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画 像のある動物
食肉目 裂脚亜目 ヒョウ・ピューマ・トラ・ライオン・レッサーパンダ・タヌキ
食肉目 鰭脚亜目 ゴマフアザラシ・バイカルアザラシ・アシカ
ウサギ目 カイウサギ・ノウサギ
齧歯目 カピバラ・ムササビ・プレーリードッグ・パカ
霊長目 チンパンジー・シロテテナガザル・ブラッザモンキー
有袋目 オオカンガルー・アカクビワラビー
奇蹄目 グレイビーシマウマ・ウマ
偶蹄目 キリン・ブタ・イノシシ・ニホンカモシカ・カバ
長鼻目 アジアゾウ
翼手目
クジラ目
貧歯目
●  食 肉 目 裂脚亜目( れっきゃくあもく )

○ ネ コ 科 
ネコ科はカイネコをそのまま大きくしたような動物です
その大きな牙と鋭い爪で獲物を捕らえ、その武器で捕らえれば離す事はありません
もちろん舌の表面にはカイネコのようなザラザラとした小さな突起が無数にあります
この小さな突起で身体中を舐めてあの美しい体毛を維持しているのです
・・・この体毛を舐めるという行動が今度は胃に毛玉を作ってしまう原因になっているのです
これは「毛球症」という病気で体調を崩す事もあるので注意が必要です

   
左はヒョウの尖った切歯と犬歯です   右はピューマのザラザラ舌をアップにしました

   
ネコ科動物の四肢の爪は通常は出ておらず毛に隠れている これは獲物に近づく時に足音がしないようにするため
しかし獲物を捕らえる時、攻撃する時には引っ込んでいた鋭い爪が前方に出てきて、大きな武器となるのだ
右の画像はぼくが指で圧迫して爪を見えるようにしたところ・・・実際には5本の指の全ての爪が出てくるので迫力があるはず・・・
ただ右の画像で触れている第一指(親指)は地面に触れず自分で爪とぎしないと爪が伸びて指に刺さる事が度々起こる
これはカイネコにおいても同様であり、時々触って見てあげないといけない・・・動物医学の豆ちしきの「ネコ科の過長爪」にもその画像を入れてある

★ ネコ科動物の体毛の模様 ★

トラの縞模様は細長い独特の縞模様です。
そしてライオンにも子供の頃には斑点模様がはっきりと見えます
大人になってもうっすらと模様が感じられる個体も多いです

ジャガーとヒョウの体表は同じような斑点模様をしています(黄色地に黒斑点)
しかしよく見てみるとヒョウは特徴的な黒い梅の花弁模様が
ジャガーには黒い長方形模様が見え、その中には数個の小さな黒点が発見できます
隣に並べれば身体の大きいジャガーはがっしりとした感じがします
また体毛の黒斑点の大きさはジャガーが大きくて数は少ないのです
そして大きな違いは生息区域です
ヒョウはアジア・アフリカの広範囲に
ジャガーは南北アメリカに棲息しています
見た目は同じようなネコ科の動物でも住む世界は全く違います

      
左はトラの縦縞模様  右はライオンの成体で模様はほとんど分からない程度


   
ヒョウの梅の花弁模様で花弁と花弁が離れているのが分かる 


○ アライグマ科

レッサーパンダがアライグマ科かレッサーパンダ科かは議論の多いところで、最近ではレッサーパンダ科とする傾向である
   
左はレッサーパンダの足の裏  犬やネコそしてアライグマとは異なり足の裏には毛がびっしりと密集し、写真のように皮膚が露出しているのは一部のみ
右はレッサーパンダの糞  主食が竹の葉であるため糞は全く臭くなく、ある意味芳香とも言えるようなニオイである
 よく見ると竹の消化しきれていない部分が多くみられる そのため沢山の竹を食べて驚くほどの糞量である



食肉目 レントゲン写真( ラテラル像 )  左側が頭側で右側がお尻側である
よく見てもらいたいのは後肢の後ろ側に1本の細長い骨が見える
これは「陰茎骨」といい、一般的には食肉目の陰茎の中心部に細長い骨が存在しているのだ


● 食肉目 鰭脚亜目 ( ききゃくあもく )

鰭脚亜目にはゴマフアザラシのようなアザラシ科
アシカのようなアシカ科
セイウチのようなセイウチ科がある



ゴマフアザラシ 幼獣  ↑・ →

ゴマフアザラシなどアザラシの幼獣は生まれた時には
全身が真っ白な体毛で被われています
これは氷の上でのカムフラージュのためで
外敵から自分の身を守るのに役立っています
しかし一ヶ月も経たないうちにその白い体毛は抜け落ち
その頃にはしっかりと泳ぎ エサの魚も捕れるようになるのです













