迷鳥キョクアジサシ
(2010年7月24日)
梅雨明けから猛暑が続く折、キョクアジサシが近くの海岸に入ったとのビッグニュースを貰いました。
キョクアジサシは偶に日本の太平洋岸で観察されていますが、日本では迷鳥として正に珍鳥です。
夏休みに入った初日に、猛暑を覚悟して撮影に赴きました。
米国滞在中の1996年の夏に、米国メイン州沖の
Machias Seal Island にパフィンを撮りに行ったときに、営巣中のキョクアジサシに会いました。
それ以来、丁度14年振りの再会です。
Machias Seal Island にはコロニーが存在し、上陸した7月中旬には、そこかしこに孵って間もない雛が居ました。
別に、雛に危害を加えるわけでは無いのに、歩き回る人影が、少しでも近寄る仕草に見えると、親鳥が頭上から攻撃してきます。
島に上陸の際は4、50cmの棒切れを渡され、頭の上で振りながら歩きます。鋭い嘴での攻撃を避けるためです。
キョクアジサシは繁殖期を過ごす北極圏から越冬地の南極圏までの往復約3万数千キロの渡りをするアジサシです。
この小さな体の何処にそんな力が隠されているのか不思議です。
掲載の写真は、当日、朝9時過ぎから午後1時過ぎまで炎天下の海岸で撮ったキョクアジサシの写真です。
米国滞在中に訪れた
Machias Seal Island の野鳥写真は、
瑞鳥庵HOMEPAGE/Photo Gallery/海外編/■アメリカ/メイン州の鳥
に掲載しております。
【テトラポッドの上で休むキョクアジサシ】
機材を担いで浜に降りたら約40名程のカメラマン。お目当てのキョクアジサシは海水浴客が遊ぶ近くのテトラポッドの上で休憩中でした。
【岩礁を飛び回るキョクアジサシ】
餌を探して岩礁を飛び回りますが、魚介類を求めてダイビングする磯遊びの人達が多く居て、
餌を獲ったところは観えませんでした。
【羽繕い】
岩礁の天辺で羽繕いを始めたキョクアジサシです。
流石に短い脚では直接頭掻きは出来ず、なんと、折り畳んだ翼の先端(翼角)に頭を持って行って頭掻きをしました。
【飛び立つシーン】
カーソルで画像に触れると飛び立ちの瞬間が観えます。
最初の写真に戻る時はツールバーの更新をクリックして下さい。
【他の野鳥とのツーショット】
岩礁の天辺にとまったところを狙っていたらファインダー内に
キアシシギが入り、暫くして飛んで行きました。
下の写真はこの磯の常連の
アオバトです。
【飛翔写真】
飛翔速度は速くはありませんが、上下左右に飛び回り、おまけにバックが明るい空と海。
そうでなくても手に負えない飛翔の写真撮影ですが、キョクアジサシの特徴である長い尾羽と翼先端の黒い筋模様を
何とか写真に収めることが出来ました。
【磯遊びの人達と】
人を警戒しないのか磯遊びの人達が3〜5m程に近寄っても逃げませんし、近くの岩礁にも降り立ちます。
|HOMEPAGE TOP|