☆ ある家族の故事!! 東北地方のある田舎町。音楽教師の父、病気がちな母とともに、家族6人が清貧 ながらも、子供たちは、父母にしつけられ、仲良く暮らしている。 ある日、真夜中、咳の止まらない母を背負って、父は医院に赴くが、 雪の中、交通事故で、両親は帰らぬ人となる。 子供たちは、おじさんのところに引き取られたが、おばさんの反対にあい、 長男の斉憶苦(姜武)は、弟妹をつれて、飛び出していく。 雪の中、幾日か放浪し、斉憶苦は決心する。 兄妹がいつの日か、また相まみえるために、家族の肖像写真を弟妹たちに、 一枚一枚渡していく。 そして、斉憶苦は、 末妹を老夫婦に、 弟を中年夫婦に、 すぐ下の妹・斉思甜(Gigi)をアメリカに出国しようとしてる若夫婦に それぞれ託した。 そして、20年後、若き指揮者となった思甜は、中国での演奏会に寄せて、 離ればなれとなった兄妹を探し求めて。。。。 ☆ あるシーン!! ★ 春節の食卓 丸いテーブルの上で、お母さんが餃子を作っています。 思甜は、餃子の皮にいっぱいの具を入れています。 まわりでは、お父さんが弾くアコーディオンに合わせて、お兄ちゃんのお箸の指揮棒 にあわせて、大合唱です。 土間には、水餃子をゆでる湯気が立ち上っています。 この冒頭のシーンは、家族愛がほのぼのと伝わってきます。 湯気の向こうに、兄妹の歌声が響きます。 父親役の中国ロック界の重鎮・崔健が、いい味を出しています。 ★ 別れのシーン! 憶苦が、最後に思甜を若夫婦に託します。 なんとか、若夫婦にお願いしようと、ありったけのお金をあげるからと、 何度も何度も頭を、雪の残る地面に頭を下げます。 思甜は、お兄ちゃんから片時も離れようとはしません。 しかし、その手を振りきって、憶苦は、大声で泣きながら走り去っていきます。 ☆☆☆☆ ストーリーは明快です。 だから、ストレートに家族の絆が表現されていますが、押しつけがましいところが ありません。 子供たちの演技が、すばらしいです。 この映画は、Gigiちゃんや姜武が主役じゃないですね。 (Gigiちゃんが出演するということで、買ってきた(笑) この子供たちの演技があってこそです。 兄が妹たちを想い、弟妹たちが兄を想う気持ちが、伝わってきます。 大粒の涙が流れました。 4人兄妹、もうこういう家族は、中国社会でも少なくなっているのでしょう。 一人っ子政策の中、家族、兄妹の絆が、少しずつ変化してきているのかもしれません。 家族って、何あぁ〜に。。。。!! 中国でも、それなりに好評だったようです。 今でも、春節には、外に出た兄妹たちが必ず故郷に戻ってくるという話を聞くと、 中国社会の家族の絆って、まだまだしっかりしているのでしょう。
(2003.2.2 記) |