『怪獣ごっこ』

 ガァオー ギャオーの声がする

 公園の砂場で 工事現場の 土管の中で

 始めは オモチャを ぶっつけあって

 途中で 自分が 変身してる。

 ガァオー ギャオーの 声の中に

「痛いなぁ〜もう」の 声が交じる。

「無敵光線」「復活ビーム」

「最強バリア」に「ちょっとタンマ」

 結局 今日も 誰も やられることなく

 怪獣たちは 土管の中で 次の遊びを 考えている。

 あ〜でもない。 こ〜でもない。





 『秘密基地』

 僕たちは、仲のいい

 口の堅い四、五人のグループを作って

 空き地の隅や公園、砂山と砂山の間などに

 ダンボールやベニヤ板で屋根を作り、

 その中にいろんなものを持ち込んでは

「秘密基地」と呼んで遊んでいた。

 だがこの秘密基地、よく壊されたり

 高学年なんかに占領されたりしたので、

 第一基地から第三基地ぐらいまであった。

 ポケットに飴玉やオカキを入れ、

 カルピスなんかが入った水筒を 首からぶら下げて、

 町内をスパイのように走り回るのだ。

 しかし、この遊びは結構ドキドキものでありました。

 高学年や他校の敵に捕虜にされてしまうこともあり、

「他の奴はどこにおるねん。」なんて言われると、

 もう心臓がバッコン バッコンしてたのを今でも時々夢に見る。

 あっ、そうそう。どうして夢の中では

 自分のパンチはスローモーで あったらないんでしょうね。





 『特撮映画』

 特撮映画を 観にいって

 ポップコーンを 頬張って

 パンフレットを パラパラリ 

 空中激戦 始まると

 やっぱり気になる 糸さがし




 『真空管の森』

 真空管の 森を抜けて

 トランジスタの丘に たどり着く

 そして マイクロチップの砂漠を見下ろしながら

 僕は 森を振り返る





 『なになに屋さん』

 小さい頃は どんな商売にも 「さん」をつけた。

 豆腐屋さん、お菓子屋さん、

 模型屋さんに おもちゃ屋さん

 ある日、僕は おとうさんになりました。

 いつか おじいさんになったら 

 怪獣屋さんになりたいものだ。




 
 『おもちゃ屋さんのウインドー』

                       
 おもちゃやさんの ウインドー

 ピカピカ おもちゃが 並んでる

 み〜んな ほっぺた くっつけて

「え〜なぁ〜」「 ほしいなぁ〜」 百面相

 おもちゃ屋さんの ウインドー

 み〜んな 帰った その後は

 ちっちゃい 手のあと いっぱいや
 



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