ここに卵を生むわけです。 |
![]() キブシ早春の里山に、エレガントに咲くキブシです。 3月弥生の茶花でもあり、ガーデンにも欲しい木です。 フジのようにたくさん下がる様は、人目を引かずにはおきません。この実は草木染に用いたり、昔歯を染めるのに利用したようです。 |
![]() サンシュウ本来、中国原産の薬用植物ですが、現在は花を愛でるために植えられていることが多いものです。 宮崎県の民謡、稗搗節の「庭のサンシュウの木・・・」で知られていますが、これは山椒の木のことのようです。 |
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シデコブシ モクレンの仲間のシデコブシです。 モクレンより繊細な花びらがとても印象的です。 本来は、本州中部地方西南部の山地にしか見られない数少ない 樹木ですが、早春のこの美しい花を 愛でるため、ガーデンや公園 でも時々見かけるようになりますた。 |
![]() ミモザアカシア 最近よく一般のガーデンで見られるようになったミモザアカシアです。 少し大きくなると花付きも良く、黄色い花がとても豪華です。洋風なガーデン、建物と相性が良く、南欧風な雰囲気を出すにはピッタリです。 難点は、樹形が若干、不整になることでしょうか。 |
![]() マンサク里山では、春とはいえ、まだ殺風景な冬枯れの景色の 中で、「まず咲く」ということからマンサクという名が付い たようです。 まだガーデンには少ない木で、ほんの少し良い香りが します。 |
| 春 ( 4 月 ) |
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| 初 夏 ( 5月 ) |
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| ● お見ごろ情報・・・季節情報 |



青空の広がる週末の五月晴れの日、「ねむの木の庭」を訪れてみました。
ご存知のように、「ねむの木の庭」は美智子妃殿下のご実家、正田邸跡にできた庭園です。
当庭園は、平成16年8月に品川区が整備し、オープンしたものです。
「ねむの木の庭」という園名は、美智子妃殿下が高校生の時につくられた詩、「ねむに木の子守唄」にちなんで命名
されたそうです。園内には、大きなねむの木が植えられていました。
ここは大変美しく気持ちのよい庭園ですが、なんと言っても妃殿下のお名前にちなんで命名されたバラ、
「プリンセス・ミチコ」がハイライトでしょう。
このバラは、1966年,イギリスのティクソレイ氏より,当時,皇太子妃の美智子さまにささげられたバラです。
フロリバンダ系の四季咲きで、大変鮮やかなオレンジ色で、花持ちもとてもいい品種です。

プリンセス・ミチコ
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園内には、皇后妃殿下がつくられた、たくさんの 和歌のプレートがあります。 みな、植物にちなんだもので、妃殿下が自然や植物に、 たいへんご造詣が深いことがうかがえます。 当プレートは、四照花(ヤマボウシ)を詠まれたものです。 四照花の一木 覆いて白き花 咲き満ちしとき 母逝き給う 皇后陛下御歌 |
ねむの木の庭の花
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ガザニア 園内にはガザニアがきれいに 咲いていました。 |
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アルバ ハマナスの園芸品種のです。 |
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銀座並木通り リンデンの並木
![]() 資生堂 前 ![]() あのオー ウインドウショッピング中すいません! 頭上でリンデンの花が咲いていますよ!! あツ!よけいなことでしたか?失礼しました! ヨーロッパ有名ブランド店が並ぶ 銀座並木通り |
ハーブティーにも使われる リンデンの花銀座の並木通りには、日本ではめずらしいリンデンの並木が あります。 リンデン(西洋シナノキ)は、ヨーロッパでは並木として、親しまれています。 初夏には、レモンのようなすがすがしい香りがする、白い小さな花をたくさん付けます。ヨーロッパでは花の時期、町中がリンデンの香りに包まれ、リンデン祭りを催すところもあります。 この並木通りには、もともとプラタナスの並木があったのですが、この通りに本社をもち、香りを重要視する資生堂の音頭とりで、香りの良い花が咲き、木陰も涼しそうなリンデンに植え替えられたものです。 まだ、並木通りのリンデンは数本おきに咲く程度ですが、200本以上あるので、すべてが咲くようになると、さぞかしオシャレなこの通り中、香りに包まれることでしょう。 まさにヨーロッパの香り漂う並木通り、というところでしょうか。 銀座並木通りに行かれる際は、ウィンドウに目が離せないことと思いますが、リンデンのこの並木にもご注目ください。花の時期でしたら、その香気で心も豊かになりますよ!きっと。 ※シューベルトの歌曲「菩提樹(der lidenbaum)」は、このリンデンを歌っていると思われるので、菩提樹と訳すのはいかがなものでしょうか。菩提樹はまったく別種ですが。菩提樹の名については、複雑な経緯がありますので、どこかで触れてみたいと思います。 |
