瑞鳥庵鳥瞰記
はじめに
最初は、非常にユニークなアメリカの「野鳥図鑑」をご紹介するつもりで、瑞鳥庵の住人が真似て創作した架空の珍鳥を一例として載せましたが、その後、住人が「珍鳥創作」に嵌ってしまって、月に一種のペースでアップロードするとの意気込みです。
通勤電車の中で、あれやこれやと次々に可笑しな鳥が浮かんでくるそうで、とうとう専用のコーナーを設けることになってしまいました。
既に 39種(+現在温存 10種)となりました。今後も継続して掲載の予定ですので是非とも見てやって下さい。
■ 創作珍鳥(NATURE/HUMOR)へようこそ
左の索引からでも検索できます。
2005.11.13 NATURE/HUMOR

非常にユニークな野鳥図鑑をご紹介しましょう。 左下の写真がその本の表紙です。
本の名は、"A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF NORTH AMERICA"
(Published by PEACHTREE PUBLISHERS,LTD. Atlanta,GA 30324 USA)   少々長い名前の本です。 fieldguide
著者は、数々の野鳥図鑑のイラストを手がけた動植物画家の John Sill と小学校の教師を務める奥様の Cathryn Sill 、それに、SC州のクレムソン大学で土木工学の教授を務める John Sill の兄弟の Ben Sill。 いずれも探鳥好きの一族3名です。
この本の良さ、面白さは一言では語れません。本の題名通り「北米の知られざる珍鳥の図鑑」ですが、構成は、全32種の各野鳥毎に、野鳥名、学名(ラテン語)、外観/習性/生息域/鳴声等の説明、探鳥ヒント、及び、探鳥に必要な特殊機器が記載され、 見開きのもう一方のページには、John Sill の手になる美しい鳥のイラストが掲載されています。
風刺に満ち、数多くの野鳥の習性を知りえた上での創作、創造と推察出来る、世に稀な秀逸な珍鳥の図鑑となっています。言ってしまえば、3人が創り出した架空の野鳥達です。
ちなみに、表紙の野鳥は、軍隊ヒタキ。学名は Plutonia Pentagonus。迷彩色の羽を持ち、成長するに従い尾羽の黄色の線が増えていきます。説明は、「見つけるのは非常に難しい。核実験から進化・・・・・」との記載から始まります。(笑) 鳥好きの御仁にお薦めの癒し本です。

この図鑑の内容を正確に理解してもらうためには事例紹介が一番と思い、
瑞鳥庵の住人がこの図鑑の構成スタイルと記載要領を踏襲し、日本版の珍鳥の数々を創作してみましたので下記をご覧下され。
2005.11.13 NATURE/HUMOR SERIES NO.1

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑
■ヒノマルカモメ (Larus defensus japonica)
チドリ目カモメ科。1900年代前半から生息数を徐々に増やし、1940年代初期に個体数でピークを迎えたが、外国種の攻勢に逢い、急激に数を減らし、1945年には絶滅危惧TA 類に指定された。 その後、僅かではあるが生息が確認?されている。 生息域は、横須賀、佐世保、呉等の限られた地域に限定されるが、近年、海外の中東域でも迷鳥として現認の記録と、「イージス、イージス・・・」との地鳴きも初認された?との報告がもたらされた。 通常は控えめな鳴声で「カイジョー・・・・・ジェッタイ、ジェッタイ」 と稀に囀る。
飛翔の記録が僅かに残っているが、その飛翔姿は日章旗に似ており、「祝賀飛翔」と呼ばれていた。 seldom-seen
■探鳥のコツ
良港の大型の金属構築物の上部に生息すると云われ、霧の深い耳をつんざく様な大きな音がする朝方が探鳥の好機。偶に新聞の地方版に「出航」の記事が載る日を見逃さないこと。
■探鳥特殊機器
ラッパ。一説には「軍艦マーチ」の全フレーズを聴いたあとに現れ、祝賀飛翔をするとの言い伝えあり。

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2005.11.19 NATURE/HUMOR SERIES NO.2

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第2弾)
■タイコバト (Streptopelia nichiren)
ハト目ハト科。キジバトの突然変異と推察されるが、尾羽の中央2枚が癒着して骨質化し、扁平な空洞を持つ。 また、初列風切羽の先端が同様に骨質化して球状をなす。飛翔の加速時には翼先端の玉が円形の尾羽に当り、 「ポン、ポン!」と大きな音をたてることから「太鼓鳩(タイコバト)」といわれる。1200年代中頃に伊豆で生息が確認され、 その後、佐渡、静岡/身延山でも記録が残っている。
元々は大陸からの移入種と考えられているが、現在中国大陸での生息は確認されていない。
雌雄同色、首にカラフルな鱗模様の羽毛がある。雌雄で啼き交わしを行い、雄は「ナンミョー・・・・・・・ゲキョ!」と鳴き、雌は「ホーレン」と啼き交わす。 聴きなしは、「南無妙法蓮華経」。 1930年頃、亜種が確認され、その後数を増やし、 大きな群れでの集団活動をしているとの報告がなされているが詳細は不明。現在、学会で確認中である。 taikobato
■探鳥のコツ
コンクリート造りの社寺に生息し、木造の社寺には見られないと云われる。また、日中外では余り見られない。 亜種については特殊機関紙にて群れの行動の予定が分かる様である。
■探鳥特殊機器
のし袋。表に「お布施」と書けば更に集鳥効果が上がると言われている。

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2005.11.26 NATURE/HUMOR SERIES NO.3

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第3弾)
■ヤキトリスズメ (Pusser cuppedia)
スズメ目ハタオリドリ科。異常に腿肉の発達したスズメで、DNA鑑定の結果、Tree Sparrow と称される日本在来種のスズメと 同種と判定されており、品種改良途中の籠抜けといわれている。1970年代の後半、某大都会のJR(当時は国鉄)のガード下で 焼き鳥屋を営んでいた伊東四郎衛門氏が、良質で身の多い「すずめ焼き」を目指し、筑波山麓の小村で飼育に入った。
氏の飼育方法は、全長10m程もある細長いケージにスズメを放し、ケージの両端に、氏の出身地である山形県産の米、 「はえぬき」、「ひとめぼれ」、「どまんなか」という卑猥な連続命名の優良品種米のみを餌として置いて、常にタイマーで 餌箱の蓋を交互に開け閉めする特殊ケージ(PAT. 特開昭XX−XXXX)で飼育。10年後に下の絵にあるような異常に腿肉が発達した スズメを創り出したといわれている。
残念ながら、氏は、量産を待たずして、ガード下住居撤去反対運動に疲れ過労死し、その際、 100羽程居た「ヤキトリスズメ」は行方不明となった。当時食した人に聞いたところでは、非常に美味だったとか。 また、飛翔力は殆んど無いが、その代わりに走る姿は目にも止らなかったそうである。鳴き声は、「チュチュンガ・・・・・チュン、 チュチュンガ・・・・・チュン、チュン」とのこと。
皆食べられて個体標本は存在しない。また、最近、観察の情報を聞かない。 yakitorisuzume
■探鳥のコツ
不明。
■探鳥特殊機器
備長炭と醤油たれ。醤油たれの焦げる臭いに誘われて寄って来たとか。

  註)学名"cuppedia" は旨い肉の意味。
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2005.11.26 NATURE/HUMOR SERIES NO.4

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第4弾)
■アミハシペリカン (Pelecanus pluvia)
ペリカン目ペリカン科。超大型のペリカンで、雄は翼幅220cm、体重15Kgにもなる。
60年前に学徒出陣の海軍仕官が南大東島の近海で観察したのを最後に消息は不明。
下嘴の袋に開閉可能な小さな穴が無数にあり、餌の魚を捕獲した際、餌の魚と一緒に呑み込んだ海水を速やかに排水することができ、比較的、 餌の捕獲率が高い。また、海面近傍を滑空して海水を袋に蓄え、空中から下の絵の様に海面に散水することで、海面に小魚の群れの擬似効果を演出して 魚を海面に誘い出して捕食するという、特殊な習性を持つペリカンである。採餌力、捕食効率が大きいため大型化したものと思われる。
数年前に、イラン高原の小湖でも本種に似たペリカンを発見したとの情報が寄せられたが、ボケた写真であって、散弾銃で下嘴を撃たれた様な向きもあり、 同定不能とのことであった。鳴き声は不詳。 amihashiperikan
■探鳥のコツ
警戒心が非常に強く、島影の見えない外洋で、朝先ず目、夕間暮れ時に一人乗りのカヤックで乗り出し探鳥する。
ちなみに、某海軍士官は、板切れに掴っての漂流中に遭遇した。
■探鳥特殊機器
透明のこうもり傘。稀にシャワーを浴びることがある。

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2005.11.26 NATURE/HUMOR SERIES NO.5

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第5弾)
■アオレンジャク (Bombycilla cyanosis)
スズメ目レンジャク科。何故、赤(緋)、黄が居て「青」が居ないのか?
日本鳥類学界では百年来の不思議として捉えられていたが、 奇しくも1995年冬のレンジャク類の大量死で発見された。
この発見は、鳥類学者を喜ばせたばかりではなく、自国の国旗の色がすべて揃ったと、在日ルーマニア大使からも、発見法人機関である山種研究舎にお祝いのメッセージと共に、3種のレンジャクが尾羽を合わせたマラムレシュ地方特産の木彫額が贈られた。
死骸からは、多くの木の実が採集されたが、ヤマブドウ、イヌツゲ、ブルーベリー、ムラサキシキブ、コムラサキ等の青い実の種子とヤドリギの青い実しか発見できず、赤、黄色に色付く木の実は好みでは無く、他の種と食性で棲み分けをしているのではと報告されている。
死骸を検査したところ、血液検査結果にて酸欠(チアノーゼ)で死亡したことが判明した。
他の種と同様に群れでの集団行動をするのではとの報告がなされているが詳細は不明。
現在、山種研究舎で調査継続中である。 aorenjyaku
■探鳥のコツ
ヤドリギの実が未だ青い時期に上を向いて根気強く待つしかない。
■探鳥特殊機器
青色ダイオードの照明機器。もしかして役に立つかも。

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2005.11.26 NATURE/HUMOR SERIES NO.6

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第6弾)
■ホコリビタキ (Muscicapa pulvis)
スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科。世界最小、最軽量の鳥類。体長、翼長、体重共に測定不能。
これまで、キクイタダキが体長10cm程で日本の野鳥の中で最小と言われていたが、その比では無い。
春先に大陸から飛んでくる黄砂(レス)の研究を長年やっている、地球科学研究で有名な某国立大学理学部大学院のオーバードクターが、昼間のペンキ屋のアルバイトの次に、夕食の出る家庭教師を終えて、寝に戻って来た研究室で同僚の顕微鏡を覗いて発見したという偶然の経緯があります。新聞発表の際の無精髭を生やした胡散臭い姿を今でも思い出します。と云うのも、瑞鳥庵住人の友人だった(今でもたまに友人ですが)せいでもあります。 その後彼は、専門を地学から生物、それも鳥類学に宗旨替えして、僅かな金子を持って大陸に渡りました。もちろん、生きたホコリビタキを探すためです。
研究室の資料は劣化が進み現在標本は存在しません。その後、友人からは25年間連絡がありませんでしたが、 この「創作珍鳥」を書きだしてから一枚の写真が住人の実家に送られてきました。下の写真がその写真です。 真偽の程は分かりませんが、確かに何かが映っております。
hokoribitaki
■探鳥のコツ
友人の報告によれば、風速15m/sec 程度の西風が吹く日の夕刻に出るとか。良く目を見開いて見ることとか。
■探鳥特殊機器
顕微鏡。

