第14回:商標あれこれ
もし、貴方が戦術分析や交流のために、他の人の冒険結果を確認する機会が多ければ、
名前の前後に『ν』や『★』、『τ』等、謎の記号の入った強化装備を見たことがあるかも知れません。
これが、今回のテーマの『商標』です。
いわゆるアクア世界における商標が具体的に何を表すかというと、
「強化品の名称に含まれる、その強化者を象徴する独特な固定の記号または文字列」
と言った感じの位置づけで構わないと思います。
では、商標を持つことによって強化師にはどんな利点が生じるのか?
また、商標を巡るトラブルとしてどんなものが考えられるのか?
既に各地のサイトで出尽くした話題の寄せ集めのような感がありますが、一応挙げてみましょうか。
まずは、商標を持つことによる利点からです。
・自分の宣伝
有名で凄腕の強化師になれば、その強化師の商標も認知度が高くなります。
または今はまだ無名であっても、商標を持っていれば強化品から強化者への逆算がし易いです。
例えば、何気なく冒険結果を見て回って強い武具を見つけ自分もこんな装備が欲しいと思った場合、
その強化品に商標が付いていれば商標を頼りにその強化師を見つけて、
その方も同じような依頼をすることが可能かも知れません。
特に、強化師として腕を上げて実績を残せば、
商標を見ただけでそれが誰の強化品か当てることが出来るレベルにまで知れ渡りますので、
自己顕示欲の達成という面においても効果を現します。
・趣味に突っ走る
上記と似たような感じですが、この項目は「固定文字列としての商標」というよりはむしろ、
「強化品名そのものにある一定の法則性を持たせる」ことに対する原動力となります。
強化屋の中には、固定の商標ではなく、例えば強化品名は平仮名のみとか漢字のみ、
またはハイテクウェポンっぽい名前を優遇したり、料理や音楽にちなんだ名前を推奨したり、
そういった強化師本人の趣味を押し出したネーミングが依頼者に求められるケースがあります。
これによって、強化師としては自分の趣味に走ったり職人的気質を満たしたりできますし、
あるいは同じ様なセンスを持つ「同好の士」が集まってきて談話に花が咲くこともあるでしょう。
純粋な営業利益よりもコミュニケーションを望まれるのでしたら、
一度試してみると面白いかも知れません。
・検索の利便性
最近では、強化品検索の出来る便利な検索サイトも増えてきました。
また、自分で結果をダウンロードしてgrepなどで検索かけてる方も居られるでしょう。
そういう場合に、商標部分をキーとして検索すれば自分の手がけた強化品が纏めてヒットしますので、
強化品の追跡調査をしたい方には特に便利と言えるでしょう。
ただ、その場合は自分と商標が同じ他の強化師の強化品も拾い上げられてしまったり
商標の文字が『☆』や『♪』のようにありきたりなものだと妙に大量に引っかかったりしますので、
商標を複雑な物にするなり絞り込み検索かけやすいように自分の強化品履歴をきちんと残すなり
色々と工夫した方が良いでしょう。
・営業戦略その1
几帳面なお客であれば、自分の装備品の一つに何か商標が入ったとしたら、
それに合わせて今後全ての強化品にも同じ商標入れないと気が済まない事があるかも知れません。
すなわち、同じお客に何度も繰り返し強化依頼を出して貰えること、
いわゆるリピーターとして顧客層を安定させる効果を商標が発揮することもあります。
特に、利用規約や料金体系などで2度目以降のお客を優遇する制度があると、
こういった営業戦略がより効果的に働きます。
ポピュラーな例としましては、強化の回数を重ねて常連さんになっていくに従って
手数料が安くなるシステムの導入、などです。
また、「自分の商標の入った強化品を所持している」ことを優遇の対象とするなら、
依頼者が他の方にその強化品を譲渡や払い下げなどした後でも大事に扱われることでしょう。
注意すべきは、この方針を貫こうとするなら、
「常連客が依頼に来たときにすぐに強化枠を確保できる即応性」が必要になりますので、
パーティ戦略やただの気まぐれで頻繁にクラスチェンジする方には多少不向きかも知れません。
・営業戦略その2
例えば、正気の沙汰とも思えないようなセンスの商標を設定しておいて、
料金体系に「商標無しで強化するには幾らの追加料金」と定めるとしたら、
追加料金払ってでもそんな商標は要らない、と感じるお客も多く現れることでしょう。
このように、商標自体を資金稼ぎの手段として用いることも可能になります。
ただ、お客の側は、商標入り手数料と商標無し手数料が違うからと言って、
万人がこのような底意を持って動いてるとか決めつけないように注意しましょう。
元々良心的な価格設定で「商標入れさせてくれるなら更に安く」といった方針の強化屋も
探せばいくらでも見つかると思われますので。
極端な例ですが、「センスを疑うような酷い商標で、商標を外すには追加料金で、
しかもその強化師本人は自分で使ってる強化武具に商標を全く入れない」
などという笑える方は滅多に存在しません。
ですから、強化屋を見抜く際には、節度と公平さを持って賢い判断を下せるようにしましょう。
続いて、商標により予想されるトラブルとその対応策です。
・お客とのトラブル
お客の中には、センスや文字種別に関わりなく商標を嫌う方も多数居られます。
利用者の立場からすれば、自分で使う装備品の名称なのに邪魔が入る気分かも知れません。
ですから、何気なく依頼した強化品に何故か商標が付いていたなどという事が有れば、
それはトラブルの種となりやすいです。
商標に関して依頼規約に明記していても、それを読まないお客はまれに現れますので、
BBSなどで依頼確認する際は、実際に強化する際の「商標入り強化品名」として、
強化後どういう物が帰ってくるのかを明確に見せることにより、
依頼者に確認を促すなど工夫が求められることもあるでしょう。
また、依頼規約には、「○○という商標が入ります」だけの記載では不十分です。
・商標は強化品名の前に入るのか後ろに入るのか?
