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●久高島 沖縄本島の東に浮かぶ細長い島、久高島。本島の知念村からわずか5kmという立地にありながら、戦前までは定期船もなく、島人たちは礁湖にうち上がる海の幸などで自給自足の生活をしていた。 彼らを支えたものは、豊かな自然と独自の世界観、そしてそれに伴う様々な祭祀だ。現在まで受け継がれているこの独自の祭祀世界が、久高島が神の島と言われる所以だろう。 古来から島人は、東の海の彼方を魂が生まれて再び帰る所とし、ニラーハラーと呼んだ。島を護る神は母であり、女性だ。昔から島では子が授かると、男は海人(うみんちゅ)女は神人(かみんちゅ)と言ったという。 | ![]() |
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さらに久高島は、琉球開闢の祖神が降り立った所ともされている。世界遺産にもなった本島・知念村の斎場御嶽(せいふぁうたき)からは、久高を望み祈祷を行う所がある。 定期船が日に6便になった現在でも、自然のままの場所が多く残り、ほとんど観光化されていない久高島。この島の独特の空気感が、忘れられない。ずっと変わらずにいてほしい島、である。(2003年12月) |
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| 参考文献:「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」 比嘉康雄 著 |