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2005.11.27 NATURE/HUMOR SERIES NO.7

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第7弾)
■シシツグミ (Turdus innovationus)
スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科。8年前に発見された新種のツグミで、成鳥はエリマキシギの様な冠羽を持っている。冠羽は落鳥(鳥が死期を迎えること)時期になると白くなる。幼鳥の時は、頭の両脇の短い冠羽の先端が黒いのを除いて全身が白く、別名「レオ」と呼ばれる。成鳥を「コイズミ」と呼ぶこともある?
DNA鑑定の結果、アメリカ合衆国に住む American Robin の近縁種と同定された。
鳴き声は American Robin とは似ず、大きな声で「ガオー、ガオー」と啼く。鳴き声に似て気性が荒く、同種間での諍いも絶えず、また、縄張り外へも頻繁に遠征する。一夫多妻で、特に元気の良い雌を複数抱える。育雛には変わった習性があり、孵化した雛を巣から落とし、生き延びた雛のみを育てることが観察されている。
同類種の中では、強い縄張りを堅持するが、外敵には弱く、ワシ等の猛禽類の巣の近くに営巣し、外敵からの庇護を受ける例が報告されている。本年度のボランティアを含む某野鳥の会会員による非公式調査では、本年その数を増やし、大きな群れでの傍若無人な集団行動をしているとの報告がなされているが詳細は不明。現在、会員間で分析中である。 shishitsugumi
■探鳥のコツ
地方郵便局屋根か飛行場、または、偶にではあるが東京/靖国神社で観察の機会が期待できる。
全国紙の4面左下欄にても行動の予定が分かる様である。
■探鳥特殊機器
街頭宣伝カー。投票用紙(時期にも依る)。

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2005.11.27 NATURE/HUMOR SERIES NO.8

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第8弾)
■アカジ (Emberiza inefficax)
スズメ目ホオジロ科。前述のアオレンジャクと同様にアオジ、クロジが居て、「アカジ」が居ないと思っていた矢先、この4月に新種「アカジ」確認のニュースが発せられた。アオレンジャク発見の際の在日ルーマニア大使の様なこともあるかと思っていたが、今回、ケニア、マラウイ、バヌアツ等の赤、黒、青(緑)の3色旗を持つ国の駐日大使館からの反応は無かった。
体長16cm、翼長22〜24cm。体色はオオマシコに似るが、胸に短冊型の赤い模様(赤札?)が入る。
鳴き声は、ホオジロ科特有の美しい囀りで、「リィー・・・トラ、イトー・・・ナーシ・・・ッ」と聞こえることから、聴きなしは、「リストラ、配当無し。」とされる。よって、赤い鳥はバードウォッチャーの間で特に人気があるのであるが、残念ながらこの聴きなしのせいで人気は無い。
食性は、粟、稗を好む。また、産卵数は他種と比べては多いほうで、子沢山といえる。ホオジロ科には珍しく、巣箱を利用することが報告されており、巣箱は家型で外見が粗末な作りほどよく、傾けた設置の方が営巣の確立が高いこともその後の観察で判明している。
以前、オオマシコに似た野鳥が集団で金網の目に頭を突っ込んで落鳥していたのが報告されたが、その後の調査で、実は、「アカジ」であったことが判明。集団自殺を頻繁に繰り返す習性があることも判明した。その後発見の報告もなく、現在、学会では新種確認と同時に絶滅種EXへの登録申請を検討中である。 akaji
■探鳥のコツ
人気の無い公園や山間部の道路脇に止っている窓に目張りをした車の中を覗く。
■探鳥特殊機器
決算報告書。

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2006.01.02 NATURE/HUMOR SERIES NO.9

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第9弾)
■カエルハシヅル (Grus frogrostrum)
ツル目ツル科。体長80cm、翼長110cm、且つ、短足で、ツル類の中では最小の部類に入る。
ツル類には珍しく、亜熱帯地方に生息し、タンチョウ同様に日本での繁殖経験がある。個体数は少なく、南西諸島の小島に生息すると云われているが、未だ捕獲調査はおろか、写真撮影もされていない。
成鳥は上嘴の先端に蛙の頭部に似た突起を有し、ヘビ、カエルを餌とする。採餌の方法に特徴があり、背を低くして餌に嘴を近づけ、「コロロロー、ケロロロー」と地啼きの様な小声で囀り、寄ってくるヘビ、カエルを捕食する。
地元では、「ヘビクイ」とか、「カワズッペ」とか呼ばれているが、近年その姿を見かけた住民は居ない。
嘴に突起が出来る鳥には、ペリカン等他にも存在するが、このカエルハシヅルの突起は、鼻腔に似た、と言うか、蛙の目玉と言うか、二つの黒色のマークがあり、突起自体、薄緑色をしていて蛙の顔とそっくりである。
潅木の下の草地に営巣し、通常2卵を孵す。何もそこまでとは思うが、繁殖期には他のツル類と同様にダンスを 踊るが、このツルのダンスは単調で、雌雄が「カエル跳び」をする。また、交尾行動の前には、雄が雌に「河津掛け」をして押し倒して、交尾をすることが地元の古い記録に残っている。 現在、ごく近い将来において絶滅の危険性がきわめて高い種である、絶滅危惧TA類に指定されている。 kaeruhashiduru
■探鳥のコツ
マングローブの根の下に潜り込み少なくとも2週間はじっとして待つこと。
■探鳥特殊機器
空気式で跳ねるゴムのカエルの玩具。

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2006.01.02 NATURE/HUMOR SERIES NO.10

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第10弾)
■サオシギ (Numenius longustalea)
チドリ目シギ科。ダイシャクシギ属で最大のシギ。体長70cm、翼長110cm程。竿の様な嘴の長さはホウロクシギの20cmをはるかに超え28cm程との記録があるが、現在は絶滅種EXに登録されている。
他のシギ類と同様にユーラシア大陸の亜寒帯で局地的に繁殖。中国、日本には旅鳥として春秋に飛来していた。中国は北京南西の易水、日本では水俣湾沿岸が探鳥地として有名であった。
「漁夫の利」で知られる、前漢の書籍「戦国策」にある、易水が舞台の「鷸蚌相争(いつぼうそうそう)」の寓話に出て来る鷸(=鴫/シギ)は、実はこのサオシギであるとの識者の論説が存在するが、詳細は不明。蚌(=溝貝/どぶがい)は、ドブガイ、カラスガイ、ハマグリ等の大型の貝類であり、大型のシギの餌となることからも寓話の鷸はサオシギとする説は妥当性を有す。
日本では、水俣湾の干潟に少数の群れが春秋の渡りの季節に旅鳥として毎年観察されたが、昭和30年前後に、その数が急速に減少し、昭和31年(1956年)4月に最後の1羽が観察されたのを期に絶滅したとされている。
絶滅の原因は、水俣湾の魚介類に含まれたメチル水銀による神経系中毒性疾患障害と推測され、水俣病特有の四肢(鳥の場合は両翼、両脚)末端の感覚障害、小脳性運動失調、両側性求心性視野狭窄、中枢性眼球運動障害、中枢性の平衡機能障害等を引き起こし、鳥類に必須とされる全ての運動感覚を喪失したことによる絶滅と推定されている。
鳴き声は、ダイシャクシギ属の「ホーイーン」、「ホーヒィーン」に似ているが、少し声高に「アーイーン」と鳴き、志村けんの「ばか殿」が発す声に似ていた。 saoshigi
■探鳥のコツ
絶滅種であるが、ホウロクシギ、ダイシャクシギの群れの中で見つかるかも。 ただ、ホウロクとダイシャクの区別さえ難しい。
■探鳥特殊機器
釣竿。デコイに使用。

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2006.01.02 NATURE/HUMOR SERIES NO.11

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第11弾)
■ヨコシマガラ (Parus prisonerus)
スズメ目シジュウカラ科。体長15cm、翼長22cm、カラ類の中では比較的大きく、学術的には、ハシブトガラの変異種とされている。
胸から腹にかけて7本の黒い横縞が入る。また、嘴の周りには逆立った羽毛が密集し、口髭の様態を成す。雌雄異色で、雄には、成鳥になるにつれて両頬に傷状の頬線が出て来て、年を経るに従い、頬線の縦線が増え、5年目の成鳥には5本の頬線が観察されている。また、群れのリーダー格の成鳥には偶に初列風切羽の5枚目が欠けている個体が見られるとの報告もある。
カラの混群には交わらず、少数の群れでその後を追い、ハジブトガラ、ジジュウカラ、ヤマガラ等の捕食した餌を横取りする等、邪(よこしま)な行動をする。また、群れでの諍いが絶えなく、落鳥する個体数も多いとの観察記録がある。生息域は北海道全域に亘るが、局地的であり、網走、釧路、帯広、札幌、旭川に限られ、高い塀に囲われた環境を好むと云われているが、聖域でもあり、未だ捕獲調査も写真撮影もされていない。
巣箱を利用することが報告されているが、効果のある巣箱は、黒のエナメル塗装で、入口にベンツのマークを付けたものが最良とか。
鳴き声は、他のカラ類同様に複雑で、「ツツ、シケイシュー、ジャー」と聴こえる。(左下の絵は、3年目の雄の成鳥) yokoshimagara
■探鳥のコツ
塀の中に少なくとも3年は入ることであるが、道義上お薦めは出来ない。
■探鳥特殊機器
黒のサングラスと金バッヂ。

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2006.01.21 NATURE/HUMOR SERIES NO.12

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第12弾)
■ハタフリフウチョウ (Paradisaea vexillum)
スズメ目スズメ亜目カラス小目カラス上科カラス科カラス亜科ゴクラクチョウ族。驚くほど長い分類名です。
体長22cm、翼長38cm。元来インドネシアはボルネオ島のジャングルに生息する鳥であるが、野鳥写真家の島鼠忠太氏が小笠原諸島にアホウドリの撮影に赴いた際に、僅かに生い茂る熱帯樹の梢で観察したのが日本での初認でありその後観察はされていない。船乗りによる持ち込みか漂鳥と推定されている。
メスは地味な灰青色、オスは全身深緑の光沢色で、胸にはブルーに光る羽毛と頭頂部に蝶の触覚のような一対の冠羽を有す。両翼の先端部初列風切羽5枚の下縁部が赤く、繁殖期には片方の翼を木の枝に擦り付けて羽の表面の赤色を落とし白くする奇妙な習性を持っている。他のフウチョウに見られるように、このハタフリフウチョウも珍しいつがい形成の求愛の方法を持っていて、他と同様にメスに選択権がある。メスがオスに向かって囀り、その囀りに合わせてオスがダンスを踊ると云うのだ。
メスの鳴声は非常に複雑で書き表せないが、鳥の声態学者の説では6種類の鳴声を混ぜ合わせて囀るとのことである。
ボルネオ最期の狩人と言われているプナン族の酋長の話では、このハタフリフウチョウのメスの鳴声には意味があり、「♪〜赤上げて、白下げないで、赤下げて」とか「♪〜白下げて、赤上げて、白上げない」とか長時間に亘って囀り、オスはそれに合わせて両翼を上げたり下げたりする。辛抱強く間違えることなく踊ることが出来れば、メスが後ろ向きになって交尾の姿勢をとるとのこと。
有名な動物学者アッテンボローの観察記録にも無い、珍しいフウチョウである。 hatahurihuutyou
■探鳥のコツ
ボルネオのジャングルに行くしかない。
■探鳥特殊機器
10年前は、タバコ、日本酒、サツマイモ(金時)の苗、トランジスターラジオであった。(何れも酋長への土産)

