冬ざれの裏山
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今年もいよいよ押し詰り
何かと慌ただしい歳末を
お迎へのことと存じます
すでに當地は根雪が積り
冬ざれの裏山は色も音も
なく静まり返つてゐます
しかしお正月ともなれば
カラフルなスキーヤー達で
藏王も賑はふことでせう

☆けもの棲む背戸の深山や雪催   尚徒子

('05.12)
 聖・ヴァレンタインデー
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齡をとると義理チョコも流石に少なくなりました
それはともかく大蔵村の肘折温泉では村おこしに
聖・ヴァレンタインデーの夜
村道の雪の壁に灯を燈し
若者を誘致するのですが
意図に反して集まるのは高齢者ばかりとか・・

☆凍雪を溶かす御霊のありにけり   尚徒子

('05.2)
 小國町梅花皮
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世間では地球の温暖化が喧しく叫ばれてゐますが
やはり自然は冬をとばして春にはならないやうです
確かに當地でも降雪量は昔に比べ減つてきました
しかし山間部には今でも四~五米の積雪があつて
温暖化どこ吹く風です

☆山眠る墨絵の如き山眠る   尚徒子

('05.1)
 國寶慈恩寺
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家庭での正月行事が近年減つてきたやうです
しかし年の初めに当たり「家内安全 無病息災」等を
祈願する人は多いやうで神社仏閣は賑はつたとか
また今年も『藏王便り』をお送りしますのでご批評ご感想をお聴かせ下さい

☆胸中の災厄失せよ初御空   尚徒子

('05.1)
初雪の小玉川
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早くも師走となりました
今年は例年になく樣々な異常現象がありました
記録破りだつた夏の猛暑
本土に上陸した臺風の数さらに新潟中越地震など
動天驚地の連続でした
來年は明るい年であつて欲しいですね

☆初雪や独り酒絶ち厄払ひ   尚徒子

('04.12)
白布高湯・西屋

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奧州三高湯の一つ吾妻の白布温泉に來てゐます
以前は東屋・中屋・西屋の三軒とも『茅葺き屋根』で親しまれた湯の宿でした
数年前に中屋から出火東屋にも延焼し辛うじて西屋だけが殘りました・・
〔昨年再建した東屋は許可が出ずトタン葺きです〕

☆雪國の駒子ゐさうな峪の宿   尚徒子

('04.3)
この木なんの樹
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〔この木なんの樹シリーズ〕
もちろん雪のなる木ではありません・・
ヒント=落葉大低木で高さは三米ぐらゐ
山地に自生し早春に四弁で黄色線型の花を開く
別名金縷梅
東北ではまんずこの花が咲ぐと言はれてゐます

☆一樹にて藏王の冬をまとひをり   尚徒子

('04.2)
鎭魂祭
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先月総理大臣の靖国神社参拝がマスコミを騒がせましたが
米沢上杉神社の鎭魂祭も戰沒者の英靈を慰めじすめるのが今でも儀式の中心ださうです
やはり戰爭で死んだ魂はさう簡単には鎭まらずにさ迷つてゐるのでせうか

☆上杉の鎭魂神事寒明くる   尚徒子

('04.2)
白鳥
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無聊塾から車で三十分も走れば
白鳥飛來地の一つ朝日町の最上川です
白鳥はシベリア大陸から三千キロ
ほとんど飮まず食はずで飛んで來るとか
東京から藏王までは僅か三百キロ少々です
白鳥に会いに來ませんか

☆汝に似たる白鳥羽根を休めをり   尚徒子

('04.1)
霧氷
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無聊塾の裏山は先日來の大雪で真つ白です
ときたま兎やカモシカの足跡などを見かけますが
普段は木枯らしのほかに訪れる人もおりません
ところで『藏王』と言へば樹氷ですが・・
寫眞の霧氷も見応へがあります

☆冬木立はや十年の山棲まひ   尚徒子

('04.1)
梅花皮温泉
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 師走もあと残りわづかとなり なにかとお忙しい毎日を お過ごしのことでせう
 当地は既に山に雪が来て 今年も厳しい冬になると 予告してゐるやうです
 こんなときは閑を見つけ 温泉に浸り浮世の憂さを 洗ひ流すに限ります

☆年の瀬や他人(ひと)に語れぬこともあり   尚徒子

('03.12)
眼鏡橋
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 写真はその昔大名たちも 通つた羽州街道に懸かる 面影石の眼鏡橋です
 雪の日橋の下は必ず曇り 雨の日は女の泣くやうな 水音が聞こえるとか・・
 と言ふ地元の怪談ですが 当地にしてはよく出来た 小話ではあります

☆雪をんな今宵も泣くや眼鏡橋   尚徒子


('03.2)
 地吹雪
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 けふは朝から地吹雪です
 夕べから降りつゞく雪が収まらず折からの強風に 舞ひ上げられてゐます
 一寸先は闇と言ひますが こゝではホワイトアウト 何も見えなくなります
 こんな日は暖炉のお守りで また酒量が増えさうです

