シチリアに行こうと決めたのはいつだったのかしら・・・。
映画「グランブルー」を見た時は、あのきれいな海にあこがれたけど、
それがイタリアの爪先の先っぽのシチリアという島の、タオルミーナという海辺のリゾート地だとは知りませんでした。
おいしい料理が食べたい、新鮮な魚介類がいい。そして、きれいな海辺でボーッとしたい。旅行先を選ぶ基準はいつもこんな感じです。
そうして必然的に浮上してきたのがシチリアなのです。
おいしい魚介類が採れる海に囲まれた四国くらいのイタリアの島らしい。
「ゴッドファーザー」の故郷でもある。「ニューシネマパラダイス」の舞台でもあった。遠くて遠くて素朴でちょっぴり人の心が荒れているところ・・・。
そんなイメージでしょうか。
次の夏休みはシチリアにしようね! マルセイユで貝食い倒れの旅行を終えた帰りの飛行機で、もう決めてしまった私。それからほぼ一年をかけた怒涛の情報収集が始まりました。
私がこだわるのはやっぱりホテル。それから飛行機チケットの値段と座席位置。
特にヨーロッパのように、長時間飛行機に乗りっぱなしで行く時は、絶対に非常口の横の席を取らなくっちゃ、と意気込みます。
前に座席が無いので、視界が開けていて足が伸ばせるのがいいのです。疲労感が全然違うと信じています。
向かいにこっちを向いてスッチーさんが座るので、だらしなく眠りこけている姿をばっちり見られてしまうのは恥ずかしいけれど、背に腹は替えられません。
というわけで、旅行代理店経由でアリタリアの激安チケットを手に入れると、さっそくアリタリアに電話。激安チケットの客なのに図々しくもチャーリーにしてくれと頼みます。
このチャーリーというのはスチュワーデスさんが奥さんの人に聞いたのですが、その「非常口の横」の席のことだそうです。何でチャーリーと言うかまではその人も知りませんでした。
「座席指定はマイレージのお客様優先です」
と言われたので、電話を切るや否やインターネットでマイレージに登録。
そして、登録するや否や再び電話をかけて、
「マイレージ会員なのですが」
とチャーリーをゲットです。ふふふふふ。(注:この方法は2001年現在通用しなくなりました)
前にローマに行った時は大韓航空のディスカウントでした。早朝成田発⇒ソウル乗り換え⇒ローマ夜着でアリタリアより7万円くらい安かったです。
帰りはソウルで3時間くらい待ち合わせがあって、成田にたどり着くのは深夜です。疲れたけれどチケット代が浮いた分ホテルを奮発し、ソウルの空港内のデューティーフリーで買い物もできて大満足でした。

でも今度はイタリア国内で乗り継いで、シチリアのパレルモまで行かなくてはなりません。そして、旅程の関係で帰りはカターニアの空港から乗りたい、でしょうがなくイタリア国内便はタダになるアリタリアのチケットを購入しました。
こうやって毎回違う航空会社に乗るから、ちっともマイレージがたまらないんですけれどもね・・・。
日程が確定できたら、次はいよいよホテルの予約です。
前にイタリアに行った時に買って来た古いミシュランと、日本で買ったガイドブック、ちぎって保存してあった雑誌のイタリア特集などを見比べて、次々とホテルにFaxを入れます。
このホテルとのFaxやメールのやり取りは、本当に楽しいです。
送信してから返事が返ってくるまでの時間、書いてある内容やどんな書き方をしているかで、そのホテルの雰囲気がなんとなくわかるような気がします。
朝食つきの、お得なパッケージはないですか? 連泊によるディスカウントはないですか? 「絶対に」お風呂付きの部屋にしてくださいね。 空港からどうやって行けばいいでしょうか、いくらくらいかかるでしょうか・・・。
書き連ねた質問に、きちんと返事をくれるところ、わかるところだけ書いてくるところ、まったく無視で空き状況だけ教えてくれるところ、返事すらくれないところ・・。
ホテルの対応は実にさまざまです。シチリアの場合は特に、バラツキが目立ちました。その中から納得できるところを選んで、予約をします。
「お目にかかるのを楽しみにしています。私たちの休暇があなたのホテルに滞在することによって、すばらしいものになりますように・・・」と、最後に入れます。
日本人の感覚ではちょっと大げさですが、せっかくの休暇の演出ですから、それもいいのではないでしょうか。
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