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2006.01.21 NATURE/HUMOR SERIES NO.13

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第13弾)
■ツボニワトリ (Gallus tsuboniwae)
キジ目キジ科。体長5cm、翼長8cmで、縮尺6分の1(ニワトリの12分の1)の超小型のチャボの品種改良種。
バブルがはじけた後も裕福層に対し、都心では超高級マンションの販売が好調で、億ションとも称される各高級マンションには坪庭までが標準装備された。ヒルズ族の一人であるH氏(故あって、ここではあえて匿名とさせていただく)が購入した物件にも瀟洒な坪庭が付いており、幼少の頃に嵌ったことのある箱庭作りに挑戦し、財にかこつけて京都の宮大工に頼んで縮尺12分の1の古民家を作成して坪庭に設置。趣味が高じて庭先で遊ぶニワトリが欲しくなり、遺伝子操作で有名な韓国の某大学教授に大枚を叩いて生きたミニチュアのニワトリの製作を依頼。見事に二年後に庭に二羽のニワトリを放つことができた。
その後、飼育順調と思われていたツボニワトリ自身は、卵管での卵殻形成時に問題を生じ、通常サイズのチャボ級の卵の形成しかできず、体内内部からの破裂崩壊となって死亡した。
また、某有名教授もクローン技術論文の不正で学会を去り、H氏(ニックネームは「H・・・エモン」とだけ言っておこう)も、今では株の不正操作で唯の「ムイチモン」になってしまい、このツボニワトリの存在は闇に葬られてしまった。
現存するニワトリは、千年ほど前の平安時代に、遣唐使が中国から持ち帰った野鶏に近い「小国鶏」を元に品種改良されたと言われている。また、江戸時代に入り、南方系のシャモ、チャボが移入されて今に見る多種の品種が創り出されたそうである。これは本当の話。
ここだけの話ですが、瑞鳥庵の住人も、リタイアした後には田舎に引篭り「烏骨鶏(ウコッケイ)」をベースに品種改良に励みたいと言っており、出来た暁でのネーミングは唯の「滑稽(コッケイ)」にしたいと楽しみにしているそうです。 tsuboniwatori
■探鳥のコツ
東京六本木あたりの高級マンションに足繁く通うことか。捕まらない様に。
■探鳥特殊機器
生きた扉? 何のことか良く知りませんが、瑞鳥庵の住人がそう言っています。

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2006.01.29 NATURE/HUMOR SERIES NO.14

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第14弾)
■タクミゲラ (Picus carvera)
キツツキ目キツツキ科。体長30cm、翼長50cm、体色はオオアカゲラに似るが大きさはアオゲラ位の新種。
頬、胸、腹にかけて象牙色をしており、頭部にハチマキ状の白線が一周入るのが特徴である。幼鳥の頃はサビが残り、あたかも豆絞りのハチマキに見える。メスは頭頂の赤色部が小さい。生息域は山間部の奥深いブナ林とされているが生息数は少ない。
他のキツツキ同様に大木に巣穴を彫るが、このキツツキの掘った巣穴の入口には、雛が巣口に出やすい様に階段が刻まれている。木の幹に穴を開けて中に生息する昆虫の幼虫やアリを捕食するが、幹に喰痕を残すばかりでなく様々な形のマークを刻み残すことが知られている。
数年前、東京の大学生のアベックが、卒業旅行に某海なし県の深山を訪れた際に、悪いとは思いながらもブナの幹にナイフで思い出のマークを刻んだ。その3年後にめでたく結婚して、再び思い出のその地を訪れた際に見たものは、幹の中腹に掘られた立派なキツツキの巣穴と、その上に刻まれた見覚えのある大きなハートと相合傘のマークであった。
ご主人が、文一単独出版社という野鳥関連の雑誌を発行する会社に勤務して野鳥に大変興味があったことから、このタクミゲラの世紀の発見に至り、気に入ったマークのコピーを刻む習性も同時に発表され有名となった。
発見者のご夫婦は、またも悪いとは思いつつも、同じ木の低位置にある3年前の古いハートマークに突き刺さる愛の矢を刻んで帰路についたが、その後、タクミゲラが巣穴の上のハートマークに矢を刻んだかどうかは定かでは無い。
現在、山種研究舎で調査継続中である。 takumigera
■探鳥のコツ
世紀の珍種発見の扱いにより生息場所含め開示できない。
■探鳥特殊機器
同上の理由により開示できない。

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2006.01.29 NATURE/HUMOR SERIES NO.15

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第15弾)
■オドリシギ (Tringa ipanemaensis)
チドリ目シギ科。体長30cm、翼長50cm、体高48cmでシギ類の中では中型ではあるが、体高がありスマート。
胸に鮮やかな赤い膨らみ状の羽毛を対で持ち体色は翼を除き小麦色をしている。頭には黒い流れるような冠羽と長くて白い頭側線を有す。また、アイリングの上部には濃い紫色が入る。嘴は深紅で長くもなく短くもない。雌雄異色かどうかは定かでない。
日本の南房総白浜海岸とブラジルのイパネマ海岸で観察例が報告されており、同種と推定されている。和名の通り、波打ち際でダンスを踊るような動きをし、白浜で観察された際は、砂上にチャチャチャのステップの様な足跡が残されていたとのこと。日本での観察例はこの一回しかないが、ブラジルのイパネマ海岸では、夏の2月中旬、丁度カーニバルの時期に数羽で群れを作り夕刻にサンバ風のダンスを踊ったとの報告が数例ある。足跡は波打ち際すれすれに残ることから保存、確認が難しい。一説には、音楽が好きで、特に「♪〜Tall and tan and young and lovely ・・・・・」のフレーズのあるアストラッド・ジルベルトのボサノバ「イパネマの娘」を好んだとか。
鳴き声は、他のシギチ同様に複雑で、「Di di do di di do do・・・・・ Aah!」と聴こえたらしい。
現在、オーデュボンソサエティーで繁殖場所、渡りのルート等の解明に取り組んでいる。 odorishigi
■探鳥のコツ
やはりブラジルはリオのイパネマ海岸に行ってみることか。双眼鏡の使用には十分な配慮が必要であることを老婆心ながら忠告しておく。逮捕されて囚獄の危険性有り。
■探鳥特殊機器
CDプレーヤーとCD「The Best of Astrud Gilberto VERVE」 定価3,500円税別。

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2006.01.29 NATURE/HUMOR SERIES NO.16

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第16弾)
■ブラサガリフクロウ (Strix ornatus)
フクロウ目フクロウ科。体長23cm程と報告されており、フクロウ類の中では小さい部類に入る新種。
発見者の報告では、頭部を含む上半身が金色の羽に覆われていたとのこと。
昨年12月下旬に新種発見の報告がされ、現在、山種研究舎にて大々的な調査が行われている最中である。
少し長くなるが、ここでは驚くべき発見の経緯を話さなければならないであろう。そこには人生のドラマが存在する。
東京足立区の町工場の社長が、事業に失敗し、また、懇意にしていた徒町のキャバレーのホステスから3ヶ月になるお腹の子供の認知をせまられて八方塞がりになり、富士の青木ヶ原樹海にて此の世に最期を告げようと考えた。暮も迫った12月23日の金曜日の夜に愛車のBMWで青木が原に向かい、西湖の西に広がる樹海の中に踏み入っていった。死ぬ手立ても選べず恐ろしく寒い一夜を過ごした次の日の夕刻に、奇妙な動物の鳴声で居眠りから覚め、傍らの樅の大木を見上げると、暮れかけた空の明りをキラキラと反射させた電球のようなものが沢山ぶら下がり、「ブラボー、ブラボー」と啼き交わしている。良く観るとなんと奇妙なフクロウの群れではないか。しばし観察をしている間に死ぬことが余りにもつまらないことに思えてきて、再起の思いが漲って来たのは社長本人にとってもとっても不思議であった。所持していた携帯の唯一使える機能であるカメラでその様を撮影し、来た道を暗中模索していた朝方に、捜索願を出していた家族と富士吉田署の警官に発見されて事なきを得た。
事情徴収の際に、このフクロウのことを話し、たまたま富士の奥庭に野鳥観察に訪れていた山種研究舎の研究員がおり、当日に「新種フクロウ発見か?」のニュース報道となった。奇しくも25日、クリスマスの日の出来事だった。
その社長の話により想像図(下の絵)が作成されたが、360度回る頭部をフルに活かせるぶら下りの姿勢は、木の上から獲物を探すのに適していることから進化をしたのではとの研究舎からのコメント付きで、「ブラサガリフクロウ」と命名された。
発見者の社長はというと、診断の結果、遠の昔から生殖機能が無いことが分かり、ホステスは詐欺容疑で逮捕され、一方、この発見が契機となって、フクロウ好きの欧米からクリスマス用のオーナメントとしてブラサガリフクロウのミニチュア作成の依頼があり、現在、今年のクリスマスシーズンに向け、作りきれないほどの注文を受けたとのことである。言うまでも無く、奥さんや家族からは数知れない罵声と体罰が与えられたそうです。(ここだけの話としてやって下さい)
残念ながら、携帯の写真はPCへのダウンロードに失敗し、消失してしまって現存しない。 burasagarihukurou
■探鳥のコツ
クリスマスイブの日に青木が原樹海の奥深いところに入ってみるしか今のところコツは無い。
■探鳥特殊機器
ノクトビジョン(赤外線暗視双眼鏡)と引き返すための長いロープ。

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2006.02.04 NATURE/HUMOR SERIES NO.17

