家にケーブルテレビのインターネット常時接続ラインを引いたのは、趣味の旅行情報
を集めるためでした。
旅行ネットのサーフィンも、ホテルやチケットの情報収集や予
約も、インターネットを使えばよりどりみどりで早くて安いと聞いていたからです。
旅行の手配は全部オンラインでするのよ、と張り切った最初の旅行が
このスペイン旅行です。

旅行記のリンク集で出会った
HPを渡り歩いて旅行を仮想体験し、「スペイン」で検索して出てきた本をアマ
ゾンで買い集め、スペイン情報ポータルのBBSを覗いて最新事情を知り、バルセロ
ナとそこから遠くない海辺のリゾートに行こうと狙いを定めたのでした。
さっそくホテルの予約です。
検索ボックス(私はGoogleを使っています)にホテルの名前を入れてEnte
rキーを押すと、そのホテルのHPに混ざってホテル予約サイトがたくさん出てきます。
ホテルのHPをチェックして部屋の内装や設備、室料を調べたら、ホテル予約サイト
を端から見ていって一番安い料金で出しているところを探すのです。
オンライン予約サイトが表示している料金はホテルの正規料金よりだいぶ安くて嬉しく
なってしまいます。色々なサイトが色々なホテルを様々な価格で出しています。
どんなホテルでもお好みしだいという感じなのです。
画面上で必要事項を記入して送信ボタンを押せば、すぐに自動の確認メールが届きま
す。
インターネットの予約は、なんて簡単でしかもお得なんでしょうと思っていました。
ところが、その後色々な事が起こってしまったのでした。
1)危うくぼったくり!? インターホテル・ドットコムの場合
バルセロナオリンピックの時に出来たという、超豪華最新ホテル「アーツ」を4万5千ペセタ(2001年夏、1万ペセタは6,600円くらい)の格安料金で予約したところ、
「料金はサイトで表示している4万5千ペセタではなく、5万4535ペセタになります」
と
いう
メールが来たのです。なんだか不愉快だったのでサイト上でキャンセルの手続きをし
ましたが、「予約済み」の表示は変わらず、何度メールを打っても返事は来ずでずい
ぶん
焦りました。
ホテルアーツに直接メールで確認したところ「予約はいったん入ったがキャンセルになっている」という
返事だったのでひと安心したのですが、念のためクレジットカード会社に確認する
と、ちゃっかり引き落としの請求がきているというのです。3泊分ですから10万円を超える金額です!
キャンセルに至った経緯やメールのやり取り、関連URLをレポートにしてカー
ド会社に送り、引き落としを止めてもらったのですが、手間もかかるしうんざりでし
た。
このホテルアーツは、自社のHP上で3万7千ペセタの格安オファーを出していたの
で、それならとこちらに申し込みました。ところが今度はホテルから「それは今はも
う無い」と5万2千ペセタを提示する返事がきたのです。
もう無い(we do not longer have the rateと書いてありました)ってどういうことなんでしょう!?
結局このホテルアーツには泊
まるのを止めてしまいました。ぷんぷん
2)もう満室なんて・・・ワールドホテルホットラインの場合
海外のホテルを日本語で予約できることが売り物の日本語サイトです。
バルセロナで一番の伝統と格式のホテル「リッツ」のジュニアスイートがなんと3万円で出ていたのです。
申し込みには3千円かかる会員登録が必要ですが、正規料金6万5千ペセタのジュニア
ス
イートです。とてもお得ではありませんか。
喜びいさんですぐに会員登録+予約の手続きをしました。
ところが「リッツは満室です。他のXXXホテルやOOOホテルなら取れます」
とメールの返事が来たのです。4ヶ月も前の予約なのに満室なんて・・・!
