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先週(4/23)の雑学大学は東京大学民族音楽愛好会14名出演による「アンデスの響き」でした。そもそも、私が2月頃でしたか、井の頭公園の橋のたもとで、楽しそうにアンデス音楽を奏でるグループを見かけました。ときどき、インカ帝国の末裔らしいインデオの45人の演奏があったりするのですが、このときの演奏の輪は明らかに日本人の若者たちでした。

 

井の頭公園で演奏している若者には、一種のパターンがあります。

まず、髪の毛が茶髪であるかバサバサで、服装も奇抜で変わったものが多い。

ほとんどがギターの弾き語りかデュエットで、夜遅くまで騒がしく、橋の上でやっております。見物にファンの女の子がいつも2,3人。

 

 

そのような井の頭公園の定番ミュージシアンの中では、このアンデス音楽の若者はこざっぱりして、知的で統制がとれている点で、むしろ異色でした。そのなかの、ちょっと背丈の高い青年に声をかけました。「君たちは大学生?」

 

「はい。そうです」

「大学はどこ?」

「はい。東京大学です」

「どういうグループですか?」

 

東大と聞いて、いつの間にか自分の言葉使いが丁寧になっているのもおかしかったのですが、これが民族音楽愛好会のグループと分かりました。

そこで、さっそく吉祥寺には村立雑学大学という有名な大学があるけど、演奏会をやってみないかと出演交渉にかかりました。

 

それが、実現してこの日の演奏会になったという訳です。

出演者総勢14名。全員2年生ですから、駒場教養学部ですね。

聴衆の方の出足が悪く、この分では出演者の方が多いことになるかと心配しましたが、演奏しているうちにどんどん人が集まって、30人ほどになりました。

 

演奏は、フルクローレ(出会い)から始まって、曲ごとに主要楽器の説明を入れ替わってする演出と、全員の出番を公平に配分する心配りで、総合司会の背丈の高い青年(三吉史晃くん)は、見事なリーダーシップを見せてくれました。二番目はご存知「コンドルは飛ぶ」とつづき、十数曲の演奏でした。そして最後は「花祭り」。アンコール!アンコール!

 

実に楽しく、華やかで、見事な「アンデスの響き」でした。

聴衆のなかの近藤さんという78歳のお婆さん、満場拍手の中で。

「ありがとう!東大の皆さん。私はさっきから感激して涙が止まらないのです。

ほんとに有り難う。三上さん、よくぞ、この人たちを連れてきてくれました・・・」

終わり

(文責 三上卓治)

 

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