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第17弾)
■ハヤテアジサシ (Sterna concorde)
チドリ目カモメ科。体長60cm、翼長150cm、細長い体つきをした超大型のアジサシ類。
クロハラ、オニ、ベニ等のアジサシ類と同様に、頭部は過眼線を含み頭頂部まで黒色をしている。嘴は幼鳥、成鳥共に黒い。スマートな体形以外に最も特徴的なのは、青、白、赤の3色の派手な冠羽であるが、飛翔時には殆んど見えないとのことである。
生態の詳細は明らかにされていないが、キョクアジサシ同様に北極圏と南極圏の間の渡りをすることが報告されており、ヨーロッパで渡り途中の少数の観察例も報告されている。渡りのルート上に無い日本での観察例は下記の一例を除き今までのところ無い。
2000年7月25日、九州地方の某県に開設予定であった新空港(バブル期に新設され、ジェットが離発着可能な滑走路と10機分のターミナルゲートを備えた空港ビルが今も残る)の敷地内で落鳥していた成鳥1羽を玩んでいた野良猫から空港管理組合員が取り上げたことから初認に至った。ヨーロッパでの観察例からの報告では、飛翔速度は常時300km/h以上でハヤブサよりも速いといわれているが、飛翔時の風切の羽音は「ゴォーゴゴゴゴォー」と大変喧しく、カミナリシギの異名を持つオオジシギのディスプレイフライトの羽音など及びもしないそうである。
話は変わるが、鳥と飛行機は同じ原理で飛んでいる(揚力の基となる翼の"迎え角"は共に6度、"翼面荷重"と"重量"と"巡航速度"には相関があることが科学的に立証されている)ことから、英仏が協調してこのハヤテアジサシの生物的、科学的分析を基に、1962年に調和の取れた超音速旅客機「コンコルド」の開発に着手した。・・・との噂である?
道理で、挙句の果てに騒音まで真似てしまうことになった?・・・・・?
日本での初認個体は野良猫による損傷が激しく冠羽しか残っていなかったが、空港管理組合員が赤い羽根募金の際に持ち出し、残念ながらそれ以来行方不明となっている。鳴声は、騒々しい羽音の下では聞き取りが難しく確定がされていないが、セグロアジサシに似た「ジュウジュウ」とか、「ジュテームジュテーム」とかと聴こえるらしい。
下の写真はフランス/ナント在住の鳥類学者が撮影した飛行写真であるが、なんと!飛行機雲まで出ている?ウソーッ!ホント?
hayateajisashi ■探鳥のコツ
日本での探鳥のコツは無い。春秋の渡りの時期にドーバー海峡辺りに行くことか。
■探鳥特殊機器
照準機付双眼鏡(戦闘気分が味わえます)。耳栓。

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2006.02.04 NATURE/HUMOR SERIES NO.18

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第18弾)
■ヒカリガラス(Corvus luminarium)
スズメ目カラス科。体長50cm、翼長99cmでハシボソガラス大と報告されている。
翼下面側の下雨覆羽と次列風切羽の付け根にかけて両翼が蛍光色に発光する新種のカラス。発光光度は片翼で1cd(カンデラ)程度と報告されている。これは照度と光度の関係式"E(照度)=I(光度)/S2(距離の2乗)"から類推すると2〜30cmの距離で寝室のJIS照度基準に匹敵する20lx(ルックス)程度の照度である。
このヒカリガラスが発見されたのは1996年の6月。発見場所は新潟県上田市近郊。発見者は、ワシタカ、フクロウの撮影で有名な動物写真家の菅崎学一氏で、未だ薄暗い早朝のゴミ収集場所でのタヌキの生態写真撮影用にセットしたデジカメ+センサーによる自動撮影装置での撮影記録であった。(発表された写真を下に掲載する)
発光の原理は解明されていないが、山種研究舎の発表では、長年にわたる防除対策に対抗し人気の無い夜間に採餌する必要にかられ、発光色素または発光細胞を有するように進化したのではないかとの説であった。
この説には反対論者も多く、その一人である某国立大学農学部のカラスの生態研究で有名なG教授は、以下のように解説し、これはただのカラスであると反論する。
『カラスの知能は犬や猫と同等、採餌の時間帯に夜間を追加することなど屁の河童。撮影された写真の分析から、嘴にも発光体が若干残されており、蛍光塗料か何かを自分で塗ったと推測できる。6月の観察時期と、近場に「蛍の里」が存在することから、蛍を採取してその発光細胞を羽に塗ったのではないか。これは、すばらしくひらめきのよい「天才ガラス」の出現である。』と。
どうも女性教授の方に分があると瑞鳥庵の住人は言っておりますが、この地球上の約9千種とも言われる鳥類の中でも最も脳が発達しており、観察記録に残る奇行だけでも、
@人の言葉をまねたり、
Aスベリ台をすべったり、
Bレールに置き石をしたり、
C電線からぶら下がってみたり、
Dクルミを割るために走行する車を利用したり、
Eゴルフボールをキャッチして遊んだり、持っていって隠したり、
F屋根に積もった雪の上をでんぐり返しで何度も繰り返してすべったり、
Gシカのした糞を拾ってそのシカの耳に詰めたり(ウマの糞をシカにでは馬鹿となるが)・・・等、おふざけが過ぎる。
とにかく、貯食の習性から発達した優れた記憶力と学習能力を発揮した好奇心旺盛な「遊び好き」、「おふざけ好き」の習性からは、庵の住人も、さも有りなんと思う次第です。現在、山種研究舎で論争準備中とか聞くが、昨今問題視されているデジカメ写真であることから真偽の判定は苦労しそうである。
hikarigarasu ■探鳥のコツ
5月から6月にかけて全国の「蛍の里」を訪れること。
■探鳥特殊機器
砂糖水。フィルムカメラ。

  註)上記の奇行例は全て事実である。
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2006.02.24 NATURE/HUMOR SERIES NO.19

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第19弾)
■オオアシライチョウ (Lagopus patagoniaensis)
キジ目ライチョウ科。体長90cm、翼長135cmの大型のライチョウ。探鳥の草分であり、日本野鳥の会の創設者である中西悟堂先生の著になる[野鳥ガイド」に記載のあるオホライチョウ(樺太に生息?の大雷鳥)とほぼ同一サイズとされる。
脚が長く、カンジキの役目をする足指も特大サイズで、他のライチョウ類と同様に深い羽毛に覆われる。
2006年1月、有名小説家でもあり「あやしい探検隊」の隊長でもあるS氏により富士山測候所レーダーサイト跡地周辺で成鳥が発見された。この年は、後に「平成18年豪雪」と気象庁が命名したように日本中が43年振りの豪雪に見舞われた年であったが、何故か富士には積雪が少なく、富士山噴火の前兆かと一部では伝えられた。お陰で積雪が少なく、雪洞を掘り身を隠す習性を持っているライチョウの発見は容易であった。
ライチョウ発見の前に、隊員の一人が60cmもある人間の足跡に似た大きな動物の足跡を雪上に発見し、「イエティー?!」と隊長含めあやしい探検隊は大騒ぎになったそうである。というのも、このあやしい探検隊は、1983年に挙行した南米チリのパタゴニア遠征にて、500年程前にマゼランが会った"Patagon" という雪男に似た大足男の存在を知っていたからである。 続くオオアシライチョウの発見で、雪男イエティー?の足跡は強風により大型化したライチョウのものと分かり騒ぎは治まったが、またすぐに珍鳥発見で大騒ぎになったのは言うまでもない。S氏は「これが本当の二度ビックリ?」とどこかのエッセイに書いていた。
その後の目撃報告は無いが、不気味なことに、火山噴火予知防災対策室では今後増加するであろう探鳥登山者に対し自粛をするよう官報に通告を載せている。富士山噴火は近いのか?
「あやしい探検隊」がなぜ冬富士探検登山をしたのかは知る由も無く、まさにあやしい探検である。
ooashiraichou ■探鳥のコツ
やはり、通告を無視して富士山頂に行ってみるしかない。
■探鳥特殊機器
アイゼン、ピッケル、ゴーグル等の冬山登山装備。
瑞鳥庵の住人の冬富士登山経験では、歯の立たない油氷と強烈な火山礫の飛来があり、滑落は即、死を意味するとのこと。
これは脅しでは無く、事実とも言っています。

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2006.02.24 NATURE/HUMOR SERIES NO.20

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第20弾)
■ハチタカ (Pernis mellitus)
ワシタカ目ワシタカ科。体長♂25cm、♀27cm、翼幅 40〜45cmの小型のタカ。目が大きく、胸から下腹部にかけて黒と橙色の派手な横縞模様をしている。食性は同類のタカであるハチクマ(Pernis apivorus)に似ており、ハチの幼虫や蛹を好んで食べる。
変わった習性を持ち、低山の松林にハニカム状の六角形の巣を掛け、通常3卵を産卵するが、卵黄が蜂蜜の味がすることで滋養強壮に効くと心ない人間に採取され育雛数は少ない。
また、ワシタカ類には珍しく短い翼を高速で羽ばたき、「ブーンブーン」と音を立てるホバリングを頻繁に行う。幼鳥の時は「マーヤ、マーヤ」と小声で餌をねだることがあるが、成鳥は殆んど啼かず、ミツバチ同様の8の字飛翔による個体間のコミュニケーションを図っており、特に繁殖期の8の字ディスプレイフライトが圧巻と、昨年、野鳥研究家の蜂谷八郎氏によって某世界的有名科学誌に論文が投稿され話題となった。
卵の乱獲により生息数は極端に少なく、絶滅危惧TA類に指定されているが、過去8年の記録では、北海道渡島支庁八雲、青森県八甲田山、及び、八戸、秋田県八郎潟、及び、八幡平、福島県八溝山北麓、新潟県八海山、千葉県八日市場八街、及び、八千代、埼玉県八潮、東京都八王子、山梨県八代、及び、八ヶ岳南麓、長野県八千穂、及び、八坂、静岡県八高山、愛知県名古屋市八事、岐阜県(郡上)八幡、及び、八百津、富山県八尾、滋賀県八日市、京都府八幡八木、及び、八ヶ峰南麓、大阪府八尾、兵庫県八千代、及び、八鹿、鳥取県八東、広島県八千代、愛媛県八幡浜、福岡県八女、熊本県八代、鹿児島県八重山、そして、岡山県の八つ墓村での観察例が報告されているが、「八」がついても何故か八丈島、八重山列島での観察例はない。
しかし、近年、青森県七戸、岩手県七時雨山、宮城県七ヶ宿、及び、七ヶ浜、茨城県七会、山梨県七面山、岐阜県七宗、石川県七尾、熊本県七城、宮崎県七熊山での観察例が報告され、山種鳥類研究舎の某研究者は、今話題の環境破壊、または、鳥インフルエンザによりハチタカの中枢機能破壊が進んでいるのではとのコメントを検討しているが、内心は七面倒くさくてやって居れないのが事実のようである。いずれナナタカとかシチタカと呼ばれるようになるのかも。8X7=56。語呂合わせもややこしいことである(笑)。
hachitaka ■探鳥のコツ
いうまでもなく、観察例からして、「八」の字の付く地名の場所にある蜂の巣の下で待つことであろう。
■探鳥特殊機器
金冠(キンカン)。

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2006.02.24 NATURE/HUMOR SERIES NO.21

