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この日の第1レースから確勝級の馬にまたがることとなる。
3歳牝馬限定の未勝利戦。
ここ2戦3着2着と惜敗続きのフィフティーンラブである。
「引退するまでに何とかこの馬を勝たせてあげたい」
スポーツニッポンのコラムにもコメントしていた。
単勝1.4倍。
彼への期待の表れであろうか・・・
関係者の期待、ファンの期待に応えたい。
そしてこの馬のためにも・・・・
跨ったときの彼の表情は仕事人であった。 |
中山1800のダート戦。
ゲートが開いて的場さんとフィフティーンラブは
無理なくハナにたつ。
しかし直後に蛯名騎手騎乗のラフィカに
ぴったりとマークされ場内騒然。
様々な声がクロスするなか一団は向正面から3角へ。
私も一瞬大丈夫かなと心配になった。
しかしそんな考えも希有に過ぎなかった。
3角を回ったところで蛯名の手綱が動き
右ムチが入る一方でフィフティーンラブは
絶好の手応えであった。
そうなれば後は引き離すだけ。
「的場〜そのまま〜」の声援に後押しされ先頭でゴールイン。
大差の圧勝劇であった。
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1440勝目。ファンとしてはたまらない瞬間だ。
ゴール直後は周りの的場ファンと一緒に
拍手喝采の大騒ぎである。
ウィナーズサークルとスタンドからは
「的場さんオメデト〜」の声援。
人気馬で背負ったプレッシャーもあったのだろうか?
的場さんちょっとホッとしたような表情だったな〜
おめでとうございます。 |
2R、3歳未勝利ダート1200。
ホッカイラヴを管理する柴田欣也調教師も
この日をもって調教師引退となる。
これでまた勝てば最高の演出なんだけどな。
スタートして果敢に先行集団に食らいつくも力及ばず5着。
引き返してくる的場さんが上を見上げて笑顔。
何かなと思ったら
ゴンドラ席の人たちを見ていたようです。
どうやらご家族の方々ではないかと思いますが。
(勝手な推測ですが)(笑) |
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4R終了時点でウィナーズサクル周辺には人が集まりはじめる。
5R終了後のお昼休みの時間帯に引退式が行われるのである。
刻々とその時刻がせまる。
5R終了後JRA職員らが式の準備を進める。
検量室から西山牧場の横縞の勝負服にブレザーを羽織った
的場さんが登場。
いよいよ引退式の始まりである。 |
ターフビジョンにはこれまで獲得したG1の映像が流される。
ドクタースパート、リンドシェーバー、ライスシャワー、
エリモシック、グラスワンダー、エルコンドルパサー、
エリモエクセル、アグネスデジタル。
G1 13勝の一つ一つを噛みしめていく。
私が一番印象に残っているのが1999年の有馬記念。
同じこの中山の舞台。
壮絶なハナ差で制したグラスワンダーと的場さんの姿は
今でも想い出す。
G1の一つ一つを語る的場さん。
改めて彼は素晴らしいジョッキーだと想う。
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花束贈呈。
様々な関係者から花束が的場騎手に贈られる。
まずは騎手会副会長的場さんと同期の加藤和宏騎手から
花束を贈られ握手。
その次に親しくしていた関係者から。
そして家族からの花束贈呈。
まず最初に的場さんのパレットを勤める長男の詢一さん、
長女のあさ美さん、次男の勇人君へと次々に手渡される。
次男の勇人君、的場さんに花束を渡した後思わず涙ぐむ。
お父さんの活躍する姿が誇りだった息子さん。
勇人君は将来騎手を志しているという。
もしかしたら数年後
成長した彼をターフで見るのでしょうか・・・。
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「よくまだ乗れるのに何故騎手を辞めるんだい?と
よく言われますが、昔から調教師として
馬を育てていきたいという気持ちはありました。
調教師という仕事は騎手をやっている以上に
体力のいる仕事だと私は思っています。
だからあえて体力のある今
騎手生活にピリオドを打つことを決めました。
騎手を辞めることに未練はありません」
的場さんはそのように引退する理由を語っておりました。
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そしてこの日中山で共に戦うジョッキー達に
胴上げされました。
場内からは惜しみない拍手が送られていました。 |
| 記念撮影です。 |

(画像をクリックすると拡大写真が表示されます) |

(画像をクリックすると4角廻る姿が映ります) |
セレモニー直後の6Rにもニシノフロイデに騎乗。
結果は8着でしたが
芝コースでの最終騎乗、
4角でじっくりとその姿を見させていただきました。 |
いよいよ最終12R。
いよいよこれが的場さんの最終騎乗になります。
本当に最終なのかな・・・・・
ちょっとした寂しさを感じた。
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でも鞍上の的場さんはしんみりとしているわけではなかった。
パドックで周囲を見回し、
「的場!」の惜別の声援を
噛みしめながら。
騎手として悔いなく終われる・・・・・
そんな表情でした。
ダート1200、追い込みのカゲショウシンザン。
結果は12着でしたが
騎手としての仕事を全うした
的場さんの姿は
悔いも未練もない清々しいものでした。
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一つの旅が終わりました。
今は静かな朝を迎えています。
でも物語はここで終わりません。
また再び旅に出るのです。
だから物語(旅)のその前には
涙はいらない・・・・・。
ホースマンであり続ける的場さんのチャレンジはまだまだ続きます。
そんな彼への応援の気持ちは変わりません。
また来年、必ずターフでお会いしましょう。
素晴らしき仲間と共に・・・・。
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