台湾図書館案内

台湾の図書館事情

聞いてはいたが、台湾の図書館は非常に開放的である。日本のように紹介状が必要ということは全くないらしい。身分証(外国人の場合はパスポート)で簡単に入れてくれる。また日本と違うのは、本などの持ちこみが不可なこと。入館の前にコインロッカーに荷物を入れなければならない。コインロッカーは10元。日本と違ってお金は返ってこない。所蔵の検索については各図書館の案内から図書館のウェッブサイトに飛べるようになっているので、そちらで検索されたい。

情報は2003年以前のもの。2006年10月一部表現を訂補。

また、中国歴史文献収蔵機関情報-北京・江南・台湾-(山本英史氏)fromアジア研究情報ゲートウェイも参考になる。

台湾の図書館でのコピーについて

日本の大学生協によく置かれているコピー機と同じゼロックス(政治大はキャノン)なので、勝手は同じ。台湾大の機械は中国語表示だったが、国家図書館は英語表示だった。全てコピーカード方式となっており、現金は使えない。コピーの単価は日本よりも安く、130元のコピーカードで100枚コピーできる。また台湾大の自動販売機では100元のコピーカードが売られ、こちらは70枚のコピーが可能だった。

図書館案内

台湾大学図書館

台湾大学図書館

捷運公館駅下車、台湾大の正門から真っ直ぐ行った突き当りにある大きな建物。パスポートと引き換えに閲覧証を渡してくれ、それで入館する方式。1階は検索用のコンピューターと雑誌の最新号、2階に人文社会系の図書、3階に期刊雑誌、4階に自然科学系の図書がある。5階の特藏組には貴重書や台湾大学の学位論文があり、入口で閲覧証をさらに特藏組の閲覧証に引き換える。基本的には開架だが、線装本、マイクロフィルム等開架でない資料は請求票に書いて請求する。

国家図書館

国家図書館

中正記念堂の真正面にある。台北駅から徒歩20分強、捷運では中正記念堂駅下車。パスポートで臨時閲覧証に引き換えるか、閲覧証を作ることもできる(写真が必要)。日本の国会図書館に当たり、台湾で発行された全ての図書及び学位論文を所蔵する(というたてまえ)。ということで国家図書館で所蔵されていなかった学位論文を求めて政治大学まで遠征する羽目となった。ちなみに学位論文コーナーは入口真正面の開架に過去3年分ほどが置かれ、それ以前の論文は請求票で請求する。カード目録がないため、コンピューター検索で請求番号を調べる必要あり。また6階の漢学研究中心図書室には大陸の研究書や欧米の中国に関係する学位論文が所蔵されている。

オンライン請求について

書庫内資料の請求が請求票提出から、コンピューターによるオンライン形式に変わった。図書館内に設置されているパソコンで図書を検索し、閲覧手続きを申請すると、館内にあるディスプレイに申し込み者の名前と図書の請求番号が出て、調査状況が逐次示される。カウンターにくるようにとの表示がでたら、閲覧証を持ってカウンターで本を受け取る。 このときの図書館内のパソコンは注音字母などができないと漢字入力ができず、ピンインで中国語を学んできた人間には使いづらい、私はあらかじめインターネットで本を調べ、請求番号を控えておくことで、漢字入力をしないで済むようにしている(請求番号でも検索可能なため)。

閲覧証の更新

行ったら閲覧証の更新を要求された。前の閲覧証の写真を使用してくれたので、特に準備するものはなし。今までは外国人の閲覧証についていた「*」字がなくなり、直接入り口の機械に翳して入館できるようになった。(2002/08/25附記)。

政治大学社会資料中心

政治大学は台北市の外れにあり、捷運の木柵もしくは動物園駅からバスに乗る。政治大学の図書館でも学位論文は総合図書館に当たる中正図書館ではなく、さらに奥まったところにある社会資料中心に所蔵されている。学位論文は2階に総開架で大学別に配列されているので、国家図書館よりも使いやすい点もある。しかし、私にとっては両面コピーができなかったためにコピーの紙の量が倍増してしまったのが難点。

また国家図書館よりも一度に大量の資料をコピーする人が多いためコピー機の確保に苦労する可能性あり。

中正図書館

政治大学中正図書館

こちらが政治大学の総合図書館。特に用事があったわけではないが、とりあえず見学のために入ってみた。

社会資料中心もそうだったが、台湾大よりも設備が古びた感じ。

政治大図書館全体のページはこちら

中央研究院

中央研究院入口 文哲所

台北駅から行く場合、捷運で昆陽駅まで行き、212、270、藍25のうちいずれかのバスに乗りかえ、中央研究院で下車。左上写真が入口。研究所毎に図書館がある。各研究所の位置はこのページを参照。文哲所(左下写真)の場合は正門から真っ直ぐ歩くとたどりつける。人文系で最大の蔵書量を誇るのは歴史言語研究所傅斯年図書館。ただ、本や雑誌が言語別(台湾、大陸、日本、韓国、西洋言語)に配架されており、探すのが少し面倒。文哲所は各言語とも図書分類番号毎に並んでいるので見やすい。他に人文系の図書館としては民族所や近代史研究所など。 閲覧は各研究所図書館のカウンターでパスポートを見せる。荷物は無料のロッカーへ。コピーはコピーカードを購入する方式(中央研究院内共通)だが、史語所や民族所は図書館内でカード販売しているものの、文哲所は他の図書館で購入しないとならないので注意。 また、他の大学図書館と違い5時には閉館、また週末も閉館。