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第21弾)
■ユビナガガン (Anser stipes)
ガンカモ目ガンカモ科。体長72cm、翼幅140cm。マガン、ヒシクイに比して脚が長大で、足指の水かき部が後退し指が長いことからユビナガガンと呼ばれる。ユーラシアの寒帯で繁殖し、日本には冬鳥として少数が渡来する。
昨秋、福井県の若狭で、南下飛翔する10羽ほどの群れが観察され話題となった。群れの全個体が足に木片を掴み、丹後半島に差し掛かる前に一斉にその木片を海上に落としたそうである。
若狭には、昔話として「雁木」の逸話が残されている。特に「雁木を焚く」という行為について説明しなければならないが、これは、北の大地から海を越えてやってくる雁が小枝を口にくわえ、長道中の為にその小枝に掴まって海上で一休みするとのこと。よって、渡りを終えた後には、海岸に小枝が打ち上げられ、それを親孝行の童が拾って持ち帰り、民家の炉火の焚き付けに利用したとの民話である。
この民話を民俗学的に分析すると、かの有名な「鶴の恩返し」的な世界に引き込まれて終わってしまう話となるが、瑞鳥庵の住人を含む迷鳥類学者達が科学的に分析したというか、ただの余興で憶測した結果では、「雁が口にくわえることの出来る木片の径はせいぜい太くても2cm程度。止まり木として雁の約1Kgの体重を海上でささえるためには、せめて4mの長さの木片が必要。雁ではなく他の渡り鳥の仕業ではないか。」と数年前に某月刊野鳥誌にコメントを載せた。
たいていの常識ある学者であれば、民話の世界と端から疑ってかかるものであるが、住人をはじめとする迷学者連は相当おめでたく、且つ、頑固で、某有名民俗学者の雁書による進言を振り切って、頑として発表してしまった。言うまでもなくこの発表記事は不肖に付され反論も無かったことが非常に残念であったそうである。
今回の若狭の観察結果により、雁木はこのユビナガガンが長大な足指に掴んでくることが証明され、収集した数本の軽い雁木も、直径4cm大、長さ1m程のものであることから、アルキメデスの法則に則って計算してもユビナガガンの体重を海上で十分ささえるに足りるものであることを頑張って証明した。
迷鳥類学者達はこの成果に対し、「トロイの木馬」を発見したシュリーマンの逸話を引用し、「言い伝えには真実が隠されている。すべては童心から始まる。」と、大そうなコメントを同じ野鳥誌の今月号に載せている。
yubinagagan ■探鳥のコツ
晩秋の渡りの季節に裏日本の海岸線に行くこと。

■探鳥特殊機器
規格番号:労働省告示第109号
飛来落下物用ヘルメット


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2006.04.29 NATURE/HUMOR SERIES NO.22

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第22弾)
■ホウオウモドキ (Phoenix similis)
目、科、共に不定。体長75cm、翼幅150cm程と伝えられる。
尾羽を除き架空の鳥とされる鳳凰に酷似し、「仙境に棲む華麗な珍鳥」と報告されているが、近代の観察例がまったく無く、現存していたかどうかも今もって不明である。
絶滅種とされているが、孔子の生きていた800年ほど前の宋の時代の書物に、鳳凰の絵に混じり、飾り尾羽を持たない鳳凰に似た鳥として彩色された写生があったとのことであるが、残念ながら元の時代に火災に遭い消失したらしい。また、日本でも、鎌倉時代の書簡に、熊野の仙境に棲む摩訶不思議な鳥としての記載が残されていたらしいが、このホウオウモドキかどうかは定かでない。
熱心なコイン収集家の御仁には既に周知の事実ではあるが、現在、公の場にホウオウモドキの唯一の記録?として残るものに、昭和37年製の十円玉があり、裏面の有名な宇治の平等院鳳凰堂の甍の飾りにホウオウモドキの姿がある。収集家の間では、鳳凰を尾羽が大きく垂れ下がるニワトリの「おんどり」に例え、このホウオウモドキの十円玉を、尾羽が垂れ下がっていない「めんどり」が描かれているものとして、「メスの十円玉」と呼んでいるが、十円玉には変わりない。エピソードとして伝え聞くところによると、これは、鳥類研究家でもあった大蔵省造幣局の某有名技官が、十円玉の型を取るときに、意識してホウオウモドキを掘り込んだとされている。
昭和37年当時は、未だ「日本野鳥の会」が財団法人化されてもなく、この某技官のおふざけに誰も興味を示さず、十円玉の珍事がクローズアップされなかったために、造幣局も市中からの一斉回収をしなかった。もし、当時、うるさいことを言う団体が居れば、回収されて、この世に昭和37年発行の十円玉は存在しなかっただろうし、運良く回収を逃れた十円玉には大そうなプレミアが付き、コイン収集家の間で高値で取引されていたであろう。
下の絵は技官が参考にしたホウオウモドキの想像図で、確かにひらひらとたなびく飾り尾羽は無く、めんどりの尾の様に跳ね上がっている。
hououmodoki ■探鳥のコツ
仙境の存在が皆無となった現在の日本では、探鳥は先ず無理であろう。昭和37年の十円玉を覗いて想像するしかない。

■探鳥特殊機器
虫眼鏡、または、ルーペ(推奨品:PEAK ANASTIGMAT LUPE 7X )


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2006.05.13 NATURE/HUMOR SERIES NO.23

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第23弾)
■チョウシセキレイ (Motacilla metronomeus)
スズメ目セキレイ亜科。 体長21cm、翼幅30cm、体色は日本固有種のセグロセキレイや生息域を拡大してきた外来種のハクセキレイと同様に白黒のモノトーンをしているが、尾の途中に1cmほどの白黒が反転した部分がある。
他のセキレイ属と同様に渓流を含む河川域を生息域とし、ハクセキレイの群れに混じって行動することが報告されている。セキレイ属は例外(イワミセキレイのみが、尾を左右に横に振る)を除いて、長い尾を上下に振るが、このチョウシセキレイは垂直に立てた尾を左右に振ることで容易に識別できる。
名前の由来は、千葉県銚子市で発見されたわけではなく、また、お調子者であるからでもない。この尾振りの動作が調子をとるように見えることから調子鶺鴒(チョウシセキレイ)と命名された。
非生物学的、非科学的、且つ、非人間工学的にも珍説、且つ、愚説であり、恥ずかしくて余り開示したく無い話ではあるが、瑞鳥庵の住人達数人で結成する例の怪しげな学会では、このチョウシセキレイの周期的な尾振り動作等の研究から得た成果として、「動物学的無意識的運動周期論」とかいう論文の発表の用意をしているとのことである。 (此処だけの話)
その論説によると、このチョウシセキレイをはじめとするセキレイ属の尾振り運動周期も、イソシギの胴体上下動周期も、人類の貧乏ゆすりも、はたまた、S●Xの際の無意識的ピストン運動周期にさえも、統一性があり、
「全ての動物の無意識的運動周期は、T(周期)=0.6446S(秒)で表される。」 というものである。
バカバカしくて、測定する気力も無い(S●Xをする気力はあっても)が、ご興味のある御仁は一度測定されてみては如何だろうか。
tyoushisekirei ■探鳥のコツ
ハクセキレイの集団塒を探してその中に尾を立てて横に振るセキレイを探すこと。セキレイは夕刻に集団塒に集まることから暗くて探鳥は難しいが。
■探鳥特殊機器
ストップウォッチ、カウンター

学名のmetronomeus は音楽演奏の際の調子取りに使用するメトロノームのこと。

6 4 4 6 ⇒ む し し ろ ⇒ 無視しろ?
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2006.05.13 NATURE/HUMOR SERIES NO.24

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第24弾)
■センスイツグミ (Turdus schnorkel)
スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科。 体長25cm、翼幅38cm、体色はツグミに似るが黒色が強い。嘴が変わっていて非常に大きく、嘴の鼻孔部がストロー状に突出している。また、眼にはカワガラス、カワセミ類と同様に瞬膜が発達しており、水中に潜ってカワニナ、イシムシ等を採餌するのに適した特徴をしている。日本へは、冬鳥として北海道を含む北日本の山間部の渓流に渡来し、夏季にシベリア北部で繁殖することが報告されているが、生息数は少ない。
嘴のストロー状の鼻筒管を水面に出して呼吸することができ、長時間にわたる水中での採餌が可能である。また、餌となるカワニナ、イシムシ類の殻、小石を砂嚢に貯め消化促進を図るばかりか、水中での浮上防止のウェイトとしても利用している。
ある動物学者の話では、種の生存のための食性分化が進む過程で、水中での高蛋白な川虫を餌とするためにカワガラスの習性を真似て、この様な嘴部の進化を遂げたのではないかという話である。
同属のアカハラの「ヒョローン、ヒョローン」という鳴声にも似ているが、良く響く透明感のある声で「ピコーン、ピコーン」と鳴き、その声は潜水艦の中で聴こえるソナーの反響音に大変良く似ている。
sensuitsugumi ■探鳥のコツ
北海道、東北地方の渓流の氷の張ったよどみに浸かって待つこと。

■探鳥特殊機器
ドライスーツ、水中眼鏡、シュノーケル

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2006.05.27 NATURE/HUMOR SERIES NO.25

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第25弾)
■クゲビタキ (Phoenicurus imperialis)
スズメ目ヒタキ科。 体長18cm、翼幅29cm、オスは高貴な紫色の上半部と白色の下腹部をしており、オオルリに良く似ているが、後ろに大きく反って垂れ下がる黒色の冠羽を頭頂部に有し、メスはこれまた、高貴な萌黄色の体色で、房状に垂れ下がる黒い冠羽を有しており、別名女官ビタキ(ニョカンビタキ)と呼ばれている。
夏鳥として本州の深山に渡来し繁殖するが、一夫多妻制で、3年を超えたオスの成鳥は数羽のメスを従えていることが報告されている。一羽のメスの産卵数は多くなく、通常2〜3卵を産卵するが、育雛の確率は低い。また、オスの繁殖内で最初に巣立ちしたオスの幼鳥のみが種の継承者となり、次に巣立ちする群れの中の全てのオスの幼鳥は無残にも巣から追放され成育を見ない。 しかし、一旦、種の継承者と成り得たオス鳥は、群れのメス鳥達からの給餌を受け、一日何もせずただ梢で鳴いているという優雅な生活を一生送る。
鳴声は、横笛を吹くような甲高い声で「ピーロロ、ピーロロ、ピーロロロー」と囀る。
和名の由来は、オスの冠羽が公家の鳥柄帽子に似ていること、また前述のように、メスの冠羽が女官の黒髪に似ていることから、公家に似たヒタキ(火焚き)=クゲビタキと命名されている。
kugebitaki ■探鳥のコツ
奈良の山奥での観察例が報告されているが情報不足のため探鳥のコツは不明。申し訳ありません。

■探鳥特殊機器
推測であるが、横笛、笙、堤等の雅楽器、又は、東儀のCD。バードコールとして使用する。

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2006.06.03 NATURE/HUMOR SERIES NO.26