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2008年 3月下旬にバードハウスに入居したシジュウカラの子育て
![]() 4月11日 中を覗くと8個の卵があった。 赤、青等の色のものは毛糸。 あまりこの巣作りは上手ではない。 おそらく新人なのでしょう。 また、行動パターンも右等、本来のものと違い、 新人類(?)的であり、上手に子育てができるか疑問。 |
![]() 4月11日 しばらく抱卵の後、♂の誘いにより食事に お出かけのようす。 それでも、10分以上この止まり木にたたずみ、 思案していた。 |
4月26日 少し出入りがあるので、中を覗くとすべて孵化し ていた。 おそらく前日全員孵化したのでしょう。 これからが、親の忙しさが本番となり、子育ての お手並み拝見というところです。 |
![]() 5月4日 1週間後に覗くと、もう毛がかなり生えていた。相変わらず押し競饅頭で、何羽いてどこがどうなっているのか解りにくい。一番上の雛だけが尻尾を中心に、黄色い口を右に向け頭を午後一時方向に寝ているのがわかる。背中の両脇がまだ裸で皮膚が光っている。いつも覗くと目も開いていないのに、何かおかしいと思うのか微動だにしない。 これも備えられた防御本能なのでしょう。 |
5月4日雛の成長に合わせて、かなり大きい青虫もくわえてくるようになった。 ♂はさえずりもせず、黙々と大勢の雛の給餌に余念がない。 ものすごい勢いで成長する雛のため、親は一生懸命。最初は頼りなげであったが、あんがいしっかり者の親というところでしょうか。 |
5月4日くわえている白い大きなものは、雛のフン。 よくできたもので、シジュウカラの雛のフンは、排泄されると瞬時に白い粘膜が表面を覆うよう。柔らかくくわえれば、崩れず持ち出しやすくなっている。 親は餌をあげてから排泄を待ち、すぐ運び出す。このため、巣内にはいつもフンはなく、とてもきれい。 |
![]() 5月5日 写真では閉じていても、本日、目が開く。昨日と違い背中もほぼ羽で覆われ、餌をねだる声も今日は特段に大きくなってきた。親が止まり木に来た羽音で、一斉に鳴き始める。屋根を 開けて覗くと、相変わらず、巣にもぐり込み、不動の姿勢となる。巣立ちまで、あと4,5日しかないので、何とかコミュニケーションをとりたいが、勝手な思いか。親は最近1m近くのところに居ても、平気で給餌に向かうようになった。 |
![]() 5月7日 本日も相変わらず覗くと、一斉に頭を潜り込ませたり伏せの状態になるので、未だに正確な羽数がつかめず。 嘴もしっかりとして、羽毛も本来の鳥の羽状になり、真近に迫った巣立ちに備え超速で成長している。おそらく巣立ちは10日ごろでしょう。こうして覗けるのもあと3日か。 |
![]() 5月9日 尾羽も伸び、風切羽もすっかり力強くなり、もういつでも巣立ちできるスタンバイ状態。 どうにか数えてみると、8個の卵がすべて欠けることなく、雛となっている。末っ子らしき下になり顔を埋めている雛も、ほぼ同じように成長しているよう。めでたし、めでたしである。 こうして覗けるのも今日が最後。 明日はいよいよ外界にtake offでしょう。 |
5月12日 10日から、今までの初夏の気候と打って変わって、長雨とストーブをつけるほどの3月の気候に逆戻り。特に寒い中での雨は雛たちにとって厳しい。 こんな気候変化を考慮してか、親は巣立ちの延期を決心したのでしょう。すっかり大きくなった雛たちは、本日も未だハウス内で大きな声で餌を催促。 雛たちは、羽ばたきの練習か、餌を待ち焦がれずジャンプしるのか、巣穴越しに外からも姿がチラチラ見え、体力も十分といったところ。 もし天蓋をあけて覗こうものなら、一斉に飛び出してしまい、不用意な巣立ちをうながしてしまうでしょう。 この雛たちの大騒ぎな鳴き声は、かなり離れたところまで聞こえるので、カラスなどを引き付けなければと気がかり。やはり必要以上の長逗留は危険か。 また、季節はずれの台風が接近中、明日以降も厳しい自然現象が待ち受ける。親も難しい判断に迫られている。 |
| 5月14日 本日早朝に巣立ち 12日から続いている長雨が本日も止まず、巣立ちを決行したものと思われる。 通常巣立ちは、親鳥が巣立ちを促すことが多い。すでに大きくなっているので、今回は雛の方から外に飛び出したのでしょう。 8時ごろには、周辺の離れたところで雛の声がしているものの、四方八方ばらばらにいるようすで、親もまとめて面倒をみられるか気がかり。 大雨の中、一羽はハウス近くの木陰で鳴くも、親鳥はこちらまでには来ないようす。そのうち声がしなくなる。 自然とはいえ、3月の寒さと長雨という、最初から厳しい試練の旅立ちとなった。 8羽のうち、何羽成鳥にまでなれるのか。これからの幸運を祈るのみ。 |
