ひとりでキャンプ


一人旅が好き、キャンプ経験もある。だったら、一人でキャンプ旅に出てみませんか?最初はちょっと勇気がいるけど、飛び込んでしまえば感動も充実感も独り占め。場所と時期を選べば、キャンパー仲間もたくさん、心細さもふっとびます。

ここでは「一人でキャンプ=5日以上の旅」という認識で、徒歩や公共交通機関を使っての一人キャンプ旅に出るための準備や方法を紹介しています。基本的なキャンプ技術などはマスターしている事が前提です。


キャンプに行きたい 何が必要 どこに行く キャンプ場に着いたら キャンプの楽しみ方 キャンプの後始末


●何が必要?...ひとりで行くキャンプ

一人でのキャンプでは、テントから旅行用具までを全部一人で持ち歩かなければなりません。
工夫してなるべくシンプルに、荷物を減らすのが基本です。
ですがやはり旅は楽しく!楽器や本など、こだわりグッズを持つのもオリジナルの旅の楽しさです。

必要なもの ●ザック・・・テント、シェラフ、旅行用品全て入れるザック。人によって荷物がの多さは違いますが、私は夏場10日ほどの旅で45〜50Lくらいのザックを使用。これで重さが13〜5kg。(少ない方です)普通の女性なら体力的に15kg以下にした方がいいと思います。

●ザックカバー・・・ザックの大きさにあわせて、雨から荷物を守るザックカバーも必要。降雨時だけでなく、テントの中で荷物をくるんでおけば浸水時にも安心。

●テント・・・軽くてコンパクト、雨にも強い、がベスト。一人旅の「家」なので愛着がわき使い勝手が良いものを。荷物を全てテントに入れるとかなり狭く感じるので、1.5人用〜2人用がいいでしょう。長期になるほど前室、後室付きが便利。靴も濡れないし、前室や後室に洗濯物を干したまま出かけても雨の心配がありません。(写真右下)

●シェラフ(寝袋)・・・マミー型でコンパクトなものがオススメ。季節をまたぐ長期の旅には応用のきくものを。

●スリーピングマット・・・銀マットでもOK、寝心地を追求したければウレタンフォーム入りのマットを。さらにコンパクトなものでは頭から腰までの大きさのマットも。何本かの空気の束でできたエアチューブ式のマットは穴が開くとツライ。

テント
●サブザック・・・荷物を全部入れるザックとは別に、お風呂や軽登山、ハイキングなどキャンプ中に少しの荷物を持って出かける時に。小さく折り畳めるポケッタブルのもので十分。

雨具 ●雨具(レインスーツ)・・・雨の日の撤収や野外でのアクティビティに、上下セットになっているレインスーツは大活躍。ゴアテックスのものが機能的とされています。高価ですが、私はモンベルのものをアウトレットで購入。(写真左)レインスーツがあれば基本的には傘は必要ないですが、余裕があれば折り畳み傘も。意外と役立ちます。

●コッヘル・・・一人キャンプで料理を充実させたい人、鍋一つでできるもので十分な人(これ私)など、人それぞれ。

●燃料・・・ガス、ガソリンなど、使い慣れたものを。最近は飛行機にガスカートリッジが持ち込めなくなったので、その場合は現地調達となります。どのガスカートリッジも互換性があると思われがちですが、違うメーカーのを使って極端に減りが早かったことがあります。地方ではイワタニとEPIのカートリッジが多い気がしますが。

●ライト・・・一人キャンプではヘッドライトが便利。写真右は私が持っているNationalのもので、一番出回っていて安価だと思います。しかし上にあるスイッチが荷物に挟まった拍子に入ってしまうという欠点が。使う時には電池切れということもあり、予備の電池をお忘れなく。さらに明るさを求める場合はバッテリーとライトがセパレートになったものを。 ライト

●調理器具と食料・・・必要に応じて持参。私はナイフ、フォーク、スプーンのみを持参しています。牛乳パックはあらかじめ開いて乾かし、持参すればまな板の替わりに。洗い物の時にオススメなのが、洗剤がいらないタイプのスポンジ(白い、自分でカットして使うもの)。食器洗い用洗剤は持ち運びも面倒、このスポンジは使うたびに磨耗し小さくなるので旅の期間で使い切り可能。汚れをトイレットペーパーでざっと拭き取ってから使うとぴかぴか。