  
ゴマフアザラシの尾と後肢の様子
アザラシ科の後肢はアシカのように前に出す事はできず常に後ろ向きとなっていて
陸上で全身する場合は身体全体を揺らすようにしてシャクトリムシのごとく全身する
 しかし水中では両後肢を巧みに広げたり、閉じたりして素早く泳ぐことが可能である

   
バイカルアザラシの尾と後肢も同様である



左はバイカルアザラシの後肢の指を広げたもので、水かきが確認できる  右は前肢であり水かきらしきものは確認できない
アザラシ類は泳ぐとき後肢の指を開いたり、閉じたりして大きく動かして泳ぐが、通常前進には前肢はほとんど用いられていないようである


   
ゴマフアザラシの鼻の穴の状態
左は開いた時・右は閉じた時で水の中では閉じて水が入らないようにすることができる



鰭脚類の雌雄鑑別はお腹側を見れば分かる
上の2枚の画像は共に雄であり、下腹部中央に雄性生殖器(ぺニス)の出入口が確認できる
雌の場合はこの穴はなく、代わりに2個並んだ乳首が確認できる
しかし小さな画像では確認しづらい程見えにくいものである



バイカルアザラシの抜け毛
もちろん1年に1回は全身の体毛が抜ける時期があるのです これを換毛(かんもう)といいます

● ウサギ目

別名「重歯目」とは上顎の切歯が前後に二重に重なって生えている
(後ろ側の歯は非常に小さいのでよく見ないと確認は難しい)ためで、
ウサギの仲間がこの中に入り齧歯目とは区別される ウサギの頭骨標本を見るとよく分かる
ウサギは他の動物よりも骨が軟らかいため、
ちょっとした事で骨折を起こしやすいので、取り扱いは注意をする。


● 齧 歯 目

齧歯目は字のごとく齧る(かじる)歯が特徴の動物という事で
ハムスターやリス等のネズミの仲間である。齧歯目の頭骨標本を見るとよく分かる
そのかじる
切歯は生涯伸び続けるが、固い物を齧る事で常に磨耗され、
適度な長さに保たれている。

そのため柔かい物ばかり与えていると切歯が伸びすぎて
餌を食べられなくなる事がある。
 前足が4本指で、後ろ足が5本指で
後ろ足で立っている姿がよく観察されるリスやネズミの仲間は
やはり前足よりも後ろ足の指が発達したのかもしれない。

      
左はカピバラの前肢の指 右は後肢の指

カピバラは齧歯目の中では世界最大です 体重は70kgになるものもいます
生活の大半は水の中で、糞をするのも交尾をするのも水中です
そのため前肢と後肢の指には水かきがある


     
ムササビ
 普段は膜を閉じていてリスのように見えます

      
ムササビ
四肢を広げると膜が広がる これで木から木へと飛び移るのです

   
左 ムササビの前肢を広げて膜を開いた状態 小指側に膜を大きく広げるための指状突起が確認できる
右 ムササビの尾 フサフサした太い尾は実はほとんどが毛であり尾自体は細く、指でつまむとその細さが分かる
リスの仲間は皆このような尾であり、フサフサしているのは毛がほとんどである


   
プレーリードッグの肛門の様子
左は通常の状態であるが、興奮すると右のように3つの肛門腺が突出したりひっこんだりする
肛門腺が素早く出たり入ったりしている様子を見た時は異常に驚いた覚えがある


パカの子供はお母さんの前肢の間をよくまさぐまさぐっている
実は乳頭が前肢の間辺りにもあるようでよくここから飲んでるのを確認できる


● 霊長目


左 : チンパンジーの足の裏   右 : シロテテナガザルの足の裏
木に捕まりやすいように 後肢の親指は手の指のように立派で角度も他の指と異なっている


 
ブラッザモンキーの尻だこ・尻だこはサル特有のものです
サル類はきちんとお座りができる身体の構造のため、尻だこはお尻を守る座布団のように進化したのでしょうか

  
チンパンジーで左から順に♀の無発情期の陰部 ・ 発情期の腫脹した陰部 ・ 雄のお尻です
ちなみにチンパンジーの♀の性周期はだいたい35日くらいで、その間に大きくなったり小さくなったりするのです
( ヒトはだいたい28日周期 )♂に自分の今の状態をお知らせしているのです



● 有 袋 目
●ディプロトドント目(双前歯目)
  ・カンガルー科・・・オオカンガルー・パルマワラビー
  ・コアラ科・・・
  ・クスクス科
  ・ウォンバット科
  ・フクロモモンガ科