5月15日 本日、ハウス内の巣材を取り出す。 10cmほどスギゴケを積み上げている。卵を産んだきれいに作られた円形のくぼみは、大きくなった雛たちに踏まれたのか、もう跡形もなく平らになっている。 昨日巣立った親子の声は、今日は耳を澄ませてもどこからも聞こえてこない。テリトリーを離れて、もう遠くまで行ってしまったのでしょうか。一度は親子ずれて元気な姿を見せてほしいと思うのは、人間の勝手な想いなんでしょうね。 |
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初 夏 ( 6月 ) |
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春に芽生えた緑も色濃くなり、晴れの日が恋しくなる梅雨の季節です。
このシーズン、雨に最も似合うのは、アジサイやハナショウブ等アヤメ類でしょう。
アジサイは近年いろいろ品種改良され、柏葉アジサイなど、今までにない色や形の種類のものが 増えてきました。大変豪華なものもあり、鉢物の贈り物としても、このシーズンならではのものと して、喜ばれているようです。
アジサイは欧米でも、名所ができるほど大人気です。もともと日本の野山に自生しているガクアジ サイを品種改良したものが、一般によく見る西洋アジサイです。
現在、全国のアジサイの名所やアジサイ園でみられるのは、ほとんどが見栄えのするこの西洋アジ サイ類です。
一方、ガクアジサイは、少し地味ですが、花の咲き方や枝葉が繊細で、大変情緒がありファンも多 くいます。 アジサイにも西洋にの豪華さ、日本の繊細さが象徴されているような気がします。
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カシワバアジサイ ( 柏葉紫陽花 ) 従来のアジサイとは、花姿も異なり、別な存在感があるような気がします。 |
梅雨時にもう一つお似合いの花が、ハナショウブ等のアヤメ属(アイリス)でしょう。
「いずれがアヤメかカキツバタ」などといわれ、美しい女性のたとえにもされるなど、古くから親 しまれている花です。
全国各地にあるアヤメ園や菖蒲園の花は、ほとんどが園芸種のハナショウブが主体と言ってよい でしょう。元々アヤメは、高原や野原等、自然地に見られ、「アヤメ平」の地名にも表れています。
カキツバタもアヤメに劣らず美しいもので、諺どおり一見では区別は難しく、花弁の基部が織物 の綾目のような模様になっているのがアヤメです。実際はなかなか解りにくいですが。
ところで、アヤメ園などは水を背景としたところがほとんどです。アヤメ属がみな湿地等、水辺 を好むように思われますが、そうではなく、カキツバタでけが水中から生えるなど、水のあるとこ ろを好みます。
アヤメは湿地では育たず、ハナショウブは普通の植え込みでも水辺でも生育します。
やはりこれらの花は、アヤメ園が水辺景観をつくっているように、水辺にあることが、何か絵に なり、様になるようです。
この仲間に色とりどりでゴージャスなジャーマンアイリスがあります。花姿は同じでも、まった く雰囲気が異なり、西洋美人という感じでしょうか。
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ハンカチの木
小石川 礫川公園のハンカチノキ![]() |
ハンカチノキという 世界的にも希少な木を見てきました。 東京の小石川、つまり現在の東京ドームそばにある礫川公園に、作家の幸田文邸から寄贈移植されたハンカチノキがあります。 本当にハンカチを結びつけたような、風変わりな花です。初夏の風に揺られて、ハンカチのようにヒラヒラしていました。 原産地は中国の雲南省等のある西南部、高冷地のみに生育する世界的に希少な木です。 種類としても、一科一属一種という、まったく同類のない孤立した種類で、極めて稀な樹木です。 幸田文の娘である、作家の青木玉さんの説明文によると、花が咲くまでたいそう長い年月(20年近く)かかったそうです。 母がとても楽しみにしていたのに、ついに生前には咲かなかったとのことです。 |
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蘇峰山草堂の 由緒あるカタルパ と 爛心木(ランシンボク)
モースの発見した貝塚で知られた大森に近い、東京大田区山王にある徳富蘇峰の旧居、
蘇峰山草堂のカタルパと爛心木です。
![]() カタルパ の花 |
![]() 爛心木 の花 |
![]() 新島譲と蘇峰の 師弟愛の樹 アメリカ原産のキササゲの仲間です。 花は5月下旬又は6月上旬のほんの短い数日だけ見られます。 この木は日本の近代化を開いた新島譲が、アメリカより種子を持ち帰り、蘇峰に贈った木の3代目の木です。 新島譲と蘇峰の師弟愛を物語る由緒ある木です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※ 知られているように、徳富蘇峰は明治、大正、昭和を代表するジャーナリスト、言論人で、「不如帰」で知られる文豪、徳富蘆花の実兄です。 なお当時の親族には著名人が多かったようです。 また、蘇峰は、山王草堂の一木一草に毎朝、挨拶を交わすほど草木を愛したそうです。 |