☆都落ちはや十年の雪野かな   尚徒子


('03.1)
氣になる實
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 夕べからの雪が今朝まで降り続き一面の銀世界と思ひきや 正に和服の小紋にしたいやうな『色彩』の風景に出会ひました。
 ところで「この木なんの樹氣になる實?」日本人なら 子供でも判る木ですから種類まで當てゝ下さい。ヒントは『紅』です。


('02.12)
ウメモドキ
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 今年も藏王便りを出します。 気が向いたらご返事いただければ幸ひです。
 独り暮らしも九年目ともなるとベテランと云ふかマンネリと云ふか かなり草臥れてきた感じは否めません。
 またボケの症状も少し進んでゐるやうです。 失礼の段ご容赦下さい。


('02.1)
雪の山里
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 「きつぱりと冬が来た」と詩つたの誰でしたつけ。
 今年も『無聊塾』の裏山に雪将軍が下りて来ました。
 しかし覚悟さへ決めれば、冬の藏王も「また楽し」です。
 親しい仲間と暖炉を囲み、地酒やワインでわいわいやるのも悪くありません。一度ご一緒しませんか。


('01.12)
樹氷(その弐)
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 藏王の春夏秋冬はまさに四季の変貌とはかう云ふものだと教へてくれます。
中でも一番象徴的なのは、厳冬の樹氷でせう。
空中ケーブルを乗り継ぎ、標高1800米付近まで登らねば見られませんが・・・。
 一度「温泉巡り」かたがた樹氷見物に来ませんか。 

('01.3)
つらら
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 そちらでは雪は降つても、つらゝは出来ないでせう。
一見寒そうに見えますが、實は室内が暖かいからできるのです。 その証拠に廃屋とか物置の屋根には氷柱は育ちません。
 処で今宵も一人垂氷割り飲みながら誰か来ぬかと暖炉を炊いてます。

('01.2)
冠雪樹
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 東京もちよつとした雪に見舞はれたやうですね。
 処で当地では「雪掻き」を「雪掃き」と言ひます。
 今年の雪は毎日掃いてもはいても積もります。
 まるで『ギリシャ神話』のシジフォスの罰を受けてゐるやうな心境です。
老いの身には堪へます。


('01.1)
藏王山田
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 ここのところ当地は正月以来、連日の降雪です。いずれ『2001豪雪』と呼ばれるかも知れません。
 処で先日ゆるい登り坂で自動車がスリップ。あはや衝突寸前の怖いめに遭ひ肝を冷やしました。
 雪タイヤは履いてゐますが、凍結路には効きません。


('01.1)
白鳥
大きな写真+白鳥おばさん
 今年もまた白鳥に会ひに『土門拳記念館』へ 行つて来ました。今回は例の白鳥おばさんでは なくて、可愛いゆかりちやんが主役でした。
 よつぽど面白かつたのか寒い中、手も足も 真つ赤になる迄、夢中でパンの耳を撒いてゐました。 

('00.2)
雪化粧
大きな写真
 季節はめぐり早や立春となりましたが、 こちらではこれからが冬本番です。
 蔵王は樹氷まつりとかで樹氷の林をカクテル光線で ライトアップし、白銀の夜景を照らし出してゐます。
 一方わが無聊塾はけふも一日訪ふ人もなく 静かに過ぎていくやうです。

('99.2)
樹氷
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 啓蟄ともなれば下界では春の息吹が 感じられる頃ではないでせうか。
一方わが家の地つづきの裏山は写真のとほり、 まだまだ冬の真つ最中です。
 処で本物の樹氷を見たことがありますか。 樹木等に雪でなく大気中の水分が 氷着したものださうです。

('98.3)
かまくら
大きな写真
 蔵王は来る日も来る日も雪が降り続き、 積雪量は一米を遙かに超えました。 庭さきの臥龍庵もご覧のとほり、すつかり雪に覆はれてしまひました。
 かうも雪が降ると外出もままならず、 またまた酒量が増えぬかと独り心配してゐる 今日この頃です。

('98.1)
干し柿
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 けさ起きたら真つ白の銀世界で綺麗なのはきれいなんですが、 雪はきしなくてはと思つただけでまう、うんざりです。
 今週にも雪タイヤに交換しなければならないかな、なんて考えてゐます。
ことほど左様に雪国の冬は面倒臭いものだつすゥ・・・

('97.11)
銀山温泉
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 前略 憧れの銀山温泉にまた二人で来てゐます。 窓の外はしんしんと音もなく雪が降つてゐます。
 築八十年の木造三階建ての旅館の中も、 裸電球の下でしんと静まり返つてゐます。
今夜の客は我々だけです。長湯して湯当りしました。
早々に床に入ります・・・

('97.2)
最上川
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 前略

 最上川舟下りは五月だけではなく、 四季をとほしてそれぞれ趣があります。
 このたびは 雪の降るなか熱燗を舟に持ち込み 炬燵に入つて、雪見酒 and 川下り、と洒落てみました。
 どうです、 いちど ご一緒すてみませんか。

★雪降るや最上舟唄酒田まで

                   尚徒子

('97.2)





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