●洗濯用品・・・少しずつしか洗えないので、洗剤の少量パックでもまだ多い。私はフイルムケースに洗剤を入れて持参(フイルムケースは半透明のフタが凹になっているもの)しています。手洗いでは脱水が出来ず、手絞りになるので衣類は即乾素材モノが二重マルです。綿素材を早く乾かしたい時は、乾いたタオルの上に洗濯物を広げ、くるくる巻いて水分を吸わせてもGood。タオルは濡れますが。
また、ハンガーなど干す器具も忘れずに。洗濯ロープもいいですが、テントの中で干せる道具を。



★Check 1★ 食糧はいかほど?

一人での長期キャンプには、どれくらいの食糧を持参すればいいのでしょう?私は基本的には現地調達ですが、行った事もない土地、ひとまず丸一日分の食糧くらいは持っていくようにしています。キャンプ中まともに調理しない私はレトルトや即席モノが中心。お米は3合くらい、パスタも2食分、レトルトパウチ2〜3個(箱から出しておく)、後はステック状のしょうゆ、砂糖(ヨーグルトの付属品)、ティーバッグやコーヒー、ふりかけなどなど。米とパスタ(半分に折る)はそれぞれジッパー付の袋に、残りの食糧もひとまとめに。
食糧



●キャンプを快適にする道具たち

快適なもの ●トイレットペーパー・・・本来の使い方以外に、用途は限りなく。芯を抜いてつぶして持っていきます。濡れないように気を付けて!

●水タンク・・・朝一番にシェラフにもぐりながらコーヒーを沸かせられるのは水タンクのおかげ。私は百均で買った、ぺちゃんこになる水タンクを愛用しています。

●アルミホイル・・・こちらも芯を抜いてぺちゃんこに。ホイル焼きやおにぎりなどの調理用以外にも用途いろいろ。

●即乾性の衣類、タオル・・・衣類一枚でも省略したい一人キャンプ。洗濯がより早く乾く即乾性の衣類やタオルは荷物軽減にもつながります。何より乾かないストレスが減る!海辺では水陸両用の衣類が便利。

●サンダル・・・海や川が近い所でのキャンプでは必携。スポーツサンダルやアクアソックなど、履いたまま水に入れるものが便利。写真は私が愛用のスポーツサンダル(右)とくたくたのアクアソック(左)。珊瑚の海には裸足は危険!荷物ですが離島や海が近い場所へのキャンプには両方持っていきます。水着とシュノーケルも必携。

ハンモック
●虫よけ剤・・・虫よけスプレーや蚊取り線香など。山や川辺では異様に発生してる場合があるので気になる人は持参した方が安心。

ハンモック ●ランタン・・・ヘッドライトがあれば特に必要ないですが、雰囲気を楽しみたい人に。光りは弱いけどロウソクも安くてコンパクト、なかなかGoodです。

●ハンモック・・・最近はコンパクトに持ち運べるものもあり、林間のキャンプ場ではお勧め。昼寝してもよし、座ってもよし。癒されます。特に折り畳みイスを持参しない人は十分イス替わりに。置いておくだけで食器類も乾いてくれます。

★Check 2★ 足りないくらいがちょうどいい?
何度キャンプを経験しても、いつも現地で「あ、あれがあるといいのに!」と思う事が。でも、私は荷物は足りないくらいがちょうどいいと思っています。
ソロで行くキャンプでは、キャンパーとの出会いも楽しさの一つ。みんなそれぞれの視点で様々なキャンプ道具を持参しています。キャンパー同士、足りないものは補いあってキャンプするのはごく自然なこと。人を当てにする訳ではないですが、他のキャンパーに刺激を受けたり、なるほど!と感心するのも面白い。自然条件に左右されるキャンプは、それだけ予測しない状況を生み出すことがあるということかもしれません。


COLUMN◆旅日記帳は必携?
意外と多いのが「旅日記」を付けているキャンパー。寝る前に今日一日を振り返って、とりとめもなく書き綴る。私は小さなメモにその日にあった事や献立、使ったお金を箇条書きにする程度ですが、大学ノートにびっしり書き込む人も。カッコよく言うと、ひとり眠る夜の儀式のようなものかもしれません。