![]() ![]() 中国の孔子廟からもたらされた爛心木 この木は、昭和15年に、孔子廟からもたらされた苗木を、多くの来賓に見守られながら、正装して蘇峰自ら植えた木です。 爛心木は一名、楷木(カイノキ)とも呼ばれるウルシ科の木で、 中国の孔子廟に植えられていることから、学問の聖木と言われ ています。 円錐花序の多数の淡黄色の花が付き、とてもよい香りがします。 確かにこの木の下は、やさしい木漏れ日をもたらし、花の香りと相まって心が落ち着き、とても神聖な雰囲気がしました。 |
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| ● 今月のガーデニング・・・・・この時期に しておきたいこと! |
春の花々も咲き終わり、枝や葉がどんどん伸びるのが、このシーズンです。
花後の手入れ、枝透かし、枝切りもこの時期の大事なガーデニングです。
きれいに刈り込まれた生垣も、枝が伸び、形が崩れてくるのもこの時期です。
枝が少なくムラのある生垣は、早めに刈り込み、脇芽を多く出すようにすれば、秋口には見違えるようになります。
たくさんの花をつけたツツジは、今のうちに刈り込んでおきましょう。秋に刈り込むと花の咲く枝を切ってしまい、
翌年花々が楽しめません。アジサイも同じです。
挿し木もこの時期、いろいろな種類のものができます。
ただしゴールドクレストなどの針葉樹については、秋〜春先が向いており、一般に梅雨期には適しません。
○ 挿し木のポイント
・ 用土はパーミュキライト、パーライト、ピートモスの等量混合土が多くのものに適している。
・ 切り口は良く切れるナイフ等で斜めに切る。
・ 1時間以上水揚げをする。
・ IBAなど発根促進剤を使う。
・ 日陰に置き、乾燥させない。
さてこの時期、ハーブやベジタブルの若葉が一晩で丸坊主にされたり、大きく葉が食われていることがあります。
これは、多くの場合、ヨトウムシのしわざです。名前のとおり昼間に見てもいません。
夜出てきて、ハデに食い荒らします。夜捕殺するのが最も効果的ですが、昼間であれば根元周りを少しシャベル
で掘ると、丸々と太ったヨトウムシを見つけることが出来ます。
いずれにしても、いろいろな害虫も勢いづくのも、この梅雨時期。毎日、目をかけることが、何より大切です。
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夢
さ め て
聞 く は 蛙 の 遠 音 か
な
良寛
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| 夏 ( 7月 ) |
|---|
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| ● お見ごろ情報・・・季節情報 |
日差しが強く、暑い季節になりました。 この暑さを喜ぶように夏の花々が咲いています。 少し前までは、夏の花と言えば代表格がヒマワリに朝顔が定番でした。最近は、ハーブ類も含め てとても多くの花々が見られ、同じ種類でも色も多彩になってきました。 サルスベリも、うだるような夏のギラギラする日中に元気良く花を咲かせます。花付が良く花 期も長いので、家庭でも庭木として1本あるととても楽しめます。サルスベリはピンク色が主な 色でしたが、最近は白、紫、紅色等いろいろな色が揃い、なんとも言えないクリムゾン色の熱帯 花を思わせる良い色合いのものも見られるようになりました。 また、横に広がる矮性種のものもあり、ボーダーガーデン等いろいろな場面で楽しめるように なりました。もう一つサルスベリの花の良いところは、ソメイヨシノの花のように、落花が軽や かで、変色せず、咲いている時と同じ色合いをいつまでも保っています。これも一つの風情とし て、掃いてしまうのがもったいないような気にさせます。 この逆がクチナシやアジサイ、つつじ類等たくさんあり、咲き終わるとすぐに変色してしまい、 見苦しくなります。また、葉にベタッとくっついてしまい、花後の手入れを怠れません。ツバキ のように、花の形態そのままボテッと落花し、縁起が悪いと言われた花もありと、落花の様子も 様々です。 夏に咲くつる性の花もいろいろありますが、オレンジ色でトランペット状の花を次から次へと 咲かせ、夏の日照りの中で一番ハデに、勢い良く咲いているのは、ノウゼンカズラのような気が します。

ノウゼンカズラ( 凌 霄
花 )
ノウゼンカズラ科
夕
風に
凌 霄
花の
ひとり言
特にここ数年、ノウゼンカズラを植えているお宅が増えているようです。 原産は中国、アメリカですが、日本の気候にピッタリあうようで、一旦根付くとものすごい勢 いで成長します。 一つの花の寿命は短いのですが、ブドウの房状に花が次々と咲きます。 外国産とは言え、房状に垂れ下がり、風に揺れる様はとても情緒があり、夏の夕方などは、色 が映え、一層涼しげで絵になる風景です。 気根がある前年枝を挿し木すれば、簡単につきます。アーチや多少大きな支柱がいりますが、 気根で貼り付いて登るので、丸太支柱など多少ザラツキのあるものが良いでしょう。スギなど の枯れ木があればベストです。 日当たりがよければどこでも生育するので、気に入った方は来年の夏の彩りに、植えてみるの も楽しみになると思います。