リッツに泊まりたかったので会員登録自体をキャンセルにしてもらいました。
(ワールドホテルホットラインからは丁寧なお詫びのメールが来てスムーズに登録取り消しできました。)
3)ホテルに知らないと言われたNBポータル・ドットコムの場合
ホテルリッツを2番目の安い値段で出していた予約サイトです。
スタンダードルームを283ユーロ(当時1ユーロ=110円くらい)で予約しました。
ホテルアーツの件で懲りたので、すぐにホテルに直接確認をしました。そうしたら
「大変残念ですが、当ホテルはNBポータルと一切取引はございません。従って予約も入ってお
りません。当ホテルに直接予約をどうぞ。料金は297.5ユーロです。」という返事が返ってきたのです。
これには相当驚いて、
「NBポータルというオンライン予約サイトは、ホ
テルリッツの名前をかたってオンライン上で嘘をついているんですね!? 私のHP
で日本の旅行者に気をつけるように教えなくてはなりませんね」
などと返事をしました。
そうしたら予約担当の人ではなくディレクター(部長ってことでしょうか)から「調査をするのでしばらくお待ちください」という返事が来、期待もし
ていなかったのですがしばらくしてから「NBポータルの申し込みを受け付けます。
料金はサイトで出ていた283ユーロです。」とまたメールが来たのでした。
変に質問
して値段が高く
なっても嫌だわと、それ以上突っ込むことはしませんでした。
(結局この料金でジュニアスイートの部屋が用意されていたのでした。ラッキー!?)
4)唯一うまくいったAAAホテルズネットワークの場合
マヨルカ島のホテルを予約しました。
色々アクセスした中でこのサイトが一番きちんとしている印象を受けました。
宿泊の1週間前までキャンセル受付していて、カードの引き落とし請求も宿泊後でした。
表示の値段には朝食も税金分も込みだったので、かなりお得感があ
り、思い切って現地で部屋のアップグレードしてしまいました。
ホテルに到着したときに「旅行代理店のクーポンを見せて下さい」と言われたので、
「私はインターネットで予約したんだけど、その画面の打ち出しが必要ですか?」と
聞いたら目をぱちくりさせていました。どうもオンラインで予約してくるお客さんはあまり
いないようでした。
5)航空券もオンラインで
それまでの旅行は、航空会社から直接「個人割引料金(PEX)」で購入するか、いつもの旅行代理店に格
安チケット
を電話で頼むことが多かったのですが、今回はホテル予約と平行して、航空券もサイト上で探しました。
「呼び寄せ便というのが安い」という知識があったので、
「スペイン 呼び寄せ便」「エアフランス 呼び寄せ便」などで検索してひっかかってきたのが、
スペインの日系旅行代理店プレステージ・エキスプレスだったのです。
問い合わせのメールを打つと、すぐに日本語で返事が返ってきます。
その都度回答し
てくれる人の名前が違うのがちょっと気になりましたが、大体翌日か翌々日には返事
を貰えました。
そして表示されていた呼び寄せ便で、一番安い料金のものは「キャンセル待ち」ということだったので、2番目に安かったアリタリアの乗り継ぎ便を予約しました。
オンラインで見ただけで実在するかどうかわからない旅行代理店から、高額の航空券
をサイト上で購入することにちょっと不安もありましたが、仕事の関係で日程の変更
を検討したときも席の空き状況を色々な組み合わせで調べてくれたりと、とてもいい対
応でした。
も
ちろ
ん国際線チケットも別注したスペイン国内線チケットもきちんと購入されており、呼び寄せ便
でもちゃんとマイルも付くし何の問題も無く飛行機に乗れました。

結局オンラインでの予約は、7戦2勝1引き分けという感じで
しょうか。今のところクレジットカードの口座からの不当な引き落としは防げている
し、お得なオファーを見つけることもできたし、思いがけないアップグレードも
あったし、ドキドキはらはらワクワクで楽しめたと言ってもいいでしょう。
ただ、自分であれこれこまめに確認をし、きちんと情報を管理して、納得した上でクレジットカード番号は入力すべきだとも思います。
後で聞いたのですが、達人はオンライン購入用のクレジットカードは専用のものを
使っているんだとか。怪しいところに引っかかったらいつでも廃棄できるようリスク
ヘッ
ジを取るんだそうです。
私はポイント欲しさで同じカードばかり使っているのです
が、なるほど、今度からは気をつけようと思いました。
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