第1回:基本能力の上昇に関わる5種の力
アクアにおいて、「アイテム強化」は比較的重要な位置を占めています。
既存の装備品を(1回限りとはいえ)、能力の向上と同時に様々な特殊効果をも付与できる訳ですから、
時折戦局を一転させる程のアドバンテージに繋がると言うのも決して誇張ではありません。
ただ、意外と強化の要素に関しては知られていないのが現状ですね。
いや勿論、知らなくても強化を依頼することは出来ますし、あまつさえ強化屋を開くことすら出来ます。
対費用効果の計算も出来ないのに、「手数料が高い」とか言うことだって出来るんです。(笑)
でも、知らないよりは知ってる方が、
依頼する側も受ける側も効率良い強化が出来るじゃないですか。
「エンチャンターがカーペンターより基本体力や作成が幾ら高ければ、武器系でより優れた強化が出来るか」
「魔法力を合計120丁度にするには、この装備を誰に基本幾らでどの配分で頼めば良いだろうか」
ここまで考えて依頼をするお客さんはあまり居ないと思いますが、強化屋としてお客さんからこのような
質問を受けたときもちゃんと相談に乗ってあげたいですよね。
それで今回は、基本能力の上昇についてお話してみたいと思います。各特殊効果に関しては日を改めて。
金額と効果がはっきりと決まっている各種特殊能力とは違い、基本費用による数値上昇は、次に挙げる
5つの要因により変動します。
それは、「基本費用」「性能配分」「(強化者の)作成熟練度」「(強化者の)能力値」「強化品の種別」です。
まぁ、ここまでは今時大抵の方が知っておられることでしょう。
では、これらの要因がどのくらい数値上昇に効いてくるのでしょうか?
的外れな分析もあるかも知れませんが、話半分にでも見て行って下さいな。(笑)
尚、作成値を基準に取る方針上、「1.作成」「2.能力値」「3.基本費用」「4.配分」「5.種別」の順で
話を展開していきますのでそのつもりで。
1.作成熟練度
強化師の命であると同時に、それ以外の人が貰っても嬉しくない補正の筆頭です。(笑)
作成職に就いてレベルアップすると上がっていきます。(仲間の補正でも可)
強化への影響ですが、大体作成値が10〜20上がれば(種別による/刀や斧は上がり易く装飾は上がり難い)
他が同条件で配分10の場合に上昇値が +1 されるようです。
2.能力値
能力値も強化の伸びに影響を及ぼします。
これは強化師としての経験よりも、むしろキャラメイク時の初期配分とレベルに依存します。
また、数値の上昇を試みるパラメータによって、必要とされる能力値が変わってきます。
具体的には、装備品の「攻撃」を上げるには強化者の体力が、「防御」を上げるには敏捷が、
「射撃」を上げるには判断が、「魔法」を上げるには霊感が必要になります。
これにはクラス毎の修正値を含むため、全体的に見て武器強化にはカーペンターが、魔法強化には
エンチャンターが向いているということになります。
大体、能力値が 1 上がるごとに、(対応するパラメータに関して)作成熟練度に換算すると
2〜2.5% 分の上昇と等価のようです。
3.基本費用
基本費用を高額にすると強化結果も高性能になります。
今時、こんな当たり前の事言っても誰も驚きませんよね。(笑)
じゃあ、ランク毎に基本費用が1000、2000、4000...と倍々に上がっていくのに対して
強化結果の上昇値も比例して上がるのでしょうか?
答えはNO.です。
確かに、高額帯での1ランクの差は低額帯でのそれより高いですが、倍々ほど強烈なものではありません。
無理矢理熟練度換算するなら、基本費用1000近辺では1段階費用を上げるのに対して熟練度にして
+15% 分前後のインパクトがあり、基本32000前後だと1段階当たり +25〜30% 分程度になります。
上昇数値に直すと、低額では1段階毎に +1、高額になると1段階毎に +2 というところです。
4.性能配分
これも、単純に配分に比例した上昇値が得られるわけではありません。
配分を多く割り振れば振るほど配分1辺りの上昇値が鈍くなるような緩いカーブを描いていきます。
経験的に得た、配分10をフルスケールとした時の配分毎の上昇率を表にまとめます。
配分 上昇割合 配分10
配分9
配分8
配分7
配分6
配分5
配分4
配分3
配分2
配分1
配分0100%
95%
90%
82.5%
75%
65%
55%
42.5%
30%
15%
0%
#等差級数を仮定するならば、配分10から順に
#100%, 95.625%, 90%, 83.125%, 75%, 65.625%, 55%, 43.125%, 30%, 15.625%
#なのかも知れないですが、ここでは近似的に計算し易い値を出してます。
単純に攻撃なら攻撃だけを伸ばしたければ一点集中で10割り振りが一番伸びますが、
総合力を伸ばすなら分散させた方が効率良い強化が出来ます。
5.強化品の種別
強化結果の上昇値は強化品の種別によっても異なります。
全体的な傾向として、装備できるクラスが少ない程上昇効率が高くなっているようです。
こういうのは、文章で説明するよりも表で見て貰う方が早いので手抜きします。(爆)
・武器種別性能一覧
種類 攻撃 防御 射撃 魔法 命中率 射程 備考 刀 S C C C 99 1 威力/命中率共に最高の武器.居合斬り系で更に強力に. 長剣 A C C C 90 1 全体的に高い能力でバランスの取れた武器.多くの前衛クラスが装備可能. 短剣 B C C C 90 1 手軽で扱いやすい武器.ほとんどのクラスが装備できる. 斧 S C C C 80 1 命中率は悪いが破壊力は抜群.クラッシュ系と相性が良い. 槍 B C C C 90 2 威力は他の主力武器に一歩譲る.射程が長くチャージ系に有利. 杖 C C C A 80 1 打撃攻撃より魔法の補助として設計された武器. 射撃 C C A C 80 3 射撃技能使用.射程が長く対空効果に優れる.ショット系に向く. 投 C C B C 80 3 射撃技能使用.射程が長く対空効果に優れる. 格闘 B C C C 90 1 格闘技能使用.格闘家が装備出来る唯一の武器.