| ● 今月のガーデニング・・・・・この時期に しておきたいこと! |
毎日、気温が高く、日照りの続く夏場は、人も植物も水分補給が肝心です。
プランターや鉢植えばかりでなく、地植えの庭木も夏バテしてしまいます。ベジタブル類も水不足は収穫
に影響するので、十分注意が必要です。
この時期に思うのは、雑草の強さ、たくましさです。
感心している場合ではありませんが、うっかり水やりを忘れ、瀕死状態の鉢物の「御本体」の脇で、いつ
の間にか生えているカタバミなどは、「元気はつらつ」状態です。掘り上げてみると、たっぷり水を含んだ
根をもっており、余裕十分というところでした。
また、この時期、多くの園芸植物やハーブ、ベジタブル類は、放置しておくと、あらゆる害虫の集中砲火
を浴び、見る影もなくなりますが、ほとんどの雑草は何のダメージを受けることもなく平然と枝葉を伸ばし
ています。
人も「雑草ように」と、よく例えられますが、つくづく雑草の強さが際立つ夏の日の、今日この頃です。
なお、最近は人体に安全な自然素材から出来た害虫防除、虫除けが出ています。話題のニームもあり
ますので、オーガニックガーデン、キッチンガーデンのページもご覧ください。
○ 夏場の水やりポイント
・朝、夕のまだ日が当たっていない時に、たっぷり散水します。
・たっぷり水やりしたつもりでも、鉢の3分の1ほどにしか、水分が行っていないことがあるので注意
が必要です。
・あまり乾燥すると、いっぺんに水やりしても水をを弾いてしまうことがあります。ゆっくりと、鉢底から
水が出るまで与え、他のところをやった後、再び与えるようにして、十分に土壌が吸収し水分が行き
渡るするよう心がけます。
・特にプランターや鉢物は、日中の日照りの時間帯は避ける。
葉の蒸れや熱せられた土や鉢により、一層ダメージをこうむることがある。
・朝方たっぷり水やりしても、日中の直射日光と暑さで夕方にはカラカラとなり、葉がしおれてしまうも
のもあります。このような状態になる場合、朝夕できない時は半日陰のところに移すか、寒冷紗を張
り、守ってやりましょう。
・プランターや鉢の表面からも、かなり水分が蒸発してしまうので、バーグチップを敷くとかなり効果が
あり、オシャレな感じになります。
・留守をしたり、少し手を抜きたい場合は、自動水やり器やウォーターキーパーに少し頼るのも一つの
方法です。
ベランダガーデンやキッチンガーデンのページに商品紹介していますので、ご覧ください。
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ひ
ぐ ら し の
鳴 く 山 里 の 夕 暮 れ
は
風 よ り ほ か
に
と う 人 も な
し
古今集
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| 夏 ( 8 月 ) |
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秋 ( 9 月 ) |
|---|



| ● お見ごろ情報・・・季節情報 |
すっかり日が短くなり、秋の日差しとなりました。
いつのまにかセミもアブラゼミからツクツクホウシにバトンタッチし、秋本番に向けて秋の
虫へと代わってきました。
秋の虫と言えば、十年以上前から外来種のアオマツムシが大変な勢いで広がり、都心のちょ
っとした緑地から、郊外の住宅地でも聞こえ、今では里山の自然の中でも声が聞こえます。
どこまで増え続けるのかと思っていましたが、ここ数年かつてほど聞かれなくなったようで
す。 河原の土手や空き地を、埋め尽くすほど増えたセイタカアワダチソウが、自家中毒で数
が少なくなりましたが、アオマツムシの勢力範囲は今後どうなっていくのでしょうか。
アオマツムシはガーデンでもサクラ等の木の上を好み、りー、りー、りーと在来の秋の虫に比
べて、とても大きな声(音)を出します。声は悪くないのですが、情緒に欠けるようです。
みなさんのお住まいの方でも聞けるでしょうか。
さて、この間、信州の高原を一巡してきました。
まだ、まだ木々の緑もそのままで、さすがに高原でも秋一色というわけにはいきませんが、
ススキも穂を出し、着実に秋の気配です。
上の写真にあるように、白樺林に北アメリカ原産のキク科多年草の、ルドベキアが繁って
いました。不思議な取り合わせなので1枚載せておきました。
左はシシウドです。2m近くまで丈が伸び、草の中では一番丈が高くなります。花も豪
華で、迫力があります。遠くからも目立つことでは、初秋の野の代表種でしょう。
右はご存知パンパスグラスです。最近はガーデンにも多く植えられるようになりました。
ワンポイントして庭の一画に欲しいところです。