●荷物を詰めよう...パッキングの方法

パッキング パッキングの仕方次第で荷物の重さが違う!とにかくパズルのように隙間なく荷物を詰めましょう。一つ一つの荷物がコンパクトにまとまっていることも大切。左写真のザックは私が実際に12日間キャンプ(夏)に出かけた時の荷物です。

ザックの中を3つのパートに分けて荷物を入れ、常に何がどこにあるかきちんと把握できるのが理想。キャンプ旅中これを続けるのはなかなか難しいですが、最初くらいは、ね!途中で荷物が増えた時のためにも、サブザックはあるのです。


1(一番上)には・・・すぐ要るもの、常に取り出すものを入れます。地図やガイドブック、雨が降りそうなら雨具やザックカバー、カメラなど必要に応じて。

2(真ん中)には・・・テント、衣類、食料、コッヘル、洗面用具など荷物全般。ここでのオススメはタテに入れること。一番かさばる衣類は写真右のようにジップロックや圧縮袋に分け、空気を抜いてタテにザックに入れると取り出しやすい。テントや雨具もすぐ出せるようにタテに入れます。コッヘルの中は空洞なので食料なんかを詰めておきましょう。
衣類
3(ザックの底)には・・・ザックの一番下は、基本的には軽くてかさばるものを入れます。でもテントやマットを入れると取り出すのが大変。テント設営前に荷物をひっくりかえす事態に。とりあえずシェラフは一番下に、あとは移動中に必要でないものを入れておきます。(私の場合はライト、ハンモック、サンダルなど)


COLUMN◆私が出会ったこんなキャンパー その1

私がはじめて一人キャンプ旅に出た頃は、携帯電話を持つキャンパーはほとんどいませんでした。たった数年で、今やほとんど携帯持参。そこで気になるのが携帯の充電です。これが結構、苦労するもの。
3日おきくらいにライダーハウスやユースに泊って充電する人。エライです。とりあえずキャンプ場内のコンセントを探すキャンパー。これは普通。トイレや管理棟の脇など、ふとしたところにあったりします。それでもない時は?.........自販機まわりを探す。壊れて使えない自販機や元自販機があった場所に、コンセントだけ残っているのを見つけだすキャンパー。考えるな〜でもこれはヤバいかも......。更に、現役の自販機のコンセントに二股をかまし、電源を拝借するキャンパー。んー、これはやめましょう。
ユニークな所では小さいソーラーパネル持参で充電するキャンパー。お天気が悪いとツライけど、アイデアですね。自らの自転車を漕ぐ力で発電する、というツワモノチャリダーにはまだ出会った事はないですが、これができれば一石二鳥!!


●どこに行く?...キャンプ場を探そう

一人での快適キャンプ......日本一周や縦断でもない限り、行き場所はやっぱり北海道か離島(沖縄、鹿児島など)になるようです。沖縄は八重山諸島が人気。どちらも一人旅キャンパーが多く、一人でキャンプすることに違和感を感じない状況ができています。沖縄や鹿児島の離島はGWや夏休み、北海道は夏場であればあまり心細い思いをする事はないと思われます。

●北海道・・・無料や格安のキャンプ場、いたるところに湧く温泉、圧倒的な自然。どれをとっても一人旅キャンパーを魅了してやまない北海道ですが、なんせ広い。そのためライダー天国のイメージが強い。駅やバス停から行けるキャンプ場も限られており、公共交通機関を使っての1週間程度のキャンプ旅は厳しくなってしまうのが現実。

●離島(沖縄、鹿児島など)・・・鹿児島の屋久島や種子島、沖縄の渡嘉敷、八重山......離島は一人キャンプの楽園。1週間ほどのキャンプ旅も可能です。しかし島とはいえ交通機関がまったくない所も。場所によってはヒッチハイクも可能ですが、ひとまずはユースや宿で情報収集するのがいいでしょう。

------→ミナコとシロクマの目的別お気に入りキャンプ場ランキングは こちら


キャンプ場に着いたら キャンプの楽しみ方 キャンプの後始末



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