育児袋をもち、子は未熟な状態で生まれたあと、育児袋の中で育てられる。
カンガルー目は一般的には有袋類(ゆうたいるい)と言われ、母親の腹部に赤ちゃんを育てる袋がある仲間です。
 その
袋の中には乳首が4つあり、ある程度成長するまで袋の中だけで成長していきます。

   
ワラビーの袋 よぉ〜く見ると中には小さな乳首が確認できます




オオカンガルーの袋の中
乳首が1本だけ長くなっているのは仔がこの1本の乳首に数ヶ月間吸い付いていたため



左画像はオオカンガルーの前肢の手の平・指は5本かなり頑丈な爪が付いています
右画像はオオカンガルーの後肢の指の形状・これはかなり特徴的。第1指(親指)は退化しており、一番太い指は第4番目の指(薬指)である
内側の細い第2番目と第3番目の指は根元がくっついた状態となり、外側に第5番目の指がある。右画像では上から第2番目・第3番目・〜となる


   
暑さをしのぐためにオオカンガルーは両前肢を舐めて唾液でぬらすことで体温低下をはかっている


   
雄オオカンガルーの陰嚢( 雄性生殖器の入った袋 )を示した
左は陰嚢の温度が高くなったためダランと垂れ下がった時
右は陰嚢が腹部にくっついた時で温度が低くなった時



左側に尾・右側に後肢が位置している状態 陰嚢の左横の膨らみは肛門の位置
  実はその膨らみの中には・・・

ところが肛門の膨らみの中に肛門(下の穴)とペニス(上の突起)があるのです
したがって
陰嚢の後部にペニスがあるというのがカンガルーの特徴

★ コアラ
ヒトの手は親指と他の四本の指が向かい合っている形になっている。
しかしコアラの足はちょっと違う。
親指と人差し指が同じ方向を向き、他の3本の指と向かい合った形になっている。
後ろ足はもっと変わっていて、親指のみ他の指と向かい合っているが、
人差し指と中指が癒合(くっついた)した形をとっている。
このしくみは木の枝をうまくつかめるようにするためだと考えられている。
その他に有袋目の中には次のような仲間もいます


●ダシウルス形目
  ・フクロネコ科

●ディデルフィス目
  ・オポッサム科

●ペラメレス形目
  ・バンディクート科


● 奇 蹄 目

ウマの仲間の蹄は1つの足に1つあります
サイやバクの仲間には3つに蹄が分かれています
このように蹄が奇数個になっている仲間を奇蹄目と分類しています
これと比較して偶蹄目の動物は2個〜4個のように偶数個に蹄が分かれています
蹄が1つのウマの仲間はやはり平地を速く走るように進化した結果なのでしょう


シマウマの蹄は1本の足に1つある


         
ウマの夜目( 附蝉・・・ふぜん )  ウマの仲間は四肢にそれぞれ1つづつ夜目(よめ)と呼ばれる毛のない皮膚が硬くなった部位が存在する
前肢には前膝の内側(左・中央画像))に後肢には飛節の内側(右画像)に存在している
これを夜目というが、昔の話で馬が夜でもつまづかずに歩けるのはこの夜目があるからだという話がある
★ また左画像は冬季の体毛・中央は夏季の体毛であり、やはり冬季では体毛が長くなる傾向があるようだ ★



しかしシマウマにはl両前肢(左画像)のみに夜目があり、両後肢(右画像)にはない
これはロバもそうであり、シマウマはウマよりもロバに近い奇蹄目なのだということがわかる

   
またシマウマの尾はウマのように付け根からフサフサの毛が生えているのではなく
ロバのように尾の中間辺りからフサフサの毛が生えているのだ やはりウマよりロバに近いのだ

でも本当にグイレビーシマウマの縞はきれいだなぁ・・・


ちなみにこれはウマのしっぽです。ウマは尾の付け根から長い毛が生えている・・・常識?ですね


ちなみにウマの乳首は後肢の間に2本あるのがこの画像でも分かる
影になっていて見難いがよぉ〜く見ると分かります


● 偶 蹄 目

ブタやヤギは足先の蹄が4つに分かれている
2つに分かれた蹄の後部にも
副蹄と呼ばれる地面に付かない程度の長さの2つの蹄がみられる
これによって岩山を上ったり下りたりするのに岩をつかむ補助としたり
泥場や砂場で足が沈んでいかないようにするのだ