クジャクチョウ と ブットレア ブットレアに訪れた 高原の女神といわれるクジャクチョウ 森を抜けると、エントランスにブットレアの植えてあるオシャレなカフェがあったので、 お茶を飲んでいると、クジャクチョウが何匹もブットレアの蜜を求めてやってきていまし た。 クジャクチョウは、わが国で最もきれいなチョウの一つです。 丸い模様が孔雀に似ていることから、この名が付いています。 なお学名では何時、誰 が付けたかゲイシャ(芸者)となっています。命名のセンス(?)がうかがわれますね。 まあ、植物でもオオイヌノフグリはつとに有名ですが、樹木でもショウベンノキ(小便の 木)という、ものすごい正式名をイタダイタ木もあります。 ブットレアは、別名バタフライブッシュといい、たくさんの蝶が集まることで知られて います。花の時期も長く、初夏から初秋まで次々と咲いて楽しませてくれます。 これも日当たりの良いガーデンであれば、1本ほしいところです。 樹勢が良く、けっこう樹形が暴れるので、花後、落葉したら枝を思い切り剪定します。 幹の高さも地上から1m以内に抑えると、花がちょうど目の高さになり、草花やフロント 植栽と調和します。 ===============================================
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太宰治の 「 富士には 月見草がよく似合う 」 でお馴染みの 河口湖町 御坂峠の 天下茶屋に行ってきました。
![]() 右側が天下茶屋 左側に「富士三景」と言われる絶景が広がる。 昭和13年秋、甲府からこのトンネルを抜け、傷心の太宰治が訪れ、富士山が真正面に見えるこの二階に三ヶ月余り逗留したそうです。 |
![]() 茶屋正面に富士山が見えます。晴れていれば!! 眼下には河口湖が何とかみえます。 ここに月見草が咲いていれば、おそらく似合うのでしょうね。 |
![]() まだアジサイが咲いていましたが、月見草は見当たらず。 おそらく茶屋のご亭主は、耳にタコができるほどお客に訊かれていることでしょうが、それでも、お愛想にも、なぜ月見草(待宵草)を植えていないのか訊きたくなりました。 |
![]() 茶屋二階は太宰治記念館になっています。 太宰が実際に使った机や火鉢が展示してあります。その他いろいろな資料があり、太宰ファンは必見です。 |
![]() オオマツヨイグサ(大待宵草) ![]() |
太宰が月見草と言ったのは、この大待宵草のようです。 月見草は、まったく別の種類です。 また、竹久夢二の 「 待てど暮らせど こぬ人を 宵待草のやるせなさ こよいは 月も でぬそうな 」 と歌われた宵待草という種類のものは実際にはありません。 宵待草という言い方は竹久の創作のようです。おそらく待宵草のことを詠ったものと思われます。 この夢二の「宵待草」という言い方のほうが、何か詩情があるように思えます。 ● マツヨイグサ(待宵草) 名前のように初夏から秋口の、宵の迫る夕刻に咲き、翌朝にしぼみます。 マツヨイグサはいくつか種類がありますが、このオオマツヨイグサが一番花が大きく引き立ちます。 元々は北米原産で、明治時代に輸入されたようです。現在はもちろん栽培している人もいますが、野生化し、乾燥した日当たりのよいところで、たまに見かけます。 左の写真は、砂利敷きの都会の駐車場のすみに、けなげに咲いていたものを撮ったものです。 |
月 よ み の
光 を ま ち て 帰 り ま せ
山 路
は 栗 の い が の お ほ き
に
良寛
| 秋 ( 10 月 ) |
|---|



| ● お見ごろ情報・・・季節情報 |
本格的な紅葉はこれからというところですが、秋景色も日ごとに強まる今日この頃です。
秋を彩るものには、いろいろありますが、秋の味覚の代表のカキ、秋の七草の一つ女郎花、少
し風変わりで美しいツリバナをアップしてみました。
◆ カキ ◆
写真のカキは王禅寺柿といって、甘がきの元祖で、ピンポン玉を少し大きくしたほどの小さな
カキです。 柿は、日本特産のものだと思っている方も多いと思いますが、中国からの移入種です。
その証拠に里山にあっても、人里離れた自然の山にはありません。ちなみに、太いタケノコで
お馴染みの孟宗竹も同じです。元々日本のものではありません。
そうは言っても、今や柿は秋を代表する味覚であり、秋を彩る風情です。最近は実付きの良い
いろいろな種類の苗木が売られています。マイガーデンにも1本柿の木があると、秋がとても待
ち遠しくなります。
◆ オミナエシ ◆
オミナエシ(女郎花)はご存知、秋の七草の一つです。これも最近は園芸品種ができ、いろいろ
なところで見られるようになりました。
なお、オミナエシは、秋の七草の中で一番ハデで美しいと思われますが、「女郎花」という字
面からか、茶花としてはご法度(禁花)のようです。
< 秋の七草 > ハギ(萩)、ススキ(薄)、キキヨウ(桔梗)、ナデシコ(撫子)
クズ(葛)、フジバカマ(藤袴)、オミナエシ(女郎花)
◆ ツリバナ ◆
ツリバナ(吊り花)は、秋の紅葉が美しいニシキギやマユミの仲間です。
写真のように、吊り下がったように赤い実が付き、独特の風情をもっています。秋に実る赤い木