・防具/装飾種別性能一覧
種類 攻撃 防御 射撃 魔法 備考 重鎧 C S C C 重戦士系クラスが装備できる全身鎧.重く硬い. 軽鎧 C A C C 前衛クラスなら大抵装備できる.軽くて強い. 服 C B C C 全てのクラスが装備出来る. 盾 C A C C 重戦士系が装備可能.耐性が付いているのもあり防御力に優れる. 腕 C B C C ほとんどのクラスが装備できる補助防具.防御効果は服と同程度. 装飾 C C C C 全てのクラスが装備可能.独特の特殊効果があるがその分基本能力は低い.
上昇効率が高い順に S>A>B>C です。
具体的には、これが1段階変わる毎に基本費用を1ランク上下させたのと同じぐらいの影響があるようです。
まとめ
今回のコラムの集大成として、私が性能予測用にでっちあげた簡易版強化式を載せてみます。
この式には、ほとんどの要素を作成値換算しているという非常に強引な特徴があり、スクリプトを組む暇の無い方や
あるいは初心者向き(笑)です。
その分精度は低く、基本8k〜32kの辺りで既に-2〜+2の誤差が起こり得、基本64kだとサンプルの絶対数が
少ないため信頼性ははっきり言ってとても低いです。(げふ)
☆近似的線形強化上昇値予想式 (勝手に命名)
(各パラメータごとの)上昇値 = ( A + B + C ) / D x E (但し小数点以下は切り上げ)
構成要素説明:
A:強化者の作成熟練度(小数点以下切り捨て)
#例えば作成23.45であれば、A=23
B:強化者の能力値x2
#例えばエンチャンターの魔法強化で霊感20なら、B=(20+6)x2=52
C:基本費用ごとの定数
基本500
基本1k
基本2k
基本4k
基本8k
基本16k
基本32k
基本64k
基本128k
基本256k: C=14
: C=30
: C=48
: C=68
: C=90
: C=114
: C=140
: C=168
: C=198
: C=230
D:装備種別ごとの定数
極めて上がり易い: D=10 (刀&斧の攻撃)
上がり易い : D=12.5 (長剣の攻撃、弓矢の射撃、杖の魔法、重鎧の防御)
普通に上がる : D=15 (短剣&槍&格闘の攻撃、軽鎧&盾の防御、投げの射撃)
上がり難い : D=17.5 (服&腕の防御)
極めて上がり難い: D=22.5 (その他。例えば剣に魔法とか杖に防御とか。あとは装飾も)
E:強化配分による定数(配分10をフルスケールとするパーセンテージ)
配分10
配分9
配分8
配分7
配分6
配分5
配分4
配分3
配分2
配分1
配分0: E=100%
: E=95%
: E=90%
: E=82.5%
: E=75%
: E=65%
: E=55%
: E=42.5%
: E=30%
: E=15%
: E=0%
これでもう、強化を依頼する際もある程度の仕上がり予想が立てられますよね。
あなたが強化屋を営んでるのなら、的外れな予測値を出してお客さんを困惑させることも無くなるはずです。
また、基本費用や配分の設定でお悩みの方とか居ましたら、今回の記事が少しでも助けになれば幸いです。
あ。最後に一つ言い忘れてた事を。
誰かもっと精度の高い強化上昇式をご存じの方が居られましたらこっそり教えて下さい。(爆死)
#今回の記事を編集するに当たり、マイスターギルド (Closed) の資料を参考にさせて頂きました。
ギルドマスターのライールさん及び書庫の資料編集に携わった方々に、感謝を申し上げます。
#上記の「近似的線形強化上昇値予想式 (勝手に命名)」をベースにして、
アヤミ・アロエリーナさん[E-No.83]が上昇予測スクリプトを組まれました。
独自の改良を加えられてるらしく、高額時の歪みがかなり解消されているようです。
(具体的な数値に関しては企業秘密ということで[笑])
アヤミさんのページはこちら → まそうけん〜魔道総合研究所〜
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