○ イノシシ科

   
イノシシの仔の鼻・・・はやり豚の祖先ですね
鼻の形がはやりブタそっくりです


   
左 : イノシシは幼い頃から犬歯が2本づつ生えている
上顎の左側に2本・右側に2本そして下顎にも左側に2本・右側に2本で合計8本
右 : ニホンカモシカの前歯
ウシの仲間には犬歯がない しかも上顎の切歯(前歯)も生えていないのだ
その代わりに下の切歯とかみ合わせの部分の上顎は堅くなっていて歯床板と呼ばれる


○ キリン科

★ キリン

キリンにはイノシシやヤギなどにある副蹄が見られない。
それは草原を走る生活の中で、中指と薬指の2本で十分であるからと考えられている。
首は長いが他の多くのほ乳類と頚椎の数は同じ7である。ひとつひとつの頚椎の長さが長いのだ

血圧 : 長い首を伝い先端まで血液を送るために最高血圧が200〜300mmHgと高く設定されている
ヒトの成人だと再考血圧は 
120mmHgである。
長い首の静脈の内壁には
多数の弁があって急激な血液の流れによる血管の障害を抑えている
また後頭部に
ワンダーネットという網状の毛細血管がある。これらにより血圧急上昇のための脳内出血を防いでいる

キリンの仲間に「オカピ」という動物がいる。この動物はキリンのように首は長くはないのだが、実はワンダーネットがあるという。
オカピの首の長さからするとワンダーネットのしくみは必要ないのだけど???
はやり祖先が同じだからだろう・・・

    
キリンは生まれた時は2本の角が倒れていますが、成長と共に徐々に起立していく


キリンの舌は紫色をしている
まるでチャウチャウ犬のようだ


   
左は雌のキリン 右は雄のキリン(7歳程)
雄の頭部と角は年齢と共にデコボコが目立つようになる



キリンの雌の乳頭は後肢の間に4つある・ウシも同様に後肢の間に4つある
同じ偶蹄目の仲間だ


★ カ バ
 あの大きな口はおよそ
150°も開く事ができる



暑い時期には体表から赤い液体が出る・これは「血の汗」と言われるもので
雑菌や乾燥・有害紫外線等から皮膚を保護してくれる大切なものだ
分泌直後は透明の粘調性の高い液体だが、次第にオレンジ色を呈して、後に赤茶色となる


    
これがカバの血の汗といわれる液体 上の画像は左が額や目の周囲にも玉の汗が見られる
下は少し時間が経過して赤みを増してきているもの


● 長 鼻 目

●ゾウ科
 ○アジアゾウ
  亜種として・インドゾウ・セイロンゾウ・スマトラゾウ・マレーゾウ

 ○アフリカゾウ・・・以前はマルミミゾウに対して「サバンナゾウ」という亜種名があった。

 ○マルミミゾウ・・・以前はアフリカゾウの亜種とされていたが、現在は固有の種とされている。

● 生理現象
・寒い時期には目頭に白い泡が付着します。異常ではありません。
汗腺は足の爪周囲にあります。暑い日には濡れていることがあります。
ここで体温調節はできませんが、大きな耳には血管がたくさんあり、
耳介をパタパタと大きく動かす事で熱放散し体温調節をします。



ゾウの鼻は結構長いんだ
普通に立っていても鼻先は床に届き、まだ余裕がある


● 翼 手 目



我が国への外国からのコウモリの輸入は、平成15年11月から感染症法に基づき、禁止されています。
★ コウモリには繁殖形態がいくつかある。
ひとつは普通に交尾をして妊娠する普通タイプそしてその他に
着床遅延タイプ精子貯蔵タイプがある。

○着床遅延タイプ(世界でも数種類のみ)
・・・受精した卵子が子宮の中で着床せずに受精卵のまま漂っている状態。出産のいい時期に合わせて
着床するもの

精子貯蔵タイプ (温帯地域のコウモリのほとんど)
・・・秋に交尾をして春に出産するのだが、妊娠期間は実は2ヵ月くらいなのだが、♀に入った精子は
♀の卵管の中で生存したまま卵子と受精しないで春の受精時期まで精子のままで受精の機会を待っている。

● ク ジ ラ 目

ヒゲクジラ・・・歯はなく、かわりに餌のプランクトンをヒゲをつかって食べている。
鼻の穴は2つ

ハクジラ亜目・・・歯があり、
鼻の穴は1つ

● 貧 歯 目

アリクイ・アルマジロ・ナマケモノの仲間
歯が全くないのはアリクイの仲間だけであとは歯はある。
しかし貧歯の名のとおり
切歯・犬歯はなく臼歯には歯の表面にあるはずのエナメル質がないという