ラダック


★インド最北・ラダックへの道
日本からレーに行くには、ひとまずデリーへ。
利用した国内便はジェットエアウェイズ。この路線は超人気路線で、高い価格にもかかわらずチケットが取りにくいので日本で手配した。
デリーに夜遅く着いたので、そのまま夜明かし。早朝、国際空港から無料バスに乗りインド国内線へ。国内線はセキュリティがかなり厳しく搭乗するまでに異様に時間がかかった。搭乗したら1時間ほどでレーに到着。
レー
小さな空港、飛行機を降りたとたん、高地のひんやりした空気につつまれる。軍事目的で作られた空港だけあり、ライフルを持った警備員がいたりしてものものしい雰囲気。撮影も禁止。
飛行機以外では、マナーリからバスがある(一泊)。デリーからは二泊かかるが、雨期はもっと時間がかかることも。レー〜マナーリ間はかなりの絶景らしい。



★高度3500m、月の国レー
leh 岩の山に囲まれたまさに「月の国」、やはりこれがレーの第一印象。
車で町まで行くと目の前に王宮がそびえ、レーに来たことを実感。町の規模は想像より大きい。英語の看板が目立ち土産物屋やレストランが立ち並ぶ、観光地っぽい雰囲気。
レーで気をつけたいのはやっぱり高山病。特に飛行機でのレー入り初日はひたすらのんびり。それでもゆっくり散歩すると頭痛、心臓もドキドキ、夜は風邪の初期症状のような感じだった。私は3日目には全くなんともなくなったが、かなり個人差があるようだ。



★ジュレー!で始まる朝
旅人がレーで一番最初に覚える言葉は、「ジュレー」。
おはよう、こんにちは、ありがとう、さようなら.....この言葉が全て「ジュレー」だけでまかなえるのだ。
ラダック人(ラダッキ)はもちろん、カシミール人もネパール人も、おじいさんも子供でも、このレーでは毎朝、心弾むような麗しい声で、「ジュレー」と声をかける。もちろん、旅人にも笑顔で声をかけてくれる。
leh
lehレーに居る間、私も何度この言葉を発したかわからない。初めは平坦な音階で「ジュレェ...」と言ってたのだけど、物足りなくなって「ジュレー」(ジュにアクセント)、だんだん気持ちよくなって「ジュッ、レ〜」(ジュとレにアクセント、レーはミュージカル風に陶酔気味で)。しかも「ジュレジュレー」「ジュレジュレジュレー」と続けて使ってもいい(おそらくveryの意味合いで)、というのも楽しい。

実際に口に出すと、本当に気分が高揚する感じ。デリーに帰る時、もう明日から「ジュレー」と言えないのかと思うとすごく寂しい気持ちになった。もう一度思いっきり、レーで「ジュレー」と言いたい。日本で流行らないかなぁ。



★ツーリスティックに染まる町
正直、レーにこんなに欧米人観光客が多いと思わなかった。アジア人に比べて、彼らは体も荷物も、態度も大きい場合が多い。彼らはあまり値切らないし、高くてもいつもコンチネンタルなものを食べている。
欧米人達を満足させるために、レーの町にも欧米風のレストランやパン屋がたくさんある。バスでゴンパ巡りに行った田舎の方でも、あるのはやはり欧米風のレストランにコンチネンタルなメニュー。
leh
leh私としてはできれば現地の人と同じものに乗り、食べ、過ごしたい。そんな思いで粘り強く交渉しようとしても、気前のいい欧米人に慣れているレーの人達には通じないのだ。払う者と儲ける者....観光地では見えない線で住み分けされている。
夏はレー、冬はゴアで商売するというインド人も多いと聞く。「冬に来なさい、冬には本当のレーがある」という僧侶もいたそうだが、わかる気がする。



★ろうそく生活・レー電気事情
電力事情が悪いとは聞いていたが、私がレーに滞在した一週間のうちまともに電気がついたのは1日。基本的にろうそく生活だ。しかも夜7時半以降なので、デジカメの充電もままならず、シャワーもろうそくの灯りだけで浴びる羽目に。当然暗い。文明生活に慣れきった身には不便極まりない。
でもそんなろうそく生活に慣れてくると、夜でもこうこうと電気を点けていることが不自然に感じてくるから不思議。私達は、夜中まで明るくして見ないでいいものまで見過ぎているのかもしれない。
実は以前の方が、レーにちゃんと電気が通っていたそうだ。
10年ほど前、今のようにレーが観光地になる前は、細い電線で十分、町中の電気がまかなえていた。それがここ数年で雨後のタケノコの如くゲストハウスやホテル、土産物屋やレストランが乱立、供給がまったくついていけなくなり、発電所でブレーカーが落ちたままのような状態で現在に至っているという。
ちなみにお店や高級ホテルは自家発電でまかなっている。(といっても完璧ではない)ネットカフェなどは時間によっては使える。
leh



★ラダックトイレ事情
電力事情の悪さとはうってかわって、意外とトイレはちゃんとしている。レーのインフラの基準がいまひとつわからないが、水洗の洋式トイレのところが多い。レーの町からかなりはずれたところでは、アジアではよくある、和式トイレの横に小さな水道がついているタイプもある。
面白いのは、かなり田舎の方で「トイレは?」と聞くと3畳くらいの小屋を指さされ、入ってみると小屋の真ん中に穴があいてるだけ、というもの。しかも砂地で、さりげなくスコップが立てかけられている。
使い方は、小屋の好きな所で用をたして、それを砂地ごとスコップで穴に落としてしまうというもの。意外と清潔感があって、私は好きだった。




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