の実はたくさんありますが、最も存在感ある木の実の一つでしょう。山の木であまり多くありま
せんが、園芸店にたまに出ているので購入できます。
| ● 今月のガーデニング・・・・・この時期に しておきたいこと! |
●・・・植え替え・種まき・・・●
-------- 気候、温度は東京近辺を基準としています---------
夏の日照りも去り、台風もそろそろ来なくなるこの時期が、植え替え、定植、秋まきのキッチ
ンベジタブルやハーブの種まき等、マイガーデンの模様替えの時期でもあります。
○ 常緑樹
常緑樹の移植、植え替え植え付けは、まだ根が活動しているこの時期、10月中に行った方が
活着率が良いです。
コニファーも移植、定植の適期です。鉢降ろしも最適な時期です。
木枯らしが吹くような時期では遅すぎます。まだ寒さが来ない今月中に済ませましょう。
○ 落葉樹
落葉樹は、葉が落ちてから本格的な移植の適期になります。大半の地域ではもう少し待った方
がよいでしょう。まだまだ夏場と同じように、青い葉を付けている落葉樹がたくさんあります。
葉を落としてから春先まで、時間はたっぷりあるので、ゆっくり紅葉、黄葉等秋の彩りを楽し
んでください。
○ ハーブ類
ハーブ類も植え替え、株分け、挿し芽、挿し木、種まき等,この時期いろいろな作業ができます。
≪ この時期に種まきできるハーブ ≫
ミント類、 チャイブ、 タイム、 オレガノ、 レモンバーム、 コリアンダー
ジャーマンカモミール、 ローズマリー、 コモンセージ 等
寒さに弱いバジルは、そろそろ終わりです。
夏場には若葉をどんどん出し、イタリアンやサラダ、肉料理にと大活躍してくれたましたが、
だんだん勢いがなくなってきました。
鉢物であれば、部屋に取り込めば生きていますが、葉を利用できるほど勢いは続きません。
来年も利用できないこともないですが、やはり来春時期が着たら、種まきをするなり、苗を買っ
たほうが手っ取り早いように思います。
○ 秋まきのキッチンベジタブル
シュンギク カブ エンドウ ソラマメ コマツナ ホウレンソウ
▲▲・・・秋植え球根の注意・・・▲▲
秋植え球根の植え付けは、来月に入ってからの方がよいでしょう。
秋植え球根は、本来10月がベストシーズンですが、昨今のように温暖化で温度が高く、真夏日
が10月にあるような気候では、来月に入ってからの方が無難に思います。
つまりこの暖かさで、土壌のウイルスがまだまだ活発に動き回っています。
球根はウイルスに大変弱いものです。特に花のきれいな、新しい高級品種ほどウイルスに弱い
ように思います。人間もこういう傾向が・・・。 失礼、元に戻ります。
土壌の温度、つまり地温は空気以上に温まっており、なかなか冷めません。
地球温暖化が、球根の植え付けにも、影響しているとは。 温暖化防止、真剣に考える時期が来
たようですね。
そんなわけで、秋植え球根は、コートの襟を立てるような、もう少し寒さが感じられる、本格
的な秋の到来があってからでも遅くはないでしょう。
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木の間より もりくる
月の 影みれば
こころ づくしの
秋はきにけり
古今集
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| 秋 ( 11 月 ) |
|---|



| ● お見ごろ情報・・・季節情報 |
だいぶ秋も深まり、各地から紅葉情報も聞かれる時期となりました。 観光地も紅葉狩りの人出で、ここしばらく賑わうことと思います。 全国的に温暖化と言われつつも、東京でもやっと、本格的な秋らしい風情になってきました。 大きな樹木ではサクラやハナミズキがよい色づきを見せています。 ケヤキの枯れ葉が風に舞い、イチョウの街路樹が見事な黄色になると、いよいよ晩秋。 本格的な冬の到来というところです。 さて、今回はピラカンサ、ホオズキ、ニシキギをupしてみました。
◆ ピラカンサ ◆
ピラカンサの赤い実が目立つ頃となりました。
日当たりさえ良ければ成長も早く、病害虫もほとんどない、とても丈夫で育てやすい木です。
枝か密に出て、萌芽力があるので、かなりきつい剪定にも耐えます。そんな性質を利用して、
生垣としても、よく用いられます。鋭いトゲがあるので、若干注意が必要ですが、木質がとて
も硬いので、生垣にした場合、人はとても通過できません。
このことから、強いガードを必要とするところでは、長く鋭いトゲのあるカラタチ以上に、
ピラカンサが最強の生垣になるのではと思っています。
秋には写真のように、たわわに実がつくので、彩りとしても楽しめます。赤い実は鳥たちに
も好まれますが、けっこう春先までついているところを見かけます。
◆ ホオズキ
( 鬼 灯 ) ◆
写真は、夏場に楽しませてくれた、あの赤い彩が美しい「ほおずき」の変身です。
ほおずき市で買ってきたものを地植えにして、しばらく忘れていたものです。
きれいな赤い皮が、こんどはメッシュのカバーにいでたちを替え、不思議な雰囲気を醸し出し
ています。
そういえば、何でホオズキのような、かわいい実のつくものを漢字で「鬼灯」と書くのか、疑