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第26弾)
■ジンメンガモ (Anas personas)
ガンカモ目ガンカモ科。 体長63cm、翼長99cm、雌雄同色でカルガモに若干似ているが、背の次列風切の数枚に白色の羽があり、また、大雨覆羽に黒いスポット斑を持つ白色の羽を有す。その外、カルガモと相違する点として肩羽の中央部に赤い羽根を持つことである。全体的に野性味を帯びた美しいカモ。
鳴声は、しわがれた口笛のような鳴き声で、マガモのように「ガーガー、クワックワッ」とうるさく鳴く。
カモ類には珍しく留鳥であり、日本の固有種とされるが、生息域、及び、生息数が限られており詳細な生態は明らかにされていない。水草が密集する開けた湿原、あるいは沼地に住み、通常頭を水に突っ込んで植物を採餌し、水辺から離れた場所に営巣して雛を孵し、幼鳥期は昆虫や軟体動物を餌とすることが報告されている。
関東以北のとある山上湖で発見されたと言うが、他に観察例がなく、おそらく世紀の発見となる珍鳥であろう。
このカモの一番の特徴は、名前の由来ともなっており、水に頭を突っ込んで水草を採餌している様子が、お面が水面に浮かんで泣いているように見えるところである。無防備となる採餌中の猛禽類からの防御としてこのような羽色を備えたとされている。
偶々、瑞鳥庵の住人のフィルムファイル内に、何処で撮影したか住人は明かさないが、このジンメンガモを撮影したフィルムがあり、無断で焼き増して下に写真を掲載したが、見れば見るほど愉快な光景である。
住人の言うところでは、この池には一時期有名となった人面魚(ドイツ鯉の頭部の模様が人面に似ていた)も生息しており、この池のある地方自治体が村興しのために池の名前を「人面池」とし、現在公開に向けて整備中とのことだそうである。
瑞鳥庵の住人の言うことですので、ホラ鴨。ではなく、ホラかも。
jinmengamo ■探鳥のコツ
「人面池」が整備されて公開になるまで待つこと。

■探鳥特殊機器
きっと高い入園料を課せられると思うので現金が必要。
併せて、折りたたみ式の椅子(入園待ちのために必要)


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2006.06.03 NATURE/HUMOR SERIES NO.27

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第27弾)
■カタリドリ(Sturnus novaensis
スズメ目ムクドリ科。体長24cm、翼長30cm。雌雄同色で灰褐色をしているが、雑食性の太い嘴とアイリングは鮮やかな朱色をしている。
その他の外見上の特徴としては頭部の右側が極端に大きい。
低木の生い茂る低山広葉樹林帯に生息する留鳥とされているが、観察記録は殆ど無く、個体数も定かではない。
自然界には他の鳥類の鳴き声を真似る、ムクドリ、モズ、モッキンバード(北米)等の野鳥がおり、他にも、人の物まねをする、オウム、インコの類や九官鳥が良く知られており、総じてこれらの鳥は陽気な鳥としての地位を確保している。
これらの鳥の親分格がこのカタリドリで、一説によると右脳が素晴らしく発達しており、人の長時間に亘る会話をあたかもテープレコーダーで録音したかの様に記憶して、物静かな環境の中で、時として、テープレコーダーの再生よろしく、低い声で繰り返ししゃべって遊ぶという驚くべき習性を持っているらしい。しかし、その低音の鳴き声と、物真似をする会話の内容から、陰気な野鳥の部類に入るらしい。
瑞鳥庵の住人の旧友で、デバガメ趣味の御仁(ここでは先生と呼ぶ)が経験したエピソードとして、下の様な話があるらしい。
先生は、今でもこの話を思い出す度に鳥肌が立ち、身の毛が弥立つ思いをするらしい。後からこのカタリドリの話を聞き、飛び立った鳥のシルエットから、あれはこのカタリドリの仕業と思い込むようにしているらしいが、お陰様で、デバガメの悪趣味はすっかり直った。らしい。
「しかしこの鳥、NOVAに行かなくても、日本全土が津波に襲われた時も海外で十分にやっていける鳥である。」と、また訳の分からないことを瑞鳥庵の住人が言っている。
kataridori ■探鳥のコツ
丹沢地方の藪を探すこと。エロチックな面白い会話の鳴き声を期待するならモーテルの近くの藪がお薦め。

■探鳥特殊機器
ビデオレコーダー
(現認用であるが証明は難しいだろう。
モーテルの側の藪では使わない方が良い。)
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2006.06.11 NATURE/HUMOR SERIES NO.28

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第28弾)
■スカシアマツバメ(Apus stealthia
アマツバメ目アマツバメ科。 体長20cm、翼幅43cmほどで、アマツバメに似ると報告されているが詳細不明。
近年、アマツバメの群れに混じって飛翔している姿らしきものが撮影され、その姿が背景を透かしたように写っていることから、画像分析で実績のある某大学の研究機関に撮影写真の詳細鑑定分析が依頼された。
その結果、生物界の常識を覆すスカシアマツバメの存在が発表され、米国防総省をはじめ大変な話題となった。
飛翔中の姿は透明に近く、且つ、他のアマツバメ属と同様に高速で飛翔するために殆ど肉眼での観察は難しい。進化の過程で、外敵である猛禽類からの捕獲回避の手段としてこの「ステルス性」を身に着けたものと思われるが、生物学的な透明性を帯びる原理は個体捕獲が出来ず未だ解明されていない。
鳥類学者、及び、科学者の所見では、チョウゲンボウが野ネズミの糞尿の発する赤外線を頼りに狩をする様に、猛禽類は赤外線視覚を能力に有して採餌に利用しており、スカシアマツバメはこれを逆手に取って、身体から発する赤外線量を背景の赤外線量同量にコントロールするといった卓越した能力を有しているのではないかとの山種鳥類研究舎からのコメントがある。
一方、英米の科学者達は、「このスカシアマツバメは光の進む方向を制御できる特殊な微細構造を持つ羽を有し、人や猛禽類の可視光の波長に対する「不可視性」を備えている可能性があり、この原理を用いればあの有名な「ハリー・ポッター」に出てくる透明マントの製作も夢ではない。」との論文を2006年5月26日の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
透明マントの製作が可能ならば軍事目的にもマジックショーにも大いに利用できることから、米国防総省とマジシャンの協会から多額の研究費が提供されるとの噂もある。
話を戻すが、このスカシアマツバメのその他の形態や生態はアマツバメに似ていると推測されるが、同属のインドショクヨウアマツバメの様に巣が中華料理の「ツバメの巣」に利用可能かどうかは不明である。
sukashiamatsubame ■探鳥のコツ
先ず、アマツバメの群れを探すこと。日本の識者の知見に逆らわないとすると、コントロール不能なレベルの強力な赤外線を照射してみること。

■探鳥特殊機器
赤外線発行装置、赤外線暗視双眼鏡(以前ブラサガリフクロウの探鳥に使用したノクトビジョン)


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2006.06.XX NATURE/HUMOR SERIES NO.29

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第29弾)
■キジャク(Phasianus pavo
キジ目キジ科。体長110cm、翼幅77cm。大胆なネーミングの様に体色は日本キジに酷似。且つ、上尾筒部にはインドクジャクの飾羽に似た華麗な羽を有し、クジャク同様にメス鳥への求愛ディスプレー(正午の頻度が高いと言われる)の際に大きく広げる。
南西諸島の一島のみに生息し、近年その数を増やしているとの情報があるが、生息する島は個人所有の島であり、興味本位のアクセスを禁じるためと、それ以前に、韓国との領有権問題が勃発する恐れから国家機密上極秘の島に指定されており、国土地理院の地図にもその所在は明らかにされていない。
鳥類学の権威と自称する瑞鳥庵住人の推測によると日本キジとインドクジャクの交配種であろうとのことだが、以前にコウライキジを日本国内に放鳥した際に、日本固有種のキジとの交雑種(下の絵参照)の発生をみたが、極近縁種であっても交雑種には生殖能力は無く、繁殖拡大に至らなかったことから、同じキジ目キジ科であるクジャクとの交雑種であるとも断定できないはずである。
瑞鳥庵の住人は、「日朝問題が上手く行っていればコウライキジとキジの交配繁殖は必ず上手く行くはず。どちらかを拉致して交配させてみるより、先ず日韓の教科書問題から!」と、また訳の分らないことを言っています。
鳴声はキジに似ているが、「ケン、ケン」 とは鳴かず、人を小馬鹿にした様に甲高い声で 「ケチョン、ケチョン」 と鳴く。 また、一部の観察者からは、「キジャクが 『グシケーン、ケーン』 と鳴いたので、同行の具志堅さんが振り返って、『ハーイ!』 と返事をした。」 との笑い話の報告もある。実際にそう鳴いたのかどうかは確証が持てない。
kijaku ■探鳥のコツ
生息する孤島を探し当てること。
Googleマップの衛星写真で地図上に無い島影を探し当て密航する手はある。 衛星写真検索のURLはhttp://maps.google.com/が適当か。
上手く探し当てることが出来たら住人にも連絡されたし。

■探鳥特殊機器
国旗掲揚に使う日章旗
掲揚するとキジャクは太陽と間違えて羽を広げるかも。
いずれにしろ警備隊に拿捕されても良ければの話。
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2006.07.01 NATURE/HUMOR SERIES NO.30

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第30弾)
■ホウキサギ(Egretta laxus-calzetta
コウノトリ目サギ科。体長65cm、翼幅90cm。朱色の嘴と瞳孔を有し、眼の下の耳羽の先端部には外光の反射を遮るためか黒い羽毛がある。体色はアマサギに似るが脚の下部に脛羽と呼ばれるフサフサとした白色の線状羽毛を持ち、脚が箒の様に見えることからホウキサギと呼ばれる。アマサギ同様に近年生息域を世界的に拡大しているともいわれているが、日本での観察例は現在まで鳥取県での一例のみで分類学上は迷鳥とされている。何処から迷い込んだのかは不詳である。
只、中国西部の奥地の露天商で、先に足爪の付いたダストワイパー(埃掃い)が多量に売られていて、このホウキサギの脚を切り取って乾燥させたものとの報告が、例の「あやしい探検隊」から発せられており、中国は四川省辺りに生息の可能性がある。
水深の比較的浅い水辺に脚を浸し、脛羽に寄って来る小魚を捕食する特異な待ち受け型捕食の習性が報告されている。
サギ類の捕食の形態には、大きく分けて @待ち受け採餌型と A積極的採餌型 との2種類があり、併用している種も存在する。
待ち受け型で有名なところでは、傘サギ(佐賀県や中国北京市郊外に生息するカササギとは異なる種)が上げられ、傘サギは、翼を傘状に開いて日陰を作り、そこに集まってきた小魚を捕食する。また、積極型では、コサギもこの類に入り、黄色い脚先を細かに振動させて石や堆積物の下にいる小魚を追い出して捕食する。
最近頻繁に新聞沙汰になるサギ(詐欺)連中は鳥類ではないが、このサギ属に似て、彼らの手口の形態として、待ち受け型と積極型の両方の技を巧みに使用している。
学名の「laxus-calzetta」は、英語に直すと「loose socks」のことで、一時期、日本の女子中高生の間で流行したあの不細工な太い足を更に太く見せる「ルーズソックス」と同じ語彙である。ホウキサギの場合は、脚部が細身でスマートに見える。
通常あまり鳴かないといわれているが、繁殖期の鳴声は、「カー」とか「キー」とか「クー」とか「ケー」とか「コー」とか聞こえるらしい。
houkisagi ■探鳥のコツ
四川省の奥地(もしくはチベット自治区かも)に行くか、観察例が報告された伯耆(ほうき)の国、鳥取県の河川で再飛来を待つこと。

■探鳥特殊機器
ペディキアセット、顔黒化粧セット、携帯プリクラシール etc.(ごめん。これは女高生用でした。)

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2006.07.16 NATURE/HUMOR SERIES NO.31

