| いじめ研究室 いじめ考察 |
| いじめ相談掲示板| いじめ事件考察 | いじめ対処法 | 自殺| 偏見 | 人間関係 | 幸福について | 書籍 | コラム |
● 無理やり敵を作りたがる心理 オタクへのバッシングが、ネットやテレビなどで、たびたび巻き起こります。 いつも思うのですが、オタクの一体、なにが問題なのでしょう? 実は、問題は問題化されたときに、はじめて問題になるのです。 オタクの人たちというのは、当然ながら犯罪者ではありません。 それどころか、まっとうに仕事をして生きている人たちばかりです。 しかし、彼らは、フィクションの世界に逃げているから気持ち悪い、 二次元美少女ばかり追い求め、現実の女に声をかけられない腰抜けだと揶揄されます。 現実と空想の区別が付かないので、そのうち幼女を誘拐して、いかがわしい行為をするだろうとも言われます。 現実には、オタクに性犯罪者が多いなどという統計が無いにも関わらずです。 しかも、オタクをバッシングする人たちは、自分たちを良識ある市民だと思っているので、始末が悪いです。 何の罪も無い人間を無意味に攻撃することに、良心の呵責を感じないどころか、正しいことであるとすら思っているのですね。 なせ人間は、問題の無いところに無理やり問題を作り、 ある特定の集団を悪と断罪して、バッシングしてしまうのか? これは不安から逃れたいためです。 もともと、人間は危険な外敵から身を守るために集団を形成してきました。 自然界では外敵がいるのが当たり前だったのです。 この防衛本能が、平和な文明社会では逆に仇になっています。 敵が攻めてこないか、攻撃されないか、無意識のうちに不安になってしまうのです。 「常に誰かをイジメてないと、自分がイジメられそうで不安」 「常に仮想の敵を作って、その敵に対する攻撃準備をしておかないと不安」 「常に悪を作って、自分を正義の側に立たせていないと、悪と断罪されそうで不安」 本能に根ざした、いつ外敵から襲われるかわからないという恐怖は、 外敵を攻撃することでしか解消することができません。 人間は、不安から逃れるために、無理やり集団内に敵対集団を作り、それを攻撃するのです。 攻撃される前に、先制攻撃をしてやれ! というわけですね。 敵を攻撃している時だけは、自分の身を蝕む恐怖や不安から逃れられ、心の安息を得られます。 改めて問いましょう。 オタクの一体なにが問題であるのか? ひきこもりの一体なにが問題であるのか? ニートの一体なにが問題であるのか? オタク趣味など、本人と周囲が気にしなければそれだけのこと。 これは、ひきこもりでも、ニートでも同じです。 ただそれだけのことなのです。 それなのに、オタクはおかしいと決め付けて、わざわざ 「お前は、気持ちの悪い。人間の屑だ」 と言ってニヤニヤしているのは、いじめられる前に、いじめる側に回りたい腰抜けの行為であり、そこに正義になど無い訳です。 なので、もしこのような攻撃を浴びても、自分が劣った人間だとか、悪い人間だとか思わないことです。 そんなことを思えば、いじめを行う人間の思う壺です。 『いじめ研究』の目次へ戻る トップへ戻る▲ページの先頭へ |
|||