問に思っていました。この姿を見て納得。まさに、このムードを表現したのだったのですね。
たしかに怪しげな鬼の提灯のような気がします。虫に皮の柔らかいところを喰われると、こう
なるようです。英名でもchinese lantern
plantと、「提灯」に見立てているのが面白いですね。
◆ ニシキギ ( 錦
木
) ◆
ニシキギが、みごとな錦の色になりました。
モミジは紅葉の代表ですが、ニシキギは、普通に見られる中木や低木の中でドウダンツツジと並ん
で最も紅葉のみごとな木でしょう。
ニシキギは、先月ご紹介したツリバナやマユミの仲間です。枝にコルク質の翼があるので、葉の
ない時分でも簡単に見分けがつきます。
あまり刈り込みをせず、単独で植えても風情のある木ですが、この木も萌芽力が強いので、低い
生垣や他のカン木との混植刈り込みなどにも適しています。いずれにしても、ガーデンに1本は欲
しい木の一つです。
ニシキギは紅葉もすばらしいのですが、落葉したあと裸木に見られる赤い実も、捨てがたい風情
があります。ただし、その年の気候や環境、固体差により実つきの良し悪しが結構あります。
ピラカンサやムラサキシキブのように、どの木もたくさん実るとは限らないが残念です。
| ● 今月のガーデニング・・・・・この時期に しておきたいこと! |
● ・ ・ ・腐葉土づくり ・ ・ ・ ● この時期は落ち葉の季節でもあります。落ち葉を集めて、腐葉土づくりをしましょう。 以前、TVで「家の前にケヤキの街路樹があり、落ち葉が多く掃除が大変。とても迷惑だ思って いた。ところが、腐葉土づくりを始めてからは、お宝のように思え、落ち葉がもったいなくて、集 めるのが忙しい」と主婦の方が言っていました。 たしかに、ガーデニングに無縁な方にとっては、落ち葉は邪魔で単なるゴミでしょうね。 立場や視点を替えると、ゴミと思っていたものがお宝になる面白い話だと思いました。 多くの人々がこのように違う見方ができたら、生活の中で出る品々のリサイクルも、もっと幅広 く進むのでは、と思えてきます。 さて、最近は効率的に、しかもスマートに腐葉土づくりができるいろいろなタイプのコンポスト (容器)が出ています。これらを利用すれば、やっかいだと思われていた腐葉土づくりも、けっこう 楽しく、簡単にできるようになりました。 腐葉土も、いざ買うと、結構なお値段です。落ち葉をはじめベジタブルやハーブ類、剪定した枝 や葉、何でも腐葉土にしてしまいましょう。 初めての方も、材料がたくさん出るこの時期に、チャレンジしてみてはいかがでしょう。 腐葉土の材料としては、下記にあるようにケヤキやナラ等の広葉樹の葉だけを使うのが理想です が、ガーデニング作業で出るいろいろな葉や枝クズも、立派な腐葉土になります。 ただし、木の枝などを入れると、多少できるまで時間が掛かります。 また、コニファーなど針葉樹の枝葉は、熟成発酵が遅くなるので、避けたほうが良いでしょう。 基本的なな腐葉土のつくり方は、オーガニックガーデンのページにありますが、以下にも載せて おきましたので、参考にしてください。 美観よく、スマートな腐葉土づくりや、生ゴミから堆肥をつくりたい方は、コンポストを使うこ とをお勧めします。 ○ 簡単で基本的な腐葉土づくり ・ 大きめなゴミ袋に小さな穴をたくさんあける。(空気穴) 穴開き大バケツも可。 ・ カシ、ケヤキ、クリ、シイ等の広葉樹の落ち葉を1/3ほどゴミ袋に入れる。 ・ ジョウロでゴミ袋の上から水を撒き、落ち葉を十分湿らせ、踏みつける。 ・ この上に土を少し入れ、米ぬか、油粕、石灰を少しずつ撒く。 ・ サンドイッチ状にこのくり返しをする。 ・ 1、2ヶ月ごとに中を切り返し、空気と水気を補給する。 ・ 3ヶ月〜半年ほどで腐葉土ができあがる。まっ黒になっていれば完熟。 ・ 落ち葉はモミジなど薄い葉のものより、少し厚いものの方が良い腐葉土できる。
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セイタカアワダチソウ セイタカアワダチソウが、この時期、まだ盛んに空き地などに咲いています。 繁殖力が強いので、あまり好かれていませんが、黄色い花はとてもみごとです。 最近は、お供えの花や、花束の彩としても利用されるようになりました。また、垂直で丈夫な長い茎は、造園材として枝折り垣に使われたり、屋形船の屋根材にも活用されているようです。 いろいろ言われながらも、みじかにある帰化植物で、これほど多方面に利用されているものも、珍しいですね。 以前、若い茎を掘り取り、プランターに移植してみましたが、あまりよく育ちませんでした。 繁殖力の強いわりに、案外生育環境にうるさいので、驚いたことがあります。 |
=================================================== ほ ろ ほ ろ 酔 う て 木 の 葉 降 る 山頭火 ===================================================
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