・商標は必ず入れないといけないものなのか?
・商標を外すには別料金などの何か独自の措置が行われるのか?
・商標を考慮すると、強化品の新規名称は何文字まで入れられるのか?
これらの疑問が解消できるだけの情報は、最低限明記されていて欲しいところです。
特に、商標を外せない場合でも、それが明文化されていなければ依頼用BBSに
「商標は外せるんですか?」などの書き込みが定期的にあるかも知れません。
或いは、基本的なこととして、
商標を用いるのでしたら商標を嫌う客層からの依頼が見込めなくなりますので、
その分強化依頼が減少したりそれに乗じて安く買い叩かれたりを覚悟する必要もあるかも知れません。
・他の強化屋とのトラブル
強化屋同士では、複数の強化師が同じ商標を使っていた場合に、
「こっちの方が先に使ってるので貴方は別の商標に変えて下さい」などといった、
自分の都合だけを優先させる要求を突きつけたりなどのトラブルもごくまれに起こり得ます。
対応策としましては、商標が被っても気にしないことにするか、
或いは商標が被るのがお嫌でしたら商標を決める際に被らないように
誰もが使いそうなポピュラーな記号や絵的に美しい文字はあえて避けるべきでしょう。
もし感情的になって、商標が被った相手のところに文句言いに行ったりすると、
それが第三者の目にどう映るか、その結果自分の商売に有利になるか不利になるか、
その辺りの影響に関しても想像力を働かせて考えてみられると良いでしょう。
強化屋は信頼の商売ですので、わざわざ人間性の欠如を露呈して周囲からの評価を下げるとしたら、
それによってたとえ商標の独占権を獲得したとしても長期的にはマイナスになりかねません。
#以前見かけた例ですが、商標が被ったのが判明した時に、
#「類似品にご注意下さい」の注釈を入れた方が居られました。
#機転やユーモアを交えて柔軟に対処する方が、
#良い意味で印象に残る店に名を連ねることになると思われます。
また、自分の商標を設定するに際しては、「機種依存文字」という奴にも注意を払う必要があります。
(これは商標に限らず、キャラ名や強化品名などに関しても言えることですけれど)
特に、インターネットにおいて使うと危険な文字としては以下の通りです。
・半角カタカナ
半角鍵括弧・半角濁点・半角半濁点・半角長音符・半角句読点・半角中点も含みます。
#半角カタカナは、いわゆる「パソコン通信」や、
#異機種間での文書交換をする際には特に機種依存性はありませんが、
#インターネットの世界、特に電子メールにおいて使用すると、
#文字化けを生じて読めなくなる場合が多々起こり、
#酷いときには相手のマシンに異常をきたす場合があります。
#よって、「インターネット上では使わない方が良い」という意味で
#「使って危険な文字・記号」として挙げることにしました。
また、アクア本家におけるcgi処理によって、半角片仮名は自動的に全角片仮名に直されるようです。
安全機構が働いてはいますが、一応ご注意を、ということで。
・丸付き数字/括弧付き数字
○の中に数字の1や2などが入った物、
またMacintoshユーザーの方でしたら()の中に数字や英語が入った文字などが該当します。
特に○付き数字は知らずに使ってしまうことが多々あるようです。
・ローマ数字
ローマ数字のI、II、III、IV、などです。(ここでは半角英語で代用しています)
これも知らずに使用してしまいがちな文字ですのでご注意を。
ローマ数字が必要な場面でも、たいていの場合半角英語の組み合わせで対処可能です。
・単位記号
カタカナで「ミリ」や「キロ」、「メートル」や「パーセント」などが、
小さい文字で全角1文字に収められたものです。
これも機種依存です。
・トランプマーク
Macintoshで用意されているスペード、ダイヤ、ハート、クラブのマークがこれに当たります。
・その他特殊文字
その他、マイナーなのを以下に纏めました。
・PC9801/9821系の2バイト半角文字や特殊罫線
・Macintosh用○付き文字や()付き文字
・Macintosh用"う"に濁点や"ワ"に濁点、"ヰ""ヱ""ヲ"に濁点の入った文字
・Macintosh用半角文字やMSX用半角文字やi-mode用絵文字
#この資料を纏めるにあたりまして、以下のサイトを激しく参考にさせていただきました。
直リンクは張りませんが、サイト名で検索すれば簡単に見つかります。
「機種依存文字劇場」
商標は、利用者間で特に好き嫌いが分かれる項目と言えます。
ですから、商標を持つかどうか、持つとすればどう活用するのか、
熟慮と決断が求められる場合もあることでしょう。
今回の記事が、そのような方に少しでも助けになれば幸いです。
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