いじめ駆け込み寺 いじめ解決法・逃亡編
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意地を張らず助けを求める

私の知り合いの女性は、ネット上にサイトを開設したのですが、
些細なことから掲示板を荒らされ、誹謗中傷のメールを受けるようになりました。

他人からの中傷というのは、被害者に想像以上のダメージを与えます。
見ず知らずの人が自分に悪意を持っていると考えるのは、恐ろしいものです。

彼女は、悩んだ末に掲示板を閉鎖したのですが、不思議なことにメールアドレスだけは、
「ここで連絡先まで消したら、荒らしに負けたことになる。私はあんな人たちに負けたくない」
と言って、そのまま公開し続けました。

案の定、中傷メールはその後も届き、彼女は精神を病み、最後は折れてサイトを閉鎖することになりました。

もちろん、彼女には非の無い不運なできごとだったのですが、
たった一つだけ対応を間違えたと思うのは、メールアドレスをすぐに消さなかったことです。

メールアドレスを変更し、それ以後、サイトに公開しないようにすれば、
中傷被害からすぐに抜け出せたと思うのですが、彼女は負けず嫌いだったため、それをしませんでした。

いじめられている人間には、プライドがあるのです。

いじめられていることを、親や先生に相談したくない。
あるいは、自分ひとりの力で立ち向かってしまい、結局、いじめ抜かれてしまうというケースが一般的です。
いじめに会った場合の最大の対処法は、

いじめている人間の側に行かないこと。
周囲の人に助けを求めることです。


例えば、部活の中でいじめが横行しているのなら、その部活はやめてしまった方が、本人のためになるのですね。
しかし、せっかく入ったのだから、最後までやり抜きたい、いじめに負けたくないと、意地を張ってしまい、
最後の最後までいじめ抜かれて、最悪の思い出しか残らなくなるということが多いのです。

助けを求めるのは負け犬のやることだからと、親や教師に相談しない人も多いです。
チクったら、さらにいじめ被害が増えるから、という理由もあるでしょうが、
チクらなくても、いじめはエスカレートするので、結局は杞憂です。
また、いじめる側は、親や教師が介入してくると、非常に困るわけです。
何をどう言い繕ったところで、いじめる人間の方が悪いに決まっているのですから、
なんからの罰を受けるのは目に見えており、これをもっとも嫌います。

いじめ被害に会ってしまうと、こういった冷静な判断ができなくなり、ついつい最悪の道を選んでしまいがちです。

しかし、逃げるが勝ち、という言葉もある通り、戦っても勝ち目がないなら、
その場から立ち去るか、助けを求めるのがもっとも効果的な対処法です。
いじめがどうしても無くならないのなら、転校や退職は、英断であると言えます。
つまらない人間のせいで人生を台無しにされるのは、もったいないので、
つまらない人間のいない場所に移ってしまいましょう。



逃げるが勝ち

逃げるが勝ち、と聞くと、「逃げるなんて良くない! 悪いのはあちらなのだから、逃げずに戦うべきだ!」
と主張される方もいるでしょう。

しかし、逃げるというのは、自然界では当たり前の生存戦略であり、なんら恥じることはありません。
草食動物は肉食動物に襲われたらみんな逃げます。


兵法には「三十六計逃げるに如かず」という言葉があります。
計略はたくさんあるけど、困ったときはあれこれ考え迷うより、機を見て逃げ出し、身を安全に保つことが最上の方法である。
身の安全を計って、後日の再挙を図れ、ということを教えたものです。

いじめっ子の中には、逃げようとする者に対して「逃げるのか卑怯者!」と挑発する者もいますが、
これは逃げられると困るので、逃げ道を塞ぐための戦略です。
むざむざ、敵の戦略に乗せられる必要はありません。堂々と、いじめ集団からグッバイしてしまいましょう。


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