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第31弾)
■スイチョクビタキ(Muscicapa verticale
スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科。体長16cm、翼幅23cm。体色は雌雄同色で背は褐色、胸部から腹にかけて薄い草黄色をしている。他のヒタキ類と同様に枝先に身体を立てて止まるが、このスイチョクビタキはさらに頭を反らして上空を見上げるような姿勢で止ることから探鳥時の判別は容易である。また、嘴の周りには比較的長い羽毛が生えている。
夏鳥として晩春に南方から渡来し、低地の広葉樹林帯の開けたところに営巣して4〜5羽の雛を育雛することが報告されている。
このスイチョクビタキの特徴はその採餌の動作にあり、他のヒタキ類同様に双翅目、鱗翅目、カワゲラ目、カゲロウ目等の小昆虫を餌とするが、木立ちの上部の梢に止まり、上空を、それも真上を飛翔する小昆虫を見つけると飛び上がって捕獲し元の枝先に戻るという捕食動作を繰り返す。この動作自体は他のヒタキ類と余り相違は無いが、横、斜め横を飛ぶ小昆虫には目もくれないというか目が届かないところにこのヒタキの特徴=弱点がある。

この捕食動作で思い出したのが、中立国スイスの空軍演習の話。瑞鳥庵住人の友人で、長年スイスに赴任されていた某氏から聞いた話しでは、空軍演習の日には垂直に立った飛行機雲が幾筋も見えるとのこと。国土が狭いので、水平飛行距離が稼げず、すぐに垂直飛行に切り替えざるを得ないために飛行機雲は垂直になるとのこと。これは余談です。

話を戻すと、このスイチョクビタキについてのある密猟者の話では、いつも上ばかり見ているので下から近寄っても逃げなく、吸引力のあるDaysonタイプのサイクロン式、且つ、充電式のバキュームクリーナーで下から吸えば、いとも簡単に捕獲できるとのことで、掃除機を開けたら丸裸のヒタキが出てきて、尚も上に向かって飛び立とうとしていたとの話。お陰で生息数は極端に少ない。
人間でも視野が狭い者がおり、上位志向が強いばかりか、自己主張ばかりで協調性が無く、大抵器量は知れたものだが、そういう人気の無い御仁を「スイチョクビタキ」と呼ぶことにしたら如何かと住人が提案しています。
suityokubitaki ■探鳥のコツ
木立の梢に居り、真上にしか飛ばないことから、下から探すことは難しく、高い木の上に登って探すこと。

■探鳥特殊機器
アルミ製の梯子、命綱
及び、墜落時保護用ヘルメット
(規格番号:労働省告示第109号)

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2006.10.09 NATURE/HUMOR SERIES NO.32

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第32弾)
■コモチウズラ(Coturnix pondera
キジ目キジ科。体長20cm、翼幅30cm、体色は雌雄ほぼ同色で薄い褐色の地に白、黒、朱の斑模様がある。キジ科の鳥の中ではめずらしく、東日本で繁殖し、西日本で越冬するという国内限定型渡り鳥で、ヒヨドリ等と同じく留鳥に分類されている。ウズラ同様に、茂みや農耕地などの草地に生息し、地上で昆虫類や穀類などを採餌する。
ウズラが低地の広葉樹林帯の開けたところに営巣して4〜5羽の雛を育雛するのに対し、このコモチウズラは営巣をせず、体内の輸卵管部にある卵室に2卵を保持して孵化させ、孵化の瞬間に総排泄孔から雛をも排泄するという鳥類には珍しい卵胎生の繁殖スタイルを有すことが報告されている。この習性は、抱卵時の外敵からの脅威を避け、確実な育雛を目的とした進化の結果である。
身体のバランス上、必ず2卵を左右に保持するように、輸卵管は卵巣部より身体の両脇に向けて2つに分岐し、それぞれに1卵が保持される卵室を持っているとの解剖検証報告がある。卵を保持した卵室は体外からも目立ち、抱卵中のメスの成鳥のわき腹は大きく膨れてみえることから「子持ち鶉(コモチウズラ)」と呼ばれる。
ウズラの卵の主要生産地である愛知県の、某市の郊外にあるレストランの経営者が、このコモチウズラの人工繁殖に成功し、コモチウズラの塩釜蒸しをメインにした特別メニューを持っているそうであるが、抱卵期のものしか使えず、量産が不能で、今のところ宣伝も出来ないでいるそうである。
瑞鳥庵の住人の話では、そのメニューはNY在住の日系人シェフが考案したものであり、付け出しには、必ず「子持ち昆布」が出てくるそうである。また、その日系人シェフは、米国版TV番組に料理の鉄人として度々出演経験がある有名人とのことである。 下の欄に瑞鳥庵住人が考案した「ローストカイユ(フォアグラとキノコ詰め)」と称するカイユ(ウズラ)料理のレシピを紹介する。
komochiuzura ■探鳥のコツ
愛知県の某レストランを探すこと。又は、ウズラ養鶏場を虱潰しに探すこと。

■探鳥特殊機器
イエローブック
*学名のponderabalanceの意味で、2卵を左右に抱えて均衡が取れていることから。


瑞鳥庵特別提供[ローストカイユ(フォアグラとキノコ詰め)]のレシピ:
(下ごしらえ)
*下腹部に卵を持っているコモチウズラを選ぶこと。これ常識。ウッゥーン?居なかったら鶉でも良しとするか。
*頭と脚を取って逆さに吊るし血抜きをする。このときよく押さえていないと駆けて逃げる。
*羽をむしり、バーナーで小さな羽毛を焼き取り、内蔵を取り出しよく水洗いしておく。
(調理の仕方)
@ マッシュルームかエリンギ、セロリ、エシャロット、ベーコンを8mm角に切り、フォアグラは少し大きめに切っておく。
A バター、塩胡椒と醤油少々で炒め、フォアグラと一緒にコモチウズラの体腔に詰めケツの穴を竹串で縫っておく。
B 体表に塩胡椒を軽く刷り込みオーブンで適当に焼く。時々取り出して酒に三温糖(+醤油少々)を溶かした液を刷毛で塗る。
C 狐色に焼けたら出来上がり。
D Aの煮汁に赤ワインとバター(+バルサミコ酢)を足して煮込んだソースをかけて食べる。
E 付け出しにうずら豆の塩茹でなんかも善いのでは。
*未だ一度も作ったことが無いので、美味かったら連絡してと住人が言っています。
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2006.10.22 NATURE/HUMOR SERIES NO.33

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第33弾)
■フタゴハクチョウ(Cygnus gemellia
ガンカモ目ガンカモ科。体長140cm、翼幅225cm。オオハクチョウに酷似し、個体での識別は難しい。
水面からの飛立ちの際に水泳の自由形(クロール)の様に片翼ごと交互に羽ばたいて離水し、また、飛翔中に雌雄が絡み合い互いに片翼のみを使用して飛翔し、長距離飛翔中には左右を入れ替わることが観察されている。
冬鳥として晩秋に北米大陸はアラスカの極地から山陰地方の日本海沿岸地方に渡来するが、他のオオハクチョウ、コハクチョウが繁殖地と越冬地の間の2000Km余りを途中の中継地を経由して渡ってくるのに比べ、このフタゴハクチョウは雌雄二羽のお互いの飛翔力をフルに使って6000Kmもの長距離を一気に渡来してくることが、この度の山種鳥類研究舎による衛星追跡調査にて確認された。
両翼を交互に羽ばたくことが出来るこのハクチョウは、約9千万年前に現生鳥類が出現して以来初めて観察された鳥類であろうと、世界の鳥類学者の間で進化の過程が注目されているのは言うまでも無い。勿論、現存する地球上の約1万種の鳥類の中でも他に類を見ない。
「フタゴハクチョウ」の命名の由来は説明するまでも無いが、「現在88に分類される星座名は、1928年に国際天文学連合(IAU)の第3回会議にて定められたが、当時、このフタゴハクチョウの存在が分かっていたら星座の命名にも少なからず影響があったであろう。」と、又もや瑞鳥庵の住人が訳の分からないことを申しております。
futagohakutyou ■探鳥のコツ
白鳥渡来時の飛翔群の中を観察すること。
観た人が居たら先ずは乱視を疑ってみること。

■探鳥特殊機器
天体望遠鏡(ふたご座、白鳥座の観察にも使えます。)


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2006.11.23 NATURE/HUMOR SERIES NO.34

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第34弾)
■バッタドリ(Alauda locustas
スズメ目ヒバリ科。体長14cm、翼幅34cm。体色は地味な黄緑色をしており、背に数本の茶の縦筋が入る。
一番の特徴は、発達した腿が体側から後に大きくはみ出し腰の更に上部に突き出していることである。この発達した脚で、バッタよろしく地面を蹴って飛立つことが報告されている。翼は比較的長いが、幅は狭く、飛翔力は乏しいとされる。
また、眼には大きな網目模様のカバーがあり、雑草等の障害物からの眼球被傷を保護をしているのではないかといわれている。
このバッタドリは、昆虫写真家であり、この度、科学分野の優れた写真家に贈られる2006年度のレナート・ニルソン賞を受賞された、粟森 酔(あわもり すい:泡盛で酔うではない)氏により、氏のフィールドでバッタの撮影中に発見された。氏は、「大きなバッタがいたので喜び勇んで追っかけたが、バッタでなく鳥だったので非常に残念だった。」と、鳥類学者が聞くともったいないようなコメントを寄せている。さっすが超一流の昆虫写真家である。何とか庵の住人なら即、野鳥写真家に宗旨替えしただろうに!?
氏の観察報告では、バッタ同様に凄いスピードで跳ね跳び、離床と着地の際には「バン!」と大きな音を立てるとのこと。また、飛翔中に「チキチキ」と鳴き、追っかけていると、「チキチキ、バン!バン!チキチキ、バン!バン!・・・」と何処かで聞いたことのある拍子に聴こえ楽しくなったとも報告している。
生態は未だ持って明らかにされていないが、草叢に穴を掘って営巣するらしい。

battadori ■探鳥のコツ
粟森氏のフィールドである九州地方の草叢を探すこと。

■探鳥特殊機器
手製特殊カメラ。


locustas=Grasshopper(イナゴ)の意。
ちなみにバッタドリの英名はGrasshopper bird
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2007.02.10 NATURE/HUMOR SERIES NO.35

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第35弾)
■バンノウハシガラス(Corvus omnipotensia
スズメ目カラス科。体長60cm、翼幅90cm。体色等特徴はハシブトガラスに酷似しているが、7cmにも及ぶ長大な嘴は複雑な形状をしており採餌に好都合な進化が見られることから「万能嘴鴉(バンノウハシガラス)」と命名された。
作年の夏、東京は夢の島で発見され、暮れにはアメリカ/ニューヨーク郊外でも類似の鴉(CROW)が発見されたとの情報もあるが、夢の島での発見例では、未だ栓がされたジュースの瓶の王冠を開けてストロー状の舌を差し込んで中身のジュースを飲んでいたとのことである。
また、ニューヨークの発見例では、ケチャップの瓶の蓋を回して中に残っていたケチャップを食べていたそうである。
大きな嘴は下の絵の様に、先端はナイフ、中央部は栓(蓋)回し、口元は栓抜きの形状をしており、アメリカでは、有名な携帯万能ツールである「LEATHERMAN」の名前を取って「LEATHERMAN CROW」と呼ばれているとか。英名は「Almighty-billed Crow」。
また、舌は長く、両側を丸めてストロー状の管にすることができ液体を吸う際に使用する。
この鴉の発見は、国際鳥類学会、及び、多くの生物学者に大きな波紋を投げかけたことは言うまでも無く、目下、大きな議論を生んでいる。ダーウィンの提唱した「進化論」においても、進化の時間は少なくとも100万年単位であるものが、僅か数十年の単位で起こり得ると仮定されたことである。なぜなら、王冠が発明されて以来、僅か200年弱。このバンノウハシカラスの嘴は王冠を開けるための進化としか考えられないことからである。まさか、成長の過程で自ら嘴を加工したとは思えないとの説。
この話を聞き、自称鳥類学者の瑞鳥庵の住人はハシブトガラスの「自己加工(DIY)説」を力説し、「鴉を侮るな!」と言っています。
また、住人は、「この鴉で思い出したが、3〜40年前、自動販売機のメーカーが未だ消費者全てを善良者とみなして市中に販売機を導入していた時代に、京都に下宿していた今は亡き親友が栓抜きとストローを持って鴉も寝静まった夜な夜な店先のコーラの自動販売機の蓋を開け、コーラ瓶の王冠を開けてストローで立て続けに2本も空にしていた。」と、貧しくて頭の良い親友の蛮行を話してくれました。
『必要は発明の母。貧困は蛮行の父。』などと、馬鹿らしいことも言っていました。まったくの余談です。
余りにも恥ずかしくて書きたくありませんが、ちなみにこの鴉の鳴声は「アホー、アホー」だそうです。

bannouhashigarasu ■探鳥のコツ
都市部のゴミ集積場に群がるハシブトガラスの中を丹念に探すこと。

■探鳥特殊機器
瓶入りのジュース(推奨:愛媛みかんジュース)
瓶入りバター等。
何れも野鳥保護のために賞味期限内のものが望ましいことは言うまでもない。


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2007.07.01 NATURE/HUMOR SERIES NO.36

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第36弾)
■コバンバト(Chalcophaps magus-lemiscus
ハト目ハト科。体長25cm、翼幅30cm。キンバト類の一種でキンバト以上に希少種である。体色には光沢色の淡青色、淡緑色が混じり、白く大きい頬線が特徴である。 和名の「コバンバト」は、幼鳥期の頭部に扁平な部分を有し、巣立を迎えるまでは羽毛が無く、その扁平な部分が小判に似ていることから「小判鳩」の名がついた。
他のハト類同様に、雑穀類を餌とし、開けた里山を生息域としていたが、羽色がとにかく美しく、中世に錦糸製造のために大量に捕獲され、 現在は殆ど見ることが出来ない。絶滅危惧種TAに登録されているが、近い将来、絶滅種への登録変更は必至である。
ハト類は営巣に無頓着で、決して立派な巣作りをするわけではないが、このコバンバトはそれに輪を掛けて一切の巣材を使用せず、 地面の草株を利用していたと、室町時代の「なんとか草子(名前は忘れたが)」に記載があるらしい。卵数は1個で、育雛場所は外敵からの 攻撃を避けるために固定しないとの学説がある。
特徴は、幼鳥の頭部の羽毛の先端がカギ(鈎)形をしており、また、成鳥の胸部から腹部にかけての羽にはリング状の羽毛繊維が多数存在する。 このマジックテープのような互いの羽毛の特徴を利用して、親鳥は腹に雛をぶら下げて営巣場所を転々と移動したらしい。
成鳥となり、飛翔能力を持つようになると雛の頭部の鈎状の羽毛は脱落して普通の羽毛に生え替わり、親鳥との癒着行動も見られなくなる。
ただ、イヌノフグリ(犬のキン○○の意味の雑草)が実を付ける秋口には、腹部に沢山のフグリの実を着けた成鳥が観察されたそうである。
鳴き声の観察記録は無く不詳であるが、マジックテープを剥がす時の音に似た「ジィャー、ジィャー」というひどい鳴き声であったことが想像される。

kobanbato ■探鳥のコツ
「豆でも撒けば?」と住人は言っていますが、本当は何も知らないらしい。
■探鳥特殊機器
マジックテープ。これは捕獲用です。

学名のmagus-lemiscusmagic-tapeの意

マジックテープのしくみは
下記のクラレファスニング株式会社のHPが詳しい
http://www.magic-tape.com/secret/shikumi.html

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2007.12.30 NATURE/HUMOR SERIES NO.37

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第37弾)
■キナガ(Certhia longus-praestolor
スズメ目キバシリ科。体長15cm、翼幅20cm。キバシリ類の一種と推定されているが、キバシリとは比べものにならないほどの稀少種であり、観察例は近年皆無に等しい。 一説には、ユーラシア大陸北部と北米大陸の一部に生息域を持つと報告されている。
嘴はキバシリに似ず扁平で大きい。体色は木肌と見間違うというか木肌そのもので、 特に雑木と称されるクヌギ科の木肌(樹皮)にそっくりの羽毛を有している。雌雄同色かどうかは定かでない。
命名の由来はその奇妙な食性にある。キツツキ類が幹に穴を開けて捕食するのに対し、「キナガ」は、小甲虫類の羽化したばかりの幼成虫を餌とし、それも、 成虫が木肌に産卵した部位を記憶しておき、初夏の羽化まで飲まず食わずで数ヶ月も待つという変わった食性から「キナガ(気長=気が長い)」と和名が付けられた。 ちなみに米国では、Long-waited Birdと呼ばれているらしいがこれも定かではなく、たまに、Wrong-waited Birdと書いた野鳥誌を見ることがある。
生態は、その特殊な疎食の食性による省エネ型のスタイルから、鳥とも思えない、「鳴かず飛ばず」との報告がある。
「興味ある繁殖の生態についてなど知る由も無い」とは この鳥を研究した例の自称鳥類学者団体の代表者である瑞鳥庵住人の捨て台詞。
日本では西日本の温暖な瀬戸内地方の雑木林で生息が確認されていたが、 中国からの大気汚染物質の飛来による植生の枯渇が原因で、現在は殆ど観察されることがない。
絶滅危惧種TAに登録されている?が、来年にでも、絶滅種への登録変更が 予定されている?これも定かではない。

kinaga ■探鳥のコツ
気長に探すことか?

■探鳥特殊機器
サーモグラフィー(サーモビジョン)
僅かな体温を目当てに居場所を探す道具


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2007.12.30 NATURE/HUMOR SERIES NO.38

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第38弾)
■ケナガ(Aegithalos crinitus
目科等の分類は目下不明であるがスズメ目エナガ科に属するのではないかとの報告がある。体長15cm、翼幅20cm。
体色は茶褐色で、観賞用に改良された巻き毛カナリアほど美しくはないが、羽毛ははるかに長く、まるで毛玉の様に見える。
数年前に発見された新種であるが、希少種であり、生態、生息域については公開されておらず、鳴き声も不詳である。
日本で観察される野鳥で、和名に「・・・・・ナガ(長)」の付く種は沢山存在する。
前出の「キナガ(気長)」の様に生態から命名される種もいるが、身体の部位の特徴から安易に命名されるものが圧倒的に多いことは、視覚による観察が主流であることからも容易に判断できる。
尾羽の長いオナガ(尾長)やエナガ(柄長=尾羽を柄杓の柄に例えた命名)。(サンコウチョウは、その声の良さで安易な命名を免れている。)
脚の長い野鳥も多いが流石にアシナガとは付けれずに、精々セイタカシギとかに留まっているのは、脚の長いツルやサギ類の種類が多いせいであろう。 これは首の長い種に首長(酋長ではなくクビナガと読む)と付けられなかった理由と同じである。代わりにツルとか首の長い種名を使って安易に命名した例も見られ、ツルクイナ、ツルシギ等はこの部類に入る。
また、鳥類の特徴としての嘴(くちばし)に至っては、首と同様に食性によって多様であり、もちろん長い嘴を持った多くの野鳥が存在することから、嘴長(ハシナガ)云々という特別な名を持った野鳥は存在しない。 ダイシャクシギ、サオシギ(オット!これは創作珍鳥でした。)の名に嘴長命名の傾向が若干みられる。
本題の「ケナガ」であるが、他に該当する野鳥が居ないことから毛(羽毛)長として命名されたものらしい。
しかし、である。ケナガネズミとか、野菜に付く厄介者のケナガコナダニ等もその道では「ケナガ」と称されており、『せめて「ケナガドリ」くらいの名を付けてやったらどうだったのか』と瑞鳥庵の住人が言っておりました。

kenaga ■探鳥のコツ
毛糸で作ったデコイを小枝に掛けて飛来を待つ。
■探鳥特殊機器
犬用グルーミンググッズ/荒目のコーム(櫛)
長い羽毛が小枝に絡んで身動きが取れなくなっていたら優しく保護して毛繕いをして放鳥してやって下さい。


学名の"crinitus""long-haired"の意

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2008.04.03 NATURE/HUMOR SERIES NO.39"NEW"

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第39弾)
■チブサカモ(Anas tits
ガンカモ目ガンカモ科。体長50cm、翼幅100cm。カモ類の一種と推定されているが、胸部の肉が盛り上がって露出し、 あたかも人間の女性の乳房に似ていることから「乳房鴨=チブサカモ」と呼ばれることになったらしい。非常に興味をそそられる野鳥であるが、 残念ながら稀少種であり、現在、絶滅危惧種TAに登録されようとしている。
北の離島で生息が確認されていたが、興味本位な如何わしい興行主等に高価に売れることから乱獲され、近年の観察例は皆無に等しい。 生態についても不肖な点が多く、雌雄同型、同色かどうかも定かでない。しかし、イヌイットの伝承によると、このカモはイヌイット語で 「レズビアン」を意味する「○×△□!」と呼ばれていたことが判明しており、想像たくましい某好色自称鳥類学者は雌雄同型、同色と勝手に推測しているらしい。  ただ、某好色・・・学者とは我等が愛する?例の瑞鳥庵の住人、及び、その友人達ではないことだけは付け加えておく。
「通常、氏名を音読する際は、下に来る語を濁音で呼び、この「乳房鴨」の場合は、「チブサガモ」と呼ばれるべきであるが、 「チブサ カモ」と、この「カモ」を濁音で呼ばないのは、単に、胸の突起を「乳房では?」と疑ってみたくなったスケベな前出の某学者がわざと命名したらしい。」と 瑞鳥庵の住人が言っています。 うぅ・・・ん。そう カモ?
チブサカモの写真はかろうじて存在するが、映倫によりR-18(米国ではNC-17)に指定されており公には出来ない。
「数種の亜種が存在し、それらはなかなかに興味をそそる。稀に見る熱烈興奮野鳥種! 貴兄が18以上なら、是が非でも下の枠をクリックして見なされ。」と好色とも疑われそうな住人が言っております。

あなたは18歳以上ですか? ■探鳥のコツ
公開不能
■探鳥特殊機器
これらも公開不能

学名は(Anas tits)
"Anas""Anal"ではなくカモ類であること、
"tit"は乳首のことを示し、"s"は左右対を表す。

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次回の日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第40弾)は
■ネホリドリ(Rallus fossuraを予定しています。
次回をご期待ください。

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